3号機は「核爆発による水蒸気爆発」
3号機の爆発はですね、爆発の直前に
黒い煙がでました。
そして1秒立たない間に、
真っ赤な閃光が見えました。
その1秒の範囲で
上空まで黒い煙を噴き上げたんですね。
これをどう解釈するかです。
「水素爆発」はこんなことは起こしません。
先ほども言った「水素爆発」っていうのは
1号機のようにボワッと膨らむんです。
ボワッと膨らんで膨張するから白い雲になるんです。
断熱膨張のように冷却するから白い雲になる。ボーッと噴き上げましたよね。
その前に赤く閃光が光りました。
真昼間に赤い閃光が見えるというのはどういうことか。
とんでもない温度にそこの部分がなったということです。
水素爆発の段階でそんなことなるわけない。
白い煙で隠れてしまって、そんなの見えない。
従って、これは何かと…。
これは「核爆発」です。
「核爆発」…どうしてそんなことが起こるのかというと
使用済み燃料が崩れて、そこで「臨界」になって…
つまり、使用済み燃料は重いですから
重い物で押さえつけて「臨界」になった時に核爆発を起こす。
そして、そこで核爆発したのが
上の色んな物に反射して、真っ赤に見えたということですね。
これはチェルノブイリ原発事故です。
チェルノブイリ原発事故というのは「核爆発」です。
核爆発はそれだけだと真っ赤になるだけで大したこと(威力)はないんですが、
問題はそこに水があるということです。
水は水蒸気になります。水蒸気爆発です。
「核爆発による水蒸気爆発」です。
それが噴き上げると…
これ、火山
(活動による水蒸気爆発と同じようなもの)です。
火山というのはマグマが水たまりの中に、こぼれ落ちることをいう訳ですね。
するとそこで水蒸気爆発…つまり水蒸気が大量に発生して火山が爆発する。
火山における水蒸気爆発の模式図。地下水にマグマが貫入することによる水蒸気爆発。(
出典)
([注]「マグマ水蒸気爆発」の原理ことを言っているようです。
「マグマ水蒸気爆発」についてはこちらのサイトをご参照ください)
» 続きはこちらから