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ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 外伝40 ― 暗躍していた英国秘密スパイ団

 このユダヤ問題のポイント(近・現代編)の最初からずっと私の念頭にあったのはロスチャイルド家でした。
 このシリーズを始めるきっかけとなり、開始時に「主に用いる二つの文献資料を紹介」として提示した「シオニストユダヤからの内部告発」と「元ソ連外交官が語る「ロシア-ユダヤ闘争史」の全貌」、この二つの資料は、それぞれイスラエル建国の実体とロシア革命の実体を伝えるものでした。そして、イスラエル建国とロシア革命を背後から操っていたのがロスチャイルド家だったからです。
 ただし、執筆を重ねていく内に気になってきたのが東インド会社と英国秘密スパイ団のことでした。東インド会社については、既に度々取り上げていますので置いておきます。
 英国秘密スパイ団について、1600年以降起きた世界的事件の背後には、常に英国スパイの影がちらつくので気になったのです。具体的には世界を揺るがしたサバタイ・ツヴィの「メシア宣言」、ところが裏を見れば、サバタイ・ツヴィの父親はどうやら英国スパイ団の現地エージェントだったのです。このような具合に、です。
 米革命戦争、そしてフランス革命にも英国秘密スパイ団はやはり暗躍していました。当時、英国秘密スパイ団を統治していたのがシェルバーン卿です。
 ネットでは、ロスチャイルド一族とシェルバーン一族を比較しどちらが支配者か?といった議論を散見します。しかしこの議論は当時に限ってはあまり意味はなさそうです。なぜなら当時ロスチャイルド初代もシェルバーン卿も「表のイルミナティ」に所属していたと見て取れるからです。
 ただし、その後ロスチャイルド家は「裏のイルミナティ」に転じていたりするので、そうことは単純ではありませんが・・・。
(seiryuu)
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ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 外伝40 ― 暗躍していた英国秘密スパイ団

「用済み厄介者は始末せよ」 ~始末されたハミルトン、ロベスピエール


ロスチャイルド初代を中心とする国際金融団の思惑通りに、新国家アメリカに中央銀行「第一合衆国銀行」が設立されました。1791年のことでした。

この頃フランスでは「革命の陰惨な狂気」が既にフランス全土を席巻していました。アメリカでの中央銀行設立に奔走し実現させたのがアレクサンダー・ハミルトンです。

アメリカ合衆国10ドル紙幣(SERIES 2004A)に描かれた
アレクサンダー・ハミルトンの肖像画
Wikimedia Commons [Public Domain]

彼は米国初代大統領ジョージ・ワシントンの「革命戦争」時の副官であり、米国初代財務長官でもあったのですが、ロスチャイルド初代の意志を具現化するための代理人だったのです。

彼は1801年に「米国最古の日刊紙ニューヨーク・ポスト紙やバンク・オブ・ニューヨークを創業した」(「ウィキペディア」記事より)のです。これもロスチャイルド初代の意志である「通貨と情報支配」の米国における実現の一環でしょう。

しかし、この忠実なロスチャイルドの代理人ハミルトンは1804年に殺害されます。トーマス・ジェファーソン政権下の副大統領であったアーロン・バーとの「決闘で射殺」されたのですが、これは「始末された」と見るのが適当でしょう。『闇の世界史』は159頁に次のように記しています。

「ハミルトンは「知りすぎていてもはや信用できない」と、国際銀行家に目をつけられたのかもしれない。彼はアーロン・バー(という名の処刑の専門家)に決闘を挑まれ死亡した。」

アレクサンダー・ハミルトンとアーロン・バーの決闘(1804年)
Wikimedia Commons [Public Domain]

はかりごとの実行当事者が用済みとなり「知りすぎた厄介者」となれば始末する。この「用済み厄介者は始末せよ」の典型的な一例です。

同様にハミルトンに先立つ「用済み厄介者は始末せよ」の典型があります。フランス革命で1793年にルイ16世、マリー・アントワネットをギロチンに送りこみながらも、翌年1794年に自らもギロチンで断首された、マクシミリアン・ロベスピエールです。

ロスチャイルド初代の代理人としてフランス革命を指導したのはヴァイスハウプトです。そのヴァイスハウプトの手駒がジャコバン党党首、つまり外見上はフランスでの権力の頂点に立って恐怖政治を断行していったロベスピエールでした。彼がギロチンに送られる過程を『闇の世界史』は136頁に次のように記しています。

「「(1794年)7月28日、ロベスピエールは国民公会で長い演説を行った・・・」・・・ロベスピエールは語りすぎた彼は意図的に顎を撃たれ、沈黙を余儀なくされ、翌日には断頭台におくられた。こうしてフリーメーソンがまた一人、知りすぎたために、始末された。」

編集者註:ギロチン台の下の顎にハンカチを巻いている人物がロベスピエール

【閲覧注意】こちらの動画は、ロベスピエールがギロチンで処刑される映画のワンシーンです。当時のフランス社会を覆っていた「狂気」がよく表現されてはいますが、相当残酷です。

「用済み厄介者は始末せよ」、この命令は後のロシア革命でも遺憾なく発動発揮されました。本編で記した通り、最終的にはスターリンがそうであったのですが、ロシア革命の実行者はトロッキーを始め悉く暗殺されています。病死とされるレーニンも実際は実質としては暗殺でしょう。

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19/4/22 フルフォード情報英語版:ドイツの第四帝国が崩壊する中で、中国はダイムラー・ベンツやドイツ銀行を獲得する構え

 今回も、「欧米は一致団結しないと、このままじゃ中国が世界の中心になっちゃうよ?」という内容です。中国にも、中国版のNWO(新世界秩序)を目論む旧式の発想の派閥がいるそうですが、「今までと比べたらマシ」では真の改革ではありません。中国だけでなく、世界中の叡智を結集させられるよう、欧米には頑張って頂きたいものです。
 ただ気になる点が一つ。どうもフルフォード氏の情報源である皆々さんは、イシス女神=善でハザールマフィアの敵、と位置づけているようです。
 ですが竹下雅敏氏は以前、「イシス……と夫のウシル(オシリス)は神だと言って差し支えありません。……残念ながら、イシスもオシリスも現在は消滅してしまいました。」と書いていました。
 そして「イエスの時代、エジプトからイシスの秘儀をもたらし、イシスの代理人としての立場にあったのが、マグダラのマリアです。彼女は霊能力があり、当時からアセト(イシス)と通信を取っていたようです。」とあるように、イシスと繋がっていたマグダラのマリアも、更には聖母マリアも悪魔崇拝者でした。また「おそらく、パリのノートルダム大聖堂でも悪魔崇拝の生贄儀式が行われていたと思われます。」とのこと。
 なのに良識派ですらここまで根深く洗脳されているとなると、欧米が本当の意味でカバールから自由になるのは、相当難しそうです。
(Yutika)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ドイツの第四帝国が崩壊する中で、中国はダイムラー・ベンツやドイツ銀行を獲得する構え
投稿者:フルフォード

ハザールVS女神


ドイツとそのEU第四帝国政権は周りを囲まれ、崩壊に直面している。巨額の借金と民衆の抵抗が、占領下のフランスやイタリアで起こっているせいだ。その結果、ドイツは家宝――ダイムラー・ベンツ社とドイツ銀行――を中国へ売りに出す必要に迫られるかもしれない、と日本軍の諜報部や其の他の筋が言っている。

ノートルダム大聖堂はモレク(バアル、セト、サタン)への供物として燃やされた。迷信家のEUのハザール悪魔主義者連中が、どうにかして自分たちの命運をひっくり返そうと必死に足掻いていたのだ、とP2フリーメイソン筋は言う。

こういった悪魔主義者の迷信じみた発想は、ふつうの人々には理解しがたいものだが、奴らは基本的に、とある女神に対する戦いの渦中に自分たちが置かれていると考えているようである。

だからこそ奴らは「ノートルダム」つまり「我々の貴婦人」を焼くことにした。マリアのことだからだ。マリアとは、ようは女神イシスのキリスト教での名前で、【イシスとは】子どもがセトすなわちサタンを倒せるようになるまで育てた女神だ。

ツイートはシャンティ・フーラが挿入

同じくこの迷信じみた理由から、奴ら悪魔主義者はおぞましきテロ組織を作り出し、ISIS【※「イスラム国」の略字「アイシス」はイシスと同じスペル】を呼び込んで、人類の心の中からこの女神への支持を弱めようとしたのだ。

【彼らが】ノートルダムを生贄にすることで期待していたのは、ヨーロッパや世界の心情をドイツ・ロスチャイルドの奴隷エマニュエル・マクロン大統領のもとで一つにまとめること。ちょうどアメリカ人が、9.11の後でジョージ・ブッシュ・ジュニアのもとに集結したのと同じだ、と同筋は言う。

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19/4/23 ソルカ・ファール情報:ヒラリー・クリントンを徹底的に破滅させるべく、トランプ列車がウクライナを玉砕

 トランプさんが大統領に就任して以来、というかそれ以前からそらもうしつこいほどに続いていた“ロシア疑惑”ですが、そこから本物の「ウクライナ共謀事件」が暴かれてしまいました。ということでウクライナの大統領選は、真相暴露に向けた一手なのです。
 ただし国会議員の選挙は秋なので、ゼレンスキーさんはポロシェンコ寄りの国会を前に、当分の間は難しい舵取りを強いられそうです。

 実は4月18日にトランプさんが、またまた『ゲーム・オブ・スローンズ』のポスターになぞらえたツイート出してきて、なんでそこまでこのドラマ好きかなー? と首を傾げておりました。で、どうやらCIAがファンタジー世界へ鞍替えしたことが判明。この世には居場所がないんですね、御愁傷様です。そしてソルカ・ファール女史、ナイスな記事です。
 さあウクライナを皮切りに、さくさく壁の向こうのゾンビを切って切って、切りまくりますよ~。
(Yutika)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ソルカ・ファール情報:ヒラリー・クリントンを徹底的に破滅させるべく、トランプ列車がウクライナを玉砕
転載元)
投稿者:ソルカ・ファールより、西洋の読者へ

Sister Maria Theresa


【※記事内には貼っていませんが、同サイト自己紹介頁からシスター・マリア・テリーサの写真です。】

ウクライナが正気に戻る!


本日クレムリンに出回っている【ロシア連邦】外務省MoFA)の新報告書は、色々と考えさせられる内容でした。その中で日曜日ウォロディミル・ゼレンスキーが次期ウクライナ大統領となるべくペトロ・ポロシェンコ圧倒的大差で勝利を収めたことに言及し、幻想を抱いている訣ではないものの、ドミートリー・メドヴェージェフ首相は和平が可能だと見ておりセルゲイ・ラブロフ外務大臣も同様に感じている、と述べていました。

――この驚異的な選挙結果で最も恩恵を受けるのは、プーチン大統領トランプ大統領です。

――両者共に、すぐさまゼレンスキーに電話して、祝辞を伝えました

――というのもゼレンスキーの勝利は、オバマ゠【ヒラリー・】クリントン政権がウクライナに押し付けた、国を分断するエスノナショナリズム的【つまりナチズム的】な諸々の政策が完全に拒否されたことを意味しており、今まさに“仕返しする時”が巡って来たのです。

――その標的の中心はヒラリー・クリントントランプを破滅させるべく2016年アメリカ大統領選挙に干渉しようと、ウクライナと違法な共謀を行なった人物です。
[註:この【英文】リポートで引用されている【ロシア語の】一部の単語およびまたは言い回しは、完全に対応するものが【英語に】存在しないため、そのロシア語に相当するおおよその英語【訳】となっております。]

画像はシャンティ・フーラがツイートに差し替え
ドナルド・トランプ大統領(左)は、左派グローバリストのエリート勢に対してウォロディミル・ゼレンスキー(右)が、国民主義的ポピュリスト勢力による見事な勝利を収めた旨を祝福しました

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すでに悪人の魂は滅ぼされており、地球をポールシフトや津波で一掃する必要はなく、放っておいても、地球は魂のある善良な人たちだけの楽園になっていく

竹下雅敏氏からの情報です。
 1時間26分のビデオの最初の5分の1を訳したものだということです。動画では、コーリー・グッド氏やディビッド・ウィルコック氏が、カバール(陰謀団)と戦っているアライアンス(地球同盟)について語っています。ディビッド・ウィルコック氏によれば、同盟は世界の大多数の国の政府、その軍隊、そして、アメリカの軍情報部共同体からなっているとしています。同盟の目的は、カバールの人口削減計画という狂気の沙汰を止めることにあるということです。
 秘密の宇宙プログラム(SSP)によって、地下にはすでに都市が作られており、月や火星といった様々な場所にいくつもの基地が存在しているとのことです。トランプ大統領も、こうしたことのかなりの部分を知っているようです。
 別の動画の情報ですが、ディビッド・ウィルコック氏は、Q+はトランプ大統領自身だと断言していましたので、トランプ大統領の言う宇宙軍は、フリーエネルギーに代表される秘密の宇宙プログラムの数々の技術を、地上に降ろすためのものだと考えているようです。
 コーリー・グッド氏は、以前から、地球同盟のハイレベルな情報源から情報を入手していると言っており、最近では、ディビッド・ウィルコック氏やマイケル・サラ博士も直接情報をもらっているということなので、この分野の彼らの情報は極めて重要なものだといえます。
 記事では、ディビッド・ウィルコック氏が、ピート・ピーターソン氏から、同盟が2009年に大量逮捕を計画したことを聞いていたと言っています。現在、この大量逮捕がまさに行われようとしている状況にあると言えるでしょう。
 それにしても、コーリー・グッド氏らの言動には、若干矛盾を感じる部分があります。大量逮捕、フリーエネルギーなどの先進技術の公開といったことに、トランプ大統領や同盟が尽力している様子はわかるのですが、彼らが警告している近いうちに来るというソーラーフラッシュとそれに続くポールシフト、そして巨大な津波で、カバールが何もしなくても地球の人口は勝手に減るのではないでしょうか。また、このような大惨事が起きれば、今行っているトランプ大統領や同盟の努力は、何の意味があるのでしょう。
 何もしないでこのまま放っておき、地球が津波で一掃されて、わずかに生き残った人々をETたちが救済に降りてくる。ほんの一部の人たちだけが、地下や宇宙に逃げて生き延びるということになります。
 この様に考えると、今、同盟がカバールと死闘を繰り広げているというのは、2012年12月21日に何かが起こると言い続けて結局何も起こらなかったのと同様に、彼らが騒いでいるソーラーフラッシュ、ポールシフトなどが何も起こらなかった時の保険として戦っているということでしょうか。それとも、自分たちが気に入った人間だけ生き残らせようというのでしょうか。もし、後者なら、地球同盟の一見英雄に見える人たちも、カバールと似たり寄ったりの本質的には悪人だということになるでしょう。
 私は、もっと簡単なことを言っています。すでに悪人の魂は滅ぼされており、彼らが輪廻転生するということはありません。なので、悪の再生産は無いのです。地球をポールシフトや津波で一掃して、善人も悪人も一様に滅ぼすなどという乱暴なことをする必要はなく、放っておいても、地球は魂のある善良な人たちだけの楽園になっていきます。そうした輝かしい未来が早く来るか遅くなるかは、私たちの心の在り方次第です。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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インターネットがあなたに見せたくないビデオ:D・ウィルコックとコーリー・グッド
Greatchain
2019/04/22
 
例によってこれは、1 時間 26 分のビデオの、最初の約 5 分の 1 を訳しただけだが、注目すべきところが沢山ある。(中略)… 特に面白いのは、トランプ大統領が、ウィルコックの Cosmic Disclosure に 2016年の選挙戦の時点で、興味を持っていたらしいという指摘で、それを思わせる彼の短いスピーチが最後に引用してある。そして彼の言う「宇宙軍」Space Force の意味が(中略)… 新しい宇宙的方向(無重力や宇宙旅行、地球の救済のような)へ、人類を導くためのものだと説明している。
(中略)

動画はシャンティ・フーラが挿入
(中略)
司会者:最近、過去数か月ほど、ドナルド・トランプは、米宇宙軍について話しています。あなた方 2 人は長い間その話をしてきました。なぜ大統領は、今それを口にするのだと思いますか?
 
コーリー:私はこの一年ほど、Alliance(同盟)について話してきたが、Alliance というのは、陰謀団と戦う、ゆるく結合した人々の集団からなっている。 「同盟」はいわば、「部分的開示」partial disclosure を目指して進んでいこうと取り決めをしている。これは、ある種の技術について、我々の歴史のある部分について、我々を教えるが、しかし少しずつ、20 年 か 15 年に引き延ばして教える、というものだ。(中略) そして「宇宙軍」とは、私の考えでは、彼らが、これら秘密宇宙計画のすべてを、軍‐産複合体のレベルにまで糾合する能力のこと、それらを糾合して、私の推測では、「宇宙軍」というあだ名でデビューすることだ。
 
ウィルコック:私は、トランプ大統領と、彼が地球外人の存在についてブリーフィングを受けているかどうかについて、違った答えをもっている。(中略)… Pete Peterson が私に話したことがあって、2016年選挙の年に、Gaia が我々のショー Cosmic Disclosure をDrudge Report のフロント・ページに、広告したことがあった。(中略)… ピートによれば、トランプが実際に電話してきて、質問したのだという。「デイヴィド・ウィルコックのショーの中で、あなたが言っていることは本当のことですか?」ピートは答えた「本当のことです。」 するとトランプは、「ありがとう、それだけのことが知りたかっただけです」と言った。短い会話だった。
(中略)  

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ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 外伝39 ― ナポレオンの覚醒

 現代社会でクシャトリア(武人)に当たるのは政治家、ヴィプラ(知人)は官僚組織、ヴァイシャ(商人)は大企業となります。しかし今の日本の政治家、特に与党の政治家は上の権力に唯々諾々と従うシュードラ(奴隷)でしょう。官僚組織も明らかにシュードラに成りはてています。
 P・R・サーカー氏は、人民がクシャトリアやシュードラなどへ分類されるのはその地位や役職では無くて、個々人のマインドによるとしています。地位・役職はクシャトリアやヴィプラであっても、そのマインドが奴隷根性ならシュードラなのです。
 いつしかナポレオンは自分の支配者ロスチャイルド一族へ反感を抱き、やがて「粛然と逆らい始め」ます。ナポレオンはクシャトリアではありました。しかし皇帝になるまでのナポレオンのマインドはロスチャイルドの奴隷、つまりシュードラでした。ナポレオンはクシャトリアとしてのマインドに完全に覚醒し、支配者ロスチャイルドへの反乱を起こしたのです。これはヴァイシャへのクシャトリアの革命とも、ヴァイシャに対するシュードラ革命ともいえます。
 この革命は失敗し、ナポレオンは転落し、やがて死を迎えます。しかしナポレオンはシュードラでは無く、クシャトリアとして死を迎えた、といえるでしょう。
 さて、現在はシュードラ時代です。P・R・サーカー氏はシュードラ革命が起きることを予言していました。そしてこの原稿を記している4月19日現在、その結果は分かりませんが、たしかに“それ”は起きつつあります。山本太郎氏、そして宮本たけし氏の言動はシュードラ革命を導くクシャトリアの行動、いや、この二人の行動は単なるクシャトリアではなく「サドヴィプラ」のそれと言えるかも知れません。
 そして本当のシュードラ革命は、「抑圧されていたシュードラ人民が権力者を引きずり下ろす」という単純なものでなく、シュードラ一人一人が覚醒し、その個性に応じクシャトリア、ヴィプラ、ヴァイシャへとそのマインドに変容することであり、これが理想のシュードラ革命だとも考えています。
(seiryuu)
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ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 外伝39 ― ナポレオンの覚醒

ナポレオンの栄達 ~コントロール下にあったナポレオン


玉座のナポレオン
Wikimedia Commons [Public Domain]

ナポレオンが一気に栄誉栄達、権力の階段を駆け上がった裏には、スポンサーとなったロスチャイルド初代の存在があったことを前回触れました。これと類似することを『闇の世界史』138頁にも次のように記しています。

銀行家たちは目論見の道具としてナポレオンを利用することに決め、ヨーロッパの王権をさらに多く転覆させる意図をもって、ナポレオン戦争を生じさせた。」

ナポレオン戦争の目論見は、クシャトリアの王権転覆とヴィプラのキリスト教会の破壊でした。これはロスチャイルド初代の意志でした。『ロスチャイルドの密謀』96頁では、ナポレオン自身もロスチャイルド初代にとりいったとして次のように記しています。

「名目上はキリスト教徒だったナポレオンはほどなく、アムシェルの一家に宿るキリスト教への強い憎悪を察知し、資金提供者の胸をくすぐる手段に訴えた。すなわち彼もカトリック教会に反発したのだ。ローマ法王が貶められると考えただけでアムシェルは喜喜たる思いに駆られ、ナポレオンに限りなく金を注ぎ込むようになった。」

また、ナポレオンを発見したタレーランがナポレオンに対して「教会を破壊する唯一の方法は戦争だけだ」と吹き込んだとします。

これまで米革命戦争、フランス革命などで見てきたように、ロスチャイルド家は、狙いをつけた相手に対しては代理人を送り込み、籠絡させ、コントロールするのです。ナポレオンは自らロスチャイルド初代に自分を売りこんだのですが、同様にナポレオンにも彼をコントロールさせる人間を送り込んでいました。

『ロスチャイルドの密謀』では、ナポレオンをコントロールする役割を担ったのが、かつてナポレオンに軍服を与え、1796年にナポレオンの妻となったジョセフィーヌ・ポーアルネとします。

ジョセフィーヌ・ポーアルネ
Wikimedia Commons [Public Domain]

ジョセフィーヌ・ポーアルネはポール・ドウ・バラス伯の愛人で、ナポレオンのジョセフィーヌ・ポーアルネとの結婚は、バラス伯を通じてロスチャイルド家に仕組まれた結婚であったとしているのです。96頁に「ジョセフィーヌはバラスの役に立とう、夫ナポレオンから聞かされた秘密情報を流し、それがそのままロスチャイルド家に伝えられていたのである」としています。

ジョセフィーヌがバラス伯の愛人であったことはウィキペディア記事にもあり、ナポレオンをコントロールするための結婚であったことには間違いないでしょう。

このような状況の中でナポレオンは戦争で欧州を制圧し、ついに1804年皇帝の座へ、頂点へと登りつめます。

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