注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
© AP Photo / Abed Khaled
米国の情報機関はパレスチナ・ガザ地区の病院に対する攻撃について、これは空から行われたものではないと分析している。米CNNテレビが情報筋の話として報じた。
情報筋によると、米情報機関が収集したデータの中には、空爆ではなく地上爆発であるとの分析があるという。
CNNによると、「火災による大規模な被害、及び散乱した破片から、地上レベルで始まった爆発(の結果)に一致している」という。また、現場には爆弾が使用されたことを示すようなクレーターはなかった、と情報源は分析しているとのこと。
ガザ地区にあるバプテスト系の病院「アル・アハリ」は17日に攻撃を受けた。
(中略)🎥バプテスト教会が運営する #ガザ地区 のアル・アハリ・アラブ病院への空爆の瞬間を映した動画が、イスラエル市民によってSNSに公開された。 pic.twitter.com/zpVLe85bM3
— Sputnik 日本 (@sputnik_jp) October 18, 2023
パレスチナ外務省はこの攻撃について、イスラエル軍機によるものとしている。一方、イスラエル軍はイスラム主義組織が発射したロケット弾による誤爆だと主張している。ジョー・バイデン米大統領は、ガザ地区の病院に対する攻撃について、イスラエルは攻撃に関与していないと述べた。
(以下略)
🇵🇸🇮🇱イスラエル応援団という名の、大量虐殺支援・共謀者たちの苦しい言い訳
— コード・アリス(Code_Alice🇯🇵) (@AIs_of_Dragoon) October 18, 2023
「パレスチナのガザの病院に落とされたのがJDAMならクレーターができますよね?」
JDAMが搭載されたミサイルは衝突前に「空中炸裂」させることができます。 https://t.co/T5fuSAO3C0
動画を観ればわかるが、イスラエルに攻撃されたガザの病院周辺は焼け焦げている。
— コード・アリス(Code_Alice🇯🇵) (@AIs_of_Dragoon) October 18, 2023
クラスター弾と同じく、JDAMをエアバースト(空中炸裂モード)で起爆させ、広範囲にいるパレスチナ住民を虐殺することを目的とした空爆。――鬼畜の所業。
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スプートニクによれば、“イスラエル国防軍は…ガザの病院攻撃に関与していないことを証明する動画を公開した。公開した映像には…空爆によってできるクレーターは確認されていない”とあります。
CIA御用達のCNNも「現場には爆弾が使用されたことを示すようなクレーターはなかった」との分析から、“空爆ではなく地上爆発である”という米情報機関の見方を報じています。
しかし、コード・アリスさんのツイートにあるように、「JDAM(MK.83GBU-32とGBU-39を含む)にはエアバースト・モードがあり、クレーターは生じない」ということです。“爆発による破片、衝撃波、火球を使って殺害する”のです。
“続きはこちらから”の動画をご覧ください。JDAM(統合直接攻撃弾)は、“2000年前後にアメリカ合衆国で開発・実用化され、米軍を主体に数ヶ国の軍隊が保有している。JDAMシリーズの誘導装置キットを取り付けることで、無誘導の自由落下爆弾を全天候型の精密誘導爆弾(スマート爆弾)に変身させることができる”ということです。
“飛翔音はJDAMであり、100%イスラエルによる攻撃!”という見解に対して、「閲覧したユーザーが背景情報を追加しました」には、“JDAMは「爆弾」ではなく、多種多様な爆弾に取り付けることができるキットである。…より多くの情報がなければ、音の比較はほとんど意味をなさない”とのイチャモンがついています。
ただ、アル・アハリ・アラブ病院を爆撃したミサイルの飛翔音を聞くと、素人でもハマスが所有する小さなロケット弾ではないと分かります。
最後ツイートの加工前の動画はこちらにあります。動画の右側はハマスのロケット弾です。19:59:18で画面の左上、イスラエル軍のジェット機がFlare(フレア)を放出します。その直後(19:59:20)、画面中央で爆発が起こり、アル・アハリ・アラブ病院が爆撃されたことがわかります。
フレアとは赤外線誘導ミサイルを欺瞞する目的の「囮熱源」のことで、こちらの記事には、シリア上空でロシア戦闘機がフレアを放出している写真があります。
最後の動画は、アル・アハリ・アラブ病院を爆撃したのがイスラエル軍のミサイルであるという決定的な証拠です。