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[鈴木宣弘先生] コメの需要は膨大にあり、コメ増産とコメ活用で食料自給率は向上する / 脚光をあびる「再生二期作」は増産の決め手になるか

 コメ減反を容認する考えの背景には「コメを増産しても、需要は趨勢的に減っているから過剰になる」という認識があるようです。これに対して鈴木宣弘先生は「コメ需要が減るから生産も減らし続けていくという政策を続けたら『負のスパイラル』で、日本の稲作とコメ業界は縮小していくだけ」、むしろ「これからは、生産調整から需要創出へ切り替えなくてはいけない」と述べています。そもそも「コメの需要がない」というのは間違いだと指摘されています。
 現在枯渇してしまった備蓄米を貯え、常に輸入が途絶えるリスクのある小麦やトウモロコシに依存しないための「コメのパンや麺、飼料米」にシフトすることは安全保障上のコメ需要ですし、「貧困層増大の下でのフードバンクや子ども食堂を通じたコメ支援」のための需要も合わせるとコメ需要は膨大にあるそうです。そして、コメを活用すれば自給率は大幅に向上すると試算されていました。現在カロリーベースで37.6%の自給率ですが、輸入小麦をコメで代替した場合の自給率は、それだけで48.8%になります。「コメの増産と活用が食料自給率向上に大きな効果がある可能性が確認できる。」と期待されていました。
 政府は4月にコメ農政の転換を図り「増産」に舵を切りました。石破首相は7月に「不安なく増産に取り組める新たな米政策に転換する」と表明しました。
しかし、コメ農家さんの立場からすると「米を増産するには作付面積を増やさねばならず、増産規模に合わせた新たな農業機械も必要になる」。高齢化が進む農家さんは新たな機械に投資できず、結局、大規模農家でないと利益が出ない構造だそうです。日本のコメ農家の8割が小規模農家で「赤字経営」でがんばっておられるそうです。政府がどんなに増産を推進しようにも所得保障がない限り、現場では無理な状況です。
 ところで日経が「増産の手段として脚光を浴びている再生二期作」を紹介していました。通常の二期作のように収穫の後にもう一度田植えをして収穫するのではなく、収穫後の株を残しておいて再生した稲を収穫するようです。「作業量を減らし、労働力や資材コストを抑えることができるため、効率的な農業経営を実現する手段としても注目されている」とのことでした。
 しかし日本農業新聞では、再生二期作の注意点として「長期的に見れば地力が落ち、農機の燃料代などコストが増える可能性があるとの声も出ている。多発するイネカメムシへの対応も求められる。」と指摘しています。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】コメ増産こそが自給率を向上させる~輸入小麦をコメで代替すれば49%
引用元)
(前略)
 これからは、生産調整から需要創出へ切り替えなくてはいけない。日本の水田をフル活用すれば、今の700万トンから1,300万トンにコメ生産を増やせる。コメ需要はないというのは間違い。備蓄が消費量の1.5 か月分では少なすぎる。備蓄は安全保障上の需要だ

 そして、小麦やとうもろこしの輸入が滞るリスクも高まっている中、コメのパンや麺、飼料米を増やすのは安全保障上のコメ需要で、貧困層増大の下でのフードバンクや子ども食堂を通じたコメ支援も必要だ。備蓄とそれらを合わせたらコメ需要は膨大にある。かつ、コメの活用で自給率は大幅に向上できる
(以下略)
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「米を増産せよ」の大号令に「今さら無理」と農家の怒り 9割が「経営が苦しい」崖っぷちの事情
引用元)
(前略)
 石破茂首相は7月1日、政府の「米の安定供給等実現関係閣僚会議」で、「令和7年産から増産を進めていく。不安なく増産に取り組める新たな米政策に転換する」と表明した
(中略)
 だが、米を増産するには作付面積を増やさねばならず、増産規模に合わせた新たな農業機械も必要になる。吉成さんはこう話す。
「高齢化が進む米農家が、増産を目指していまさら農業機械を買えるわけがないでしょう。農機がどれほど高額か、知っていますか」
(中略)
「年をとってトラクターが壊れても、400万円を支払って買い替えない」。機械が壊れたら、そこで米作りを引退する小規模農家は多いという。そんな小規模農家が今後、作付面積を増やしたり、リスクを取って農業機械を新たに購入することはまずないだろう
(以下略)
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[特集]注目・水稲の再生二期作 各地の実践例や課題は
引用元)
(前略)
 一度刈った稲をもう一度伸ばして、収穫を二度行う「再生二期作」の機運が高まっている
(中略)
 これまでは温暖な西日本で取り組みが先行してきたが、東日本の主産地でも米を安定調達したい卸業者も参画した試みが動き出している。産地からは「米価の回復もあり、機運が高まっている」との声も上がる。
(中略)
 離農の進行で生産基盤の弱体化が懸念される中、再生二期作を含め「農家の生産性を高めていくことが、米の長期的な安定確保につながる」(米卸)との声が上がる。

 一方、再生二期作には注意すべき点もある。長期的に見れば地力が落ち、農機の燃料代などコストが増える可能性があるとの声も出ている。多発するイネカメムシへの対応も求められる

 各地の実践事例を共有・分析し、安定栽培に向けた知見を積み重ねる必要がある。食味はどうかや、米の全体需給にどれほどの影響があるのかも含め、まずは再生二期作の実態把握から始めよう。

しんぶん赤旗が参政党の架空支出疑惑をスクープ / 安冨歩氏の解説「メディアが報じるのは参政党の躍進ばかり」「神谷代表には定まった政治理念はなく、一定の資金力がある対象を取り込んでいく」

 7月8日、しんぶん赤旗が参政党鹿児島県連の架空支出疑惑をスクープしました。2023年の衆院選で選挙用のチラシやノボリが発注され、支出もされましたが、現物がなく実際には作成されなかったのではないかという疑惑です。発注先は「ブリンクジャパン」という映像制作会社で、代表は参政党の広報部長でした。このような疑惑が少なくとも2件確認され、うち1件は「実は候補者のガソリン代に充てるつもりで計上した」と県連は明らかな架空請求を認めています。架空の支出を政治資金関連書類に記載するのは政治資金規正法違反が疑われます。
 安冨歩氏は「このような極めて重大な問題が噴出しているのに、なぜ他のメディアは報じないのか」「参政党が躍進していることは報じられているが、この件では後追いの取材も報道もない」と述べています。
 2本目の安冨氏の動画11:15からは、参政党の政治資金収支報告書を解説されています。政治活動費の内訳に「講師料がやたら多くしかも金額が大きい」ことが目につきます。株式会社エドワークスに講師料として4,435,000円、8,915,000円、5,499,440円などあり合計すると5000万円程度になるようです。エドワークスは参政党の100%出資子会社です。
他に、映画制作費3,267,000円がイシキカイカク株式会社に支払われていますが、この会社の代表は神谷宗幣氏の配偶者です。令和4年には講師派遣料としてイシキカイカク株式会社に合計18,000,000円の支払いもあったそうです。
安冨氏は、これらの不思議なお金の動きについて「巨額の講師代や講師派遣料とは、映像制作費とは一体なんなのか、メディアはきちんと追求した方が良いし、神谷代表は説明すべきだ」「もしも神谷代表が説明できないのであれば、メディアは選挙前にそのことを有権者に知らせる必要がある」と指摘しています。
 さらに安冨氏は、集英社オンラインの記事を取り上げています。かつて参政党の立ち上げに携わった一人である、早稲田大学招聘研究員で国際政治アナリストの渡瀬裕哉氏が「なぜ参政党がこんなに伸びているのか」という問いに答えて、「参政党が結党時からやったことは、SNSを駆使して『政党の党員を集める』という当たり前のこと」「党員一人あたりの獲得コストが非常に低く、集まった莫大な党費と動員力を組織構築と地域活動に投入した」「参政党はいまや都議も含めた地方議員100名以上、全小選挙区に支部を作る巨大な組織構造を築いている。他の政党とはまるで異質の組織として認識するべきだ。」
また、神谷氏については、みんなが喜ぶような物語を作るのがうまい「優れた営業統括マン」「定まった政治理念があるわけではないので、一定の資金力があり人間がまとまって存在している対象を取り込んでいくことに躊躇はない。その対象が、初期段階では、陰謀論、オーガニック、反ワクだったに過ぎず、排外主義的なムードが高まっている現在では、『日本人ファースト』という言葉になっているだけ」という解説でした。「一定の資金力」があれば、どんなカルト集団とも手を組めるらしい。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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配信元)
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スクープ!参政党”架空支出”疑惑 チラシはないのにお金は払った⁉ どう答える神谷宗幣代表?
配信元)

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赤旗のスクープで、参政党の架空支出が明らかに!安冨歩東京大学名誉教授。一月万冊
配信元)

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参政党の設立メンバーが分析「叩けば叩くほど逆効果」「これから記録的な大躍進」…反ワク、陰謀論は「初期段階にすぎない」
引用元)
(前略)
早稲田大学招聘研究員で国際政治アナリストの渡瀬裕哉氏は、かつて参政党の立ち上げに携わった人物の一人だ。

渡瀬氏らは「投票したい政党がないから自分たちで作ろう」というコンセンプトのもと、元日本共産党国会議員秘書やYouTuberらと一緒に同党を立ち上げた。

だがその後、神谷宗幣代表の政策と折り合いがつかず、創設メンバーは次々と去っていった。渡瀬氏もその一人だった
(中略)
(中略)参政党が結党時からやったことは、「政党の党員を集める」という当たり前のことだけだ。党員を集め、党員が党費を支払い、ヒトモノカネを全て自腹で運営するという、欧米の普通の政党がやっていることだ

これを可能にしたテクノロジーがSNSであった。SNSは政治家が有権者に直接メッセージを届けられるツールである。そして、党員一人あたりの獲得コストが非常に低かった
(中略)
筆者は同党の初期段階に関わっていた時、個人党員からの膨大な党費がSNSを通じて同党に入る様を鮮明に記憶している。その時、筆者は参政党が後々大きな組織になることを確信した。

さらに、参政党が他のSNSで伸びた新党との違いは、その動員力と資金力を組織構築と地域活動に投入した点にある。
(中略)
神谷氏はトンデモ陰謀論のような発言をすることもあるが、基本的に「党員が共有できる物語」を作る腕前に非常に優れており、優れた営業統括マンでもある。そのため、一定の資金力があり人間がまとまって存在している対象を取り込んでいくこと、に躊躇はない。
(以下略)

無所属連合の静岡選挙区で立候補の山口かなえ候補 〜 経験ある助産師として感じる「日本人絶滅危惧種」「第一の政策は、日本人による日本人のためになる母子手帳に変えること」

 無所属連合の静岡選挙区から出馬の山口かなえ候補が、動画の前半(37:45〜1:07:05)で紹介されています。24年の経験ある助産師として、かなりショッキングな体験を語っておられました。12年前に分娩の取り扱いだけがない助産院を始めたきっかけとなったのが(39:22)「変な赤ちゃんが生まれてくる。あまり具合の良くない妊婦さんから少し具合の良くない赤ちゃんが生まれてきている現状」に気づいたためでした。開業してすぐに「日本人絶滅危惧種」だと感じたそうです。
 山口かなえ候補の一番の政策は「母子手帳を変える」ことです。母子手帳は内容が3年ごとに変更されますが「発達の視点でこれは大事だろうという文章が消されていったり、不要な項目が増えてきたりして、結局のところ日本人が作っていないんだなというのがベースにある。日本人の手で、本当に読みたくなるような励みになるような母子手帳を作りたい」と述べています。
 整体師でもある山口候補は「自分がセンサーとしてその人の電気を読む」そうです。妊婦さんの体を触った段階で、お腹の中の赤ちゃんの多くが副腎疲労を起こしていると分かるそうです。「最近、衝撃的なことがあった。よく知っている方で妊娠の状態も良かった。ある日突然、赤ちゃんの電気がくぐもっていた。何があったか聞くと予防接種を打っていた。これで赤ちゃんの質がガラッと変わっていた。」「年間で3000人くらいの赤ちゃんを診るが、元気な赤ちゃんは5人くらい」と述べています。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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配信元)

【37:45〜1:07:05の要約】
無所属連合の静岡県選挙区で立候補した山口かなえ候補
24年目の助産師で、総合病院、大学病院の教育機関で助産師、看護師・保健師を育てる、個人のクリニック、主婦、看護学校の非常勤講師、夜間救急室、母子手帳交付事業での勤めを経て、切れ目のない継続した支援の必要を感じたことから、12年前から「分娩の取り扱いだけがない」助産院を開業した

(39:22)
そのきっかけは、「変な赤ちゃんが生まれてくる。あまり具合の良くない妊婦さんから少し具合の良くない赤ちゃんが生まれてきている現状」に気づいて、整体で体づくりにシフトした
寝返りができない、ハイハイができない子が増えている。
どこで何を獲得したら寝返りやハイハイができるのかを探っていくと、「これもうだいぶ手遅れだな」と実感した。
開業してすぐ「日本人絶滅危惧種」だと感じた
そもそも仕事ができる人がいなくなる。納税者がいなくなる。

今は、助産院で母子のケア、保育園、学童保育とそこでのご飯の提供、不登校の支援、無料の子供食堂をやっている

子育て中のお母さんの悩みは、お金のことが多い。身体的には産めるのに「もう一人産むのは、お金がないから無理」と聞く。
「産む・産まないに、こんなにお金が影響するんだな」と知り、お金のことを話してくれる人を探していた。けれども投資とか投資信託とかファイナンシャルプランナーとかウチっぽくない。もっとファンキーなお金の話を聞きたい。
「TOLAND VLOG」で大西つねきさんを知り、アタックしたら、「山口さんのことは知ってる」と言われた。

選挙では「母子手帳を変える」ことに力を入れて訴えている。
産後一年で亡くなる理由の1位が自死。これだけは何とかして防ぎたい


問題が起きてから対応する周産期医療を、問題が起きないようにシフトできないか。
健やかな母性看護のためには、普及率が高い母子手帳を変えることが手っ取り早い。

母子手帳は、内容が3年ごとに変更される。
発達の視点でこれは大事だろうという文章が消されていったり、不要な項目が増えてきたりして、結局のところ日本人が作っていないんだなというのがベースにある。
日本人の手で、本当に読みたくなるような励みになるような母子手帳を作りたい


次に「命に感謝を届ける」ことを訴える。
政策と言えるのか分からないが。
昨年、子供の出生が68万人で過去最低だった。そこで一緒に見て欲しいのは、女性が68万回命をかけたということ。
助産師として最初に病棟勤務した時には、産む人ばかりが来るので「お産ってこんなものか」と思っていた。
しかし外来勤務の時に「こんなに妊娠って叶わないことなのか」と知った。
産むことが当たり前、妊娠することが当たり前と思っていた。

しかし皆、それまでのヒストリーがあって産んできたのだったら、そこに尊厳を持てる社会になるといいなと思った。
子供手当よりも産んだ人への支援、例えば、産んだ人は所得税ゼロでいいとか税金の免除があるとか。
"女の人ってすごい、妊娠出産てステキだよ"ということをエネルギーとして与えられる仕事なので、命に「ありがとう」を届けるという政策にしたい。
政治的にいうと「出産後サポート」だ。

(「こども家庭庁」のやり方について聞かれて)
日本全体に対しては、子供の数を減らそうとしている、増やそうとはしていない。
命の数だけではなくて質を下げにきている。しかも質が下がることを分かりにくくしてる。
例えば、体力テストの項目がどんどん変わっていく。何が落ちたとか見えにくくなっている。どうでもいいことを指標にして、体力の担保にしているように見せかけている。
実際にはかなり「しんどいな」。

(54:00)
(子供が弱っている原因は何かを聞かれて)
過剰な直接光の量だと感じる。
自然光は少ない。太陽・月・星・火・光ごけ・蛍 チョウチンアンコウなど。
反射光は理性を育てる。判断力、洞察力を与える。

それに対して、テレビやLEDなど直接光はボーッとさせる。ボーッとさせながら情報を過剰に与えるのが今のメディアだ。直接光から情報をとっている限り自律神経、神経系は乱れていく。それでは妊娠・出産・子育てはかなわないと思う

江戸時代に比べて今は360倍の光を取っている。
都会の子供と田舎の子供を比較すると、初潮の開始に一年位差が出ている。光刺激で下垂体が早熟するらしい。
当院ではLEDを使っていない。赤ちゃんはLEDの光を見ないが、昔ながらの電球だと見つめている。子供は好ましい光と好ましくない光を選んでいる

私の体の読み方は、自分がセンサーとしてその人の電気を読む。妊婦さんの体を触った段階で、お腹の中の赤ちゃんが副腎疲労を起こしていることが多いとわかる
お腹の中ですでに腰椎1番2番あたりが捩れていて副腎を使っている。赤ちゃんが過剰なストレスを抱いている。

最近、衝撃的なことがあった。
よく知っている方で妊娠の経過も状態も良かった。
ある日突然、赤ちゃんの電気がくぐもっていた。何があったか聞くと予防接種を打っていた。
これで赤ちゃんの質がガラッと変わっていた

数字化は出来ないし、感覚的な問題なので公では言えないが。
胎盤通過性があるからタバコもアルコールもダメなのに、予防接種は34週から打っていいと言われている。

(日本は発達障害の子供が7%と言われるが、どう感じるかと問われて)
年間で3000人くらい診るが、本当に健康な赤ちゃんは5人くらい。
生まれた赤ちゃんは「ぎゃーっ」と泣くと四肢屈曲する。重力や気圧に逆らって手足をぎゅっと曲げておぎゃ〜っと泣く。
でも出産時、地面から手足を持ち上げられないくらいの、重力に逆らえないくらいの筋肉で生まれる子が多い。首はグラグラだし、アゴも下顎を持ち上げられない。

(1:07:00)
(静岡の方々に対して)初めての選挙活動、助産師なので、お腹がふんわり暖かくなるような訴えをしたい。攻撃とか批判ではないエネルギーで選挙活動をしたい。記者から「戦略は?戦いは?」と聞かれるが、戦いでお産は進まないし、妊娠もかなわない。自分がこれまで培ってきたエネルギーの特性で選挙をしたい。ボランティアの方にも感謝を伝え、街宣で聞いて下さった方にも感謝を伝え、暖かい気持ちになれるようにやっていきたい。

25/7/1 フルフォード情報英語版:偽りだった米国とカナダの独立記念日が間もなく本物になるかもしれない

 今週のフルフォードレポートはいつもより丸一日遅れて掲載されました。その理由はハッキングを受けたためだと語っています。また、カナダでの検閲の実態について、検閲はすでに「広範囲に蔓延している」らしく、フルフォード氏がイランの記事を読むのに、「仮想プライベートネットワーク(VPN)を使い、インドにいるふりをしなければならなかった」と漏らしています。
 シオニストと巨大企業、そして連邦準備制度理事会の所有者であるロスチャイルドらのために働いているとされるトランプ大統領。彼は「米軍の大部分を支配しているわけではない」として、それに関する情報を載せています。
  • 国家情報長官トゥルシー・ギャバードが「イランは核兵器を開発していない」と議会に伝えたことは、米軍が最近のイラン攻撃を阻止しようとした明確な表れである。
  • 米軍はイランに対し、爆撃が行われる正確な場所と時間を事前に伝えていた。明らかに、B2爆撃機を運用できる空軍内の一派が、他の大きな派閥の意向に反してイランを攻撃しようとしていた
  • イラン側も報復としてカタールにある米軍基地への攻撃について、正確な警告を事前に出していた。その後、米軍とイラン軍は互いに対する攻撃を停止するよう命じ、停戦に合意した。
 イスラエルは現在、被害状況を隠そうと必死なようです。イスラエルでは、「イランのミサイルで攻撃された建物の映像や写真をイスラエルで投稿すること」は違法であり、「投稿すれば、刑務所行きになる」らしい。実際の被害としては、「先端技術の65%から75%を失った。」「死傷者10万人以上である。」とありました。また、イスラエルの軍事病院やアパートの地下には、軍事基地やミサイルを格納したサイロ、シェルターが設けられていたらしく、そこを攻撃されたようです。「イスラエルが経済的に回復するには20年はかかるだろう」と言っています。
 イエメンのフーシ派やイランによって撃墜された米国製ドローンやイスラエルのF-35戦闘機は、中国に送られて技術が解析・複製されており、「中国は現在、軍需産業複合体の最新技術をすべて手に入れている」とされているようです。
 中国には、「1100以上のゴミ焼却発電施設があり、1日に80万トン以上のゴミを焼却して発電し、あふれかえる埋め立て地を減らしている。…残渣はセメントの原料として活用されている」そうで、その結果、「ゴミが不足し始めている」そうです。以前書いた、スウェーデンのゴミ発電のことを思い起こしました。
 以下、その他のトピックです。
  • トランプによるイラン攻撃は、カナダとアメリカの独立運動を後押ししている。
  • 新たな人口調査によれば、昨年10月以降、ガザではおよそ37万7000人のパレスチナ人が行方不明となっており、その約半数が子供である。
  • ロシアと中国はすでにイランに武器と原子炉建設のための核物質を供給している。
  • イスラエルが再びイランへの侵略を仕掛けようとすれば、ロシアや中国、北朝鮮が即座に介入し、イスラエルという国は消滅するだろう。
  • 世界人口の上位1%の富裕層は、実質的に少なくとも33.9兆ドルの資産を得ており、これは「年間の世界的な貧困を22回以上も終わらせるのに十分な額である」
  • イラン政府がイスラエルによるアメリカへの大規模な偽旗作戦を阻止したと報じている。その狙いはイランのせいにしてアメリカ国民を戦争準備に駆り立てることだった。
  • ブレイズ・メトレウェリが次期MI6長官に任命された際、彼女が悪名高いナチス協力者コンスタンティン・ドブロボルスキーの孫娘であることが明らかになった。
  • ペイパルなどを創設した億万長者ピーター・ティールの考えを推進する大規模なメディアキャンペーンが行われている。…彼の解決策はトランスヒューマニズムであり、簡単に言えば、テクノロジーを使ってこの世での不死を求めることである。
(ぺりどっと)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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フルフォード情報英語版:偽りだった米国とカナダの独立記念日が間もなく本物になるかもしれない
転載元)

西側軍内部における多数派の意見


The fake US and Canadian independence celebrations may soon become real
By
Benjamin Fulford
July 1, 2025
6 Comments
Anybody who has been watching the desperate Israeli boot licking antics of US President Donald Troop has probably given up hope the United States will again become an independent nation. Independence Day has now become a time to protest, not celebrate, Why else would the government install large anti-scale barriers around the White House and the Treasury building in time for July 4th?
イスラエルに必死で媚びるドナルド・トランプ米大統領の言動を見て、アメリカが再び独立国家になるという希望を捨てた人も多いだろう。今や『独立記念日』は祝う日ではなく、抗議する日になっている。それでなければ、政府が7月4日に合わせてホワイトハウスや財務省の周囲に巨大な防壁バリケードを設置する理由などあるはずがない。


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江戸時代の歩き方「ナンバ歩き」はひざに優しい ~膝を曲げてつま先から着地するので、着地時の衝撃を吸収する

竹下雅敏氏からの情報です。
 とても分かりやすい解説です。時間のない方は17分20秒以降をご覧ください。ナンバ歩きは、見た目はあまりカッコ良くないのですが、「ひざに優しい」のです。詳しくは『ナンバ歩き入門編 江戸時代の歩き方はひざに優しい』をご覧ください。
 現代の歩き方は、膝を伸ばして踵から着地するので、膝に負担がかかります。しかし、ナンバ歩きは膝を曲げてつま先から着地するので、着地時の衝撃を吸収することができます。
 ツイートの「江戸時代の走り方」の動画を妻に見せたところ、このように走っていると言って、見せてくれました。妻は健康のために家の前にある坂をよく走っているのですが、普通に走っていたら膝が痛くなってきたので、古武術の甲野善紀氏が教えていたナンバ歩きの要領で、前に倒れ込むようにして走るとひざに痛みが無くなったと言っています。
 普通に走ると上下動が激しいのですが、ナンバの要領で走ると上下動が少ないので、膝への負担が少なくなります。
(竹下雅敏)
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ナンバ歩きの効果と歩き方について解説します
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