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「制作と暮らしが一体であるような、矛盾のない生活をしたい」自分に嘘をつかない生き方 〜 日々の生活も画家の仕事も自然とともにある大森梨紗子さん

読者の方からの情報です。
 こういう生活は大変な面もあるでしょうが、素晴らしいと思います。
ことに今の状況で、このような生活なら金融破綻による影響もあまり受けることがなくて、正直、羨ましく思います。
そして、この動画で紹介されている梨紗子さんの絵は、私には自然のエネルギーに満ち溢れているように感じられました。
(匿名)
 今回、読者の方からお知らせいただいたのは、「自給的」生活と画家としての創作活動が矛盾しない生活されている大森梨紗子さんという方でした。
住む家やアトリエは、廃材を使ってご自分たちで建て、米、麦、大豆、野菜は夫のゲンさんが近くの畑や田んぼで農薬を使わず育てます。ガスがないので薪でお料理をされます。けれども「自給自足を目指しているわけでもないので、自分の作りたいものや暮らしに必要なもので作れるものは自分で作って、自分ができないこととか苦手なことは、自分の信頼している人から購入したりする」と語られました。
 読者の方がコメントされたように、手作りの日々の生活は想像以上に忙しいと思われますが、大森さんは、穏やかでゆったりとした時間に乗っておられるようです。ご自身の心に嘘をつかない生き方は、無理のない、伸びやかなものかもしれないと思いました。
 大森さんの作品の数々は一見、日本画かと見まがうのですが油彩だそうです。しかし日本画に見える理由がありました。アトリエ付近で取った土、すす、柿渋など自然の素材を加えながら、和紙に描かれるそうです。それは土や石を絵の具にする日本画の発想かもしれません。そうして描かれた植物というテーマを通して「生き物の営みの循環だったり土の中の世界まで、そういうものを描きたい」と語られました。現実の山の姿、自然が抱える問題や不安をもありのままに受け止める眼差しが、作品の中にも込められているようです。
 動画の中で語られていた、印象的だった言葉を書き出してみました。
(10:50あたりからの、ゲンさんの帽子にはオニヤンマくんが!)
(まのじ)
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【山奥で実践する“自給自足”】エコライフを歩むママさん油絵画家【#推しごと拝見】
配信元)



自分にとって矛盾のない暮らしをしながら
制作と暮らしが一体であるような生き方をしていきたい

薪を細かく割ると火の調節がしやすくなって料理がしやすくなった
時期によってあるもの(野菜)は同じだから、日によって切り方や味付けを変える

植物と仲良くなると、より季節を深く味わえる
作業中に見つけた草花をアトリエに持ち帰り、すぐ作品に

自給自足を目指しているわけでもないので
自分の作りたいものや暮らしに必要なもので作れるものは自分で作って
自分ができないこととか苦手なことは
自分の信頼している人から購入したりする

子どもたちは「ちょっと変わった親」と思っているかもしれないけれど、
それはそういうものだと受け止めてやってるみたい

「植物を描いたきれいな絵」は、(私が)本当に描きたいものと違う
植物を通して生き物の営みの循環だったり土の中の世界まで、
そういうものを描きたい

23/10/9 フルフォード情報英語版:バアル教団がユダヤ人とパレスチナ人の大量生け贄を用意し、金を得ようとする破滅的な試み

 フルフォード氏は2025年に計画されている「何らかの恐ろしい残虐行為」、「全面核戦争で北半球を壊滅」といったシナリオの可能性を示唆しており、そのために、「国連から給料をもらっている兵士」がアメリカやヨーロッパに集まってきていると言っています。
 イスラエル情勢としては、モサドの情報筋が、「ガザ地区とヨルダン川西岸地区はイスラエルによって徹底的に監視されており、彼らに知られずに米一粒すら入ることができないと指摘している。つまり、ハマスによるイスラエルへの大規模な攻撃は、ネタニヤフ首相とその手下たちによって画策されたものに違いない。」と言っています。またロシア連邦保安庁(FSB)の情報筋からは、「イスラエルを破壊した後、そこにユダヤ人を移転させるためにウクライナの領土が選ばれた…過去1年半の間に、約50万人のウクライナ人が死んだ。戦争で350万人のウクライナ人がヨーロッパに移住し、250万人がロシアに移住した。合計で人口は650万人減ったわけだ。イスラエルの人口は930万人なので、さらに300万人が亡くなる2025年にはウクライナでの戦争は終わるだろう。そして、流された血の上に新しいハザールが建てられるのだ。」と言っています。この情報については時事ブログのコメントでもすでに取り上げています。
 また、今回の事件がこのタイミングだったのには以下のような理由があると言っています。
  • ウクライナ経由のハザール・マフィアの資金洗浄が途絶えたから
  • 何らかの恐ろしい残虐行為を計画している2025年までの時間稼ぎのための同情金を得ることを望んでいた
  • イランの諜報機関が大きなクーデターを起こしたからだ。(中略)...『ネタニヤフ事務所の機密情報はイラン人の手にある』(中略)...彼らは『エフド・バラク、ベニー・ガンツ、エフド・オルメルトなど、ネタニヤフ首相の対立候補の個人情報や写真を保管したリスト』を入手した。「このリストには、ヨーロッパ、アメリカ、イスラエルのジャーナリストが含まれており、彼らが受け取ったすべての特別な情報と金額が記載されている。

 ウクライナの政府関係者は現在、「ウクライナ支援のキックバックとして米国政府関係者が受け取った賄賂の金額を正確に公表し始めている。」としてそのリストを画像で載せています。その中の一人であるケビン・マッカーシー前下院議長が「4200万ドルを受け取った」とされており、それによって「なぜ彼が仲間の共和党議員を裏切り、ワシントンDCのサーカスにさらに45日間も資金を提供させたのかの説明がつく」と言っています。また、ウクライナへの支援を打ち切っている国として、アメリカ、イギリス、ポーランド、スロバキアを挙げており、EUも「もはや支援できない」状態のようです。プーチン大統領は「外国の援助がなければウクライナは『1週間しかもたない』と宣言」していて、いよいよゼレンスキーは「ゲームオーバー」のようです。
 以下、その他のトピックです。
  • イスラエルのアイアンドーム対ミサイル防衛はすべて詐欺である
  • ハザール・マフィア・ナチはパタゴニアに1000マイルに及ぶ海岸線を購入し、全面核戦争で北半球を壊滅させた後、そこに潜伏する計画だという。その戦争は2025年に計画されている
  • アメリカの負債総額が過去最高の33兆4420億ドルに達し、1日で2750億ドル増加した
  • アンソニー・ファウチ博士が違法な医学実験で殺した数千人の子供たちの死体がニューヨーク州ホーソンで発見され、NIH【アメリカ国立衛生研究所】前所長を人道に対する罪と子供に対する罪で起訴する動きが強まっている。
  • ロシア政府の女性報道官は、コカ・コーラ社がウクライナからの子供の購入に関与していると述べた。また、闇市場での臓器狩りが大規模に行われているとも主張している。
  • カナダ政府が発表した公式データによると、三回のワクチン接種を受けたカナダ人の74%がワクチン後天性免疫不全症候群(VAIDS)を発症しているという。(中略)...データによれば、ワクチン接種を受けていない人に比べ、ワクチン接種を受けた人がCOVID-19に感染する確率は平均で3.8倍高く、COVID-19で死亡する確率は3.3倍高い
  • 南極大陸の高エネルギーニュートリノ装置が2023年10月6日と7日に3つの大地震を引き起こした
(ぺりどっと)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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フルフォード情報英語版:バアル教団がユダヤ人とパレスチナ人の大量生け贄を用意し、金を得ようとする破滅的な試み
転載元)

イスラエルに対するハマスによる大規模な攻撃の舞台裏で起こった真相


Cult of Ba’al stages mass sacrifice of Jews and Palestinians in doomed attempt to get money
By
Benjamin Fulford
October 9, 2023
5 Comments
The massive so-called attack by Hamas against Israel last week proves the Khazarian Mafia just don’t get it. Like the boy who cried wolf, they have lost the ability to fool and manipulate the world with staged incidents.
先週のイスラエルに対するハマスによる大規模な攻撃は、ハザール・マフィアが理解していないことを証明している。【それは、ハザールマフィアが】オオカミ少年のように、仕組まれた事件で世界を騙し、操作する能力を失ってしまった。

The mass sacrifice to Satan last week of Jews and Palestinians by would-be God King Benyamin Netanyahu is a glaring example. Despite posting horrific and heart-wrenching images of suffering Israelis in their corporate propaganda press, nobody was fooled (except for a small remaining pocket of cool aid drinkers). 神王となるつもりのベニヤミン・ネタニヤフ首相が先週行った、ユダヤ人とパレスチナ人のサタンへの大量犠牲は、その顕著な例だ。企業のプロパガンダ報道で、苦しむイスラエル人の恐ろしく心を痛める画像を掲載してアピールしたが、誰も騙されなかった。(クールエイドを飲む*少数派を除いて)

Here is the real story of what happened behind the scenes according to Mossad, MI6 and Russian FSB sources. モサド【イスラエル政府の情報機関】、MI6【《英》軍事情報活動第6部】、ロシア連邦保安庁の情報筋によれば、舞台裏で起こった真相は以下の通りである。

The head of MI6, who happens to be Jewish, said “The KM have always used the Jewish people and Judaism as a human shield for their satanic and nefarious purposes. They are a deeply rotten, well-known and well hated bunch of creeps. We went on false flag footing nearly instantly after hearing about it.” 偶然にもユダヤ人であるMI6のトップは、「ハザール・マフィアは常にユダヤ人とユダヤ教を、悪魔的で極悪非道な目的のための人間の盾として利用してきた。彼らは深く腐った、よく知られた、嫌われ者の集団だ。我々は、そのことを聞いてから、ほぼ即座に偽旗の立場を取った。」と述べている。

Mossad sources agreed noting the Gaza Strip and West Bank were so thoroughly monitored by the Israelis that not even a grain of rice can enter there without them knowing about it. In other words, the massive attack on Israel by Hamas had to have been orchestrated by Netanyahu and his minions. モサドの情報筋は、ガザ地区とヨルダン川西岸地区はイスラエルによって徹底的に監視されており、彼らに知られずに米一粒すら入ることができないと指摘している。つまり、ハマスによるイスラエルへの大規模な攻撃は、ネタニヤフ首相とその手下たちによって画策されたものに違いない。







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文科省が旧統一教会の解散命令を東京地裁に請求すると表明、今後、命令が出るまで関心を持ち続け注視を / 統一教会問題は1つのカルト宗教ではなく社会全体の問題ととらえるべき

 文科省がやっと旧統一教会への解散命令を東京地裁に請求すると表明しました。文科省の外局である文化庁は、これまで7回も教団に質問をしてきましたが「教団は計500項目以上の質問のうち100項目以上で回答を拒否した」という具合に、命令請求への十分な根拠を得られなかったため、金銭トラブルの被害者からのヒアリングなどで実態を把握したそうです。
これからの焦点は、東京地裁がまともに解散命令を出せるかに移ります。
 元統一教会二世のもるすこちゃんは、この解散命令請求にあたって「命令が出るまで司法の監視が重要」「政治家はまだ責任をとっていない」「二世達を忘れないで」「高齢信者を見捨てないで」と今後のポイントを訴えておられました。
そして肝心なことは、"実際に解散命令が出され、国税庁や税務署のような公的な機関がきちんと教団のお金の流れをチェックできるようにすること、「命令」が出ないと意味がないばかりか、統一教会は引き続き今のままで良いとお墨付きを与えたことになってしまう"と指摘されていました。解散命令が出るまで私たちは関心を持って司法を注視する必要があります。
 さらに、もるすこちゃんは「解散命令」は問題解決のスタートラインで、その「あと」が一番大事だと指摘されています。統一教会問題を「被害者が加害者になっていく負の連鎖的構造」「社会全体の構造のひずみが生み出した問題」ととらえ、今後、このようなことを起こさないためにも「社会制度や社会保障・セーフティネットの問題」を考え続ける必要があることに気づかされました。
 統一教会問題は、日本の社会、政治、心情に深く食い込んだ病巣でした。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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旧統一教会解散命令、13日に文科省が請求へ 審議会全会一致で了承
引用元)
 盛山正仁文部科学相は12日、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)について、宗教法人法に基づく解散命令を東京地裁に請求すると表明した。霊感商法や高額献金などの金銭トラブルを巡り、正体を隠した勧誘に教団が組織的に関与し、長年にわたり繰り返されたと認定。同法が解散命令の要件としている「法令に違反し、著しく公共の福祉を害すると明らかに認められる行為」をしたと判断した
(中略)
 東京地裁は、請求を受理後、非訟事件手続法に基づき、教団に対して解散命令を出すかどうかを非公開で審理する。文科省と教団の双方は、地裁決定に不服があれば、高裁、最高裁でも争える。解散命令が出た場合、教団は宗教法人格を失って任意団体となり、税制優遇が受けられなくなる
(以下略)

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配信元)

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大阪万博のパビリオン建設のために「時間外労働の上限規制」の対象外とするよう自民党議員が検討 / 現場は上下水道のインフラがなく工事中は「排泄物が山盛り」の可能性

 大阪万博のパビリオン建設がどう逆立ちしても間に合わないようです。自民党の大阪・関西万博推進部では「人繰りが非常に厳しくなる。超法規的な取り扱いが出来ないのか。工期が短縮できる可能性もある」「災害だと思えばいい」などの意見が出たことが伝えられました。事務局長の松川るい議員も「非常事態であるから、残業時間規制についても必要であればとっぱらうということも考えるべきだという意見は多かった」と認めています。建設業界の労働環境を改善するための法律を違反しても良いと、議員たちが大まじめに検討したというのです。なぜなら、万博はもはや「災害」みたいなものだから。「いのち輝く」人権無視、悲惨すぎて笑える事態です。
そもそも建設業界は人手不足なところに、万博会場の現場は上下水道のインフラがなく建設業者には「トイレと汚水処理の自前持ち」が求められているそうです。そのため、業者さんは高い見積もりを提示されたとしても「やりたくない」のだそうです。「上下水のインフラがない」というのは、数ヶ月にわたって「簡易トイレで排泄物が山盛りになる」事態も予想されるらしい。パビリオン以前にうんこの山ですか。
しかし、うんこの山ができるほどの人手や建築資材が万博に集中すると、それはそれで建設業界の「万博不況」になりかねないそうです。責任者は一体誰なんだ?
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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万博工事「超法規的措置を」 自民会合で発言、残業規制の除外求める
引用元)
 自民党の大阪・関西万博推進本部(本部長・二階俊博元幹事長)が10日、党本部で開かれ、万博パビリオンの建設を時間外労働の上限規制の対象外とするよう求める意見が自民議員から上がった。同様の要望は、主催する日本国際博覧会協会(万博協会)も政府に求め、建設業界などから批判を浴びた経緯がある。
(中略)
 この日の推進本部では、2025年開催の万博のパビリオン建設が遅れている問題が取り上げられた。出席議員らによると、「人繰りが非常に厳しくなる。超法規的な取り扱いが出来ないのか。工期が短縮できる可能性もある」「災害だと思えばいい」といった意見が出たという。
(以下略)
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配信元)

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水俣病訴訟で国に賠償を命じた大阪地裁判決に対し、国が控訴「私たちが死ぬのを待っているのか」〜 司法は被害者救済を最優先にすべき時代

 水俣病が公式に確認されたのは1956年でした。それから救済を求める人々の長い戦いが始まりました。被害者を救うべき立場の県や国が、被害者を黙らせようと争う中、2004年に未認定患者への救済が認められることとなり、水俣病被害者救済法(特措法)に基づく新救済策が開始しました。そして2013年には、この特措法でも救済されなかった人々が熊本をはじめ各地で提訴しました。
それからさらに10年を経て、2023年9月27日、大阪地裁で「特措法の対象地域外でも、不知火海でとれた魚介類を継続的に多食していればメチル水銀を摂取したと推認できると判断。水俣湾に仕切り網が設置された74年までに魚介類を多食し、感覚障害もある原告らについて水俣病と認めた。」との判決が出ました。賠償額は275万円とわずかですが、この冷酷な政権下で辛うじて被害者の尊厳が守られたように感じました。
 ところが政府はこの判決を不服として控訴すると報じられました。「国の1977年判断条件による患者認定の枠組みに影響を与えかねないと判断」したためとありますが、この後に続く各地の判決を牽制したものとも見られています。人生を狂わされ、長く訴訟の負担に耐えた被害者である国民を、さらに打ちのめすようなことを岸田政権はしようとしています。
 そしてこの残酷な水俣病の歴史は、これから起こるワクチン後遺症の救済訴訟の行く末を暗示するようで不安です。国は、政府は、本来国民の健康で文化的な生活を守るためにあります。被害者の救済を最優先に最速で行うべきですが、国が国民を見捨てるならば、司法は末期の政権などに忖度せず司法の本来を取り戻してほしい。被害者の救済が最優先の判断を。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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配信元)
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水俣病の認定訴訟、国が控訴へ 被害判断への影響考慮
引用元)
 水俣病特別措置法の対象外となった原告128人全員を水俣病と認定し、国と熊本県、原因企業チッソに賠償を命じた大阪地裁判決について、政府が判決を不服として控訴する方針を固めたことが10日、政府関係者への取材で分かった。控訴期限は11日。
(中略)
 政府は、今回の判決を受け入れれば、感覚障害と他の症状の組み合わせを原則とした国の1977年判断条件による患者認定の枠組みに影響を与えかねないと判断。新潟、東京、熊本の各地裁で同種の訴訟が係争中であることも考慮したとみられる。
(以下略)
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「私たちが死ぬのを待っているの」水俣病認定訴訟、大阪地裁の判決に対し国が控訴 原告ら早期解決願う
引用元)
(前略)
 一審の大阪地裁は9月、原告全員を水俣病と認定し、国などに対し1人あたり275万円の賠償を命じる判決を言い渡していました。これに対し、国は10日、「国際的・科学的な知見や過去の最高裁の判決内容と大きく異なることなどから、上訴審の判断を仰ぐ必要がある」として、大阪高裁に控訴したと明らかにしました。

原告・前田芳枝さん
「今回の控訴を聞いて本当に『私たちが死ぬのを待っているの』と感じた。一刻も早く早期解決を願う、それに尽きます」

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救済法対象外の原告らを「水俣病」と認定 国やチッソに賠償命じる
引用元)
(前略)
 水俣病は、汚染された魚介類を食べることなどでメチル水銀に曝露(ばくろ)し、発症するとされる。熊本県などは特措法に基づき、不知火海沿岸のうち、水俣湾周辺の一部地域に、68年までに1年以上住んだことなどを救済の要件としてきた

 判決は、毛髪の水銀値の調査などを踏まえ、低濃度でも長期間、メチル水銀に曝露すれば発症する可能性があるほか、長期間たってから発症することもあるとした。

 その上で、魚介類の流通状況などから、特措法の対象地域外でも、不知火海でとれた魚介類を継続的に多食していればメチル水銀を摂取したと推認できると判断。水俣湾に仕切り網が設置された74年までに魚介類を多食し、感覚障害もある原告らについて水俣病と認めた

 国や県は、責任が認められるとしても、不法行為から20年たつと賠償請求権がなくなる民法の「除斥期間」の適用を主張していた。判決は、除斥期間の起算点を水俣病と診断された時とし、除斥期間が経過した原告はいないと判断した。
(以下略)