五感を磨きながら主体的に自分を作ろうとしている赤ちゃん
長年、ベビーマッサージと乳幼児のメディア接触についてのアドバイザーをしている関係で、
赤ちゃんの五感について改めて学びなおしてみたくなりました。
AIを研究している科学者が、その目的を聞かれたときに「人間を知りたかった」と答えていました。それを解明するには生物学分野、遺伝子工学や物理化学分野へと研究が進んでもなお限界があるようです。
なるほど、人は今やっと赤ちゃんはどのようにして体を作り、自分の感覚をつかんで体を動かし、思考したり、言葉を獲得したり、人とコミュニケーションをとれるように成長していくのか?を総合的に研究し始めたのでしょう。
しかし、その研究も目に見える形で実験して証明するという
肉体レベルの研究で、東洋医学セミナーで学ぶような次元には到達できそうもありません。魂を抜かれた状態で人間の研究をしても本質には近づけないと思うのですが、それでも赤ちゃんはどんな存在なのか?子育てとは何か?の入り口には立ち始めた気がします。
もっと残念なのは、今の子育てが目に見える数字に支配されていることです。
体重、哺乳の量や時間、尿や便の回数、離乳食を始める時期やお座りする時期を月齢を目安にしています。
これらは赤ちゃんが決めるものです。赤ちゃん自身が五感を磨きながら主体的に自分を作ろうとしているのを無視して、混乱させて、やる気を摘み、あきらめさせる育児です。お母さんも赤ちゃんと繋がっている直感的育児ができなくなってしまいました。このままでは人類滅亡・・・とさえ思うほどです。
本屋さんの育児コーナーには「頭のいい子を育てる」「有名大学に合格させる」「天才を育てる」「赤ちゃんの時から始める教育実践法」などの本がずらりと並んでいます。
このような価値観で育てられてきた親がボタンをかけ違えたまま一生懸命我が子を育てようとしているのです。
8月7日の記事で、バングラデシュで政変が起こり、8月5日に延べ20年以上に渡って首相を務めたシェイク・ハシナ氏が辞任し国を脱出したことをお伝えしました。
この時に、“今回のバングラデシュの政変は「米国が仕掛けたカラー革命であることがほぼ確実」だ”とコメントしましたが、このことが裏付けられました。
グラミン銀行の創設者で2006年にノーベル平和賞を受賞、バングラデシュ暫定政府の首席顧問に就任したムハマド・ユヌス氏は、米国訪問中のクリントン財団でのスピーチで、バングラデシュのカラー革命について、「突然起きたことではありません。そんなはずはありません。非常に良く練られています。」と話していました。
また、この時の記事の中に、“新聞は日本企業の心配をしているけど、生産費が安いからユニクロなどはバングラデシュに進出している。”というアジア記者クラブ(APC)さんのツイートがありました。
下のYouTubeの動画は、そのアパレル製品工場国バングラデシュの驚愕の実態を明らかにしたものです。
動画の冒頭で、“これはですね、あらゆる洋服を着ている皆さんに関係のある話で、皆さんが今着ていらっしゃる洋服は、恐らくここで製造されているでしょう。皆さん、見てください。働いている人は、ほとんど子供です。”と言っています。
1分50秒以降のバングラデシュの首都ダッカの様子は、あまりにも想像を絶するもので文章では表現できません。
“バングラデシュ全体の約70~80%を占める主要産業がアパレル産業で、ここダッカにある5000以上のスラム街には、日本のメーカーを含め、世界で有名なファッションブランドが密集しており、アパレル関連事業に関わる約400万人のうち、約8割の労働者が女性または未成年の子供だそうです。(2分35秒)”と言っています。
10分27秒のところで紹介されている13歳の姉と10歳の弟は、2人とも働いており、母親は夜の10時に帰ってくると言っています。女の子は朝の10時から夜中の1時まで、1日15時間ミシンの縫製の仕事をして、1日に20~30タカ(約23~35円)を稼いでいるということです。
「ホンマにこれが僕たち日本人が住んでいる地球と同じ世界なのかって、考えさせられますよね。(13分23秒)」
“問題なのは、この社会が大量生産して安く作って安く売って、消費者は安く買うことができるシステムになってしまっているということ。…僕たちが普段目にしている安い値札の裏の裏をたどれば、世界のどこかで犠牲になっている場所がある(17分)”と言っています。
この動画は世界の腐敗が凝縮したような、圧倒的なリアリティを感じさせるものになっています。低価格の背後にある問題に思いを馳せることもなく、少しでも利益を上げようとする業界と、少しでも安いものを買おうとする消費者の愚かさと醜さが、地球上で地獄を生み出しているのです。
私は大学2年の時に一度だけユニクロで服を買って以来、二度とユニクロの商品に手を出していません。まるで服のコンビニエンスストアのような服の手触りが嫌いだからです。私はコンビニが嫌いなので、コンビニで物を買うことはありませんが、ユニクロも同じです。
商品の値段は適切な金額でなければなりません。我が家では安すぎる商品、特に衣類は絶対に買いません。そこに搾取があることは明らかだからです。商品は安い方が良いとか、お金はいくら持っていても腐りはしないという考えは、愚かさの極みです。商品の値段も、所有する資産も適切であるべきで、使いきれないお金を所有していること自体が「悪」だと私は思っています。人類のほとんどは、気が狂っているように見えます。