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地球ニュース:サウジアラビア その1

 先週ご紹介した4チャンのQなる匿名の人物の投稿、第二弾です。フルフォード氏も言っているように粛清はサウジアラビアから開始されたので、今回はサウジに焦点を絞ります。つっても、Qって基本、質問ばっかりなんですよ。まぁ、どこに目を向けて、どこの点とどこの点を繋げばいいのか指示してくれるんですけどね。
 そこに総力を挙げて見事な答案を連日寄せるネット民の皆さま。頭文字の解析も含めて、あちこちのページを検索していたのですが、動画組といい、ブログ組といい、ツイッター組といい、感心を越えてもうコワイわ(笑) Q側の投稿もコメント側も、両者共に大量なのでトンデモ解答も多いのですが、一握りの優秀な方の分析には脱帽するしかありません。
 とうとうデイヴィッド・ウィルコック氏も参戦しました。彼が追っていた4チャンのMEGAなる匿名の人物が数日間投稿を控え、「自分の出る幕がないくらいにQも本物」と後押ししたかららしいのですけれど。ほいでウィルコック氏の記事によると、コーリー・グッド氏も11月5日までに一週間かけて、この粛清を裏付けるブリーフィングを延々と上から(二つ別々の筋から)されていたそうです。
 ということでサウジの怒涛の粛清シリーズ、行ってみまっしょい!
(Yutika)
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地球ニュース:サウジアラビア その1

Qからの質問状


【まずは、11月5日午後1時台のQの投稿からサウジ関連のものを一部抜粋します。質問形ばかりなので、ネットで見かけた解答例や関連記事の情報なぞを記憶を頼りに入れておきますね。】


何故JK【恐らくジャレッド・クシュナー】は最近SA【サウジアラビア】を訪問したのか?
SAは何で有名だ?
最も大口の寄付はどこから寄せられている?
 【サウジアラビアから米国へってことでしょうね】
何故これが関係あるのか?

その他でSAと関係しているのは何だ?
 【うーん石油はベタだし……有名なのは人身売買でしょうか。】
避難する【先の】港か?
 【※犯罪人が逃げ込む先、という意味で。但し、「免責される範囲」という意味もあります。例えば上のリンク先記事によると、サウジでは奴隷所有も虐待も事実上し放題。】
【(物や)人を】移動させる港か?
 【※同じ記事によると、サウジには王子たちのプライベートジェットや船で、世界各地から誘拐された奴隷が流れ込んでいます。】

何故このところJKや大統領に対して中傷キャンペーンが展開されていたのだ?
何故このタイミングが重要なのか?

【1つ目の次に続く投稿】
戒厳令がSAで敷かれた。
何故これが関係あるのか?

SAによってCF【クリントン財団かと】へどれだけの金が寄付された?
SAによってジョン・M【マケイン・インターナショナル・リーダーシップ】研究所へどれだけの金が寄付された?
SAによって【ナンシー・】ペロシ財団へどれだけの金が寄付された?
SAによってCSへどれだけの金が寄付された?
 【「CS」だけがはっきりしないのですが、上の三人が政治家なのを考慮すると、彼らのお仲間のチャック・シューマー議員の頭文字な気がします。】

SAによって金を掴まされた其の他の悪役(買収された)(D’s【=民主党員】だけではない)は誰だ?
何故ブッシュ一族がこのところ【表舞台に出て来て】大統領に盾突いているのか?
誰が善人だ?

SA対米国で法律はどうなっている(罪に問われた犯人【について】)?
これら拘束した者からどんな情報を引き出せる?
何故これが重要なのだ?

SA → 米国
どの勢力がSAでは展開中だ?
NG【サウジ国民兵】?
信じろ。
【以下略】

【5日の同じ時間帯の投稿三つ目】
HUMAを追え。
 【最初はフーマ・アベディンのことかな、と思っていたのですが、ここ、全て大文字なんですよね。この場合は「ハーバード大学イスラム教徒卒業生の会」かもしれません。今年は6月に三つの都市で集っています。】
HRC/CF【ヒラリー・クリントンないしはクリントン財団】をSAに結び付けるのは誰か?
 【上の超マイナーな略称(ハーバード云々)を見つけ出したコメント主によると、ジュリアン・アサンジ。ウィキリークスでメールを暴露していますから。HUMAがアベディンなら、結び付けるのはフーマ自身。】
何故これが関係あるのか?

(左)ヒラリー・クリントン [CC BY-SA]
(右)ジョン・マケイン [CC BY]


ムスリム同胞団は誰だ? 【フーマは一員だと言われています。】
MB【ムスリム同胞団】と繋がっているのは誰だ?
 【ということはヒラリーでしょうか。あと先のコメント主によると、オバマやジョン・ブレナンやマケインも。】
アーワンとは誰だ?
 【民主党全国委員会の元委員長デビー・ワッサーマン・シュルツが雇っていたパキスタン人のITエンジニア(というかスパイ)で、米国から逃亡しようとしました。】
アーワン・グループとは何だ?
 【ワシントンDCの政治家たちの情報を盗み取っていたアーワン兄弟の一団のことでしょうか。それとも同名の多業種グループ企業のことでしょうか。】
彼らのオフィスはどこに構えていた?
 【兄弟ならワシントンDC、ないしはワッサーマン・シュルツのお膝元ですかね。こちらのコメントによると、民主党全国委員会と同じビルにも店を構えていました。後者ならばパキスタンや中東、中国、米国など世界中にオフィスがあります。】
何故これが関係あるのか?

マネーロンダリングの定義とは。
SAとパキスタンの関係はどうだ?
 【パキスタンはSAの同盟国です。サウジはパキスタンの核実験騒ぎ等で常に支持側に廻ったり、元首相のナワーズ・シャリーフを家族と共に一時期亡命させていたり、仲が良い。】
何故これが関係あるのか?

何故SAは何千万ドルも米国の政府高官たちに提供しようとしたのか?
見返りとしてSAは何を得るのか?
【権力中枢への】アクセスが重要なのは何故か?

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17/11/6 フルフォード情報英語版:ハザールマフィア連中の粛清が激化、トランプはアジアで安全を確保

 秋の終わりから大量逮捕が本格化しています。やっとメディアでも(多少は)表れてくるようになりました。
 数日前に取り上げたQ はサウジアラビアから開始した理由を、米国を動かす資金源をまず断つため、と別の投稿で説明しています。サウジアラビアの富豪の資金力に比べたら、表舞台でパシらされているソロスやヒラリー・クリントンなんぞカスだということですね(え? そこまでQは言ってなかった? いやだな気のせいですってば)。
 ということで、米国の雇われ三文役者どもは御主人様を失って孤立無援と化しているようです。次に彼らと繋がっていた医学界が暴かれるとか(※ディック・チェイニーやバーバラ・ブッシュ、グーグルのエリック・シュミットは臓器売買の疑いのある大手病院の理事ないし名誉理事)。
 フルフォード氏によると、まずは癌が狙い目だそうですが、欧米で強制摂取が相次いでいるワクチン詐欺も早めに処断して頂きたいところ。ビル・ゲイツがインドやアフリカで人体実験している子宮頸がんワクチンという合わせ技もありました。
 そして孫正義はやはり不正選挙の責めを取らされる模様。今年の「このハゲ~」シリーズの末尾を飾るべく、年度内の達成を頑張ってください。あと不正選挙仲間の竹中平蔵も是非ともお忘れなく。
(Yutika)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ハザールマフィア連中の粛清が激化、トランプはアジアで安全を確保
投稿者:フルフォード

サウジアラビアでの粛清



米国やサウジアラビアにおける逮捕や粛清を受けて、ハザールマフィアに対する世界規模での粛清が引き返すことの出来ない転換点まで到達したというのは、最早疑う余地がない。

中東では、サウジアラビアの傀儡サード・ハリーリー首相が辞任に追い込まれた後、イランと繋がったヒズボラが実際にはレバノンを支配している。彼の辞任の後に続いたのは、サウジの事実上の国王ムハンマド・ビン・サルマーンによる何百人という王子、将官、宗教指導者、其の他の粛清だった。

ブッシュおよびクリントン・マフィアの資金と権力の源泉の内、最後まで残っていた主要な一つを断ち切ったという点で、この粛清は特に重要だ。【秘密】結社スカル・アンド・ボーンズの会員の妻であるケイ・グリッグズや其の他の告白によると、粛清された王子たちの大半は米国に留学した際に、ブッシュ家の面々や奴らのトップの補佐官たちと同性愛で絆を深めていたそうだ。
https://www.youtube.com/watch?v=Dp_i1F-1lcA

以下が次々と行われる一斉検挙に関して、ペンタゴン筋の述べた内容である:
「小児性愛者でテロリストなブッシュ=クリントン派閥――[ウサーマ・ビン・ラーディンの兄]バクル・ビン・ラーディンや反トランプのアル=ワリード・ビン・タラール[王子]を含む――のサウジ粛清は以下のタイミングに合わせて行われた:パラダイス文書の漏洩、
https://www.theguardian.com/news/2017/nov/05/paradise-papers-leak-reveals-secrets-of-world-elites-hidden-wealth?CMP=Share_AndroidApp_New_Post

……トニー・ポデスタの逮捕、そしてヒラリー・クリントンとジョン・ポデスタの降伏だ」

トニー・ポデスタはワシントンの強力なロビイストの一人で、彼の兄ジョンはヒラリー・クリントン(・ロックフェラー)の選対本部長やビル・クリントン(・ロックフェラー)の首席補佐官を務めた。アル=ワリードはロックフェラーのシティバンクの大株主だ。


粛清の余波


これらの暴露・逮捕・粛清の影響は数多の方向へと波及する。【既に行われた粛清の】余波・更なる逮捕・更なる粛清が今後数日の間で、中東・日本・欧洲そして米国で見られるようになるのは必至だ。

既にトランプの商務長官ウィルバー・ロス(チャイルド)の名前が挙がっている。カナダの有力者スティーヴン・ブロフマンも同様だ。後者はアル・カポネに酒を売りつけて富を築いた一族の出だ。こういった名前は氷山の一角に過ぎない。

トランプと彼の家族を報復行為からより容易に守れるよう、粛清はトランプのアジア歴訪をもって開始された、とペンタゴンやCIA筋が言っている。

しかしながら、戦いが終わったと言うには程遠い兆候として、トランプに関する二つ別々の警告がこの筆者に先週寄せられた。一つは“北朝鮮に近い筋”であり、もう一つはアジア駐在のベテランCIA職員だ。

北朝鮮に繋がる筋の方は、もしトランプが北朝鮮との戦争を挑発すれば「彼は生きたままアジアを立つことはあるまい」と言っていた。CIAの方は、「トランプのために特別なサプライズがベトナムで待ち受けている、と蔭で囁かれているのを耳にしている。そしてそれは、【APECの】ついでにプーチンとの会合を設けるという意味ではない」と言っていた。

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地球ニュース:アメリカ 〜いよいよ「嵐」が到来! アメリカ国内では霊導による大量逮捕が進行中?

 世界の動向を政治面からだけでなく、宇宙極秘計画(SSP)などの面からも解説してくださるジョーダン・セイザー氏のユーチューブ番組は毎回チェックしているのですが、11月2日の動画あたりからQという謎の人物が掲示板に投稿した内容が取り上げられるようになりました。日を追うごとに割かれる分数が増えて、「記事にせなあかんかな~? でも超面倒な内容だから嫌だな~」と。尻込みしていたら、とうとうお尻を叩かれましたので、記事にします(泣)。
 原文、暗号文みたいな所が多いんですもん。皆さま頑張って附いて来てください。それとこれはあくまで私が掻き集めた情報による勝手な解釈です。間違っているかもしれませんし、裏に二重、三重の意味があったりするかもしれませんし、大量の投稿から厳選しておりますので肝心の部分を見落としている可能性もあります(と、まず最初に逃げをうっておきます)。

 のっけからちょっと話は逸れますが、セイザー氏がQ関連で推奨していたツイッターアカウントを眺めていて発掘。俳優ジム・キャリーの別れた恋人の自殺話(2015年9月)、あれってどうやらイルミナティによる報復殺人だったとQ事件とは別に呟いていました
 2014年11月に出演した生番組で、イルミナティのことを暴露し過ぎたために怒りを買い、主要メディアを動員して、あたかもキャリーが犯人のような印象操作をされていたようです……ホンマにゴッドファーザーの世界や(※Qは何度も「ゴッドファーザーIII」というフレーズを投稿しているので)。
(Yutika)
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地球ニュース:アメリカ

Qなる謎の人物


現在、トランプ大統領とその家族は海外で安全を確保しつつ、アメリカ国内で大量逮捕を進めていると言われています。大統領が以前「嵐の前の静けさ」と軍人たちを前に言っていましたが、いよいよ「嵐」が到来したのでしょうか。その進行状況を発信しているのでは、という匿名の投稿が連日続いており、一部のネット住民の注目を集めています。

場所は匿名で興味深い情報が放り込まれることの多い(らしい)画像掲示板「4チャン」です。今回取り上げる人物ではないと思いますが、例えばこちらの記事まとめによると、11月4日の2時と6時台の二つのおそらく別人による投稿があったそうです。2時の方は「明日のテキサスのニュースを見よ。何か大きなことが起こる……」。6時の方は作者の指示通りに各文の一文字目を繋げると、「FBI is going to cause a false flag (FBIが偽旗を起こそうとしている)」というメッセージになります。そして翌日の日曜日に何が起こったでしょうか。テキサス州の教会が襲われました(都合良く犯人が死んで、いつも通りにFBIが介入)。

今回取り上げる人物の投稿開始日は、ハロウィンの10月31日(火)夜8時きっかり(29日頃からちょいちょい投稿はしていますが正式には)。見た目はこんな感じです:


「?」で終わる質問形式が多いです。

この匿名の人物は、自分のことを「Qクリアランスを有する愛国者」と呼んだり、末尾に「Q」と署名したりしているので、我々もQと呼びましょう。男性か女性か、一人なのか複数なのかは不明です。またIDがめまぐるしく変わるので、成りすましがゼロかどうかも不明。

ただ何かの作戦名なのか、この人物は頻繁に「Alice & Wonderland(アリスと不思議の国)」と書いています。ルイス・キャロルが執筆したのは『Alice in Wonderland(不思議の国のアリス)』。そして11月4日に「Q=Alice(アリスは自分のこと)」と書いています。

「これもモッキングバード作戦の範疇に入るのだろうか?」
(※50年代から始まったとされるCIAによるメディア統制の極秘作戦)

そして11月8日にこの人物が開設した上記のツイッターアカウント名は「白兎を追い駆けろ」(中を見ようとすると毎回必ず「このアカウントは一時的に制限されています」とツイッター社によってブロックされますが、構わず「プロフィールを表示する」ボタンを押してください)。英語で「go down the rabbit hole(兎穴に降りて行く)」と言えば、アリスの物語のイメージから、「混乱の中に(自ら)飛び込む」という譬喩でもあります。

ちなみに「Qクリアランス」とは何でしょう? 政府機関や軍隊では、どの程度の機密情報までアクセスが許されるのか、様々なランク分けがされています。 Qクリアランスは、アメリカ政府が付与することの出来る最高レベルの機密情報アクセス権限をエネルギー省で有しているということです(ざっくり言って、国防総省のトップシークレット・クリアランスと同等だそう)。エネルギー担当の省庁ですから勿論、電気・ガス・石油も管轄なのですが、その前身は原子力委員会、つまり核兵器に関する研究開発から管理廃棄までを担う、国家安全保障の要です。

但し11月2日10時台の投稿で「“Q”と言えばその人物がDOE【エネルギー省】で働いていることを意味するのか? 否。【では】そのような情報を投下している人間が全省庁に対する最高レベルのクリアランスを有しているということだろうか? そんなことが関係あるのか?」と本人が煙に巻いていますので、必ずしもDOEの職員だと断言出来ないようです。


また『新スタートレック』の Qという高次生命体をイメージしているのでは? とコメントする読者もいました。

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[ YouTube ] 数学オタク開発のこだわり計量カップ!

竹下氏からの情報です。
 このたび新たに、海外在住の二人のライターさんが、時事ブログに協力して下さることになりました。お二人のプロフィールは後日、シャンティ・フーラ誌上で掲載される予定ですが、ひと足お先に、時事ブログ上で、ユーモア記事の翻訳とコメントを頂きました。
 まず本日は、メキシコ在住の「popoちゃん」様です。
この大仰な道具に、マジメなpopoちゃんが戸惑われるあたり、きっと竹下先生の狙い通りです!
(まのじ)
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Euclid - Kickstarter Video
配信元)



[ 数学オタクが開発!より正確に計れるこだわり計量カップ ]

料理好き、お菓子作り好き、数学オタクに朗報!
通常の液体計量カップって、1/4カップなど下の方の目盛りは、目盛りより分量が1ミリ上だったり下だったりしたら、最大20%の誤差が出てしまうとのこと。
(そ、そんなに出るのぅ?!し、しらなかったぁ〜(汗)お菓子作り歴約30年)

そこでどの目盛りで測っても誤差の少ない、より正確な計量カップを作れないかとグーグル、フェイスブックのソフトウェアエンジニアとしての職歴とコンピューターサイエンス博士号を有する数学オタクが開発。

[ ユークリッド計量カップの特徴 ]

①ユークリッド幾何学(平面や歪みのない空間の図形の性質を探求する)を使ってすべての目盛りで誤差を均一に且つ最小限にする形をデザイン

②計量カップの側面を一部平たくすることで正確な目盛りを印字
(カーブになっていると正確に目盛りを印字するのは難しいらしい。。。)

このユークリッド計量カップだと、どこの目盛りでも、たとえ1ミリ上だったり下だったりしても誤差は6%に収まるらしい。ということでより正確な分量でよりよい結果がでるとのこと。。。

料理もお菓子作りも大好きな私は、こんなツールにはすぐに飛びついちゃう!
しかもオシャレなヤツだともう絶対!ほしい、ほしい!

でもちょっと待って。。。

これって、ちゃんと目盛りを印字された計量カップだったら、平らなところで目線を目盛りのラインと水平のとこに持っていったら十分正確に計れる?!

と一旦冷静に考えるけど。。。やっぱりほしいなぁ。。。

だってかっこいいんだもん!

17/10/13 フルフォード情報英語版 [番外編]:仮想通貨の現状――白龍会からの特別報告書 3/6

 前回は、仮想通貨を巡る周囲の反応を見ました。IMFやFEDは新たな世界でも支配権を確立しようと虎視眈々と狙っていますし、既存の大手企業も一儲けしようと参入して来ています。国で言えば、中国や韓国は消極的、日本やスイスは積極的。
 一昔前、IT系のベンチャー企業が雨後の筍みたいに乱立していたのと似ています。今は“スタートアップ企業”と呼ぶみたいですけどね、発想力勝負の戦国時代の様相を呈しております。本文では、スタートアップを「新規立ち上げ」などと訳していますが、会社ではなく“チーム”、事業ではなく“プロジェクト”と、なんだかゼミかサークルのノリっぽい。
 前回最後に出てきた“ブロックチェーン”は、トークンの全ての取引を記録した電子台帳です。一定期間毎に塊(ブロック)に分けて皆で保存し合い、前の塊が次の塊へとジグソーパズルのピースのように特定の繋がりを有して続いていく(チェーン)のだとか。
 争いの場はトークン(仮想通貨)の多様化だけではなく、仮想通貨市場を支える技術的な分野にも及んでいる、というのが今回のお話。
(Yutika)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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仮想通貨の現状――白龍会からの特別報告書 3/6
投稿者:フルフォード

仮想通貨とは一体


実際には今年市場に参入してきた仮想通貨の多くは通貨と呼べるものではなく、どちらかというとアプリやプラットフォームへのアクセス権限を表象する“機能的なトークン”と言うべきものだ。

このように考えればよい:グーグルが“グーグルコイン”なるものを作り出して、貴方がグーグルで検索する度にそのグーグルコインを少量支払わなければならない仕組みになったとしよう。縦えそれが正確には通貨と呼べるものでなく、グーグルのプラットフォームのみでしか使用できないとしても、こうなるとグーグルコインの需要が生まれ、価格が下支えされることになる。


新市場のサービスも争いの場


多くの企業が仮想通貨の生態系における新たな“グーグル的存在”、つまり核となる必要不可欠なサービスを提供する企業になろうと、競い合っている最中だ。

例えばチェーンリンク社は「オラクル」と呼ばれる形で既存の金融データをブロックチェーンに移行させ、他の仮想通貨の企業にそのデータを提供しようとようと試みている。どうやらチェーンリンクのチームはスイフト【国際銀行間通信協会】と既に提携しているようだ。


しかし我々が思うに、スイフトのシステムそのものが廃止され撤退すべきではないだろうか。ロシアと中国はスイフトの代替機関を作り出そうと既に動いている。またの名を金融制裁とも称する金融戦争において、銀行カルテルが使用する主な武器の一つがスイフトなのだから当然のことだ。


さて次に移ろう。ビットクエンスは利用者が使い易い電子財布のアプリを構築しようとしている。ある意味、電子通貨のダッシュボードであり、ある意味ソーシャルメディアのアプリといったところだ。


イコノミは電子資産の運用会社であり、仮想通貨世界を熟知した参加者が管理する投資ファンドを提供しようとしている。

興味深いプロジェクトは幾つもあり過ぎる。こういった“トークン”を時価総額で分類した一覧はコインマーケットキャップにて確認可能【なので興味ある方はそちらを参照して頂きたい】。


取引所の開設も争いの場



他に興味深い新規立ち上げと言えば、0xプロジェクト(「ゼロ・エックス」と読む)である。分散型でP2P形態の為替取引のため、核となる構成要素を作出しようと試みているのだ【※ざっくり言うと、各種トークンを送ったり交換したりするため、分散型の取引所に類似するものを新設しようとしているみたいです】。

言わば、仮想通貨の生態系は金融取引にとっての新たなインターネットのようなものであり、各企業がその新たなネット上の核となる機能を作り出そうとしている。

中国が少し前に仮想通貨の取引所を閉鎖することが可能だったのは、それが集中型の取引所だったというだけであり、つまり取引所が特定の一つの場所に存在したか、特定の一連のコンピューターに存在したせいなのだ(中国の場合は後者)。

分散型の取引所が謳っているのは、それが特定のいかなる物理的な場所にも存在せず、よって閉鎖や統制されにくくなるだろうということだ。加えて、利用者に仮想通貨建て資金を預け入れることを要求しないものが大半なので、そういった資金が盗難されるリスクも排除される。分散型の取引所においては、【これまでの集中型取引所と異なり】利用者同士によるP2Pの形で取引が行われるのだ。

分散型の取引所という狭い分野においてでさえ、既に激しい競争が始まっている。「分散型取引所プロトコルにおける情勢」と題された最近の記事が、幾つかのアプローチの非常に細かい技術的な違いについてまとめてくれている。

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