(前略)
ドゥテルテ大統領はよく悪態をつきます。
(中略)... 大統領がローマ法王を罵ったとメディアが喧騒していたことがありました。
(中略)...
今日またニュースがありました。
今回はオバマ大統領をに対し「son of a bitch(売春婦の息子)」と発言したということです。
私は英語とタガログ語のネイティブで、スピーチの完全版を見ることができる立場にあったので、動画の完全版を観ました。何ということでしょう。
(中略)... ドゥテルテ大統領が「putangina」と発言したのはオバマ大統領に対するものではなく、
ドゥテルテ大統領に「質問や発言を投げかけただけ」のレポーターに向けられたものだったのです。
(中略)...
9月5日、ドゥテルテ大統領はASEAN首脳会合に出席するためにラオスに出発する直前、フィリピン全国に向けて5分間のスピーチを行いました。
(中略)... スピーチの後、ドゥテルテ大統領は聴衆に質問や説明の必要なことがないか尋ねました。
(中略)... 一人のレポーターが大統領に質問をしました。
「大統領、
裁判なしで処刑をすることに関して懸念がなされていますが。外国の指導者の前で、この問題について言及する準備ができているメッセージはありませんか?」
この質問に対し、大統領は答えました。「私が誰に申し入れるべきかって I?
誰がその質問をするのですか?伺ってもよろしいでしょうか?」
聴衆の一人が「オバマ大統領などです」と答えました。そこからすべてが始まったのです。大統領の回答は次の通りです。
「
皆さんもご存じの通り、フィリピンは属国ではありません。フィリピンがアメリカ合衆国の植民地であった時代ははるか昔です。
しかし、まるでフィリピンがオバマ大統領やアメリカの言いなりでもあるかのように見上げるようなコラムニストが大勢います」
(中略)...
タガログ語を理解する人がこの回答を聞けば大統領がオバマ氏の名誉を傷つけようとしているわけではなく、フィリピンの人たちを元気づけようとしているだけだとわかるでしょう。
(中略)...
「『彼が会うまで待とうではないか』とヘッドラインに書きそうなコラムニストがいます。彼とは誰でしょう?
私は主権国の大統領であり、フィリピンが植民地でなくなってから長年が経過しています。
私のマスターはフィリピンの人々以外に誰もいません」
次の発言は、メディアはこれをオバマ氏に向けたものだと騒いでいますが、テーマに関係のない質問を大統領に投げかけた無礼なレポーターに向けられたものです。
「
敬意を見せなさい。質問や発言を投げかけるだけのようなことは慎みなさい。Putangina (son of a bitch)、今度のフォーラムであなたのことを罵りますよ」
【フィリピン語講座】
Puta = Whore/Bitch
Ina = Mom
Putangina = Son of a Bitch / Son of a Whore
Mo = You
「Putangina」という言葉だけは、クソ(Shit)や(Crap)といった表現です。この言葉の後にMoと続いた場合に「You are a son of a bitch」と相手に対して攻撃的な表現になります。
スピーチについて詳しくは下の完全版の動画や、その正確な書き出し文でご確認いただけます。
(スピーチの英文は
こちらの記事後半から)
理想的には、彼女が降りて、大統領選ではトランプ氏が勝利して、9.11テロの真相が暴かれることによって悪人が一掃されるのが望ましいと思います。
ただ、そうなると、今のオバマ政権の中枢にいる者たちも刑務所行きは免れないはずで、そのような最悪の結果を逃れるために、何とかしようと思うはずです。その一つが、何かの事件を引き起こして戒厳令を敷き、オバマがそのまま大統領に居座るというシナリオです。しかしそのような計画を実行しようとすれば、おそらく、新共和国宣言がなされて内戦に入るだろうと思います。現在のところ、どのようなシナリオになるのか不明ですが、オバマ政権を含む悪人に未来がある可能性はありません。