注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
・「安倍総理の代弁者」との異名を持つ元TBSのジャーナリスト山口敬之氏によるレイプ疑惑において、被害者の詩織さんが検察に対する不起訴処分に対して不服申し立てを行なっていたところ、これに対し、検察審査会が「不起訴相当」と議決していたことが判明した。
・検察審査会は、「不起訴記録及び申立人(詩織さん)の提出資料を精査し、慎重に審査したが、不起訴処分の裁定を覆すに足りる理由がない」としており、この議決に対し、ネット上では多くの批判の声が飛び交っている。
ジャーナリストの詩織さん(28)=姓は非公表=から準強姦(ごうかん)容疑で告訴された元TBS記者の男性ジャーナリスト(51)に対する東京地検の不起訴(嫌疑不十分)処分について、東京第六検察審査会は22日、「不起訴相当」とする議決を公表した。議決は21日付。詩織さんが5月に審査を申し立てていた。
議決書は「不起訴記録及び申立人(詩織さん)の提出資料を精査し、慎重に審査したが、不起訴処分の裁定を覆すに足りる理由がない」としている。
議決を受け、双方が弁護士を通じてコメントを発表。詩織さんは「判断をしっかり説明していただきたかった。性犯罪、性暴力に関する司法、捜査のシステム、社会のあり方を変える必要性は引き続き伝えていきたい」。元TBS記者は「一連の経過で犯罪行為を認定されたことは一度もなく、今回でこの案件は完全に終結した。一部報道などで名誉が著しく傷つけられ、法的措置も検討している」としている。
【朝日新聞 2017.9.22.】
これまで何度も指摘してきたことだが、そもそもこの事件には、目撃証言や防犯カメラ映像などといった証拠がしっかりとある。
(中略)
意識を失った女性をホテルの部屋に引きずり込み、性暴力を働く。これは準強姦罪(準強制性交等罪)に該当する犯罪だ。これだけの証言・証拠があるにもかかわらず、今回、検察審査会が「不起訴相当」と議決したことはまったく理解できない。いや、性犯罪に対するこの国の司法の“甘さ”には、怒りを覚えずにはいられない。
しかも、この事件は許しがたいレイプ事件という側面だけではなく、安倍官邸が関与して捜査を握り潰した疑惑まである重大事件だ。
(中略)
捜査ストップが中村氏の判断であったことは、「週刊新潮」の直撃に対し、中村氏本人も認めている。所轄が扱い逮捕状まで出た準強姦のような事件に、警視庁刑事部長が介入するのは異例中の異例であるが、この中村氏は“菅義偉官房長官の子飼い警察官僚”なのだ。
【リテラ 2017.9.22.】
「慎重に審査したが不起訴処分の裁定を覆すに足りる理由がない」←防犯カメラの画像、タクシー運転手の目撃、そして本人の告発…。逮捕状まで出ていた事案。一体何を慎重に審査したのか。
— きづのぶお (@jucnag) 2017年9月22日
『元TBS記者は「不起訴相当」 「性犯罪被害」で検審』 https://t.co/2G1cj4XIP9
(中略)
おかしいでしょ、この国。
— はるみ (@harumi19762015) 2017年9月22日
元TBS記者は「不起訴相当」 「性犯罪被害」で検審:朝日新聞デジタル https://t.co/5widBGPZpd
レイプ山口が不起訴相当などと、信じがたい。逮捕状も出て逮捕寸前だった。検察審議会にまで手を回したとしか思えない。犯罪もみ消しなど許されるはずもない。
— 風音 (@kazaneimakara) 2017年9月22日
勇気を持って会見までした詩織さんを守りましょう。
どこまで腐ったのだこの国は。
(中略)
甘利の収賄疑惑に続き山口の詩織さん準強姦疑惑も不起訴相当の議決。どちらも十分な証拠が有りながら不起訴であることからもこの国の司法は既に独立したものではないという事をあらためて思い知らされた。今後森友、加計問題でどんなに物的証拠を提出しても不十分とされるようでやりきれない
— ヤマダキヨタカ (@I6E70p8zC0lWXfs) 2017年9月22日
(中略)
詩織さん「検察審査会の議決までにはもう少し時間がかかるものとうかがっていたので、本日この結果を知り驚きました」←議決は10月20日頃が予測されていたのに、唐突過ぎる。総選挙への影響を恐れて検察審査会に圧力がかかったのではないのか。https://t.co/yKeIBZb5Us
— きづのぶお (@jucnag) 2017年9月22日
深刻な腐敗にこの国が覆われている中、またも「大きな壁」に阻まれてしまった詩織さん、多くの黒い影が見え隠れする中、真相は闇の中へ…
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「ゆるねとにゅーす」さんが、見事にまとめてくれています。引用されているリテラの記事にある通り、この議決に関して、 “怒りを覚えずにはいられない”というのが、正常な人間であろうと思われます。
詩織さんの事件をまともに報じないメディアの連中にも、国民の怒りを向ける必要があるでしょう。
しかし、まず怒りを向けるべきは現政権であり、私たちはこの怒りのエネルギーを選挙に向けるべきだと思います。選挙の争点は明白です。安倍政権を許すのか許さないのか。これほどわかりやすい選挙はないと思います。