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[Everyone says I love you !]共謀罪、衆院通過。実行行為がないのに犯罪にする共謀罪は刑法の大原則、罪刑法定主義に反する。 〜“戦争を可能にするため”の法整備〜

竹下雅敏氏からの情報です。
 テロ等準備罪とは言いながら、テロとは無関係。この法案を通そうとしている連中が、人権を認めない立場だということがポイントです。“話し合っただけで犯罪になりうる”この共謀罪の目的が、いわば言論の弾圧であることは、明らかではないでしょうか。
 なにせ、“朝日新聞の論説が言論テロだ”とする意見に、総理が“いいね”をするということは、政権に対する反対意見はテロ行為であると、彼らは見なしていることになります。彼らにしてみれば、気に入らない連中を微罪で根こそぎ逮捕するのに、これほど都合の良い法律はありません。何人か、あるいはいくつかのグループを、見せしめ逮捕すれば、政権に逆らう人間はいなくなると見ているのでしょう。
 彼らが、このような法案を通そうとする理由は、記事を見ると明らかです。要するに、“戦争を可能にするため”の法整備なのです。以前から、安倍政権は本気で中国と戦争をするつもりだと何度も言ってきましたが、今の状況になってもそれがわからないとすると、かなりヤバイ状況ではないかと思います。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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共謀罪、衆院通過。実行行為がないのに犯罪にする共謀罪は刑法の大原則、罪刑法定主義に反する。

 2017年5月23日、「共謀罪」の成立要件を改めた「テロ等準備罪」を新設する組織犯罪処罰法改正案が衆議院を通過しました。

(中略) 

 この共謀罪は、人が共謀=犯罪について相談しただけで犯罪にする罪ですが、これまで3度も国会に法案が提案され、3度とも廃案になりました。

 なぜ、自民党はこれほどまでに共謀罪に執着し、どうして、これが危険だと世論は押し返してきたのでしょうか。

 今日は、刑法の罪刑法定主義、について述べたいと思います。


 罪刑法定主義は、憲法31条の適正手続に含まれるとされており、刑法で最も大事な原則です。

 これは、法律で、あらかじめ、

「何が犯罪で何が犯罪でないか」

「ある犯罪と別の犯罪の違いは何か」

が定められていないといけない、そうでないと国民(全市民)は罰せられないという原則
です。

 もし、この罪刑法定主義が守られていれば、国民は自分がこれから行動しようという時に、その行動が刑罰で罰せられるかどうか予測できるので、行動の自由が確保されるからですね。

 だから、犯罪行為は、日常頻繁に繰り返されるような行為とははっきり区別されるものでないといけないのです。

 そこで、刑法などの刑罰法規には、何をすると犯罪になるかが明記されていないといけないのですが、その中核となるのが、その法律が守ろうとしている保護法益と、その法益を侵害する危険性のある実行行為概念です。

 つまり、国民の行動の自由を極力狭めないように、犯罪行為は、生命・自由・財産など法律で保護する価値のある利益(保護法益)を侵す可能性のある非常に危険な行為(実行行為)に限定して規定されています。

 たとえば、殺人罪の場合は、刑法199条はこう規定しています。

第199条 人を殺した者は、死刑又は無期若しくは5年以上の懲役に処する。

 この殺人罪の場合、保護しようとしている法益は人の生命ですよね。ですから、実行行為は人をナイフで刺すとか、首を絞めるとか、人の生命という

「法益を侵害する現実的危険性がある行為」

ということになります。ちなみに、現実的とは差し迫った危険性があるということです。

(中略) 

 殺人罪の場合は、生命という非常に大事な法益を扱っているので、生命侵害という結果が発生しなかった殺人未遂罪や、具体的に殺人の準備をする予備罪も罰せられています。しかし、共謀だけでは予備とは扱われず、罪になりません。


(中略) 

 こうして、保護しようとする法益に対して差し迫った危険のある行為だけを罰することで、刑法は犯罪を取り締まって抑止するだけでなく、国民の行動の自由という基本的人権を守っているのです。

 そこで、たとえば正犯をそそのかしたり(教唆)、助けたりする(ほう助)の場合も、必ず正犯が実行行為に着手しないとこれら従犯は処罰されないということになっています。

 正犯が実行行為に着手しないと、法益が侵害される現実的な危険性は生じないから、刑罰を持ち出すまでの必要はないからですね。

 このようにして国民の行動の自由を極力守ろうとするのが、日本の刑事法体系が大事にしている罪刑法定主義、実行行為概念なのです。


 さあ、もう、共謀罪の恐ろしさはわかっていただけましたね。

 だって、共謀=話し合うだけでは、どんな法益も危険にはさらされませんよね。

 それなのに、共謀罪を新設して、共謀だけで犯罪にしようというのは、日本の刑事法を根本からくつがえすものです。

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加計学園疑獄:小池晃議員が政府関係者から資料を直接入手 「総理のご意向」により加計学園ありきで推し進められた決定的証拠 【前半】

竹下氏からの情報提供です。
 小池晃議員が「総理のご意向」により獣医学部の新設に向けて加計学園ありきで推し進められた決定的証拠を突きつけました。政府関係者から直接入手したというその資料に答弁者は「知らぬ存ぜぬ」の防戦一方です。これは総理に直接集中質問するしかありません。これまでの安倍政権の虚偽答弁を証明する重要な資料だと思います。
 昨年11月9日の国家戦略特区諮問会議で、安倍首相が「獣医学部の設置を可能とするための関係制度の改正を直ちに行う」と宣言していましたが、それ以前の9月頃に文科省内で作成されたとみられる今回の資料には、まだどこの大学が獣医学部の新設するのにふさわしいか決まっていない段階で“今治市分科会”の予定が記されてるおり、まさに「加計学園ありき」と言えます。
 "続きはここから"以降の5分02秒からは、文科省が平成30年4月の開学は無理だとして、わざわざ赤い字で3つの懸念を書き込み、内閣府に伝えていたようですが、“全て総理のご意向で一蹴され…内閣府が、来年の4月に開校だと言うことを押し進めた”と小池議員が喝破しています。
 明日掲載予定の後半では、獣医学部を新設するのにふさわしい大学が意図的に排除され、「加計学園ありき」で推し進められた証拠が暴露されています。安倍政権には「平等」とか「公正」という感覚は全く無く、国家を私物化するために嘘で塗り固められた政権だと言えます。
(編集長)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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加計学園5/22小池晃「直接 政府関係者から資料。動かぬ証拠」と:参院・決算委員会
配信元)

小池晃議員「安倍首相が腹心の友と呼ぶ人物が理事長の、学校法人加計学園が、愛媛県今治市に獣医学部を新設することになった経過について聞きます。5月17日にマスコミが、政府部内での検討経過を示す文書を報道いたしました。菅官房長官は、日時も明らかでない怪文書だと言っておられましたが、翌18日には『H28年9月26日18時半~18時55分まで、打ち合わせ概要』という文書も報道されております。官房長官、このような会合開かれましたか?

菅官房長官えー、私は全く知りません

小池晃議員「知りませんで済む話じゃないでしょ、文書が事実でないと言う風に言うんなら、それを反証する責任があるんですよ。それなのにね、知りませんで済ませると、こんなことが許されるわけないです。我々は、政府関係者から独自に文書、入手いたしました。それは全て、今まで報道されているものもありました。それ以外のものもありました。私どもが入手した9月26日の打ち合わせ概要には、対応した官僚の氏名も、明記されておりました。内閣府の対応者は、藤原審議官、佐藤参事官とあります。両者に直ちに問いただして頂きたい。昨年9月26日に、文科省との打ち合わせを行ったのか、そこで内閣府として、どのような主張をしたのか、調査して公表して頂きたい」

山本特区担当大臣「あのー、9月にですね、今治市の分科会をやっとりますので、それを踏まえて、事務的には、色んな打ち合わせ、やりとりがあったと承知しております。その、おー、日時がですね、はっきりと今、現時点では分かりませんけれども、そういう打ち合わせをしておりますが、しかし報道にあるようなことは全く違います」

小池晃議員「それ、おかしいじゃないですか、今資料がないのに、ここにあるのは違いますって。まったく矛盾した答弁ですよね。私は具体的に日時も示して、誰が出てるのかも言ったんですから、それをちゃんと調査して下さいって言ったんです。調査するかどうか、答えて下さい」

菅官房長官小池委員が言ってることは、全くよく分からないんですけども。私どもは、民進党に示された、そこ、私のとこにも8枚紙来ています。それについて私が、出元も分からず、信ぴょう性も定かでない、ですから、少なくとも、この文書については、怪文書みたいな文書だってことを申し上げたんです。で、その、8枚紙の中に、私の部分と、私の、官房長官補佐官という部分があったんです。これについては、全く説明を受けた覚えもないし、私ども、補佐官を問いただしても、会ったことさえない、こういう風に言ってました」

小池晃議員「そこだけね、否定してるだけで、それ以外のこと、何も言ってない。逆に言ったら、それ以外は否定できないという事になりませんか?しかも、私は具体的に言ってるじゃないですか、9月26日に会合があったと。これは最初に出た8枚とは別ですよ。その翌日に一部マスコミで報道されたものですよ。それを私は持っています。そのことについて、ちゃんと調査して下さい。当然ですよ」

山本特区担当大臣出元がハッキリしない、信ぴょう性も定かでない文書に基づいて、私どもが何らかのお答えをする立場にないと考えとります。ただ、あー、その頃に、各省の間で、色々やりとりがあったことは、それは私も承知しております」

小池晃議員出元がハッキリしないからいい加減だって言うなら、その日に会議が無いってことを、ちゃんと言えばいいじゃないですか。調べもしないで、それを否定することは出来ませんよ。しかも、得たいの知れない文書だと言うけれど、私どもはメディアからじゃないんです、直接政府関係者から、資料をもらってるんです。これね、はっきりしてる、デタラメな文書でも怪文書でもないわけです。

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[ゆるねとにゅーす]共謀罪が衆院本会議で強行採決!自民党佐藤勉衆院議運委員長が職権で決定!自公に加えて維新が賛成!

 共謀罪が衆院にて強行採決!自公に加えて維新が賛成!
 seiryuu氏のいう「せせら笑う」彼らを早速見ているかのようです。そして、あえて中継しないNHK(日本偏向放送協会)にも。
 自衛のためには、正しく報じるメディアをチョイスして、彼らこそ何を共謀しているのか!その実態を浮き彫りにし、その危険性を認識する必要がありますね。まさか劣化版ナチスではないとしても。(IWJにも高山佳奈子教授のインタビューがあります。彼らの悪知恵を、専門家がわかりやすく解説しています。参考まで)
(しんしん丸)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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“共謀罪”法案が衆院通過 野党「数の暴力」と反発(17/05/23)
配信元)

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共謀罪が衆院本会議で強行採決!自民党佐藤勉衆院議運委員長が職権で決定!自公に加えて維新が賛成!
転載元)
どんなにゅーす?
2017年5月23日午後4時20分頃、衆院本会議で共謀罪(テロ等準備罪)法案が自民公明維新の賛成多数で可決された。

採決は自民党佐藤勉衆院議運委員長が職権で決定。野党からの激しい反対と抵抗の中、強行的に採決された。

(中略) 






またもNHKは国会中継を放棄!国民から政治との距離を何とか引き離そうと、安倍政権と共謀して強行採決を後押しする大手マスメディア


予想通りに、安倍政権が、衆院本会議で共謀罪法案を維新と共謀する形で強行採決しました。

NHKはまたも国会中継を放棄。すでに受信料を支払っている多くの国民が多くの怒りの声を上げていますが、NHKを筆頭とした大手マスコミも、国民から何とか共謀罪への関心を失わせ、はたまた政治との距離を引き離そうと、安倍政権の暴政に全面協力している始末です。

こういう場面でも、国民が政治に対する関心を薄れさせ、何とか全然別の話題(エンタメ・芸能など)に興味を持たせようと、メディアによる「愚民化政策(3S政策)」が激しく行なわれていることを強く感じさせるね。

テレビにおいても、共謀罪に関する内容が放送された割合が非常に少ないし、そもそも政治に関する内容が流される割合も極わずかだ。

誰かが親身に教えてくれない限り、多くの国民が「そもそも共謀罪が一体どういうものなのか?」も理解することが難しいと思われるし、実際にこの法案の内容をしっかりと理解できている人も日本の中でかなり少ないものと見ているよ。

その中でも、この暑い中で共謀罪反対のデモに参加した人たちは本当に素晴らしいと思う。
こういう人達が数十万人レベルで増えていけば、さすがの安倍政権も強行採決をするのを躊躇する動きも出てくるかもしれないけど…残念ながら、まだまだ議会運営に影響を与えるような数には遠く及んでいないのが現状だ。

参議院での審議入りは予定より延期されて、来週辺りからとの予測が出ている(ただし油断は禁物)けど、今後もボクたちは深く落胆することなく、やれることを繰り返しやっていくこととしよう。

はい!
加計学園疑惑でも近いうちにさらなる大きな動きが出てくる可能性もありますので、今後も、かつてないほどの腐敗政治を一日も早くに終わらせるべく、私も管理人さんとともに様々な情報発信を頑張っていこうと思います。

とにかく、今は野党を全面的に応援しつつ、共謀罪が完全に通ってしまうのを阻止すべく頑張っていこう。

[創造デザイン学会 他]新しいテロ攻撃陰謀について、VL読者がFBIインサイダーに訊く:トランプがイスラエルの情報をロシアに教え、テロを未然に防ぐ!

竹下雅敏氏からの情報です。
 トランプ大統領がロシアと情報を共有したということで大騒ぎをしていますが、実のところ、その機密情報の内容が、イスラエルにとって実に都合の悪いものだということです。メディアが騒いでいるわけです。
 政権発足当時、トランプ大統領と側近たちの親イスラエル的、反イラン的発言に困惑しつつも、真意はそうではないと見ていました。政権の中枢部にいるほとんどの人たちは、イスラエルの大イスラエル計画に反対していると感じ取っていたのです。今回の件を見ると、トランプ大統領とその側近たちが単純な親イスラエル人脈で固められているのではないということがわかります。
 記事によると、イスラエルはノートパソコンで民間飛行機をリモートコントロールして墜落させる技術を開発したとのことで、どうもロシア機の墜落事件は、この技術によるもののようです。イスラエルはさらなる偽旗事件を起こそうとして、トランプ大統領に阻止されたとのことです。
 下の記事は、その情報源とのやりとりで、極めて重要なものなので、ぜひ転載元で全文をご覧ください。記事の中では、やはりマクマスター氏とクシュナー氏が悪者になっていますが、私はそのようには考えていません。ただ、誰かが悪役を引き受けることで上手く敵を翻弄出来るなら、それはそれで良いのではないかと思います。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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引用元)
https://www.henrymakow.com/
(概要)
5月21日付け

FBIInsider: トランプはイスラエルが新たにやろうとしていた偽旗事件を阻止しました。
情報元:Victurus Libertas

FBIの内部告発者によると:
トランプが、イスラエルから入手した機密情報(飛行機とノートパソコンが絡んだISISの策略)をロシアと共有したことが分かり、イスラエルは激怒しています。

(中略) 

イスラエルはノートパソコンで飛行機をリモートコントロールする技術を開発しました。その技術を使ってイスラエルは偽旗事件を起こそうとしていました。トランプは米ロ会談でそのことについてロシア高官と協議したのです。

(中略) 

トランプは素晴らしいことをしてくれました。

(中略) 

民間航空機をリモートコントロールして墜落させる技術はイスラエルのサイバー司令部(ユニット8200)が開発したものです。

(中略) 

現在、FBIが最も懸念しているのがイスラエルです。

(中略) 

米連邦議員の80%がイスラエルから巨額の賄賂を受け取り、米国内におけるイスラエルの日常的なスパイ活動、恐喝、小児性愛犯罪を許しているのです。

(以下略) 

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新しいテロ攻撃陰謀について、VL 読者がFBIインサイダーに訊く
トランプが、イスラエルの情報をロシアに教え、テロを未然に防ぐ!
転載元)
(前略) 

SOTN (by Angie, Victurus Libertas) March 18, 2017 

(中略) 

TOM(質問者):トランプが、中東のある“同盟国”の情報をロシアに教え、この同盟国が 大困乱しているというニュースが勃発しています。これは飛行機とラップトップに関する、 ISIS の陰謀にかかわるものです。

A:その名前を伏せてある同盟国とは、イスラエルのことで、彼らはトランプに対し狂ったように怒っている。(中略)…イスラエルは、ラップトップで航空路線をリモート・コントロールする技術を開発した。ニセ旗が準備されていた。トランプは、計画者の McMaster のことを暴いて、これをロシアの高官と議論し、いま地獄の蓋が全部開いたようなありさまだ。

(中略) 

もし ISIS が根絶されれば、CIA と DOD(防衛省)の予算が減り、イスラエルが受け取る “支援”が減り、シリアを通る巨大なパイプライン建設の大計画が頓挫し、結局ロシアとイランを倒す計画も頓挫するだろう。これが、NWO が ISIS を生かしておかねばならない理由だ。またこれが、このような“大胆”で“恐ろしい”陰謀を、たえず人民にあてがってお かねばならない理由だ。より大きな予算と世界制覇を正当化するために。

(中略) 

MICHELLE(質問者):FBI の一般職員は、コーミーの解任をどう思っているのですか?

A:公的には複雑な感情だが、個人的には、我々の多くが喜んでいる。

(中略) 

もし我々が DC 全体を調査せよと命令されたら、政治家の 70%が起訴されることになるだろう。一般職員 たちは何よりも、アメリカ人民には、どんなに力をもつ政治家でも法を超える者はいないと 知らせたいと思っている。

(中略) 

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青年会議所の広報委員長だった私が振り返る21世紀初頭
〜2001年 特集記事『 道しるべを探して…』7月号を題材に(上)〜

 これから、「道しるベを探して・・・」7月号を前回同様3回に分けて見ていきたいと思います。・・・その前に。
 ぴょんぴょん先生の寄稿文「桜の散る頃に」、非常に興味深く読ませて頂きました。幼い頃(⒐歳時)に父とは死別し24年前に母とも私は死別しています。母との別れ、残念ながら自分なりには頑張ったつもりでしたが、寄稿文のようにはいかず、そうそう美しい別れにはできませんでした。それでも深い共感と学びをもって読み進められました。
 特に最後の部分

死ぬべき時に、人は死ぬし、産まれるべき時に産まれるはずです。どんなに死にそうでも、生きる時は生きるからです。また生がよくて、死は悪いというような思い込みもおかしいです。

生死を人工的に操作することは、苦しみの元であることを、人類が悟るのはいつの日でしょうか。死ぬことはそれほど悪いことでもない。とくに長患いをした人にとっては、ありがたい休息になるのです。

若い頃大学病院で、多くの方が亡くなる光景を見てきました。特に抗癌剤を使った人の最期などは、凄惨だなあと思いました。でも、身近な経験でわかったことは、どんな病気も、いらないことをしなければ、最期はとてもおだやかで、感動的なものにすらなりうるということでした。

余計なことをされずに、親しい人がそばにいて、平和と満足の中で眠るように死ぬことは幸せなことだと思います。

出典:桜散るころに 〜 自宅での介護と看取りの体験(下)

 適切な言い方か分かりませんが圧巻に感じました。そして図らずも実のところこの一文にこそ、当時私が特集記事7月号全体に込めた思いの全て語られています。
(seiryuu)
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特集記事 「道しるべを探して・・・2」  2001年7月号掲載  上 

・チベット奥地での体験記
生命科学に携わる方がチベットでの鮮烈な体験をある雑誌にてつづられていました。

チベット最深部のラチュとういう村で、治療と疫学のデータ収集の手伝いを半月間することになった。それは鮮烈な体験であった。

砂嵐の中、臨時診療所のテントをたたもうとしていると、うわさを聞きつけて遠くの村から、村人が村長を荷馬車に乗せてやってきた。村長はまもなく死ぬのだが、せめて最期だけは日本の医師の手で看取ってやってほしいというのである。

村人は皆、まもなく村長は死ぬものと信じきっている。村人はいつ頃死ぬのか、と問い質しもした。鳥葬の準備に時間がかかるのかもしれない。ところがわが同僚の医師の診断は、(軽い脳梗塞による運動麻痺と軽度の肺炎)であった。彼はてきぱきと点滴をし、村長は死なないのだと説いて回った。この時、村人の間を走った異様な戸惑いの表情を、私は決して忘れないだろう。 ええっ! という感じなのである。日本のような医療施設が一切ない奥地では、人は体が動かなくなり自力で栄養が取れなくなれば脱水症状に陥り、体力が消耗し死んでゆく。本人も死を覚悟し、周りの人々にお礼を述べ、心を固めてゆく。それはそれでたいへんおだやかな死なのである。

 同僚医師は、この事態に何の躊躇もなく、日本にいるのとまったく同様に点滴を施し、救命治療を行った。これはこれで立派な行為である。われわれも少し晴れがましく思った。だが、すえた臭いの垢だらけの足の甲を消毒液で何度もこすって、点滴のための静脈を浮き上がらせながら、私の心の中には言うに言われない異物感がわきあがってきた。その違和は、今ならはっきり言葉にすることが出来る。

それは、この行為によって、われわれが意識するにしろしないにしろ、それまでチベット奥地で不動のものとして共有されてきた死にゆくプロセスの文脈をいま破壊しているのだ、ということである。」


特集記事7月号作成の背景。本当に伝えたかったこと。
死にゆくプロセスの破壊。脳死・臓器移植


 今回特集記事で記載しているのは1998年4月法蔵館発刊の雑誌『仏教43号』に記載された米本昌平氏の記事の一部です。

「チベット奥地で不動のものとして共有されてきた死にゆくプロセスの文脈をいま破壊している」

実はこの一文を通し伝えたかったのは現に日本ではその破壊が最終段階まで進行し、死の基準までも都合で都度変更させられていることだった
のです。

脳死臓器移植の問題です。1997年に臓器移植法が成立されますが、その前に「脳死が人の死か?どうか?」の大きな論争がありました。日本では約30年前から脳死を巡る論争が脚光を受けます。その時分から私は「脳死・臓器移植」に反対の立場でした。

「臓器移植?そんなことまでして長生きしたい(させたい)のか?人間の身体をパーツ、パーツで分ける?まるで機械扱い、いかにも西洋的だな、それでパーツの調子が悪くなったら他人のパーツと入れ替える?不治の病のため?確かにつらいかもしれないけどなぜ受け入れられない?移植を誰が望み誰が受けられる?まず大金持ち。それで実際に不治の病が治ったら?マスコミ大絶賛?でも死ぬことに納得できない人たちでいっぱいになるね。『移植治療さえ受けられたら治ったかもしれない、死なず(死なさず)に済んだのに』と。でも、仏教経典説話集では地獄の亡者は針の山などで責め苦を負わされながらも死ねないので延々とそこから抜け出せず苦しむのが表現されているのだけど?死ねないのも苦しみじゃないのかな?生きた臓器の提供を待ちわびる夥しい人々の姿、見たくないぞっとする光景だな。」

若い私はこういう思い視点で脳死・移植論争の展開を注視していました。




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