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独逸の伯林で見た、聞いた、感じた社会問題、教育問題 ~第125楽章 冬に向けて節約生活

 ベルリンは、11月中旬を過ぎて、本格的な冬が到来、初雪も降りました。本日は最高気温が1度、外はまるで冷蔵庫の中のような寒さでした。暖房代が高くなりませんようにと願いつつ、暖房の設定を0から1に上げることにしました。

 11月初めには、暖房機に新しい計測器が取り付けられました。今まで年間でしか暖房や温水の使用量がわからなかったのですが、多くの方が光熱費について不安に思い、騒いでいるからなのか、月毎に使用量をサイトでお知らせしてくれる仕組みになりました。

 早速、登録をして使用量を見てみると、我が家は暖房が平均の1/3の使用量ですが、温水は平均の3倍も使っていることが判明。すぐにわかりました。これは、私のお風呂ですね!ドイツ人はバスタブがあったとしても、お風呂にはほとんど入らないと聞いています。息子もシャワーで済ますことが多いのですが、私はお風呂をバブルバスにして1日おきに楽しんでしまっています。お風呂を週2回にすれば、今の半分の使用量になるでしょうか・・。基本的に節約生活ですが、お風呂も少なめにか・・トホホ・・😅💦この冬のガス代高騰に備えて、節約志向のドイツ人を真似しなくては・・と思った次第です。
(ユリシス)
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ワールドカップでは、日本がドイツに勝利しました!カタールの人々は、LGBTQの国を打ち負かしてくれたと喜んでいるそうです。日本チームは30年をかけて強くなりましたね!


ワールドカップに際して、ドイツでは実は違う問題が起こっていました。カタールのワールドカップをボイコットする人々、試合のライブ放送を流さないレストランが増えたのです。理由としては、カタールはイスラム国のため、ドイツで推奨しているLGBTQに反対、カタールに同性愛者などを入国させないなどのトラブルが浮上したのです。ドイツ、特にベルリンは、世界中から同性愛者が集まる街としても有名です・・。ドイツチームは虹色の「One Love」腕章を付けていたのですが、これを禁止されたとかで、最初の記念撮影では、みんな口を塞いで写真撮影、カタールの開催側にメッセージを送ったそうです。

下記のコメントも面白いと思いました。権利を主張することが偽善であると言っていますね・・。他の方で、イスラエルを応援して、パレスチナの人権を踏み躙る行為についてはどう思うのか?すべてはお金のためだろう・・と書いている方もいましたね・・中東のイスラム圏の方は気がついていることがわかります・・

カタールをこのように批判することが問題なのではなく、実は基本的なことです。
問題なのは、偽善であることです。アフリカの富を盗んだフランスに行ったとき、あなたは同じことをしましたか?あるいは、100万人のイラク人を飢餓で苦しめたアメリカに行ったとき、あなたは同じことをしましたか?

日本人は抗議する代わりに、ホスト国への敬意を示したのだ。だから、今日の試合でカタール人が祈りながら日本人を応援し、良い波動を送っていたことが私にはよくわかった。

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ぴょんぴょんの「日本人は自動車を食え?」 ~食料自給率、数%まで追い詰められたジリ貧日本

鈴木宣弘氏の、なが〜い講演録をまとめてみました。
内容は、時事ブログの読者の方なら、すでにご存知のことばかりです。
しかし、現状を知れば知るほど、
日本て国は、アメリカというタコに抱きつかれて、窒息寸前ですね。
なのに、それに気づいている人がほとんどいないって、どゆこと?
(ぴょんぴょん)
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ぴょんぴょんの「日本人は自動車を食え?」 ~食料自給率、数%まで追い詰められたジリ貧日本

鈴木宣弘氏が警鐘を鳴らす「4つの危機」


食料品の値上がりが表面化してきて、食料危機も「間近」って感じだね。

「間近」っちゅうか、もうすでに始まっておる。
これまで何度も、時事ブログで紹介されてきた、元農水省官僚で東大教授の鈴木宣弘(のぶひろ)氏によれば、現在おれたちは「4つの危機」に見舞われていると言う。

あ、鈴木氏って「今だけ、金だけ、自分だけ」を最初に言った人だね。
Dancing the Dream

ま、それは、置いといて・・
「4つの危機」だが、
第一の危機は、コロナ禍による物流の停止で、いまだに回復していない。
第二の危機は、2021年秋から中国が食料を爆買いして、食料価格が高騰している。
第三の危機は、異常気象による世界各地の不作。
そして、これら3つの危機にトドメを刺したのが、
第四の危機、ウクライナ紛争の勃発だ。
とにかく、これら「4つの危機」によって、小麦はじめ穀物、原油、化学肥料が値上がりし、調達がキビしくなっている。

なるほど! ウクライナ紛争は、トドメだったのか。

ロシアとウクライナは、小麦の輸出で世界の3割を占めていた。
だが、ウクライナは耕地を荒らされて、種まきもできない。
海上も封鎖され、小麦の輸出もできない。
しかも、自国を守るために食料・資材を輸出規制する国が、30カ国に及んでいる。



日本は、大丈夫?

大丈夫じゃない!
日本が小麦を輸入しているアメリカ、カナダ、オーストラリアは現在、世界の需要が集中し、食料争奪戦になっている。

はあ〜 円安も加わって、小麦はますます値上がりするね。

小麦だけじゃない。
アメリカから輸入している牧草も、中国が爆買いしてこっちに回ってこない。

牧草も輸入してたの?

最たるものが化学肥料だ。
最大調達先だった中国は、国内需要が高まったため輸出を抑制。
ロシアとベラルーシに依存していたカリウムも、日本は敵国認定されて輸出してもらえない。
今や、化学肥料の値段は2倍になって、製造中止になったり、今後の見通しが立たなくなっている。


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ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 外伝74 ― ウォーターゲート事件

 1969年、アポロ計画で人類が初めて月面に降りたとされます。1970年、ベトナム戦争の中で米国がカンボジア作戦実施、これが長らく続くカンボジア内戦に繋がったとされます。1971年、ニクソンショック。1973年、第1次オイルショック。そしてチリ・クーデター。どれもがその後の世界史において重要なものです。
 これら全てが米国が主導し、ニクソン政権で起きたことです。この時代の地上世界の主人公は、善きにしろ悪しきにしろニクソン大統領だったといえるでしょう。
 そして、もう一人の主人公がいました。ヘンリー・キッシンジャーです。ニクソン政権でホワイトハウスに戻っていたキッシンジャーが、米国外交を取り仕切っていたのです。前記の事件群の中でもチリ・クーデターは重要で、その軍事クーデターのウィキペディア記事には、次のようにあります。
世界で初めて自由選挙によって合法的に選出された社会主義政権(アジェンデ大統領の人民連合政権)を武力で倒して新自由主義的な経済政策を押し付けるべく、米国政府、米国多国籍企業、シカゴ学派経済学者がチリ軍部を裏で操った。いわゆる「ネオリベ」が生まれた日として有名である。
 その後の世界を席巻する「新自由主義」を導いた発端がチリ・クーデターであり、これを策謀したのが米国外交を仕切ったキッシンジャーということになります。米国多国籍企業、シカゴ学派経済学者といえば、それを取り仕切っていたのはロックフェラーですから、デイヴィッド・ロックフェラーの権力基盤拡大を導いたのもキッシンジャーと言えるでしょう。思えば、ケネディ大統領暗殺のトリガーとなったのがキッシンジャーのホワイトハウス追放でした。
 キッシンジャーのウィキペディア記事によると、ケネディ大統領からホワイトハウスを追放された後、彼はそれ以前から密接だったロックフェラー家と更に交流を深めたことが分かります。
 この時代の主人公の二人だったニクソンとキッシンジャー、二人は外的・公的には主従の関係でした。ニクソンはキッシンジャーの能力の優秀さを見込んで、彼をホワイトハウスの中枢に置いたのでしょう。しかし、キッシンジャーが忠誠を誓っていた相手は米国大統領ニクソンではありませんでした。
(seiryuu)
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ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 外伝74 ― ウォーターゲート事件

嵌められた米国大統領


ニクソン政権は1969年1月から1974年8月まで。リチャード・ニクソンは1971年の2つのニクソン・ショック、1972年の沖縄返還、1973年の第1次オイルショックの米国大統領であった関係もあり、日本人にとっては印象深い米国大統領だったでしょう。それもマイナスイメージのほうが強い大統領として。

ニクソン大統領は、2期目の大統領戦に地すべり的大勝利で1973年に再選したにも関わらず、大統領辞任に追い込まれて、任期中に辞職した唯一の米国大統領となっています。 この途中辞職の原因となったのがウォーターゲート事件で、これがニクソン大統領へのマイナスイメージに更に拍車をかけています。この事件の起こりなど本当にくだらないものなのですが…。



ウォーターゲート事件のウィキペディア記事は、「1972年6月17日にワシントンD.C.の民主党本部で起きた中央情報局(CIA)工作員による盗聴侵入事件に始まった」としています。CIA工作員が盗聴器をしかけようと侵入した民主党本部がウォーターゲート・ビルで、ウォーターゲート事件と名付けられているのです。ウィキペディア記事の「概要」では、ざっとした事件内容は以下です。

  • CIA工作員の犯人グループ(注:5名)は、ニクソン大統領再選委員会の関係者だと判明。
  • ニクソン大統領とホワイトハウスは、「侵入事件は政権には無関係」と表明。
  • しかし、ワシントン・ポストなどが盗聴事件に政権内部が深く関与と発表。やがて大騒ぎに。
  • 問題になったのが、事件発覚時の大統領執務室での会話のテープ録音。ここにホワイトハウスが捜査妨害ともみ消しに直接関わった内容があるとされた。
  • ホワイトハウス側は、この録音テープの議会提出の拒絶や、事件調査のために設けられた特別検察官を政権が解任などの司法妨害を。
  • このようなニクソン政権の不正な動きに対して世論は猛反発し、大統領が弾劾対象となり辞任に。

当時メディアでは長期に渡り連日大騒ぎでした。しかし子供の私には、事件で伝えていることが煩雑すぎてなんのことか?の連続でした。そして現在でも、ウィキペディアの記事を読んでみても煩雑で、疑問点が多いのです。むしろ以下のように単純化したほうが、この事件の本質がつかめるでしょう。

  • 大統領再選委員会の関係者として潜り込んでいたCIA工作員たちが、事件を作るために盗聴器を持って民主党本部(ウォーターゲート・ビル)に侵入し、わざと警察に逮捕された。
  • 大統領は当然事件の関与は否定したが、「ディープ・スロート」なる謎の人物が、内部告発情報をワシントン・ポストに。これを始めとして、メディア群がでっち上げ事件を大々的に告発報道。ニクソンおろしの世論を作った。
  • 事件には大統領側近の裏切りがあり、そこに「ディープ・スロート」もおり、彼らが事件を計画し、指揮し進めた。

結論を言えば、ウォーターゲート事件はニクソン大統領の政治生命を奪うべく計画された謀略であり、米国民から選出された大統領をはめ込んだ一大クーデター国家犯罪といって間違いないでしょう。



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メキシコ便り(124):大統領の「選挙制度改革案」でメキシコ人積極的に政治に参加!

 こちら、ファレスはめっきり寒くなってきました。メキシコと言うとハリウッド映画の影響か、リゾートのビーチの影響か、あったかい気候をイメージされてる方が多いのですが(確かにメキシコのほとんどは良い気候のところが多い)、ファレスはメキシコの中で一番気候に恵まれていないところ。😢 夏の猛暑は6ヶ月くらい続きヘロヘロになりますが、その代わり冬は2ヶ月ちょっとくらいで、雪は一年に一度、積もるくらい。

 こちらは今、寒い朝はマイナス1度だったりします。ファレスの標高1,137mメキシコシティは標高2,240mで一番高いところは3,930mらしいです。うどん作りの名人が日本から来てメキシコシティでうどんを披露するとき、思うように麺が茹で上がらず悩み続けた後、原因はお湯が100度に達する前に沸騰するためだったとわかり(標高が高いため)、その後、なんとか圧力釜を使って温度を最大にあげてから茹で問題解決されていた番組を観たのを思い出します。ファレスでは最高気温が夕方の16時、17時だったりで、最低気温は朝の6時とか7時です。場所が変わると常識が完全に覆されます。

 時間といえば、ちょっと前にメキシコの議会でサマータイムの廃止が通りました。サマータイムで得られる利益より健康への害が高いとのこと。お隣の国境都市テキサス州のエルパソには毎日通勤通学で行き来をしている人がたくさんいるのですが、現在、ファレスとエルパソは1時間の時差があります。とっても変!ファレス市長はエルパソと同じ時間にする許可を連邦政府のほうに申し出ているとかですが、サマータイム終了してはや3週間位?経ちますが、未だ1時間の時差があります。

 さて雑談が長くなりました!今、メキシコはロペス・オブラドール大統領の「選挙制度改革案」でざわついています。アメリカ連邦政府の独立機関USAIDから、アメリカ大使館経由で未だに堂々と資金をもらっている(ロペス・オブラドール大統領は以前、アメリカ政府に手紙を書き、この件の説明を求めましたが、未だ回答なしで送金は続いているらしい。)エキス・ゴンザレスが指揮をとり、この「選挙制度改革案」は民主主義をなくすものだと主張しデモ行進を実施。またそれにかなりの人たちが真剣に参加。デモ行進でのインタビューでは「選挙制度改革案」を理解していない方が多く見られ、「選挙制度改革案」に反対というのは名目であり、やはり大統領の言うように、階級差別意識、人種差別意識が濃く出ているように感じました。ウクライナとロシアの関係が、実にメキシコの反大統領派と大統領支持派に似てるな〜と思ってしまう。いつも背後にはアメリカね!😉ま、どちらの派も熱く情熱があるのは事実。みんなが政治に参加し活気を感じます♪
(popoちゃん💖)
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メキシコ便り(124):大統領の「選挙制度改革案」でメキシコ人積極的に政治に参加!

民主主義を守り、汚職まみれの選挙管理委員会の掃除を可能にする大統領の「選挙制度改革案」


ロペス・オブラドール大統領は約束通り「エネルギー改革案」の後は、「選挙制度改革案」を進めています。が、やはりこれも「エネルギー改革案」と同じパターンになりそうです。憲法を変えるには3分の2の議員が賛成しないと変更できません。与党モレナ党は3分の2の議席はちょっと足りないので毎度、野党PRI党の議員の票を得ようと裏で交渉しているようですが、結局は、投票時に裏切られる感じ。😓ですが、毎度のこと大統領はプランBをちゃんと準備されているようで、憲法改正無理でも、「エネルギー改革案」でもやったように、ある程度、法律で固めてしまう手段です。

INE(イネ:選挙管理委員会)は、汚職まみれの組織です。ロペス・オブラドール大統領政権になって、公職員は大統領よりも高いお給料をもらうことは違法になっているのですが、未だにがっぽり大統領よりも高いお給料を貰い続けている様です。そしてINEを支持している国民が未だにたくさんいるのに正直、唖然です。

ツイート画のサイン機械翻訳+修正:あなたが「INEを支持する」と言ったところで、彼らのようにあなたの給料が月262,000ペソ(約189万円)になるわけではないことをお忘れなく。

ちなみにロペス・オブラドール大統領の月給は163,212ペソ(約118万円)。昨今の円安のせいかな?なんだかお給料が高くなった感じが。。。

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ぴょんぴょんの「ブラジルの希望、ボルソナロ」 ~パンデミック条約に反対した勇気ある大統領

10月30日のブラジルの大統領選決選投票の結果は、
意外にも、現職のボルソナロ大統領が落選してしまい、
国民を大いに落胆させるものでした。
選挙結果に疑問をもつ国民は、連日集まって選挙結果に抗議しています。
今、世界中で、権力の不正と戦っている民衆たちにエールを送りたい。
(ぴょんぴょん)
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ぴょんぴょんの「ブラジルの希望、ボルソナロ」 ~パンデミック条約に反対した勇気ある大統領

選挙に勝ったルラ氏の闇



ブラジルが、今すごいことになってるよ。

ああ、決選投票で、現職のボルソナロ大統領が破れたからな。
だが、多くのブラジル国民はこの結果に不審をいだき、不正選挙に抗議している。


でも、この記事によると、勝ったルラ氏も親ロシアだから大差ない、みたいに書いてあるけど。

ルラは、2003年〜2010年、ブラジルの第35代大統領だった。
しかし近年、ルラ率いる労働者党とルラ自身の汚職スキャンダルが浮上し、2017年、禁錮9年の有罪判決を受けている。

ルラ大統領
Author:Ricardo Stuckert[CC BY]

ええ〜?!

「判決は4年後に取り消されたが、多くの国民がルラ氏を、公職にふさわしくない腐敗した政治家とみなすことになった。」(Yahoo!ニュース

そんな前科のある人が、ふたたび大統領の座についていいのか?

ちなみに、日本に暮らすブラジル人の選挙結果は、ボルソナロ氏の圧勝だったそうだ。(JIJI.COM

てことは、さすがに、外国の投票まで操作できなかった?

さらに、フルフォード情報によると、ルラは「悪魔崇拝者」だという。
「これがルーラだ。1970年代に刑務所で仲間の受刑者をレイプしようとしたことを認めた男。サント・アンドレ市長のセルソ・ダニエルと6人以上の目撃者の殺害を指示したとされる男。パロッチ前経済相を刑務所で殺す勇気のある奴はいないと苦言と愚痴を盗聴された男。」とCIA筋は言う。(時事ブログ

ゾゾ〜!! 
そんなのが大統領になっちゃったら、ブラジルの人が大騒ぎするはずだよ。


ちなみに、 ルラの当選を祝福してるのが、フランスのマクロン、アメリカのバイデン、 カナダのトルドーといういつものメンツ。

はあ〜、わかりやす〜い。

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