注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
(前略)
2020年6月7日
三位一体の主日
大統領閣下へ、
ここ数カ月で我々は対立する2つの側が形成されるのを目の当たりにしてきました。私は聖書に基づいてこう呼びます。光の子供たちと闇の子供たちと。光の子供たちは人類の最も際立つ部分を構成していますが、闇の子供たちは全くの少数派にあたります。それなのに前者はある種の差別の対象であり、そのため彼らの敵対者に関しては道徳的に劣った立場に立たされています。
(中略)
こうした2つの側は聖書的な性質を持っており、女の子孫と蛇の子孫との間の明確な分離に従っています。一方では、千の欠点と弱点を持ちながら、良いことを行い、正直であり、家族を養い、仕事に従事し、母国を豊かにし、貧しい人を助け、神の律法に従って天国に行くだけの評価を得たいという願望に動機づけられている人たちがいます。他方では、利己的な行動を取り、道徳的原則を持たず、家庭や国を破壊しようと考え、自分たちが過度に裕福になるために労働者を搾取し、内部分裂と争いを扇動し、権力と金銭を蓄積する人たちがいます。
そうした人たちにとって、一時的な幸せという誤った幻想はいつか―悔い改めることがなければ―永遠の天罰の中で、神から離れ、自分たちを待つ恐ろしい運命に屈することになるでしょう。
大統領閣下、社会においては、こうした2つの対立する現実が永遠の敵同士として共存しています。まるで神とサタンが永遠の敵同士であるように。
(以下略)
結婚式は教会で葬式は寺、初詣は神社。バレンタインにクリスマス、ハロウィンもあります。お金になれば、そのうちアッラーに祈り出すでしょう。ほとんどの人が幼いうちから宗教的洗脳を受けていないというのは、日本人の特権と言えるかもしれません。
私は真の「宗教」というのは、例えば犬やイルカと話が出来たとして、彼らと話しても伝わるものだと思っています。彼らにイエス・キリストや、キリストの復活の話をして伝わると思いますか? 伝わらないものは本物ではないと思っています。彼らは、私たち人間と同様の感受性を持っており、常に本当の「神」を感じ取って生きていると思います。
私たちは「自然」を感じとり、「宇宙」に思いを馳せます。ほとんどの人は、「自然」や「宇宙」をモノだと錯覚しており、彼らは「神」だと感じているという違いがあるように思います。「自然」や「宇宙」は、至高の神の身体なのであり、私たちに「心」と「意識」があるように、「自然」や「宇宙」にも心と意識があるのは明らかだと思うのですが…。
あたりまえのことが、分からなくなってしまったのが人類で、「自然=神」の反逆者になってしまったのです。サタンとは、“「神」に敵対するもの”の意です。反逆者となった「人類」は宗教を生み出し、“人間は神の似姿であり他の生き物はそうではない”といい、兄弟である他の生き物に敬意を払うこともなく、ただ自由に利用してよいのだと思うようになったのです。
果ては、“私の信仰する神こそ真の神で、お前の神はそうではない”といい、サタンにされた方(例えばグノーシスの信仰者)は、“ルシファーこそが真の光の神であり、お前たちの信奉する神はヤルダバオトという低級神で、実のところ宇宙の創造者であるヤルダバオトこそが悪なのだ”と言うので、もはや収拾が付きません。
“どう見ても中にオッサンが入っている”としか思えない犬や猫がいますよね。ちょっと想像してほしいのですが、彼らが犬や猫の「皮」を脱いで、本当の姿を現したら人間とそっくりな「妖精」の姿をしているような気がしませんか?
私は、動物だけではなく植物も鉱物も本当の姿は、「妖精」だと思うのです。同様に「地球」も「宇宙」も本当の姿は、人間(妖精)とそっくりなのです。私たちは人間の姿をした神を人格神といい、そうでないと非人格神というのですが、至高の神「宇宙」は人格神であり、同時に非人格神となります。
「神の律法」とは、ヤマ・ニヤマの事です。理性を超えて、直観を大切にしましょう。