独逸の伯林で見た、聞いた、感じた難民問題、移民問題 ~間奏曲 ハンガリー・ブダペストへの旅

これからの2回は、間奏曲としての記事をお送りいたします。

まず第1回目は、春の独逸伯林から、ハンガリー・
ブダペストへの旅です。2017年の春の旅からです。
(ユリシス)
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ハンガリーのブダペストへの旅


旅というものは、日常生活から逸脱して、
全てを解放してくれて、新しい考え方、価値観を
取り入れやすくしてくれるもの
です。
リフレッシュできますね。

ブダペスト東駅


ドイツ人は世界中で一番旅をする国民と言われています。
休暇のために、普通は働いている・・とも言われています。
休みも3週間、1か月と普通にとる
のです。
ドイツ人の好きな旅行先は、マヨルカ島、カナリア諸島です。
太陽を求めていることがわかります・・。

我が家は、ハンガリーのブダペストへの旅をしました。
ベルリン在住のため、東欧への興味がそそられるからです。

ブダペストの街中で


ハンガリーといえば、何を連想しますでしょうか・・。
ハンガリー舞曲、ハンガリー狂詩曲、投資家のジョージ・ソロス、
ルービックキューブの発祥地、ボールペンの発明・・・
グヤーシュというスープ・・・マジャール人・・
カロチャ刺繍・・トカイワイン・・・そして、温泉天国!?

我が家は、ベルリンから電車でベルリン、ドレスデン、
チェコのプラハ、スロバキアのブラスチラバを経由して、
ボヘミア地方を南下してハンガリーのブダペストに到着しました。

経由したスロバキアの首都ブラスチラバ



ブダペストに到着する少し前に、ハンガリーが農業国であることを
彷彿とさせる景色を通過
しました。

農業国を彷彿とさせるハンガリー

春のボヘミア地方


幸いなるオーストリアよ・・とハプスブルグ家は結婚政策を
掲げて、オーストリアは芸術を中心として、ハンガリーには農業を
チェコには工業を任せました。

竹下先生の講義では、ハプスブルグ家などの王家、貴族などが
諸悪の根源
かもしれないと学ぶことができます)
天界の改革(前半)より

フランツ・シューベルトが1815年に作曲した
『トカイ賛歌』で、ハンガリーのトカイワインが讃えられ、
フランスのルイ14世も絶賛
しました。



ハンガリー産のトカイ・アヌー・エッセンシア ワインは、
ドイツのトロッケンベーレンアウスレーゼ、
フランスのボルドー・ソーテルヌと並んで
世界三大貴腐ワイン
と言われています。

(王族、貴族が諸悪の根源だと頭の片隅に置いて、
こんなことも見ていきたいものです。)

そのワインはトカイ地方独特の気候が産み出す。2つの川が合流するトカイ地方は、秋から冬にかけての朝、濃い霧が発生する。この霧は丘の上に昇っていき、やがてブドウ畑全体を包み込む。そして霧による湿気によって、貴腐菌というカビに侵された白ブドウが作り出される。貴腐菌は水分を外に出し、糖分を濃縮させることで、とても甘いブドウになる

Author:katagi yuji[CC BY-SA]



ドナウ川の真珠 ブダペシュート


ブダペストは、ハンガリー語では、ブダペシュートです。
ドナウ川の真珠と言われる都市です。
ドナウ川をはさんで、ブダ市とペシュート市があります。

ブダペスト東駅


ブダペストはヨーロッパでも最も美しい街の一つで、ドナウ川河岸を含め世界遺産が広がりブダ城やアンドラーシ通り、英雄広場は良く知られている。ブダペスト地下鉄1号線Millenniumi Földalatti Vasútはロンドン地下鉄に次いで世界で2番目に古い地下鉄である。ブダペストの他のハイライトはセーチェーニ温泉を含めた80の温泉で世界でも最大の地下熱水系統がある。世界で3番目に大きなシナゴーグであるドハーニ街シナゴーグや国会議事堂などもブダペストの見所である。ブダペストの観光客数は年間270万人に上り、ロンドンにある民間調査機関ユーロモニターによればブダペストは世界で37番目に旅行者が多い観光地であるとされている。

ウィキペディアにも書いてあるように、
実は、実は、ブダペストは、温泉天国なのです!
多くの温泉があります。
それは、オスマントルコ時代からトルコ風の
お風呂の影響もある
のです。

有名な温泉の1つ、ゲッレールト温泉に行きました。
水着を着用して、36度、38度くらいの
ぬるめの温泉
になっています。
温泉水も飲めるようになっています。
どちらかというと、プール感覚です。

ゲッレールト温泉



みなさん、動物のカパビラのように
ぬるい温泉につかって、ぼ・・っとして、
リラックス
していました。

人生の目的は無目的なので、無目的なぼ・・っと
した時間を増やすことが大切だと、


家族の絆 夫婦(48)カント構想力
宗教学講座 初級コース 第84回 大乗仏教(中論 行くものは行かず) の中で竹下先生がお話しされています。


さてさて、ハンガリーが温泉大国だとわかった次に
ハンガリーで興味をもったのは、
カロチャ刺繍です。
http://www.kockamacska.com/kalocsa_history.html

カロチャ刺繍


お店の方に聞いてみたところ、
ハンガリーの田舎の年配の女性たちが
刺繍をしている
と・・

色がとても綺麗ですね・・と聞いてみたところ、

田舎の年配の女性たちのファンタジーが
豊かである・・と表現
されていました。

カロチャ刺繍2


そして、ハンガリーの田舎の女性たちの
カロチャ刺繍は

竹下先生がカルマ・ヨガの講演会の中で
お話しされている、行為に専念すること、
今その瞬間にいること、心が一点に集中していること
ではないかと感じました。

カルマ・ヨーガ 2002年 6月2日 福岡

刺繍は、仏教とともに、日本にもインドから伝来したので、
日本刺繍もすばらしいものがあります。
ひと針ひと針丹念に針を刺す作業は、カルマ・ヨガ
そのもの
ではないかと・・。

そして、やはり、ブダペストといえば、ドナウの真珠で
日没ごろの景色や夜景が綺麗
でした。

ブダ王宮の夜景


セーチェーニ鎖橋


国会議事堂


ブダペストは、温泉もあるし、老後に
住むには最適かしらとも思いましたが、

電車の切符のお釣りが券売機を叩いても、
出ないことに実際に直面してみて、

ハンガリーの経済はいまひとつなのかしら・・
と感じとることもできました。

2015年には、ブダペスト駅にたくさんの難民が
押し寄せて、混乱状態になった
ことも・・。

ブダペスト東駅


ハンガリーの経済はいまひとつでも、
ドナウ川沿いの世界遺産の景色は、素晴らしかったです。

ドナウ川の夕暮れ


アジア系騎馬民族であるマジャール人を先祖にもつ
ハンガリー人。
名前も日本と同じで、苗字、名前の順番
です。

ハンガリーの独自パプリカを使用した料理や
スープのグヤーシュ

Author:Kobako[CC BY-SA]


コンピューターの父、ノイマンもハンガリー人で、
ルービックキューブもハンガリー人。

では、最後は、ハンガリーの作曲家、リストの
ハンガリー狂詩曲第2番
で。



Writer

ユリシス

311を機に息子と共に、東京からシアトル、2012年ケアンズ、2015年ベルリンへと移住。
ユリシスの名前は、ケアンズ近郊でみられる見ると幸せになると言われる青い蝶から命名。
幸運にもケアンズの家の近くでペアのユリシスに遭遇したので、それを思い出し・・。
映像配信、東洋医学セミナーなどシャンティフーラでの学びが大好きです。
体癖1-3 


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