アーカイブ: シリア情勢

米英仏がシリア空爆するも人的被害なしで、シリア、ロシアの完全勝利 ~米軍撤退の口実作りのためのハッタリ攻撃か~

竹下雅敏氏からの情報です。
 米英仏がシリアを空爆したとのことです。時事ブログでは、米軍はロシアと戦う気は無いと予想しました。シリア空爆もやる気が無いと指摘しました。ただ、2017年4月6日に、アサド政権がイドリブで化学兵器を使ったという理由から、シャイラト空軍基地に向けて巡航ミサイルを59発発射したという前例があり、シリア空爆が無いとは断言は出来ませんでした。
 冒頭のニュースをご覧になるとわかると思いますが、今回のシリア空爆も形だけのものでした。ロシアは30年以上前にソ連で製造された旧式のS-200などの兵器で、トマホークを迎撃しています。mkoさんによると、“97のミサイル90以上を撃墜!”ということで、人的被害もなかったようです。また、CNNは、“米英仏による攻撃は、結果としてシリア政府の勝利となった”と指摘しているようで、確かに結果を見ると、シリア、ロシアの完全勝利と言える結果になっています。
 トランプ大統領は、米軍をシリアから撤退させたがっていたはずで、なぜ英仏のこのような陰謀に乗って、形だけのシリア空爆を実行したのかが問題です。マティス国防長官は、12日の下院軍事委員会でイランに対する懸念を伝えており、ダンフォード統合参謀本部議長も、“イランは…地域の同盟国とアメリカの利益に対する直接の脅威”と語っています。
 なので、今回の作戦は、北朝鮮はもちろん、イランへの圧力を含んでいたと思われます。ただ、私の感覚では、今後イスラエルは、ロシア、シリア、そしてイランからの強い圧力にさらされると考えています。
 このことに関して、逝きし世の面影さんが、非常に興味深い見解を示しています。シリアでの戦争は、“アレッポ陥落で終わりが見え、今回の東グータの完全開放で勝利が最終的に決した。(トランプ大統領はシリアから米軍を撤退させたがっている。)ベトナム戦争終結時と同じで、「アメリカが負けたから撤退する」とは決して言えない。そこで意味不明の猫だまし(ハッタリ)が必要になった”というのです。
 なるほど、これはわかりやすい。米軍撤退の口実作りのためのハッタリ攻撃だというのです。確かにこれなら、イスラエルへの強烈な圧力になります。情報の少ない今の段階では、この見解は説得力があると思います。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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軍事基地と研究所を・・・トランプ大統領 シリアを攻撃(18/04/14)
配信元)
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ドゥーマ化学兵器使用がでっち上げである無数の証拠がある=ロシア国防省【動画】
転載元)

© Sputnik / Press service of the Ministry of Defence of the Russian Federation/Vadim Savitskii


コナシェンコフ・ロシア国防省報道官は13日の記者会見で、シリア首都ダマスカス近郊の東グータ地区ドゥーマで起きたという化学兵器による攻撃を映した動画がフェイクである複数の証拠を同省が有していると述べた。
スプートニク日本
映像に参加した、化学兵器の攻撃の「後遺症」を持つ人びとを発見し、質問することに成功したとコナシェンコフ氏は指摘する。

挑発の真の目的は、シリアにミサイル攻撃を加えるよう米国を焚き付けることだとコナシェンコフ氏は付け加えた。



同省の情報によると、撮影に参加した人びとは医学の教育を受けている。彼らによると、映像の「被害者」に化学物質にさらされた兆候はなかった。

化学兵器による攻撃を映したという動画自体は、ドゥーマ市の病院で撮影されたものだ。

いわゆる「ホワイトヘルメット」が、迅速に挑発行為を行うよう英国政府から強い圧力を受けたことが、ロシア軍には明らかになっている。

ロシア国防省は、化学兵器禁止機関(OPCW)の調査が公平であることを願っている。
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シリア爆撃を米国が決定
転載元)
(前略)
12:03
米国はロシアに通知せず、シリア爆撃を開始
(中略)
12:11
マクロン仏大統領 シリア攻撃の標的を明らかに

マクロン仏大統領は、攻撃は化学兵器の製造、使用に使われるシリア政府の施設に限定して行われると語っている。
(中略)
12:43
ロイター通信はシリア消息筋情報として、攻撃を受けたシリア軍事施設はロシアの警告後、あらかじめ避難が完了していたと報じた
12:52
米国およびその連合国がシリアにおよそ30基のミサイル攻撃 シリア政府の発表では、その3分の1がシリアの対空防衛で迎撃
12:53
ミサイル攻撃は50分あまりにわたって続いた マスコミ報道
(中略)
13:09
露国防省 西側諸国の巡航ミサイルはロシア対空防衛の守備範囲には1基も入らなかった
13:15
(中略)
13:34
ジェームス・マティス米国防長官 今回のシリア攻撃は1年前を2倍上回る威力だった
(中略)
15:24
ロシア国防省は、西側による攻撃を撃退する際に動員されたシリアの防空設備は、30年以上前にソ連で製造されたS125やS200、「ブーク」、「クヴァドラート」だったと明らかにしている。

(以下略)

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18/4/11 ソルカ・ファール情報:スペツナズがアルジェリアで仏軍の極秘飛行を撃ち落とし、トランプはロシアに「覚悟しろ」と警告

 ソルカ女史による貴重なロシア側の情報です。相変わらずひとかたまりの段落の中に切れ目(句点)が全くありません。「――」があるところは、実は前の文章がまだ続いているんですが、混乱するので途中で切ることもしばしば(泣)。
 お題は、米国オルタナ系のメディアで、余りにも稚拙過ぎて失笑されまくっているシリアの一般市民に対する偽旗化学兵器攻撃について。NWOのお歴々は世界規模の粛清で追い詰められているせいか、最早尻尾が丸見えなのも気にしていられないようです。
 ドゥ―マで女性や子どもが60人も死亡したと騒いでいるのって負けているテロリスト側やーん! 西洋カバール諸国御用達のホワイト・ヘルメットがまた演技しとるがな~! で、アサドはほぼ勝利を収めそうで、トランプもシリアを撤退するって宣言したら、こんなに都合よくどんでん返しが起きるんかいっ! とツッコミどころ満載。
 トランプ大統領は“ディープ・ステート”の挑発に乗っかっているフリをしていますが、ロシア側もそれは先刻承知の様子。只今、おバカな好戦的発言を繰り返す政治家(ISISのお友達マケインとか)や大手アナウンサーが炙り出され、アメリカの市民が目覚めるのに大いに役立っております。何とかとハサミは使いよう、とは良く言ったもんだ。

 あと一点。現在ガザではイスラエル軍によるデモ隊の大量虐殺が行われているので、カバールとしてはそこからも目を逸らしたいのでは、と感じています。昔から非人道的でしたが、シリア騒ぎの裏で残虐行為の数々がネットに上がって来ていました。どうかパレスチナの人々にも意識を向けてあげてください。
(Yutika)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ソルカ・ファール情報:スペツナズがアルジェリアで仏軍の極秘飛行を撃ち落とし、トランプはロシアに「覚悟しろ」と警告
転載元)
投稿者:ソルカ・ファール

Sister Maria Theresa


【※記事内には貼っていませんが、同サイト自己紹介頁からシスター・マリア・テリーサの写真です。】

発端はアルジェリアの仏軍機によるISIS戦闘員輸送


本日のクレムリンで出回っている【ロシア連邦】安全保障会議SC)の怒りに満ちた新報告書によると、つい先ほどドナルド・トランプ大統領が「ロシアよ覚悟しろ。ミサイルはシリアに向かうことになる、とびっきりのピカピカの“スマート【=高性能】”なヤツが【複数】な!」と警告することで、ロシア連邦に対して初めて公然と戦争の威嚇を発したと書いてありました。

――これに対してモスクワは「その“スマート【=気が利く】”なミサイルとやらは、シリアの化学【兵器】攻撃がなされたと噂されている証拠を破壊するためなのですかね?」とトランプに問いかけ、すぐさま反応を示しています。

――このきっかけとなった出来事は完全に忘れ去られておりますが、フランスが訓練を施したイスラム系テロリスト連中を250人以上乗せ、シリアとの国境上のヨルダン側にあるCIA基地を目指していた極秘アルジェリア軍用機の件全員殺されました)について、西洋ロシアのスペツナズ【=特殊任務】部隊の手によるものと考えており、

――ロシア特殊部隊がこの【軍】機を墜落させたかどうかは裏付けが取れていないのですが、否定もされておらず、当該報告書曰くアメリカ勢は既に【この墜落で】「もし衝突をお望みであれば、どこでなりとも受けて立つ」との警告を受けていたのだそうです。
[註:この【英文】リポートで引用されている【ロシア語の】一部の単語およびまたは言い回しは、完全に対応するものが【英語に】存在しないため、そのロシア語に該当するおおよその英語【訳】となっております。]

【※11日朝起こった、ブファリク空軍基地近くの軍用機の墜落映像です。】


マクロンは昨年12月からISIS基地建設に向けて行動開始


当該報告書によると、この(2017年)12月に、フランスのエマニュエル・マクロン大統領新しい関係”を模索するとの名目で同国の元アフリカ植民地であるアルジェリアを電撃訪問したことで、ロシアの軍と諜報機関は警戒態勢に入りました。

――【マクロンの】真の目的はアルジェリアで活動しているイスラム系テロリスト連中のために新しい訓練基地を【複数】創設することで、

――この1週間フランスのミサイル駆逐艦アキテーヌ号に守られながらレバント交戦地帯へ移動しようと準備を進めており、

【※「レバント」とは歴史的な名称で、全体としては下の地球儀で緑に塗られた東部地中海沿岸地域です(場合によって濃淡のどこまで含むのかが異なってきます)。中心の濃い部分がシリア・レバノン・ヨルダン・イスラエル、つまり傍迷惑な「大イスラエル構想」と被っています。】
Author:Winkpolve [CC BY-SA]

画像はシャンティ・フーラが挿入

――ロシア空軍は即座に警告【しようと戦闘機をアキテーヌ号すれすれに】発進させたのですが、

――フランスは挑発されてもいないのに開始しようとしているシリア空爆で米国側に【つくことを決意して】いるため、無駄に終わってしまいました。


【見出し:フリゲート「アキテーヌ号」がロシア航空機によって威嚇される
副題:この週末、地中海で戦艦を標的にした“挑発的”な【戦闘機の】通過が発生。フランスとその大統領を威嚇することが目的であった。
※4月10日付けのフランスのル・ポワン紙の記事です。】
ロシアの戦闘機がフランスの戦艦アキテーヌ号を標的に

つい先ほどトルコのヌレッティン・ジャニクリ国防大臣西洋に向けてもしロシアが支援するシリア軍に対する攻撃がなされるか、アメリカが支援する部隊による攻撃があれば、ロシアは傍観している訣にはいかなくなるだろう。そうでなければロシアの影響力が失われてしまう」と警告したにも関わらず、

更には厳しい表情で「たった火花一つでこの地域全体を火【の海】にしかねない」と発言したというのにも関わらず、

ツイートはシャンティ・フーラが挿入

この報告書が続けるには、戦争狂いのアメリカ勢ときたら、常識的な判断力の全てを手放し、シリアに展開するロシア軍の駐屯地を直接標的にする準備を進めており、

――トランプ大統領は自ら取り仕切るために予定されていた南アメリカ訪問をキャンセルしたのだとか。

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シリアによる毒ガス兵器使用の明確な証拠は何も出されていない ~イギリスもシリア攻撃に慎重な姿勢示す~

竹下雅敏氏からの情報です。
 イギリスが、シリア攻撃に慎重な姿勢を示しました。東グータ地区で起きた化学兵器攻撃がシリア政府によるものとする証拠が無い中で、シリアへの武力攻撃を実行すれば、これはブッシュ政権が大量破壊兵器を口実にイラクを侵略した時と同じことになってしまいます。
 “続きはこちらから”以降のmkoさんの一連のツイートをご覧ください。ロシアはOPCW(化学兵器禁止機関)による調査を目指す決議案を提出しましたが、欧米は調査そのものに反対しているようで、採決すら出来なかったようです。そのOPCWですが、シリアとロシアの要請に応え、現地に入ったとあります。
 イラク戦争を持ち出すまでもなく、これまでアメリカが主張したことが本当だったことは、ほとんどありません。今回の件もその経緯を見れば、シリア、ロシア側が本当のことを言っているのは明らかです。
 mkoさんは、ロシア軍のジャミング機能が強力であると指摘しています。私もそう思っていて、これまで何度か指摘しましたが、ドクター中松は東京都知事選の選挙公約で、防衛戦略としてミサイルが発射地点に戻るようにすると言っていました。この発言を聞いた時、すでにそのような技術は存在すると思いました。
 なので、万一開戦となった場合、イスラエル、フランス、そしてアメリカが発射したミサイルが、ロシアのジャミング機能によって発射地点に戻り、粉砕してしまうのではないかと想像しています。十分に考えられる事柄です。
 驚いたのは、この緊迫した状況下でロシアの議員団がダマスカスを訪問していること。これは、ダマスカスがロシアによって強力に守られているという自信の表れか、それとも裏でアメリカと通じているかのどちらかです。
 今回の件は、ディープステートを追い詰めているトランプ大統領と軍部の作戦としては非常に奇妙なもので、何か裏があると考えざるを得ません。このことに関して、藤原直哉氏が非常に優れた考察をしています。確かに、もし開戦となるとイスラエルが消滅する可能性があります。逆に言うと、イスラエル、フランスと言うよりは、ロスチャイルド家が第三次大戦(ハルマゲドン)の脅しをかけて、延命を図ろうとしていると思われるのですが、どう見ても米軍はロシアと最終戦争をする意思があるようには見えません。シリア空爆の意思すらないというのが私の見立てです。
 なので、万一開戦となると、一方的にロシア、シリア、イランにイスラエルがやられてしまうという展開になりそうです。果たしてイスラエルは開戦する勇気があるのでしょうか。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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英、シリア攻撃参加を拒否
転載元)
メイ英首相がトランプ米大統領に対し、シリアで行われた可能性がある化学攻撃のより多くの証拠を求めたと、タイムズ紙が伝えている。
スプートニク日本
同紙は、「メイ首相は昨日、トランプ大統領に対し、英国にはシリアへの軍事攻撃に同調する前に、アサド体制が実行した可能性がある化学攻撃のより多くの証拠が必要だ、と述べた」と報じている。

同紙は、「迅速な報復」に参加することに英首相が同意しなかったと確認している。

これより前、西側諸国は、東グータ地区ドゥーマで起きた化学兵器による攻撃をシリア政府によるものと決めつけた声明を表していた。これに対してロシアは、シリア軍は塩素爆弾を投下したとする情報を否定。ロシア外務省は、シリア軍が有毒物質を使用したとする情報の目的はテロリストを弁護し、外から行われうる武力攻撃を正当化するものとする声明を表した。

ロシア軍参謀本部は3月13日の時点ですでに、東グータ地区で武装戦闘員らによって、化学兵器使用を脚色した煽動が準備されている事実を公表しており、これが将来、シリア攻撃の口実に使われる可能性があると指摘していた。
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トランプ大統領はシリア攻撃を口にするが
引用元)
(前略)
アメリカはシリアの首都ダマスカスに対してか、あるいはシリア軍の基地に対してスマート爆弾で攻撃を加えると言っている。これに対し、ロシアは応分の報復を行い、アメリカのシリアに対する攻撃を放置することはない、と言っている。
(中略)
そもそものシリアによる毒ガス兵器使用について、何も明確な証拠が出されていないのだ。(中略)… アメリカはただ『シリアが毒ガス兵器を使った。』と繰り返し怒鳴っているだけであり、そのアメリカの主張を世界中で固定化しようとし、マスコミをフル動員している感じだ。
(中略)
アメリカの共和党議員だったロン・ポール氏は『毒ガス兵器の使用は作り話だ。』と否定している。
(中略)
北朝鮮問題でも、トランプは大口をたたいたが、結局、北朝鮮のトップと交渉することになった。もういい加減に嘘、ハッタリ、おおみえを言うのは止めるべきではないか。アメリカ人は騙せても、世界の人たちはその嘘を、既に見破っているのだから。
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配信元)
 
 
 
 
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東グータでの偽旗化学兵器攻撃で緊迫するシリア情勢 ~ディープステート側に利する偽旗化学兵器攻撃になぜか乗っているトランプ大統領~

竹下雅敏氏からの情報です。
 シリアの東グータで、ホワイト・ヘルメットによって実行された偽旗化学兵器攻撃で、シリア情勢が緊迫しています。ポール・クレイグ・ロバーツ氏も指摘しているように、ホワイト・ヘルメットが、ワシントンのプロパガンダ組織であり非常にいかがわしい集団だというのは、常識の部類に入ります。
 不思議なのは、ディープステート壊滅作戦を実行し、それが欧州そして日本にも波及してきている現状で、ディープステート側を明らかに利すると思われるこの偽旗化学兵器攻撃に、トランプ大統領が乗っていることです。トランプ政権は、シリアとその後ろ盾であるロシアを強く非難し、大規模なシリア攻撃も辞さない態度を示しています。
 この件で奇妙なのは、トランプ大統領を始め、マティス国防長官らトランプ政権の要人たちのほぼ全てが、シリア空爆をする意思を持っていないということです。このような騒ぎを演出する目的は何なのか。ほとんど情報が出てこないので、よほど隠密に背後で重要な計画が進行していると想像されます。
 本当の目的から目を逸らすために、このような騒ぎを作り出しているはずですが、ひとつ言えるのは、今回の偽旗化学兵器攻撃によるシリア空爆計画の背後に居るのは、フランスのロスチャイルド家だということです。
 私の考えでは、今回の件をきっかけに、フランスのロスチャイルド家の影響力が著しく低下するのではないかと思われます。現実問題として、それをどうするのかは、今のところ全く不明です。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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シリアの偽旗化学兵器攻撃とシリア戦争の陣太鼓
引用元)
(前略)
<シリアで再度行われた化学兵器攻撃はでっち上げ>
http://tapnewswire.com/2018/04/fake-news-in-return-for-food/
(概要)
4月10日付け
化学兵器攻撃の現場(シリア、東グータのドメ)では化学兵器を使った痕跡が見つかっていません。(中略)… さらに、ロシアの調査チームがドメの病院を訪れたところ、病院には化学攻撃の被害者は誰も搬送されていなかったことが分かりました。
(中略)

<シリアの情勢が緊迫しています。>
http://beforeitsnews.com/blogging-citizen-journalism/2018/04/latest-war-updates-from-hal-turner-2589369.html
(一部)
4月10日付け
(中略)
諜報機関の元同僚らは、アメリカ、イギリス、フランス政府は、中東派遣部隊を警戒態勢に入らせ、シリアに対する持続的な攻撃を早くて今夜から始めさせるだろうと言っています。
(中略)
シリア政府にシリア国内で活動を許可された唯一の国、ロシアは、アメリカ、イギリス、フランスに対し、同盟国シリアに対する攻撃は二度とさせないと通告しました。ロシアは、シリアに向けてミサイルが発射されたなら、敵国の戦闘機、軍艦さらには空軍基地をも破壊して報復すると通告しました。
(以下略)
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スクリパリから化学兵器攻撃: 次は一体どんな行動?
2018年4月9日
Paul Craig Roberts
(前略)
またしても、シリアが一般市民に対する化学兵器攻撃で非難されているのだ。ロシア・メディアによってさえ、婉曲的に“反政府派”と呼ばれるワシントン傭兵に対し、シリア軍が優勢に戦っている中、一般市民に対する化学兵器攻撃という非難は意味をなさない。“ホワイト・ヘルメット”が、やらせ事件に関する偽ニュースの助長を任務とするワシントンのプロパガンダ組織だということは良く知られている。
(以下略)
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理屈に合わないシリアの化学兵器話が宣伝される中、疑問を投げかけたFOXニュースのキャスター
引用元)
 ドナルド・トランプ米大統領がシリアから軍隊を撤退させると表明した直後、そのシリアで化学兵器が使用されたという話が流された。(中略)… シリア政府による化学兵器使用の話はその撤退計画を御破算にした。奇妙な話だが、そもそも東グータをほぼ制圧した政府軍が化学兵器を使う理由がない。
(中略)
西側の有力メディアは奇妙な化学兵器話を受け入れている。ところがFOXニュースの​タッカー・カールソンは番組の中で化学兵器話の奇妙さを指摘した。
(中略)  
支配層の内部でも現在の流れに危機感を抱いている人がいるのかもしれない。
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配信元)

シリアの東グータでの化学兵器攻撃は、予想通り”偽旗作戦”であることはほぼ明らか

竹下雅敏氏からの情報です。
 しばらく前から予想されていたシリアの東グータでの偽旗化学兵器攻撃が、ついに実行されてしまったようです。プーチン大統領は何度も警告していたのですが、実行せざるをえないところまで、連中は追い詰められたのかも知れません。連中の思惑は、この偽旗攻撃をシリア軍とロシア軍のせいにして、 NATO空爆に持ち込むことですが、かなりの無理筋です。この工作に対し、ロシア外務省は強く反発しています。
 この偽旗化学兵器攻撃と連動した作戦だと思いますが、シリアの空軍基地がミサイル攻撃を受けたとのことです。当初は米軍の攻撃かと思われましたが、米軍はこれを否定。どうやらイスラエル軍の仕業のようです。
 実行を諦めたのではないかと思われた偽旗化学兵器攻撃を、東グータが完全に解放される直前というこのギリギリのタイミングで実行した背景には、トランプ大統領のシリア撤退発言があるかも知れません。トランプ大統領のシリア撤退の思惑は本気のようですが、撤退されると困ると考えている者たちがトランプ政権の内外にたくさん居ます。またトランプ大統領自身も、こうした軍事的緊張関係をうまく利用している節があります。
 今回の事件の流れは、“続きはこちらから”のmkoさんの一連のツイートをご覧になると、よくわかります。東グータの完全開放寸前だったシリア軍が、化学兵器を使う理由がありません。偽旗であることがほぼ明らかなのに、何の証拠も示さず、シリア軍の仕業であると断定し、米国務省も“シリアとロシアを非難”しています。この事件のCIAと米国務省の関与を強く窺わせます。
 問題なのは、トランプ大統領がこれに同調する発言をしていること。大統領はこれが偽旗であることを知っているはずです。今後の推移を見守れば、トランプ大統領と米軍の意図がわかるようになると思います。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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トランプ氏「代償を払うべき」シリアの化学兵器批判(18/04/09)
配信元)
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ロシア外務省「化学兵器使用疑惑はテロリストを擁護し、外国によるシリアへの攻撃を正当化することが目的…捏造されたウソを口実とするシリアへの軍事介入はロシアが駐留するなかで決して許されない」(2018年4月8日)
引用元)
ロシア外務省は、ダマスカス郊外県東グータ地方ドゥーマー市でシリア軍(およびロシア軍)が塩素ガスを使用したとの主張や報道に関して、「捏造で外国の武力行使を正当化しようとするもの」と批判、「このような挑発は、テロリストを擁護し、外国によるシリアへの攻撃を正当化することが目的だと警鐘を鳴らしてきた」としたうえで、「こうした捏造されたウソを口実とする外国の介入は、合法的な政府の要請に基づいてロシア軍がシリアに駐留するなかで、決して受け入れられない」と発表した。
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シリア基地ミサイル攻撃の上空にイスラエル偵察機 マスコミ報道
転載元)
アラブ語の衛星TV「アル・マヤディン」が消息筋情報として報じたところによれば、シリア、ホムス州東部のT-4空軍基地がミサイル攻撃を受けた際、上空にイスラエル軍の偵察機が確認されていた。
スプートニク日本
これより前、シリア・アラブ通信は消息筋からの情報として、基地への攻撃が米軍の仕業である可能性も否めないと報じていた。

同通信が軍部の消息筋からの情報として報じたところによれば、ミサイル攻撃によって複数の死者が出ている。

シリア・アラブ通信の報道後、スプートニクが米大統領府に近い消息筋からの情報として、米政権は現段階ではシリアに対する軍事作戦は遂行していないと報じていた
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シリア政府軍の基地がミサイル攻撃を受けたと報道されているが、米軍は関与を否定
引用元)
 シリアのホムスにあるT4空軍基地が4月9日にミサイル攻撃を受けたと現地で報道されているようだ。アメリカ軍が実行した可能性を指摘する情報もあるが、アメリカ側は全面的に否定している。イスラエルやサウジアラビアが関係している可能性もある。シリア軍はミサイル数機を撃墜したとしているが、どの程度のミサイルが基地に到達したかは不明。被害状況も明確でない。
(中略)
 トランプ大統領だが、アメリカ軍をシリアから撤退させると発言、石油支配を目論む勢力から公然と批判され、アメリカ軍、特に特殊部隊の動きを見ると大統領の発言と逆方向だ。そうした中、白々しく化学兵器話がまたまた持ち出された。そうした中でのT4空軍基地への攻撃。何者かがアメリカ軍が撤退しにくいような環境を作っているようにも見える。

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