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外科のスーパードクター加藤友朗医師は、生死の境をさまよい、脳出血など壮絶な症状を乗り越えた後、後遺症との闘いが始まった ~重症化に関係している危険因子の本質は「ドーシャ」

竹下雅敏氏からの情報です。
 当初、感染症の専門家と称する人たちが「この病気は実は大したことない」とか「風邪と一緒だ」などというデマを流したために、いまだに新型コロナウイルスを甘く見ている人が多いのではないかと思います。後遺症に苦しむ人がいても、“自分は関係ない”と思っているのでしょうか。
 外科のスーパードクター加藤友朗医師(コロンビア大附属病院)は、3月25日に新型コロナウイルスに感染したことが分かり、その後ICUに移され、ECMO(人工肺)につながれ生死の境をさまよい、脳出血など壮絶な症状を乗り越えてやっと5月26日に退院、その後、後遺症との闘いが始まったとのことです。
 ツイートによれば、“加藤医師はニューヨークマラソンを7回完走し、持病もなかった”とのことですが、外科医はストレスが大きい上に、マラソンなどの過激な運動は、かえって免疫力を低下させるので、ひとたび感染すれば重い症状になるのは十分に予想できます。
 冒頭のツイートの加藤友朗医師の写真から、氏の体質は1項目が太陽のヴァータで2項目がカファだと分かります。1項目は急性病、2項目は慢性病に関係しやすいので、「後遺症との闘い」は現代の医学では相当に厳しいものになると予想されます。もしも氏の1項目がカファ・ドーシャであったなら、助からなかったのではないかと思われます。
 新型コロナウイルスの重症化にはどんな危険因子が関係しているのかを探す研究が、世界中で精力的に進められているとのことで、「血液型が関係している可能性」を示す研究があるのですが、時事ブログで解説しているようにその本質は「ドーシャ」なのです。
 ただ、気(プラーナ)ですら科学的な解明は難しいので、「ドーシャ」を理解できる科学者、医者はほとんど居ないでしょう。ここがパラダイムシフトのキモなんですけどね。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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膳場貴子アナ 「コロナへの危機意識薄れていた、反省」…後遺症に苦しむ医師の姿に
引用元)
フリーアナウンサーの膳場貴子が25日、TBS系「報道特集」(土曜 後5・30)に出演し(中略)… ウイルスに感染して生還した米ニューヨークのコロンビア大学付属病院・加藤友朗医師を取材。後遺症に苦しむ姿をとらえた。
(中略)
新型コロナウイルスについて「体中にウイルスの症状がでる。それがこのウイルスの一番怖いところ」とし、また「この病気は実は大したことないという、あれだけはやめてほしい」と訴えた。

「大したことがないというのはウソです。若い人が重症になって後遺症に苦しむ人もいるし、実は中等症で後遺症に苦しむ人も結構な数いる。風邪と一緒だというのはまったくのウソです。分からないことが多い中でひとつはっきりしているのは、とにかくこのウイルスを甘く見てはいけない」と強く警鐘を鳴らした。
(以下略)
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配信元)
 
 
 

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新型コロナウイルスの軽症・中等症の患者も後遺症に苦しんでいる方がいる / 「カファ」を増悪させる薬は、新型コロナウイルスの感染症に用いるべきではない

竹下雅敏氏からの情報です。
 ようやく、新型コロナウイルス感染症の「後遺症」に注目が集まり始めました。イタリアの報告では、“回復後も87.4%の患者が何らかの症状を訴えている”とのことです。後遺症が残るのは重症患者だけではなく、“軽症・中等症の患者も後遺症に苦しんでいる方がいる”のですが、その様子は「赤ちゃん@コロナ闘病中10代学生」さんのツイート動画をご覧ください。
 動画を見るまでもなく、ツイッターのアカウントで「赤ちゃん」さんのドーシャは分かるのですが、動画からも「赤ちゃん」さんの1項目・2項目のドーシャが、共に「カファ」であることを確認しました。新型コロナウイルスはカファ・ドーシャを増悪させるので、カファ体質(1項目または2項目がカファ)の人は要注意なのです。
 「赤ちゃん」さんは、“体調不良の原因が薬の副作用なんじゃないかと言われますが、解熱剤や鎮痛剤などの一般的な薬しか服用していないのでそれはありません”とツイートしているのですが、私は「陰性後も続く体調不良の原因が薬の副作用」ではないかと考える一人です。
 たまたま、この番組を見ていたのですが、「赤ちゃん」さんはカロナール錠(解熱・鎮痛剤)とロキソニン錠(非ステロイド性抗炎症薬)を処方されていました。これらの薬はどちらも「カファ」を増悪させるので、新型コロナウイルスの感染症に用いるべきではないのです。
 こちらの記事には、ロキソニンなどの非ステロイド系消炎鎮痛薬(NSAIDs)は、“感染症全般で考えれば確かにNSAIDsには有害な報告が多い…薬局などで手に入りやすい薬剤ですが、安易に飲むと副作用の方が問題になる”と書かれています。
 ちなみに、ヒドロキシクロロキンとアジスロマイシンは、どちらも「太陽のヴァータ」を増やします。従って、これらの薬は、最もカファ・ドーシャを減らすので適切だと考えられるのです。
 西洋医学は、もう一歩「体質(ドーシャ)」の概念に進み、“患者の体質(ドーシャ)に合わせて薬を選ぶ”ということを考える必要があるでしょう。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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軽症者も苦しむ新型コロナの後遺症
実録・新型コロナウイルス集中治療の現場から(第9回)
引用元)
(前略)
全国的に見ても、こと重症患者については医療体制は逼迫していません。これは事実です。一方で、イタリアで新型コロナ感染症の後遺症に関する報告が出ました。それによると、回復後(発症から平均2か月後)も87.4%の患者が何らかの症状を訴えているといいます。日本でも後遺症を示す事例の報告が相次いでいます。これも事実です。
(中略)
重症感染症、SARS、MERSのデータによれば、特に重症の患者では肺機能の回復が思わしくなく、半年後もまだ人工呼吸器が必要、5年後も呼吸機能が元の80%までしか戻らない、などの報告があります。(中略)… 他にも、2年後に約25%の患者で、うつ・不安・PTSDなど、心の障害が認められたり、計算力、記憶力、注意力、知能指数が完全には戻らないなど、脳機能低下も報告されています(集中治療後症候群:PICS 第3回参照)。

じつは私自身も、4月には後遺症が残るのは重症患者だけで、軽症・中等症患者には残らないのではないか、とたかをくくっていました。しかし、その後、日本や世界で、軽症・中等症の患者も後遺症に苦しんでいる方がいることを知り、自分の考えが浅はかだったことを思い知りました。
(以下略)
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アーユルヴェーダによる食品の「味(ラサ)」の分類:六味 〜[甘味、酸味、塩味]と[辛味、苦味、渋味]

竹下雅敏氏からの情報です。
 アーユルヴェーダの解説シリーズの8回目です。Ⅰの二つの表は、確か「大いなる生命学―アーユルヴェーダの精髄」(青山 圭秀著)にあったものだったと思うのですが、ハッキリとしません。
 アーユルヴェーダでは、食品の「味(ラサ)」を六味に分けます。“あま・ずっぱい、しお・からい、にが・しぶい”と憶えておくと良いでしょう。はじめの三つの味(甘味、酸味、塩味)は、カファ・ドーシャを増加させます。残りの三つの味(辛味、苦味、渋味)は、(太陽の)ヴァータ・ドーシャを増加させます。酸っぱくて塩辛い味(酸味、塩味、辛味)は、ピッタ・ドーシャを増加させます。
 ピッタには火元素があるので「熱性」があり、ピッタ・ドーシャを増加させる酸味、塩味、辛味の食品は、身体を温めると考えます。従ってアーユルヴェーダでは、ミカンやブドウなどの果物は酸味が強く「温」です。ネギは辛味で「温」です。
 ところが、こうした六味の効力(温冷効果)には例外があり、たとえばハチミツは甘いのに「温」、レモンは酸っぱいのに「冷」、玉ねぎは辛いのに「冷」なのです。ちなみにライムは「温」です。
 このように、食品の味から温冷を判定するのは、例外が多すぎて現実的ではありません。実は食品の温冷を決定しているのは経脈で、例えばライムは胃経脈、レモンは脾経脈に対応する果物なのです。陽経脈に対応する食品は体を温め、陰経脈に対応する食品は体を冷やすのです。これらのことは、いずれアーユルヴェーダの解説シリーズで、詳しく説明するつもりです。
 “続きはこちらから”をご覧ください。これまでに知られていた事柄を、「4つのドーシャ」に拡張したものです。六味を構成する五大元素は、誤りを正しておきました。
 「六味とドーシャの関係性Ⅱ」をご覧になると、月のヴァータとピッタ、太陽のヴァータとカファが対の関係にあることが分かるでしょう。
(竹下雅敏)
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トリ・ドーシャ画像表示
ドーシャ ヴァータ ピッタ カファ
構成元素 風・空 火・水 水・地
主要な性質 乾性、軽性、冷性、
不規則性、透明性、
粗性、微細性、可動性
熱性、鋭性、軽性、
変動性、軽い油性、
流動性、肉の匂い
油性、冷性、重性、
緩慢性、滑性、粘稠性、
安定性


食物の「味(ラサ)」と「効力(ヴィーリヤ)」Ⅰ 画像表示
五大 効力 例外
甘味 地・水 ハチミツ(温)、魚(温)
酸味 地・火 レモン(冷)、アーマラキー(冷)
塩味 水・火 タマリ醤油(冷)
辛味 火・風 玉ねぎ(冷)
苦味 風・空 ターメリック(温)
渋味 地・風 緑茶(温)


六味とドーシャの関係性Ⅰ 画像表示
ヴァータ ピッタ カファ
甘味 ↓↓ ↑↑↑
酸味 ↑↑↑
塩味 ↓↓↓ ↑↑ ↑↑
辛味 ↓↓↓
苦味 ↑↑↑ ↓↓ ↓↓
渋味 ↑↑ ↓↓↓

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各ドーシャの反対の性質をもつものが、そのドーシャを最も下げる ~病気に対してはドーシャを減少させることが重要 / ドーシャ別の新型コロナウイルス対処法

竹下雅敏氏からの情報です。
 アーユルヴェーダの解説シリーズの7回目です。前回の記事でドーシャに関して、“新型コロナウイルスの場合は、1項目(体外)と2項目(体表)を見れば十分”であることを説明しました。
 「4つのドーシャ」の図で、左半分の「太陽のヴァータ」と「ピッタ」が優位な場合を「ラジャス(激質)」と言い、右半分の「月のヴァータ」と「カファ」が優位な場合を「タマス(えい質)」と言うことはすでにお伝えしました。
 さらに、「太陽のヴァータ」と「ピッタ」では、「太陽のヴァータ」が陽極で「ピッタ」が陰極になり、「月のヴァータ」と「カファ」では、「月のヴァータ」が陽極で「カファ」が陰極になります。
 「ラジャス」と「タマス」、「陽極」と「陰極」が拮抗する概念です。なので「ドーシャを下げる作用」の表にあるように、各ドーシャの反対の性質をもつものが、そのドーシャを最も下げるのです。
 アーユルヴェーダでは、その人の体質のドーシャが増悪することで重い病気になると考えます。なので、病気に対してはドーシャを減少させることが重要になって来ます。例えば、ピッタ体質の人の場合は、「月のヴァータ」の環境、あるいは食品などがピッタを下げるのに最も有効だと言えます。次に「カファ」「太陽のヴァータ」の順になります。しかし、ピッタ・ドーシャを増悪させる環境や食品などは健康状態を悪化させると考えます。
 “続きはこちらから”をご覧ください。新型コロナウイルスに有効だと思われる化学物質の「1項目と2項目のドーシャ」を調べたものです。例えば、「ビタミンC」の1項目と2項目のドーシャは共にピッタです。天然の食品などから人工的に抽出した化学物質などは、食品とは異なり「1項目と2項目のドーシャ」しかありません。
 「各化学物質によるドーシャの増減」は、各ドーシャを増加、減少させる化学物質を表にしたもので、例えば「太陽のヴァータ」を増やすのはMMSで、最も減少させるのはコロイダル・シルバーだということです。
 前回の記事で新型コロナウイルスは、“カファ・ドーシャの憎悪によって起こる病気”であることが分かりました。なので、カファ・ドーシャを増やすコロイダル・シルバーは、新型コロナウイルスには不適切だと言えます。それ以外の「MMS」「二酸化塩素」「ビタミンC」の中から、それぞれの体質に最も合致した化学物質を選ぶということになります。
 「ドーシャ別の新型コロナウイルス対処法」では、それぞれの体質別に最も有効だと考えられる化学物質を表にしたものです。例えば、1項目(体外)が「太陽のヴァータ」で2項目(体表)が「カファ」の人の場合には、「ビタミンC」が最も有効で、次に「二酸化塩素」だということになります。体質に応じて薬を変えるという発想は、西洋医学にはないので参考になると思います。
 なお、医療関係者でない方が、自己責任でこれらの方法を試し健康を損ねたとしても、私もシャンティ・フーラも一切責任を負いません。あくまでも自己責任でお願いします。
(竹下雅敏)
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【4つのドーシャ】

【ドーシャを下げる作用】


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新型コロナウイルスの感染者とドーシャの関連において、そのほとんどの人がカファ体質(1項目または2項目がカファ)だった!

竹下雅敏氏からの情報です。
 アーユルヴェーダの解説シリーズの6回目です。時事ドットコムニュースの「新型コロナウイルス 感染した要人・著名人」を基に、感染者とドーシャの関連を見るリストを作成しました。
 体の病気はドーシャの1項目(体外)と2項目(体表)、心の病気は3項目(神経叢)と4項目(脊髄)を見ることになりますから、新型コロナウイルスの場合は、1項目(体外)と2項目(体表)を見れば十分です。
 新型コロナウイルスに感染した要人・著名人のドーシャを実際に調べてみると、予想通りというべきか、ほとんどの人がカファ体質(1項目または2項目がカファ)でした。死去した人の1項目(体外)のドーシャがカファ・ドーシャなのは注目に値します。1項目(体外)のドーシャがカファ・ドーシャで基礎疾患がある人は、厳重な警戒が必要なウイルスだといえるでしょう。
 1項目(体外)と2項目(体表)のどちらもカファ・ドーシャではない人は、比較的軽症で済んでいるようです。しかし、伝えられるところによると、チャールズ皇太子はいまだに味覚が正常に戻っていないということです。
 後遺症で長く苦しんでいる方の多くは、やはりカファ体質のようです。アーユルヴェーダの解説シリーズの3回目の「ドーシャを特徴づける性質」のカファの欄をご覧ください。“鈍感な、不活発な、眠い、怠惰な”という特徴があるのが分かると思います。
 6月2日の記事で、新型コロナウイルス感染症から回復しても、“長期にわたる疲労を経験するリスクが高く…さらに病状が深刻になり慢性疲労症候群に移行する可能性がある“ことをお伝えしましたが、新型コロナウイルスがカファ・ドーシャの憎悪によって起こる病気であることから、カファ体質の場合には、これは十分に起こり得るのです。
 「インドの伝統医学省」が、ホメオパシーのレメディ「アーセニカム」を推奨したことをお伝えしましたが、この時に「軽い食事」も推奨していた記憶があります。「軽い食事」は、カファ・ドーシャを減らす働きがあり、「インドの伝統医学省」のアドバイスはアーユルヴェーダの観点からは、的を射ていたのです。
(竹下雅敏)
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「新型コロナウイルス 感染した要人・著名人」
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