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メキシコ便り(126):ロペス・オブラドール大統領就任4周年スピーチ❣️「愛」で始まり「愛」で終わる。

 さて、前回の続きです。11月13日(日)にアメリカから資金をもらっている反大統領派たちが、デモ行進をメキシコシティでやったことがきっかけで、それを対抗するカタチで11月27日(日)大統領は国民に4周年のお祝いを兼ねた行進を自ら呼びかけました。ダウンタウンの大広場(ソカロ)をいっぱいにするには13万人が必要。反大統領派が集まったのはその半分くらいで結局ソカロには集合せずに終了。11月27日の大統領を支持するAMLOVER(アム・ラバー:大統領を愛し支持する人)たちが集まったのはなんと120万人!!!たった4kmの行進が、人が多すぎて前進できず6時間かかるなど、圧倒的な勝利を見せつけました。前回のメキシコ便りはその様子をレポートしました。

 今回はその第2弾!行進直後、ソカロ大広場で大統領の就任4周年のスピーチがありました。おトイレ休憩も全くなしで、行進からそのままステージに上がり、約90分のスピーチをしました。(普段は長くでも60分くらいですが。)今回はそのスピーチの内容を機械翻訳したものを掻い摘んで修正してまとめました。実質、日本語で17ページほどのスピーチを、箇条書きで8ページほどにまとめました。ちょっとページ数多いですが箇条書きにしたので、少し読みやすいかも。是非、お時間の許す方は目を通していただきたいです。ワクチン以外の実践されている政策は素晴らしいですが、何よりも「愛」をベースにした政治が可能であることがわかっていただけたら幸いです。

 メキシコ史上4回目の改革、変革が現在、メキシコで大統領の指揮で行われています。大統領のスピーチは「愛」で始まり「愛」で終わりました。「国民に対する愛がなければ何も達成できない」「権力の行使は、…他者のために置かれたときにのみ純粋で高潔なものとなる」「政治は、一般に信じられているのとは反対に、最も高貴で精神的階層の最高位の職の一つである。」「本物の政治とは、その基礎と本質において、そして何よりも、他者のために、とりわけ貧しい人々のために実践されるとき、深く人間的なものなのだ。」とスピーチの最後は心に響く言葉の連続でした!大統領選を2回も不正選挙で負けた大統領。2回目の不正で負けた時には、もうあきらめようかと思ったとも言っていました。3度目の正直でメキシコは新自由主義から救済されました。そのやり方は「嘘をつかない」「盗まない」「裏切らない」をモットーに、汚職撲滅、質素な政権、大企業からの税金徴収、貧しい人を最優先した富の分配。4年前、反大統領派の大統領候補者に票を入れたpopoちゃんの旦那さま。今では「僕の一番尊敬する人は、ロペス・オブラドール大統領❣️」と誇らしげに言っているAMLOVER(アム・ラバー)♪
(popoちゃん💖)
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メキシコ便り(126):ロペス・オブラドール大統領就任4周年スピーチ❣️「愛」で始まり「愛」で終わる。

大統領の4周年スピーチの箇条書き


「愛は愛で償う」
大統領が国民からもらった「愛」は「愛」で返すという意味。大統領のいつもの口癖です。この言葉でスピーチは始まりました。

YouTubeより

⚠️メキシコの物価は日本の半分〜3分の1くらいです。なので以下【】で表示された日本円の2〜3倍くらい金額が、日本だとどれくらいなのか、大体の金銭感覚がわかるかと思います。


貧しい人々が最優先という原則が適用(貧困家庭への国の援助)


最低賃金は、政権交代時の88ペソ【約613円】から172ペソ【約1,198円】になり、実質62%の上昇私たちの政権が終わるまでに100%上昇の予定。国境では2倍以上に増加、これらは過去40年間では見られなかった。

✅アウトソーシング【日本で言うとパソナの派遣のようなもの】廃止。

21,722,857人の労働者が社会保障制度に登録、これはかつてない数字であり、平均給与も月給14,712ペソ【約101,645円】と歴史的快挙。

経済はすでに再び成長中。今年のGDPは3.5%、少なくとも2023年と2024年は同じ割合で成長すると私は推測する。

メキシコ銀行の準備金は14%増加。私たちの政権下で、株式市場の指数は24%伸び

✅283,535人のシングルマザーに月800ペソ【約5,571円】援助、外で働きながら子供をデイケアセンターに預けている。

✅就学前、小学校、中学校に通う子どものいる3,730,000世帯に、隔月で1680ペソ【約11,699円】の奨学金を支給。

✅貧困家庭の大学生41万人を月々2,450ペソ【約17,000円】で支援。

✅コナクト【国家科学技術委員会】は、大学院生や研究者に128,950の奨学金を支給。

✅「ベニート・フアレス」システムとして145の無料の公立大学を設立
私たちの政権が終わるまでに、医学部と看護学部を中心に200のキャンパスと6万人の学生が誕生予定。

✅公共、自由、世俗、科学、人文主義教育の原則に基づき、25の幼稚園、小学校、中学校の教科書の新しいコンテンツが完成し、現在進行中。

✅障がい者(特に子ども)130万人が、2カ月ごとに2,800ペソ【約19,500円】の援助。

1,000万人以上の高齢者が2カ月ごとに3,850ペソ【約26,810円】の年金を受け取り、この支援は1月までに25%、2024年1月までに同様に増加し、政権終了時には発足時の5倍となる予定


✅見習いの若者には5,258ペソ【約36,615円】の最低賃金が支払われ、貧困に陥らないようになっている。勉強や仕事の可能性がない場合は、犯罪集団の温床とならないように、企業や事業所、田舎で見習いとして1年間働く機会が与えられる。そして、この2,339,000人の見習いの若者のうち、半数がすでに企業や事業所、研修所などに残って働いてくれている。

すべてのサポートは、ボトムアップで行われている。

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メキシコ大統領が子どもへの新型コロナワクチンを拒否、製薬会社の人質にはしないと発言していた 〜 いつか日本も国民を家族のように大切にするリーダーを生み出せるだろうか

読者の方からの情報です。
 読者の方から一つのツイートが届きました。メキシコのオブラドール大統領のプレス・コンファレンスらしい場面でした。穏やかに語られるその内容がすごい。新型コロナワクチンのメリットが科学的に証明されるまでメキシコは子ども達へのワクチン接種は拒否する、子ども達を製薬会社の人質にはしない、また製薬会社が導入しようとする3回、4回のブースターショットも「余計なものになりかねない」とまで断言されています。一国のリーダーがこのような発言をされていた。実はこの発言は2021年7月のもので、RTによると「国際的なメディアではほとんど無視されていたオブラドール氏の挑発的な発言は、英語字幕付きのスピーチ動画がソーシャルメディアで共有された後、広まりました。」とあります。どうして今、このオブラドール大統領の発言に心惹かれたかと言いますと、12/4「メキシコ便り(125)」の記事が強く心に残っていたからでした。
 メキシコ大統領就任4周年のお祝いを前に反大統領派が7万人デモを決行し、それに対して大統領派が大広場を埋めるには13万人は必要だと言われていました。記念式典の日に集まったのは、、、!ぜひ元記事を楽しんでいただきたいですが、桁違いの圧倒的な大統領人気が「大爆発」しました。オブラドール大統領は国民を家族のように大切にし、国民も大統領を守るように応援しています。ずっとずっと腐敗を見せられてきた日本でもいつか信頼できる誠実なリーダーを応援する日が来るでしょうか。popoちゃんによると、メキシコの人々は純朴な心を持ち続け、自分が貧しくても困っている人を見捨てておけない国民性だそうです。これまで経済力だけを頼みにしてきた日本人が「自分さえ良ければ」「今だけ、金だけ、自分だけ」というメンタリティを手放せた時、国民を大切にできるリーダーを生み出せるのかもしれない、と思ったのでした。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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配信元)

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メキシコは製薬会社の「人質」にはならないと大統領が発言、インターネットでは子供への新型コロナワクチン拒否後のトラブルを予測
転載元)
ソーシャルメディアユーザーは、アンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール大統領が子供用のコビド・ワクチンの購入を拒否した後、メキシコは製薬会社の圧力に屈しないと誓い、厳しい反響に直面する可能性があると理論的に説明しています。

今週初めに行われた発言で、メキシコの指導者は、政府はまだ科学界が未成年者にワクチンを接種することの利点を実証するのを待っていると述べた。決定的な証拠が提供されるまで、メキシコは子供への予防接種を拒否すると発表し、製薬会社はCovid-19ワクチンで記録的な売上を上げる中、医療上の必要性よりも利益を上げることを重視しているようだ、と付け加えた

メキシコは、ビジネスをしたいだけで、コビッド19の予防接種が必要だという考えで子供たちを怖がらせる製薬会社の人質にはならないだろう。

また、製薬会社が3回目、あるいは4回目の接種を行うブースターショットを導入する計画についても同様に批判し、「余計なもの」になりかねないとの見解を示した
(以下略)
(DeepL機械翻訳)

メキシコ便り(125):大統領就任4周年記念のお祝い行進で、国民の大統領への「愛」が大爆発💥💣💥

 11月27日(日)大統領就任4周年のお祝い行進と記念式典がありました。毎年、記念式典はやっていますが、お祝いの行進は今回が初めて。11月13日(日)に反大統領派たち(アメリカから資金をもらっている)が、デモ行進をメキシコシティでしたことがきっかけで、人々の思いを汲み取った大統領は、11月27日(日)にお祝い行進を自ら指揮することを発表。大統領によると反大統領派のデモ行進は7万人くらい集まったと。ダウンタウンの大広場(ソカロ)を満員で埋めるには約13万人ほど必要らしい。なので反大統領派らはソカロまで行かなかったとか。

 そして、お祝い行進当日、11月27日(日)全国からAMLOVERアム・ラバー(大統領のイニシャルAMLOとLOVERの造語。意味はロペス・オブラドール大統領を支持する人)たちが大集合、popoちゃんの想像を遥かに超えました。なんと政府の公式発表によると120万人が集まったそう。ソカロ大広場を埋めるどころかメキシコシティのダウンタウンを埋めちゃったというようなツイートもありました。popoちゃんはテレビで生中継を見ていましたが、とにかく人、人、人で、国民の大統領への❤️❤️が弾けたというより、ホントに💥💣大爆発💣💥した感じでした。どこのロックスターよりも、ポップスターよりもファンの熱狂が凄じかった!圧倒的に大統領支持派の大勝利でした!👏👏👏

 今回はその行進の様子を、そして次回は行進後のソカロ大広場での大統領の1時間半にも及ぶ(おそらく今までで最長)スピーチをまとめてみたいと思っています。メキシコ国民の大統領への「愛」「情熱」をご満喫あれ♪
(popoちゃん💖)
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メキシコ便り(125):大統領就任4周年記念のお祝い行進で、国民の大統領への「愛」が大爆発💥💣💥

4周年お祝い行進


メキシコ国民は前夜からソカロ大広場に到着し、テントで寝ていた人もたくさんいたよう。行進は、日曜日の朝9時にスタートで、独立の天使の像からソカロ大広場まで約4kmほど。普通に歩けば1時間くらいですが、大統領がソカロ大広場に到着するまでに6時間かかりました。

お祝いの行進の前夜、すでに独立の天使の像に集まっていた国民、アム・ラバーズ。
「大統領とご一緒できてとても光栄です!」とみんなで合唱しています。

あまりにも人が多くて前に進めず、全方向から押し寄せる人の波に呑まれて同じ場所を堂々巡りすることも多々あり。押されて倒れるんじゃないか、つまづいてコケるんじゃないか、人に酔って気絶するんじゃないか、誰かに暗殺されるんじゃないかと、popoちゃんはホントに冷や冷やしながら、手に汗握った💦6時間でした。

ウォーリー。。。じゃなくて、大統領を探せ!
行進の途中、上空からの写真。
ヒント:真ん中あたり、大統領は白のシャツを着ています。上の画像内にはいないのでクリックして全画像開くといます!

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メキシコ便り(124):大統領の「選挙制度改革案」でメキシコ人積極的に政治に参加!

 こちら、ファレスはめっきり寒くなってきました。メキシコと言うとハリウッド映画の影響か、リゾートのビーチの影響か、あったかい気候をイメージされてる方が多いのですが(確かにメキシコのほとんどは良い気候のところが多い)、ファレスはメキシコの中で一番気候に恵まれていないところ。😢 夏の猛暑は6ヶ月くらい続きヘロヘロになりますが、その代わり冬は2ヶ月ちょっとくらいで、雪は一年に一度、積もるくらい。

 こちらは今、寒い朝はマイナス1度だったりします。ファレスの標高1,137mメキシコシティは標高2,240mで一番高いところは3,930mらしいです。うどん作りの名人が日本から来てメキシコシティでうどんを披露するとき、思うように麺が茹で上がらず悩み続けた後、原因はお湯が100度に達する前に沸騰するためだったとわかり(標高が高いため)、その後、なんとか圧力釜を使って温度を最大にあげてから茹で問題解決されていた番組を観たのを思い出します。ファレスでは最高気温が夕方の16時、17時だったりで、最低気温は朝の6時とか7時です。場所が変わると常識が完全に覆されます。

 時間といえば、ちょっと前にメキシコの議会でサマータイムの廃止が通りました。サマータイムで得られる利益より健康への害が高いとのこと。お隣の国境都市テキサス州のエルパソには毎日通勤通学で行き来をしている人がたくさんいるのですが、現在、ファレスとエルパソは1時間の時差があります。とっても変!ファレス市長はエルパソと同じ時間にする許可を連邦政府のほうに申し出ているとかですが、サマータイム終了してはや3週間位?経ちますが、未だ1時間の時差があります。

 さて雑談が長くなりました!今、メキシコはロペス・オブラドール大統領の「選挙制度改革案」でざわついています。アメリカ連邦政府の独立機関USAIDから、アメリカ大使館経由で未だに堂々と資金をもらっている(ロペス・オブラドール大統領は以前、アメリカ政府に手紙を書き、この件の説明を求めましたが、未だ回答なしで送金は続いているらしい。)エキス・ゴンザレスが指揮をとり、この「選挙制度改革案」は民主主義をなくすものだと主張しデモ行進を実施。またそれにかなりの人たちが真剣に参加。デモ行進でのインタビューでは「選挙制度改革案」を理解していない方が多く見られ、「選挙制度改革案」に反対というのは名目であり、やはり大統領の言うように、階級差別意識、人種差別意識が濃く出ているように感じました。ウクライナとロシアの関係が、実にメキシコの反大統領派と大統領支持派に似てるな〜と思ってしまう。いつも背後にはアメリカね!😉ま、どちらの派も熱く情熱があるのは事実。みんなが政治に参加し活気を感じます♪
(popoちゃん💖)
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メキシコ便り(124):大統領の「選挙制度改革案」でメキシコ人積極的に政治に参加!

民主主義を守り、汚職まみれの選挙管理委員会の掃除を可能にする大統領の「選挙制度改革案」


ロペス・オブラドール大統領は約束通り「エネルギー改革案」の後は、「選挙制度改革案」を進めています。が、やはりこれも「エネルギー改革案」と同じパターンになりそうです。憲法を変えるには3分の2の議員が賛成しないと変更できません。与党モレナ党は3分の2の議席はちょっと足りないので毎度、野党PRI党の議員の票を得ようと裏で交渉しているようですが、結局は、投票時に裏切られる感じ。😓ですが、毎度のこと大統領はプランBをちゃんと準備されているようで、憲法改正無理でも、「エネルギー改革案」でもやったように、ある程度、法律で固めてしまう手段です。

INE(イネ:選挙管理委員会)は、汚職まみれの組織です。ロペス・オブラドール大統領政権になって、公職員は大統領よりも高いお給料をもらうことは違法になっているのですが、未だにがっぽり大統領よりも高いお給料を貰い続けている様です。そしてINEを支持している国民が未だにたくさんいるのに正直、唖然です。

ツイート画のサイン機械翻訳+修正:あなたが「INEを支持する」と言ったところで、彼らのようにあなたの給料が月262,000ペソ(約189万円)になるわけではないことをお忘れなく。

ちなみにロペス・オブラドール大統領の月給は163,212ペソ(約118万円)。昨今の円安のせいかな?なんだかお給料が高くなった感じが。。。

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メキシコ便り(123):メキシコ経済大臣交代で神風が!!! / メキシコ、ドイツに天然ガスを輸出予定!

 イーロン・マスク氏がツイッター買収後、メキシコのツイッターはオフィスをクローズし、メキシコから撤退したらしい。メキシコのツイッターは反大統領派の一つ、PAN党関係者で支配されていたらしく、皆、きれいに解雇されたとか。これはメキシコにとって大変良いニュースなのですが、竹下先生によるとイーロン・マスク氏はホワイトハットと動いていたり、「スコット・リッターのツィッター・アカウントがまた停止された!」など、本当に言論の自由を大切にしているかどうかは様子見ということなので単純に喜べないかも。ユーチューバーのナチョさんいわく、マスク氏はボリビアのクーデターを支持していた過去(ボリビアのリチウムがテスラの電動自動車にほしかったらしい。)があったりと、マスク氏に対して「ヒーロー」というより疑心暗鬼で冷静に見ている感じです。

 ロペス・オブラドール大統領が就任して以来、ペソは過去になく安定しているメキシコ。今回はスペインのサンタンデール銀行の頭取アナ・ボティンがメキシコを褒めました。「メキシコは、米国やカナダと重要なつながりを持ち続けており、それがこの国に大きな機会的優位性を与えています。現在のすべての地政学的動向により、この国は(投資家にとって)メキシコを世界で最も魅力的な(投資の)国の一つとして位置づけています。」またサンタンデール・ラテンアメリカ・ミーティングで金融機関のリーダーらは”コロナ禍による世界的危機に対するメキシコ政府の優れた管理、世界規模での通貨としてのペソの強さ、基礎赤字、メキシコが受け取る投資フローを強調”したとのこと。(Milenioより機械翻訳)

 毎回、メキシコの好調さをお伝えしていますが、メキシコは完全に追い風?神風?に乗っている感じ♪ その様子をまとめてみました。世界の多くの国が混乱している中、メキシコは平安を保てているようで、そのため他国を助ける余裕があるようです。✨🍀✨
(popoちゃん💖)
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メキシコ便り(123):メキシコ経済大臣交代で神風が!!! / メキシコ、ドイツに天然ガスを輸出予定!

ロペス・オブラドール大統領の「エネルギー改革案」に外国から圧力


大統領の提案、自国のエネルギー資源を守る「エネルギー改革案」に対し、アメリカ、ヨーロッパからずっと圧力がかかっていました。どちらももっと電気とガソリンの市場を開け!自由市場にしろ!というもので、アメリカはそのメキシコの「閉鎖感?!」はUSMCA(米国・メキシコ・カナダ協定)に反するといい、裁判を起こすぞ!33億ドルの賠償金だ!とメキシコを脅していました。トランプさんが大統領時代に、メキシコの炭化水素(石油、天然ガスの主成分)はメキシコのものであり守る権利があることを第8章で認めUSMCAでも正式にサインをされているにもかかわらずです。(↓)

ツイート文機械翻訳+修正:USMCA第8章に「メキシコの炭化水素所有権の認識」があるのを思い出そう。


経済大臣交代で神風が!


メキシコのTatiana Clouthier(タチアナ・クルティエ)経済大臣はこのプレッシャーに負け、エネルギー大臣とCFE連邦電気委員会の委員長に妥協するように懇願。しかし、二人とも折れず、クルティエ経済大臣は意見の相違を理由に辞任。その後、Raquel Buenrostro Sánchez(ラケル・ブエンロストロ・サンチェス)経済大臣が就任。就任直後、アメリカとの交渉担当者(新自由主義者の女性)を解雇。新大臣が就任したことで多くの人が辞任、解雇になり、交渉チームが一気に総入れ替え!メディアはこれをメキシコの危機と促しましたが、結果、アメリカは自ら引き下がり、もう裁判をかけない展開に!!!就任わずか1週間足らずでアメリカの「裁判を起こすぞ!33億ドルの賠償金だ!」という脅しを神風が吹き飛ばした!!!

 左:ラケル・ブエンロストロ・サンチェス新経済大臣
 右:タチアナ・クルティエ元経済大臣

このラケル・ブエンロストロ新経済大臣は「鉄の女」というニックネームが付いていて、一切交渉に妥協なしで知られているよう。経済大臣になる前は国税局長として大活躍していました。メキシコがコロナ禍中の際、大企業からわんさか未払いの税金を徴収したお方です。ちょっと待って!とか、ちょっと見逃して!とか、ちょっと大目に見て!が全く通用しないお方だとか。ラケル・ブエンロストロ新経済大臣のおかげでメキシコはコロナ禍中、一切借金を増やさずに乗り越えられたと言っても過言ではないかも。。。(ナチョさんのEl Chapucero動画

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