(長文・連ツイ)
— Doug@宮古島🐕 (@doughimself) June 5, 2021
(日本の水際対策体験談)
1. 私は、今この瞬間、日本の厚労省の指示によりアパホテル・横浜ベイタワーの11平米の部屋からこの文章を書いております。(続↓) pic.twitter.com/8GWlbFktir
2. 以下は非〜常に長い文章になりますが・・・(続↓)
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3. 今夏の海外旅行を検討中の日本在住の皆様、一時帰国を検討中の海外在住の日本人の皆様、そして外国籍で日本の永住権・再入国許可書またはビザをお持ちの皆様の参考になればという思いから・・・(続↓)
— Doug@宮古島🐕 (@doughimself) June 5, 2021
4. 日本政府・厚労省・検疫・アパホテル・そして羽田空港で働いている何百人という若い(本当にほぼ全員20代!)「水際対策担当」の皆様のご気分を限りなく害さないように事実をベースにして書きたいと思いますので是非最後までお付き合いください。(続↓)
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(中略)
47. ここまでくると、もうそこにいる全ての人間が誰が何のために何を確認しているのかの目的を見失いつつあったと思います。私も「あれ、俺はなんで今ここにいて何をやろうとしているんだっけ?」みたいになっていました。この時点でちょうど19:11。着陸してからジャスト3時間が経ちました。(続↓)
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(中略)
58. この時点で20:41。着陸してからジャスト4時間半が経ちました。**しかしJAL女神によるとこれでも「最速」だそうです。先日は9時間かかったと。** (続↓)
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(中略)
61. 私は独りでしたが、これがご家族の場合は「よぼどの理由がない限り」避けたほうがいい体験です。特にお子さんがまだ幼い場合はもはや拷問か修行かドM体験に近いかと思います。(続↓)
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62. ですので、ドMの方には強くお勧めいたします。(続↓)
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(中略)63. 私のように職業柄書類の扱いに慣れている人間でさえも各関所で増えていく書類に困惑しました。最終的には20枚くらいまで書類が増えました。(続↓)
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67. ハイヒールや買ったばかりの靴は絶対に避けてください。履き慣れたスニーカーで来日してください。ハイキングレベルに歩きます。(続↓)
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68. 宗教的な理由またはビーガン、ベジタリアンという食事規制がある皆様は「よほどの理由がない限り」避けたほうがいい体験です。(弁当事情) (続↓)
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69. 閉所恐怖症の皆様は「よほどの理由がない限り」避けたほうがいい体験です。アパホテルで発狂します。(続↓)
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70. 強制隔離期間が3日以上の地区からの皆様は「よほどの理由がない限り」避けたほうがいい体験です。5日目くらいで別の病を発症します。(続↓)
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71. 今、日本にいる皆様は出国しないほうがいいです。海外でどんなに楽しい思い出ができたとしても、その思い出はすべて羽田・成田に忘れ物として置いてきてしまうと思います。(続↓)
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初めの連ツイは6/5入国時のもの。入国後3日間の強制隔離は覚悟されていたものの、入国時に味わう地獄の書類審査は事前の厚労省のサイトからはとても想像できないものでした。「日本式陰性証明書」「誓約書」「質問状QR」「各種スマホアプリ」「米式陰性証明書原本」「ワクチン証明書」、これらはダグさんが搭乗時に準備していたもの。機内でさらに「健康カード」を加えて、水際対策の関所を次々と巡ることになりました。読むだけでもぐったりする詳細はダグさんのツイッターで見ていただくとして、椅子に座ることもできないまま、周りの外国人も超不機嫌モードの中、歩く、歩く、歩いては待機の連続で数時間が過ぎていきます。結局、ダグさん自身はJALの伝手もあって4時間半という「最速」で空港から出ることができましたが、9時間かかる人もあるとか。健康で、法的書類にも明るく、自分一人だけの審査でも疲労困憊するのに、高齢者や子連れの乗客は「よほどの理由がない限り」来日はお勧めできないようです。
そして、ダグさんの本当のメッセージは、「続きはこちらから」にあります。
強制隔離最終日に書かれた続編ですが、なんと前回の連ツイに、空港で働く「マスク一枚とiPadを片手に空港の中を走り回っている多くの若者」達から熱い共感が寄せられたそうです。彼ら自身、究極の混乱の中で「誰が何のために何を確認しているのかの目的を見失いつつあった」ことを実感していたのでした。水際対策の最前線にありながら、国から大事に防護されているわけでもなく、時給わずか2,050円で、チグハグなシステムに翻弄されている若者を守る必要がある、と厚労省に向けて強く訴えておられました。
こんな「オモテナシ」は、若者達の責任ではないです。政府はこの状態を作り出しておきながら「安心安全」を唱えながら五輪で外国人を招き入れるのでしょうか。