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アーカイブ: 子育て

[TED]最善の自己と最悪の自己の生物学

 脳科学や遺伝学の観点から見ると、一分前の行動は数時間前の、数時間前の行動は数週間前の、数週間前の行動は数年前の、数年前の行動は数十年前の、数十年前の行動はご先祖様の、ご先祖様の行動はさらにご先祖様の・・・体験等に影響を受けているようです。
 ここでも子育ての重要性が浮き彫りにされています。幼児期まで は愛情要求を満たし、青年期では独立要求を満たす(良い環境で良い経験をさせてあげる)ことが大切だと感じます。
 愛情深い子育てをし、それを育む良い社会環境が、良い社会を構築するために必須であることが脳科学の観点からも明らかにされてきています。
 過去の影響は確かにあるけれど、私達は「今」変化することができます。皆で頑張って良い社会を創っていきましょう!
(地球に優しい方の微生物学者)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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最善の自己と最悪の自己の生物学
配信元)

前回と関連する動画です。
エピジェネティクスについては、前回の解説をご覧ください。
簡単に言うと、遺伝子配列の変化を伴わないタンパク質発現の変化です。

【用語説明】
扁桃体・・・情動反応の処理や記憶に関与。恐怖やトラウマなどにも関与。
前頭皮質・・・人を人たらしめている脳の領域。理性的な判断などに関与。

【重要ポイントのピックアップ】
・テストステロンやストレスホルモンが多いと扁桃体が活発化し、前頭皮質の働きは低下する。
・何ヶ月もストレスやトラウマを抱えていると扁桃体は拡大し、ニューロンは通常より興奮状態になり、前頭皮質は萎縮する。
・前頭皮質は25歳ぐらいにようやく成熟する。つまり青年期は、環境や体験が前頭皮質に働きかけて、成熟した脳を形成する時期。
・胎児期〜幼少期は脳の発達への影響が大きい。重要なポイントはこの時期での体験は脳にエピジェネティックな変化をもたらすということ。例えば、「胎児期に母親を通じてたくさんのストレス・ホルモンに晒された場合、エピジェネティクス的変化が起こり、後の成人期に扁桃体が通常より激しくなり、ストレス・ホルモン値も高くなる。」
・「今」の行動を理解するためには、数百万年前まで(遠い過去の意)遡らないといけない。環境の変化、文化の変化、経験など。
・何かがキッカケで脳の神経回路が変化することがある(いくつかの事例紹介)。
「最悪から最善の行動へと私達を変容させる生物学的要因を学ぶ必要がある」

文・地球に優しい方の微生物学者

かんなままの「ぴ・よ・こ・とライフ」(14)食料の備蓄

かんなままさんの執筆記事第14弾です。 
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食料の備蓄
音を立てて世界経済が崩壊する瞬間が来ると思っています。その時に何が起こるのか誰にもわかりません。日本の場合、エネルギー自給率と食料自給率が低すぎるのです。世界規模の経済の大混乱が予測される現在、日本人も準備をしておく必要があります。

その時の被害をできるだけ軽減するために、最低でも3ヶ月、できれば半年から1年くらいの食料の備蓄があるといいと思います。

そしてできるだけ早く、地産地消の世界を作っておかないと大変なことになると思うのです。

出典:「ぴ・よ・こ・と3」竹下雅敏(著)



備蓄は趣味!?



夫婦2人の生活になり、終活に向けて断舎利をしたいという気持ちと、備蓄欲が葛藤して変な人になっているな~と思っていたところ、夫から私の趣味は「備蓄」だと言われて吹き出してしまいました。ああそうか、趣味だと思えばいいのか、といたく納得して心置きなく備蓄をするようになりました。

さ、何から話しましょう。
備蓄歴は18年。米や野菜は知り合いの農家さんから直接購入。米や粉は保冷庫に保存。あらゆる缶詰、乾麺、アルファ米、ダースで買う調味料、塩と砂糖、酒類、石けんは売るほどあり、重曹、あらゆるペーパー類、ビニール、ラップ、シート、手袋、マスク、タオル、電池、カセットコンロ、ガソリン、炭、身体ふき、おむつ、手動洗濯機、トイレは穴を掘って外でよし・・・だんだん楽しくなって、想定別に置き場所を考え、1階、2階、階段。床下に至っては秘密の場所的になって、畳をはがして床下に潜りワクワク!・・・でも洪水で避難指示が出た時は床下の酒と缶詰が流れていく光景が目に浮かび、しまった!と思いました。

でも、めげません!まず、基本の生活を循環型に整えます。太陽光発電は18年前、補助金が3分の2も出ていた時に取り付け、今でも優秀なお天道様発電所になっています。その電気を利用して電動自転車、ハイブリッド車。敷地に湧水を見つけた時は小躍りしました。

子育て家族を巻き込み、本格的な野菜作りをはじめました。お蔭で、家の中は1年分のジャガイモと玉ねぎが積まれ、味噌作りも1年分。野草食や保存食作りが楽しくなり、季節ごとに作っては瓶詰。…ここまで来たらやっぱり変人?趣味か~、好きなんだ~!と納得。

pixabay[CC0]



突然の大地震


そんな中、夜中に大きな地震が起きました。孫たちも泊まっていました。余りにも突然で、動けないと同時に、頭の中はどう行動すればいいのか、一瞬パニックになる自分がいました。

でも、ガヤトリーマントラを唱えて落ち着き、日ごろ鍛えた同時進行の頭に切り替えることができました。

枕元に置いていた懐中電灯を持ち、靴を履いて、防寒着を来て、孫たちを集め、一番下の子はママがおんぶして、いつ家を飛びだしてもいいように準備しました。その間、リュックや水、食料を車に積み、(寝袋、災害用セットはいつも車に乗せています)テレビやネットで情報を収集しました。停電しなかったのが幸いでした。こんな時の情報は必須です。

孫は止まない揺れと、そのたびに鳴り響くエマージェンシーコールに怯え、体がガタガタ震えて吐いてしまいました。愛犬ルナもブルブル震えて私の腕の中。

その日は眠れぬ夜になりました。朝、惨状が明らかになるにつれ、震源地の被害の大きさにびっくりしました。一瞬ですべてを失くした人、亡くなった人、家族を探している人・・・想像を絶する揺れと恐怖だったのだろうと思います。そんな時はどんな状態になるのでしょうか?本能と直感で動き、不安や恐怖と戦いながらガヤトリーマントラを唱えることができるでしょうか?身につまされました。

洪水で川が氾濫して避難指示が出た時は、我が家の気象予報士である夫が「大丈夫」だと判断して避難しませんでした。こんな時は冷静な状況判断が必須です。でも、近くにいる一人暮らしの母や叔母達を迎えに行ったのですが、これが一苦労。理屈抜きで、動かないのです。説得するのに時間がかかり、最悪の時はどうすればいいのだろうと思いました。

20年前、立て続けに2度も大きな台風が直撃した時は、目の前で車が転がり、家の屋根が飛び、瓦が紙切れのように舞うのを見ました。何日も断水、停電。被害も大きくて大変な思いをしたことがあります。


来たるべき時に備えて…


今年も身近で記録的豪雨の大災害があり、胸が痛みます。本当に、災害はいつ来るのかわからないのです。最近は想定外、最大級の・・と、格段にリスクが高くなったと感じます。もちろん原発事故のように人災も。

経済崩壊はもっと大規模で世界中を巻き込み、どんなことが起こるのか想像もできません。どちらにしても、まずは食べ物の備蓄などは怠らず、自然と調和して、畑を作り、地に足を付けた生き方をしていくしかないのです。

今の私達の生活はあまりにも傲慢で分断して・・人間は最大の環境破壊者となりました。その償いをすべく、カルマとして、必要なことが起こるのなら受け入れなければなりません。

でも、何処にいても、何が起きても、ガヤトリーマントラ愛のマントラを唱えることだけは肝に銘じたいと思います。そうすれば心の乱れが落ち着き、何をすべきかが見えてくると思います。神様は必要な事をして下さいます。それは確信しています。

Writer

かんなまま様プロフィール

かんなまま

男女女男の4人の子育てを終わり、そのうち3人が海外で暮らしている。孫は9人。
今は夫と愛犬とで静かに暮らしているが週末に孫が遊びに来る+義理母の介護の日々。
仕事は目の前の暮らし全て。でも、いつの間にか専業主婦のキャリアを活かしてベビーマッサージを教えたり、子育て支援をしたり、学校や行政の子育てや教育施策に参画するようになった。

趣味は夫曰く「備蓄とマントラ」(笑)
体癖 2-5
月のヴァータ
年を重ねて人生一巡りを過ぎてしまった。
かんなままの子育て万華鏡はこちら


かんなままの「ぴ・よ・こ・とライフ」(13)抱っこ

かんなままさんの執筆記事第13弾です。 
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抱っこ
子どもは愛情が欲しいときには甘えてきます。それを察知したら、すぐに抱きしめてあげてください。

1歳半まで心を込めて、たくさん抱っこしてください。もうこれでもかというくらい抱くことです。子どもが起きている時は、ずっと抱いているというくらい抱くこと、子育ての要点はこれだけです。抱き癖なんて全然つきません。

うちは、夫婦で育ててきました。1歳半位まで赤ちゃんが起きている間は、必ずどちらかが抱いていました。

出典:「ぴ・よ・こ・と」竹下雅敏(著)


赤ちゃんは色々な感情や生理的な不快を、泣くことで表現します。よく見ていると泣き方の違いが分かりますが、新米ママは、泣いたらすぐにおっぱい、おむつだけ対応して、泣き止まなかったら「何で~?」と悩み、甘えをネガティブなイメージで捉えている人が多いように思います。

赤ちゃんは、甘えることで安心して育つことができるのです。存分に甘えさせてください。手をかけ、目をかけ、心をかけてください。その要求が満たされたら自ら自立の芽が出るのです。

でも、最近気がかりなのは抱き方の事です。特に首が座っていない時期の赤ちゃんはふにゃふにゃなので抱くのも怖いのですが、首も支えず、つぶれたように縦に抱いている姿を見かけるようになりました。抱っこひもの普及で縦抱きが当たり前になっているのでしょうか?

抱き方の基本 抱っこ紐とベビーカーについて


先日、抱っことおんぶの学習会に行って、この危機感は私だけではないのを確認してきました。
本来、子育ては見よう見まねの学習で伝承されてきたのですが、最近は子育てを親の努力義務にして、伝承と見守りが途切れてしまったと感じています。だから抱き方の基本も伝えていないのです。

対面抱き
(絵・かんなまま)


まず、首が座っていない時期の対面抱きの仕方は、片方の手で首の付け根と頭をしっかり支えて、赤ちゃんのおしりをママのおなかの上に乗せて足を広げ、もう片方の手で背骨をまあるく意識しながら支えます。赤ちゃんは安心して身をゆだね、脱力します。そして、赤ちゃんの顔をしっかり見て笑いかけたり、話しかけたりしてください。赤ちゃんも笑ったり、声を出したりして反応してくれます。


うつ伏せ状態でもたれかける抱き方


又は、ママやパパの体にうつ伏せ状態でもたれかける抱き方があります。その時、高く抱いて赤ちゃんの頭をママの肩にもたれかけます。そして、赤ちゃんのおしりと背中を支えます。赤ちゃんのお顔が横にあって、息遣いを感じます。おっぱいの匂いがします。なあんて、かわいいんでしょう!


横抱き


横抱きの仕方は、おなかの中にいる延長で、まあるく抱きます。手足を伸ばさない、体をねじらないで包み込む抱き方です。ママは肩の力を抜いて脇を自然に閉めて両腕で赤ちゃんをすっぽり包むように抱きます。これも、赤ちゃんにとってママのお顔が一番見える距離で抱きます。

そして首が座るようになったら自分から体を起こせるようになるので、抱き方を変えます。それ以降の抱っこは一方的にママが支えるのではなく、赤ちゃんとのコミュニケーションになります。お座りができるようになった赤ちゃんは背中の支えを緩くすると自分から抱きつくようになり、ハイハイ、つかまり立ちへと移行していきます。

抱っこ紐で抱かれている赤ちゃんは、一方的に支えられているので、自分で体を起こしたり、バランスを取ることができません。その状態が習慣になると、素手でおんぶしても自分から抱きつこうとしないし、バランスが悪くても平気な顔をしています。とても怖いです。

そして最近の抱っこひもは、そのまま寝ることができるように赤ちゃんの頭を布で覆います。抱かれている間、赤ちゃんは周りを見ることができません。小さい時からこの抱かれ方をしていると、自ら正中線を整えてバランスを取ったり、手を出して働きかけたり、外を見て刺激を受ける機会が減ってしまいます。

ベビーカーもしかりです。背中を倒して、膝の角度も広いので、自分から坐骨で支えて座ったり、背中を起こして調整することができません。実は力を入れられない不安定な座り方なのです。自分から手を伸ばして何かをしたりすることができないので、やる気をなくしてしまいます。どちらも親にとって便利な道具なのですが、長く使ってしまうと子どもの育ちが気になります。わざと、でこぼこ道や坂をハイハイしたり階段を上るのはいいですね。(下りは気を付けて!)

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かんなままの「ぴ・よ・こ・とライフ」(12)逆境に遭った時

かんなままさんの執筆記事第12弾です。 
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逆境に遭った時
“怖い”というのは、それについてあれこれと否定的な事を考えることです。
将来に対して悲観的にイメージし、悪いことを想像していると、そこに恐怖があります。これは、ネガティブで、破壊的な事なのでやってはいけません。そういう現実を自分が引き寄せてしまうことになります。
未来について、あれこれ想念しなければ、恐怖はありません。困難に出会った時には、その時にやらなければならないことを建設的に淡々と行うのです。

出典:「ぴ・よ・こ・と2」竹下雅敏(著)


やっと授かった赤ちゃんを流産してしまいました。おなかが張って、出血して、病院に行ったら亡くなっていたのです。ショックでした。次に妊娠して、又出血した時、流産するのでは?と不安になりました。みんなの勧めで入院することになりました。安静入院なのでベッドから起き上がれません。ちょっと動くとお腹が張ります。身動きできないまま5ヶ月も入院して、気力も体力も弱り、足も細くなって、少し動くだけで息切れするようになりました。次第に私は普通に生めない体なのかもしれないと思ってしまいました。でも、7月になったら赤ちゃんに会えるというのが支えでした。

ベッドの上で、ラマーズ法など自分なりに勉強してお産に臨んだのですが、抵抗力が弱っていたせいか直前に感染症にかかってしまいました。赤ちゃんに感染する可能性があるという事で帝王切開を勧められました。ここまで頑張ったのだからという理由で受け入れることにしました。

自然分娩の夢が破れて悲しい思いと、赤ちゃんに申し訳ない思いで手術室に入りました。ところが予期せぬことが起こったのです。麻酔の失敗で、効かないまま執刀が始まったのです!激痛で苦しがる私。でも、ここで追加の麻酔をすると赤ちゃんが眠ってしまうとの判断で、赤ちゃんが出るまで猛烈な痛みを我慢しなければいけませんでした。

後産の痛みと、傷口の痛みと、お産のショックで私は混乱していました。でも、無事に生まれた息子を見た時、その苦労も癒されました。私の横に眠り、小さな寝息を立てている赤ちゃん。この子の無事のためだけに頑張ったのです。愛しさが募りました。



二人目の妊娠 〜不安と恐怖〜


普段の生活に戻ったのも、つかの間、2人目の妊娠がわかりました。上の子はまだ6ヶ月。流産の不安とお産の恐怖が私を襲いました。今回は息子がいるので安静入院はできません。まして、ここは遠いカナダの地。

pixabay[CC0]


でも、私の選択肢は1つ。どんな状況でも、新しい命を授かった喜びは私の本心であり、そちらを選ぶことに迷いはありませんでした。同じように出血したのですが、開き直るしかありません。祈りながら子育てに専念しました。不思議な事に大丈夫でした。ただ、生む直前になると、あの麻酔の恐怖が襲ってくるのです。怖くて、怖くて、逃げたい気分でした。

普通分娩を望んだのですが、カナダは訴訟の国。子宮破裂のリスクがあるから帝王切開しか許されません。入院した日は―30度。雪が舞い、クリスマスのイルミネーションが町を彩っていました。聖歌隊が蝋燭を持って病室を訪れて、私とおなかの赤ちゃんのために歌い、祝福してくれました。これから受けるであろう手術を覚悟して、眠れない夜を過ごしていたら夜中に陣痛が始まりました。緊急手術になって朝方、無事に娘が生まれました。今度は麻酔が効いてホッとしました。

ところが翌朝、起きようとしたら強烈な頭痛で起き上がれないのです。吐き気までします。これもまた麻酔の失敗!針が髄膜を突き抜けて髄液が漏れていたのです。何という事でしょう!髄膜に自分の血液を入れて凝固させて、やっと起き上がれるようになりました。

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かんなままの「ぴ・よ・こ・とライフ」(11)独立要求

かんなままさんの執筆記事第11弾です。 
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独立要求
独立の要求を満たすためにも、子どもを好きなように遊ばせてください。遊ぶことは子どものエネルギーを発散させるために非常に重要です。
これを押さえつけると、子どもが余計に騒ぐようになります。
遊びたいエネルギーが鬱滞すると内向状態になります。弱い子をいじめる、虫を殺す、というように陰鬱になります。また、親に対してすぐに反抗する子どもになっていきます。

出典:「ぴ・よ・こ・と」竹下雅敏(著)


子どもは好奇心の塊です。衝動にも似た、湧き出るエネルギーのままチャレンジして、失敗して、又チャレンジして、達成感を味わい、独立要求を満たしていくのです。かつては子どもの生活空間に自由に遊べる場があり、時間も、仲間も、見守る地域の目もあったので、子ども達は生活の全てを遊びとして、エネルギーを発散させ、自立、成長していけたのです。


pixabay[CC0]



でも、こんな遊びは、当たり前すぎて、その重要性が認識されていませんでした。そして、経済成長とともに、子どもの生育環境が変わってしまいました。自然の中で自由に遊ぶ場所が激減して、公園も、学校の校庭でさえ自由に遊べなくなりました。住環境もしかり。子どもの声、足音が迷惑とされ、親は子ども達が家で騒がないように気を使います。

さらに、メディアが子どもの生活に入ってきてからは遊びの質も変わりました。身・心・気をフルに連動させてまるごと体験して遊んでいたものがプログラムされた表面的な刺激、反応だけの遊びに取り込まれてしまったのです。これでは生理的に湧き上がるエネルギーも、自発のやる気も鬱滞して、独立要求も満たされません。逆に、満たされないエネルギーが陰欝、反抗、キレる原因になってしまいます。


満たされない子供達の愛情要求と独立要求


追い打ちをかけるように、子どもの教育費を稼ぐためにママ達は早くから仕事に復帰して忙しく、子どもの愛情要求を満たすことができません。子ども達は1歳未満からの集団生活で相当我慢しています。言葉にならないストレスがママの顔を見たら噴出して来ます。無理難題な事を言って、暴れて、忙しいママを困らせます。又、怒られます。・・・子どもの叫びが聞こえてきそうです。


pixabay[CC0]



その上、幼稚園、放課後に英会話、お絵かき、水泳、バレエ、スポーツ教室、ピアノと、おけいこ事が人気です。
親は子どもの才能を伸ばすことがいいことだと勘違いをしています。
「子どもがピアノを習いたい」と言うのはご用心。自由に弾きたいだけです。習い始めたら一番満たしたかった自由な表現が奪われます。やめると言うと、努力が足りないと叱られます。本来は自分がしたいから頑張れるものなのに、させられてもっと嫌いになります。でも、ママから嫌われたくないから頑張ります。これも相当ストレスが溜まります。

これらの問題は深刻で、親の責任というより、子育てのまなざしを忘れた社会の責任です。
ある意味、親は子どもの幸せのために、孤立しながらも一生懸命頑張っています。でも、子どもの成長に欠かせない「自分が主役、自発、自由」がすっぽり抜け落ちているのです。

どうぞ、惑わされないでください!目の前の子どもの姿に気づいてください。元気ですか?波動は高いですか?満ちてますか?それがいちばん重要な事です。

前回、孫がイライラすることを書きました。独立要求で、自分との葛藤でもあると書きましたが、今の子ども達のエネルギーの鬱滞はそれだけでは解決できないくらい深刻です。自分を発揮できずにキレる子があまりにも多すぎます。(孫達にはゲーム機もスマホもさせていません)

子どもの姿をよく見て、気づいてください。
異常な甘えや怒りの状態が続いていたらSOSです。問題を持ち越せば年齢が上がるほど、もっと深刻になるのを見てきました。何を大事に子育てするのか、どうぞ夫婦で話し合ってください。


そして、子どもの遊びをもっと見直す必要があります。

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