アーカイブ: しんしん丸

[情報速報ドットコム] 大変なことになります。このままでは日本は”遺伝子組換え”の実験国になってしまいます!

 アメリカ、カナダ、オーストラリア等では、主要農産物は公共の施設で栽培された安全で安価な種子が、農家に提供されているとのことです(2/3は自家採種ですが、1/3は公的な種)。日本でも同じように主要農産物の種子は、今まで種子法により守られていました。
 しかしその種子法の廃止が今年の4月に国会で可決されたため、2018年3月いっぱいをもって種子法は正式に廃止されてしまいます。種子法が廃止されても都道府県が優良品種を奨励する等の役割だけは残そうと、参議院では付帯決議を付けていたわけですが、今回の農水省からの通達によるとその見通しすら非常に厳しいものであることが判明しました。
 30年前の日本では、野菜の種は100%国産の安全、安心で安価なものでした。しかし今や野菜の種の90%は海外産のF1です。F1とは、種が無精子症(※1)であるために、毎年種を新たに購入しなければなりません。これは、野菜には種子法に相当する規制が無かったことをいいことに、多国籍企業が自家採種できないF1の種をビジネスとして定着させてしまったためです
 同様のことが今回、種子法を廃止することによって、主要農産物であるお米でも起きようとしているのです。しかも各地方地方の風土に適したお米、およそ300ある銘柄を、数種類のF1の種に集約させようとまでしています。そしていずれは遺伝子組換えの種子にしてしまう計画をしているとおもわれます。もう試験栽培はされているのです。
 冒頭でお伝えしたように、アメリカでもカナダ、オーストラリアでも主要農産物はちゃんと国によって守られています。一方、日本政府は自由貿易の名の下に種子法を廃止して、主要農産物を守ることを放棄してしまいました。いよいよ日本は"遺伝子組換え"の実験国(※2)になろうとしているのです!このまま多国籍企業の出先機関である規制改革推進会議のいいなり(※3)になっていたら、日本の農業、農産物は大変なことになっていってしまいます。
 しかし今、政治家の良心を問う国民の審判がはじまっている!ようにも感じられます。もちろん、国民も良心を問われているのですから。世界を透明に!地球を明るく!

(※1)ミツバチがいなくなってきているのはネオニコチノイド系農薬の影響といわれていますが、F1の野菜の花の蜜を吸っているために不妊になったのではないかとの説もあります。人間の男性の精子が激減しているのも、F1の野菜を食べている影響ではないか!と。

(※2)F1(=雑種第一代)とは、異なる形質を持つ親をかけ合わせてできた第一代目の子のことですが、ここで問題にしているF1は、その中でも遺伝子異常である無精子症の株を利用して作られた雄性不稔のF1のことです。しかし問題があるとはいえ、それはまだ自然の範囲の作物です。それに対して、遺伝子組換えというのは完全に人工的な操作です。自然界から離れていってしまう遺伝子組み換え作物(GMO)の影響がどう出るかはまったくの未知であり、その実験を日本でしようというとんでもないシナリオです。

(※3)日本は、2016年にニュージーランドにてTPP協定に署名していますが、それに先立ち2015年にTPP日米2国間合意を交わしています。そこには「日本政府は規制改革会議の提言に従う」とあり、「TPPが発効しなくてもこの合意は有効とされる」とあるのです。これに基づき、2016年11月、"種子法廃止"という規制改革推進会議の提言を受け、農水審議会にもかけずにそのまま閣議決定して、今年4月には森友問題の陰でろくな審議もせずに種子法廃止法案を成立させてしまったのです。驚くべきことに、この間にストップをかける政治家、官僚は誰一人いなかったわけです。正体が明らかになった今、わたしたちの良心が問われています。
(しんしん丸)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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種子法廃止、付帯決議を無視!「直ちに取り止めることを求めるものではない」⇒農水省「廃止する」
転載元)

元農林水産大臣の山田正彦氏が種子法廃止法案に重大な問題があると報告しました。

山田氏のブログによると、本来は付帯決議で「これ迄実施してきた稲、麦、大豆の種子に関する業務の全てを直ちに取り止めることを求めるものではない」などと定めていたのに、農水省が新たに発表した通達内容には「運用基本要綱、種子制度の運用、1代雑種審査基準の審査、指定種苗の運用は廃止する。以上命により通知する」などと記載があったとのことです。

種子法では都道府県が責任を持って種子を保管するべきだと定めていましたが、この種子法が廃止されることで行政の管理が崩壊する恐れありました。その為、廃止法が決まる時に付帯決議として、都道府県の役割を残す旨の記載がされたのです。

山田氏は「これで、公共の種子として農家に安く提供されてきたコシヒカリ等の多様な固定種はなくなり、モンサント等の民間の数種に絞られることに。(農競強化法8条4項) 政府は農競力支援法の8条3項の独立行政法人(農研)、都道府県の種子の知見を民間に提供するとあるのはモンサント等外資にも適用すると答弁しています」とコメントし、このままだと日本の固定種が無くなる恐れが高いと警鐘を鳴らしていました。

種子法廃止は今年4月の国会で可決され、2018年4月1日に種子法が正式に廃止となる予定です。

大変なことになります。[山田正彦オフィシャルブログ]
お願いです。是非、シエア拡散して頂けませんか。

こんなに早く種子法廃止に伴う運用規則までが廃止されるとは思ってもいませんでした。
そのために参議院で付帯決議を付けて種子法が廃止されても、都道府県の優良品種の奨励制度等は残り、予算を確保できるつもりでした
が。
(中略)農水省次官による通知が届いたのです。
そこには明確に「運用基本要綱、種子制度の運用、1代雑種審査基準の審査、指定種苗の運用は廃止する。以上命により通知する」と有ります。
種子法廃止後の都道府県の役割についても(中略)暫く続けてもいいが、国の予算措置は厳しいぞと言わんばかりです。
しかも「民間業者による種子(日本モンサントのとねのめぐみ、三井化学のみつひかり等)の生産、参入が進む迄の間は、原種等を維持して、それを民間業者に提供する役割を担う」と。
これで、公共の種子として農家に安く提供されてきたコシヒカリ等の多様な固定種はなくなり、モンサント等の民間の数種に絞られることに。(農競強化法8条4項)
政府は農競力支援法の8条3項の独立行政法人(農研)、都道府県の種子の知見を民間に提供するとあるのはモンサント等外資にも適用すると答弁しています。
農研は国の予算だけで、毎年2千億が投じられ既に遺伝子組み換えのコメの種子WRKY45等が試験栽培されています。
その蓄積された知見が全てモンサント等に提供されることになります。既に9月から研究職員が民間に出向しています。
そうなれば、日本も三井化学のみつひかりのようにF1の種子だけでなく、遺伝子組み換えのコメを食べざるを得なくなるのでは。
米国、カナダ、豪国等は主要農産物は州立の農業試験場等で栽培された安全で、安価な公共の種子なのに残念です。

(中略)


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『植物画の黄金時代-英国キュー王立植物園の精華から』美しきボタニカル・アートの世界!

 先日、天皇皇后両陛下が退位日を事実上決めた皇室会議後の初めての公務として「英国キュー王立植物園の精華28選展」を視察されたとのこと。
 以前、シャンティ・フーラのプレゼント品にあった「宮廷画家ルドゥーテ」のポストカードブック(*)で、ボタニカル・アートなるものがどんなものかとても気になっていたので、早速、観てきました。(報道された翌日がすでにもう最終日でした)
 息づくかのような植物画の細密さは神秘的にもおもえ、その光り輝く精華は今も目に思い浮かぶほどです。
 そして、ぜひルドゥーテのボタニカル・アートも実物を観てみたいものだ!とのおもいを抱き帰宅した私でしたが、なんとさらなる驚きが待っていたのでした!
 "シャンティ・フーラカレンダー2017と2018が超越の輝きを放っているではないですか!"
精華24選が!!外に求めずとも、すでに在ったのです。
・・・まるで遍満するダークマター、タキオンのように。光を超える輝きで。

(*)2017年10月のプレゼント品。あの豚鼻クッションもあった月です。
(しんしん丸)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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『植物画の黄金時代-英国キュー王立植物園の精華から』展で、美しきボタニカル・アートの世界をのぞいてみよう。
転載元)

「ゴクラクチョウカ科 ゴクラクチョウカ属 オーガスタ(Strelitzia augusta)」 キュー王立植物園所蔵

植物標本や植物画の世界最大のコレクションを誇る、ロンドンのキュー王立植物園。1759年に当時の皇太子妃であり、のちのジョージ3世の母となるオーガスタ妃が、キュー王宮の周りに庭をつくったのが始まりです。現在は植物学の研究機関でもあります。過去2世紀にわたって世界各地から集めた多様な植物標本は、およそ700万点以上、植物画は20万点以上にもおよびます。

まだカメラのない時代、植物画は植物の細部までを記録して考察するために欠かせない科学的な研究資料でした。また、それらはいま改めて見てみると、アートとしての美しさも兼ね備えています。

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イタリア社会の奇跡!「五つ星運動」のリーダー、リカルド氏が来日しました!

 先日の元農林水産大臣、山田正彦氏のインタビューにて紹介されていたイタリアの『五つ星運動』のリーダー、リカルド・フラカーロ氏が来日しました。
 政治腐敗の著しいイタリアで、「政治はみんなでやれる!」と直接民主社会を目指している『五つ星運動』。ミートアップというSNSで人々は話しあい、カフェで議論を深めたのです。そしてオンラインで130万もの署名を集めるまでになりますが、その提案が受け入れられることはありませんでした。そこで五つ星運動は政界に進出したのです。政党助成金は拒否し、企業からの献金も受けず、市民に雇われた政党として急速に支持を広げてきました。前回の総選挙では1人3000円ほどの市民からの支援だけを基にして臨みました。現在、政党支持率で第1党と拮抗するまでになり、来年早々に実施される総選挙で政権獲得の期待が高まっています。
 一方日本では、今や多国籍企業の思惑通りに種子法が廃止され(2018年3月いっぱいで廃止)、水道法改正もすでに危ない状況です。タミフルは野放しで、マスコミによる洗脳はひどいもの。肝心の政治家は?な輩どもが跋扈しています。しかしこうした渦中でこそ、進むべき光の道が鮮明に見えるものです。
 イタリアからやってきた『五つ星運動』は、"もう一度人々が意思決定プロセスに参加できるようにする"という運動です。一人ひとりが尊厳を取り戻し、主権を回復するための社会運動なのです。
 「お金が無い方が政治ができる」と清々しく喝破するリカルド氏!
ヴァイシャ支配から脱した政治家!いよいよの登場です。

 11/26、都内の古民家においてリカルド氏の講演会がありました。ヴィナイオッティマーナに続いてのイタリアの風です。
(しんしん丸)
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徹底したEデモクラシー運動、わずか10年たらずで支持率トップへ!!



 イタリアの地で、五つ星運動に感銘を受けた元農林水産大臣の山田正彦氏が、日本にぜひとも五つ星運動を紹介したい!と五つ星運動のリーダー、リカルド・フラカーロ氏にお声掛けしました。そしてそのおもいに応えて、今回リカルド氏が来日されました。


 日本に着くなりの会場入りで、五つ星運動のこれまでの経緯を2時間、質疑応答を1時間半お話されました。


☆ダイレクト・デモクラシー(直接民主)は答えになり得ます。

もう一度人々が意思決定プロセスに参加できるようにする。この方法だけが、人々が自分は大事な存在だと感じられます。未来の一部になることができコミュニティーの一部になれます。

直接民主は答えですが、よい方法で使わなければなりません。誰もこのことを話しませんが、参加プロセスで少ない人数というのも必要です。大きな数だと人々は、違いがないと感じてしまいます。自分の一票はどうでもよいと。だから地域レベルから始めないといけません。信頼をもう一度つくるために。

五つ星運動が、地域の組織化にフォーカスしたのは完璧でした。民主主義を具現化するには地域レベルからなのです。実際のコミュニティーで一緒にやること。地域レベルからしか参加プロセスはできないし、病んだ社会を癒せません。また、ダイレクト・デモクラシーが政党の手段のようになったら、まったく機能しません。

・新しい社会運動として何をすべきか?地域レベルから始めて、経験を共有して、コミュニケーションの新しい方法を見いだし混ぜ合わせることです。

ボトム(底)から

☆五つ星運動とは


五つ星運動とは、2009年に人気コメディアンで世界屈指のブロガーでもあるベッペ・グリッロと、起業家のジャンロベルト・カザレッジョによって開始された直接民主社会をつくる運動です。

・党名の由来であり、シンボルでもある五つの星は社会が守り抜くべき概念(発展・水資源・持続可能性のある交通・環境主義・インターネット社会)を指している。

・2012年に政界に進出。パルマなどの自治体で首長ポスト、南部シチリア州にて比較第1党となる。

・2013年イタリア総選挙では、単独政党としては第2党となる。

・反派閥政治、反政党政治の観点から連立政権に加わらないことを決める。

・2014年欧州議会への進出。

・2016年、ローマとトリノで2人の女性市長が誕生。世論調査で政党支持率トップに。

・2017年、五つ星運動の躍進阻止のため選挙法が改正される。
(講演の参考資料より抜粋)

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【ヴィナイ・・・オッティマ~ナ~~! 後編 】先日、ワイン等のインポーターであるヴィナイオータさんのお祭り、ヴィナイオッティマーナ2017東京!に参加してきました!

 おおなんと!うらやましい出来事でありましょう!
しんしん丸さんがヴィナイオッティマーナ2017東京に参加され、ヴィナイオータのワインと、カーザデイタヤリンのムッソ・マウロ氏ご本人の調理したパスタを食すという破格の体験をなさったとの近況報告メールが、シャンティ・フーラ経由で私の元にも届きました。
ああパスタ!私が騒いでいると、いつもヴィナイオータのワインを飲んでいる夫も発奮して、これは記事にしてもらえないものかな、と言いました。
 早速記事に仕上げて下さりありがとう! うちのスタッフ(ミルキーユ)も、大阪のヴィナイオッティマーナに参加を決めていました。
 ヴィナイオータさんの、こんなでかい企画(イタリアからワインの作り手30人を呼んで来る)が出来る懐の深さもすごいと思うのです。美味しくて身体に良い物がイタリアにはたくさんあることも驚きです。
 日本にも、無農薬米で醸造したお酒だけを売っている酒蔵があってもいいのではないかと、いつも夫が言っています。体が喜ぶ本物の食品が増える事を願っています。
(パータ)
 ヴィナイオッティマーナ2017東京で変容した私は、シャンティ・フーラへの別件メールでの追伸として、ヴィナイオータの祭に参加した旨を伝えたのでした。もちろん3種魂は刺激しないようにと、細心の注意を払って…
 しかし溢れんばかりの熱きイタリアーノの太陽のごとき光は、どうやらダダ漏れだったようです。速攻で、記事にされたし!との重大ミッションが送られて来たのでした。土日のヴィナイオッティマーナ2017大阪に間に合うといいけど、ちょっと無理??という言語化されていないメリベ通信を読み解いてしまった私。乗せるのがうまいなあとおもいつつも、素直にねじれた私は早速ミッションに没入したのでした。
 ・・・そしてミッション没入から戻り放心した私は、サフランの解禁時間をすっかりとワスレッティ・・・シマッティマ~タ~~!!ことに気づいたのでした。と、おかげさまで、プチ浦島太郎気分まで味わえたことをここにご報告いたします。

 さて、本題のヴィナイオッティマーナ2017東京!の2日目です。

(しんしん丸)
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「口にするものは、物ではない。」


 初日のB面はこじんまりしたお店にて少人数での交流でしたが、今日は大会場です。ワインの造り手が30数名、参加飲食店も30くらいあるでしょうか?それぞれが手造りの自慢の一品、ワインやフードを持ち寄っているわけです。
 もし色が見えるのなら、喜び光る天然色の精霊たちが、躍動し調和を醸す芸術的な様が見えるのではないでしょうか。と感じつつ、たくさんの個性的なワインとフードをいただきました。
 鼻を突き抜ける深い香りに、そしてその造り手たちの笑顔にイタリアの太陽を感じます。

 エツィオ・トリンケーロ氏のところにもファンがひっきりなしに来ていました。アユズキ、アユートはなかったですが、琥珀色のビアンコ(記憶をたどるとパルメ・シャルドネ【2015】だったような)は感動的な風味と味覚でした。

 太田氏をして全男性の敵のようなやつ!(笑)と言わしめた、イケメンのエツィオ氏


 聞いたところ、アユズキ、アユートはもう手元にないが、2016年収穫の葡萄でアユートをもうすぐボトリング予定とのことです。唯一、氏と話せたことです。

 エツィオ氏には、着ていたヴィナイオッティマーナのTシャツ背面にサインもしてもらいました。なぜか縦横、2つ。



 エツィオ氏に色々と熱心に質問している3人組がいたので、後で話しかけてみたら、京都や滋賀でお店をやっている方たちでした。こんなに美味しい自然派ワインを適正な価格で提供してくれるエツィオ氏とヴィナイオータさんにぜひ会いたい!と来たとのこと。私も京都に少しいたことがあると伝えたところ、機会があったらぜひ寄って下さい!と。
 造り手が熱ければ、やはり飲み手も熱いのです。まさに、ヴィナイ・・・オッティマ〜ナ〜〜!!その心を観たかのようでした。

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【ヴィナイ・・・オッティマ~ナ~~! 前編 】先日、ワイン等のインポーターであるヴィナイオータさんのお祭り、ヴィナイオッティマーナ2017東京!に参加してきました!


 時事ブログでも紹介された、ワイン等のインポーターであるヴィナイオータさんの3年に一度?のお祭りが東京でありました。
 「ワインは、(テロワール、ブドウ、そしてヴィンテージよりもなによりも)人である。」というヴィナイオータ代表の太田さん。そのオータ説を実感してもらうためのヴィナイオッティマーナ!(ヴィナイオータ、最高の、1週間、の造語)ブログにて、ワインの造り手さん、そして彼らの良心や覚悟を熱く語る太田さんが、イタリアからなんと総勢30数名の個性的な面々を呼んでしまうというぶっ飛んだお祭りです!
 ちょうど種子法廃止による食の行く末をあれこれ?と案じていた私も、自然環境に最大限の敬意を払った農業を心がけている、実直で明るい彼らに会えて、どこかとってもほっとしました。
 11/25(土)26(日)には大阪でも開催されます。取り急ぎ、間に合うように初日分をレポートします。2日目分は来週になるかもです。

(しんしん丸)
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「ワインは、人である。」

 
 
 直前に調整がとれた私は、早速2日目のチケットをゲットしました。初日分は完売でしたが、初日の夜はヴィナイオッティマーナB面として、造り手さんたちが色々なお店に分散するとのこと。予約無しでも大丈夫なところを調べると、なんとカーザ・デイ・タヤリンのマウロ・ムッソ氏も来ているではないですか。
 早速、初日、B面に突入です。

 穏やかで静かでちょっとふかふかのお相撲さんのようなマウロ・ムッソ氏。


古代小麦の原種は味わいが深く、栄養価も高い。ただグルテンがあまり無いので、他の小麦数種類と混ぜ合わせる、その配合を研究して美味しさを追求したのがこれです!」とパスタを手に説明してくれました。品種改良されていない小麦を無農薬で栽培し、調理方法も最善を研究されるマウロ氏。
なぜパスタを湯に入れてからかき回さないのか聞いたところ、
「グルテンがあまり無く弾力がないので、形を壊さないためです。体によく消化吸収するための工夫は大切です」と。氏は通訳を交えて私と店で知り合ったもう1人の問いに真摯に、そして熱く語ってくれました

 そしてついにマウロ氏が着替えて調理台に立ちました!湯加減を見張る眼差しは、哲学者です。

 

 写真は、春菊のソースとカラスミのソース!
ツルツル飲むかのようないつものパスタとはまるっきり違って、しっかり噛みしめて食べるパスタです。パスタという既成概念がぶっ壊れました。美味しいソースを引き立てる、深くて濃い味わいに細胞も大喜び

 

 

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