竹下雅敏氏からの情報です。
注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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炭水化物の摂取により中性脂肪値は上がるのか?
脂質も控えるべきか解説
(前略)
極端な炭水化物の制限には気を付けましょう
中性脂肪を下げるために、炭水化物の量を減らすことは効果的ですが、極端な制限には注意が必要です。長期的に極端な糖質制限を行うことで心疾患のリスクが高まるという報告もあります。
(中略)
中性脂肪を下げたい方は炭水化物と脂質どちらを控えるべき?
中性脂肪と表現されるため、油っぽいものを食べると増えるものと誤解されがちですが、前述したとおり、炭水化物の食べすぎでも中性脂肪は上昇します。
中性脂肪を下げたい場合は、脂質よりも炭水化物を控えることが大切です。では、脂質はどれだけ摂っても問題ないかというと、やはり極端に摂りすぎると中性脂肪には影響が出てきてしまいますので揚げ物の摂りすぎなどに気を付けたいところです。逆に中性脂肪を減らすために積極的に取りたい油もあります。
イワシ、サバ、サンマなどの青魚の油にはEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)という不飽和脂肪酸が多く含まれていています。EPAとDHAは善玉コレステロールと呼ばれるHDLコレステロールを増やし、悪玉コレステロールと呼ばれるLDLコレステロールと中性脂肪を減らすという作用があります。EPA、DHAは加熱に弱い性質があるため、青魚はお刺身など生の状態で食べることをお勧めします。
まとめ
油や脂質と関連して考えがちな中性脂肪ですが、インスリンの効果により炭水化物、つまり糖質から中性脂肪が蓄積されることをご説明しました。
糖質を制限することで中性脂肪を抑制することが可能です。一方で糖質は人間のエネルギー源であるため、制限しすぎるのは危険ですので注意が必要です。
(以下略)
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普通はこんな異常なデフレが続くと国民が政治を変えようとするものですが、なぜか日本国民は反対することもなく従ってきました。なぜ日本人はこの「自傷行為の」政治を支持してきたのか?
ここでの中野剛志氏の解説は、感嘆するほどの説得力がありました。
企業経営者は、デフレ下で一所懸命、企業努力をしてきました。デフレの時は物価が下がり続け、貨幣価値は上がり続け、需要はない。こんな時は貯蓄に励み内部留保をして、投資など無駄使いをしないのが経営者の合理的な判断です。ところが全企業、全消費者が節約して投資や消費を控えると経済全体としてはデフレをさらに悪化させてしまいます。
そんな時は投資をしてデフレ脱却を計りますが、デフレの時に投資をするのはバカ。「誰か、デフレなのに投資をするバカが必要となる。しかも何十兆円もの投資をするバカでないとデフレ脱却ができない。」その大バカ者が「政府」なのでした。無駄に見える大型投資をして景気浮揚を図るのが政府で、古くはニューディール政策で効果を上げています。
ところが企業経営者は、企業経営と政府を同じ感覚で見てしまい、政府は無駄使いをするなという目で見ると言います。これが反緊縮財政が受け入れられない素地のようです。
ここに、企業を成功させた実績のあるカリスマ経営者など発信力のある者が、その成功体験の目で国家や政治を語ると「構造改革」「民間人を入れろ」「自由競争」「グローバル化」「規制緩和」「自分は努力をして成功した、才能がある。努力や才能の無い奴は切れ。働かざる者食うべからず」と唱えます。ほほう、誰のことか眼に浮かぶようです。国レベルでそれを実行すれば、失業が増え、賃金が下がり、需要が落ち込みます。経済は大失敗ですが、連中は政治の中枢に居座ります。
中野氏は、ここに「トリック」があると明かしています。
ひとたびこのような新自由主義者を国民が支持してしまうと、失業や低賃金は政府の失策ではなく「自己責任」にされてしまう。うまくいかないのは自分のせいにされ、政府に居座る政治家などは責任を取らなくなります。逆に「失敗した人を救済する」と主張する大きな政府の場合は、失業や低賃金政策に成果が出ないと即座に退陣させられます。なるほど小泉政権の責任を取らないで許された実例を見て以降、国民は「自己責任」の呪縛とともに政治家の責任を追求できなくなったと語りました。森永氏は「政治と経済は表裏一体、政治の側にも経済と同様の負のスパイラルがあった」と述べていました。
では、どうすれば日本は立ち直れるのか。
これまでの逆張りで、国は「無駄使いをしろ」「労働者はサボれ」「生産性は上げないで良い」という経営者の倫理に反するような政策が求められます。確かにマジメな人は反緊縮財政が受けつけられない感じ。しかしデフレ下は資本主義が機能していない局面なのでした。思考の習慣としてはやってはいけない「バカ」をすることが必須で、マスコミの騒ぐ「財政黒字」「財政赤字」というプライマリーバランスの企業感覚で見てはいけないのでした。
「睡眠不足で栄養失調の時は、飯を食って寝ろ」という政策が国民を救うのです。
反緊縮財政の候補者を選びましょう。