注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
集まった人がみんな「ハッピー」になれる高齢者住宅が神戸市にあります。基本的に誰でも出入り自由で、地域の人や小学生など、週に200人ほどが訪れます。口コミで外国人観光客も訪れるようになり、高齢者と共に食事を楽しむこともあるそうです。(映像提供:日テレNEWS24)https://t.co/7ts45oro97 pic.twitter.com/TvMwwWE3ig
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) 2018年10月9日
これ、介護付き住宅の写真なんですけど、信じられます…!?
— 社領エミ (@emicha4649) 2018年9月20日
毎週200人もの人がワイワイ集まる介護付き住宅「はっぴーの家 ろっけん」に遊びに行ったんですが、介護の価値観が超変わりました!
毎週パーティー三昧!? 前代未聞の介護付き住宅「はっぴーの家」に行ってきたhttps://t.co/XE4g08zEdi pic.twitter.com/ckOXkS5Fyq
コーヒー飲みながらタバコ吸って寛いでたら、近所の子どもらに「おつかれ!差し入れやるわ。いつもありがとな」って #チップスター 貰った。はっぴーに遊びに来る名前も知らん子どもらだけど超嬉しかった。大人が焼肉奢ってくれるよりも、小学生のチップスターは価値が高いと思ってる。 pic.twitter.com/sz9PptOq94
— 首藤義敬 はっぴーの家 住人 (@HappyKanaeba) 2018年10月5日
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ところが、若いご夫婦が「介護施設」ではなく「コミュニティスペース」を作りたいと思い、まずは町の人たちに「どんな場所があれば嬉しい?」とアイデアを募ったところからユニークです。町の人たちは楽しい場所、エンターテイメントのある場所を求めていることが分かり、代表の首藤さんは、いろんな人が集まる面白い空間ならできる!と始めたのが「はっぴーの家ろっけん」でした。
写真を見ると、入居者以外のいろんな人たち、子供が宿題をしていたり、施設に無関係の人が仕事の打ち合わせをしていたり、外国人が寛いでいたり、とても介護現場とは思えない自然で自由な空気にあふれています。「うちは守られる施設ではない」と入居者さんや家族に説明しているところも画期的です。自分だったら転倒リスクを恐れて車椅子を強要されたり、ベットに縛られているよりも、怪我をしようと自由にしていたいから、という人間らしい希望を実現されていました。
全く血縁のない高齢者と子供たちがリラックスして関わる風景は、今では珍しいのではないでしょうか。
可笑しかったのは、ある朝、施設に全く知らないおばあさんが寛いでいて、さすがの奥さんもしばらく「??」と固まってしまった、というブログでした。それほど開かれた自由な場所なのでしょう。
隣近所の人たちも、普通に訪ねてきては一緒に食事をしたり話をしたり、週に200人もの人が訪れる「大家族」ハウスですが、首藤さんの根底には、阪神大震災で失われてしまった街への思いが強くあるそうです。薄っぺらな再開発を強行され、長屋的な豊かなコミュニティを失ってしまったことへの憤りが「はっぴーの家」を生み出したと語られています。
街が元気になる時、子育ても、介護も、実はとても楽しく豊かになる、それを実証して下さっているようです。