投稿者:アンナ・ヴォン・ライツ
未だに蔓延る古代の宗教
政治的なゴタゴタはさておき、
こんにち私たちが世界中で戦っているのは、聖書で「謎のバビロン」と呼ばれた冒涜的な古代宗教であり、もっとあからさまにするなら、一般で言うところの
悪魔主義です。
【※「謎のバビロン」:黙示録で「大淫婦バビロン」、「大いなるバビロン」などと呼ばれ、娼婦のイメージで寓意化された悪の巣窟のこと。下の絵で7つの首の獣に騎乗している女性です。】
「すべての嘘の父」を崇める人々が存在しており、しかもそれは驚くほど広まっています。彼らの暗号や独特の言い回しの手掛かりを掴みさえすれば、彼らを見つけることは簡単です。白昼堂々と「好き勝手なことをしながら」うろつき回っているのですから。
【※「すべての嘘の父」:ヨハネの福音書8章44節の言い回し。悪魔のことです。】
あらゆる形で嘘を吐くこと、そして騙すことが彼らの宗教の中心をなしており、
それと共に利用するのが、儀式としての歪んだ性交渉、子殺し、樹木信仰、
儀礼的な人喰い、血を飲むこと、偶像崇拝――とりわけ
金(かね)の崇拝、“神聖な森”を儀式の場所として使うこと、
フクロウの象徴――彼らの女神セミラミスのトーテム動物です。
【彼女は】イシス、アシュトレト、アスタルト、キュベレー、そしてコロンビアとしても知られ、更には「すべての売春婦の母」、「大いに忌むべき者」、金(かね)と神殿売春の発明者として知られています。
【※「すべての売春婦の母」、「大いに忌むべき者」も先ほどの「大淫婦バビロン」の別の呼び方です。】
この古代の悪のシンボルや彫像や神殿は、中東・北アフリカ・ギリシャ半島・イタリア半島・トルコ・ポルトガル・スペイン、更にはスコットランドそしてカリフォルニアのボヘミアン・グローブに至るまであちこち散らばっています。
非常に広範囲なのは、船乗りや海賊や商人の間で人気のある航海に適した宗教で、彼らが世界中に持って行ったからです。それは死を中心に据えた宗教で、多くの者が当たり前だと見做した内容を説いていました――
「食べて、飲んで、そして楽しもう、何故なら明日には死ぬのだから」【というやつです。】
彼らに言わせれば、美徳には何の価値もありませんでした。これっぽっちもです。そして徳の高い人間である論理的な根拠もありませんでした。ただ全ての罪の中に降りて行ってその中にまみれ、
酒や薬やセックスや死やあらゆる種類の汚れに耽ることを“楽しみ”、あらゆる嘘を吐き、あらゆる倒錯を体験し、我先に取り分を戴くのです。【でなければ】悪魔が出遅れた末尾の者を喰らってしまいます。天国も地獄もありゃしません。あるのは短い紐と長い跳躍のみなのです。
【※「短い紐」:人生に譬えて、「自分の紐の終わりに差し掛かったら、結び目を作って踏みとどまれ」という格言があるので、そのイメージだと思います。言ったのはジェファーソンとも、ルーズベルトともリンカーンとも。その変形として「人生は短い紐のようなもの、結ぶには短いが首を括るのは簡単」というのもあります。
「跳躍」の方は不明ですが、よくあるのは「色々飛びついて挑戦してみろ」的な譬喩。ただしここでは、死への跳躍かもしれません(死んだら落ちて終わり)。】
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けれども、放射能汚染された環境は? 子供達の被曝の影響は? 避難して未だに不安定な生活を強いられる人たちは?などと考えると、何一つ解決に向かっている様には思えません。
事故後の福島の環境が、決して以前の状態でないことは原発推進、反対の立場を問わず認めるところだと思います。例えば、311以降、ずっと独自の調査をされてきた、おしどりマコ&ケンさんによると、避難解除となる福島県川俣町に帰宅して農作業をするよう促されている住民の不安に対して、高線量の道路を通るときなどは「息を止めて小走りで駆け抜けるよう」指導されたり、農作業中の土埃による内部被曝のリスクを心配する声には「できるだけ早く鼻をかむように」とアドバイスされるなど、安心どころか絶望しそうな回答で、結局「放射性物質は無くなりません。皆さんはセシウムとの共存を踏まえて、工夫して追加被曝を減らす生活を」しろということのようです(1:09:00〜)。
動画で取り上げた小出裕章先生は、7年を経た日本が今なお「原子力緊急事態宣言」下にあると語っておられます。7年前のあの日、原発事故によって、これまで国民を守ってきた被曝に関する法律(1年間に1ミリシーベルトまで)はもはや実現不可能になったと放棄して、人々の被曝を国が許してしまっている異常事態が7年間ずっと続いています(47:00〜)。そして緊急事態が解除される日が来る前に、子供達に影響が及んでしまいます。小出先生は解決策を語っておられません。せめて大人達が責任を取って被曝をしてでも子供達を守る、その方法を探っていると結論されました。
私たちは、その様な7年目を迎えているのでした。