竹下雅敏氏からの情報です。
注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
――――――――――――――――――――――――
英国労働党党首、NATOを敵にまわし、プーチン氏の味方に
英テレグラフ紙に掲載されたディビッド・ブレル氏による記事によれば、イギリス労働党のジェレミー・コービン党首は国内で初めてイギリスのNATO脱退に是を唱えた。
コービン党首はさらに、一方的に核軍縮を行なうことにも賛成している。ブレル氏はこれについて、「もしこんなことになれば、NATOは危機的に弱体するか、崩壊し、欧州におけるパワーの配置も世界第1の核軍備を誇るロシアの都合のいいように変えてしまうだろう」との見解を表している。
ブレル氏は
コービン氏は外交政策で欧州をロシアの軌道に組み込もうとしているものの、これにはコンセンサスが得られるはずがないと付け加えている。テレグラフ紙の共同執筆者、ダグラス・カースエル氏はコービン党首率いる英国労働党も欧州統合構想に異議を唱えるだろうと見解を表している。カースエル氏は「コービン政権発足とユーロ下落が一致し、左翼の支持者の多くがEUはインターナショナリズムの構想を象徴するのではなく、コーポラティブな詐欺にすぎないとの認識を持ち始めた」と強調する。
同じ記事のもう1人の共同執筆者、リチャード・スペンサー氏は
おそらくコービン氏はシリア空爆を支持しない構想について党内で反対を食らうだろうと予想している。
コービン氏は以前、英国軍は国外でふさわしい役割を演じていないと語っていたが、これに対し
多くの労働党議員はリベラルな調停、
仲介のイデオロギーを支持しており、この点で
コービン氏とは意見が対立している。
――――――――――――――――――――――――
イギリスで、コービンが民主主義の為に一撃を放った後、抜かれる刃
Finian CUNNINGHAM
2015年9月14日| 00:02
Strategic Culture Foundation
社会主義候補者
ジェレミー・コービンが労働党党首になるという驚くべき選挙勝利で民主主義がものを言った。ところが彼の支持者からの民主的付託は、大部分が右翼のイギリス・マスコミにより即座にはねつけられた。
選挙から数時間後、コービンを国家安全保障のリスクとして描き、反ロシアの陣太鼓を熱心に叩いた保守党国防相マイケル・ファロンは、週末ジェレミー・コービン指揮下の労働党は“イギリス防衛を弱体化”させると様々なマスコミに語るのにおおわらわだった。
イギリス“上流階級”にとって、決して許される類の結果でなかったのだ。
イギリス支配層にとって不安なことに、
コービン選出は、イギリス国民が、本当に根本的な政治選択肢の可能性に実際に
目覚めたという実際の兆候だ。
今や、コービンが労働党を明らかな社会主義の代案として提示し、“政治的な地震”とまで表現されるような形で、彼は大衆の支持を活性化しているのだ。
コービンは、ウエストミンスターでの労働党勝利演説でこう述べた。“驚くべきこの三カ月の間に、わが党は変わりました。
違うイギリス、より良いイギリス、より平等なイギリス、よりまともなイギリスへの、極めて多数の一般の人々による希望のおかげで、我々は大いに成長しました。
人々は、不平等、不正、不要な貧困にうんざりしています。こうした問題の全てが、希望と楽観主義の精神に基づいて、人々を引き寄せたのです。”
» 続きはこちらから
スピーチにも“私たちは決して、今の政治家の発言や態度を忘れません”とありますが、このような“国会議員いちらんリスト”(情報提供:だいふぁんころじーな様)も出来ています。選挙を経る毎に“本当にまともな人格を持った人たちを政治家として、リーダーとして選ぶ”国民が増えてくることと思います。10年後、『国会議員いちらんリスト』に残っている政治家はほんの僅かのような気がします。選挙によってたたき落とされるか、自分たちが引き寄せたとも言える災害によって淘汰されるのではないでしょうか。