注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

小池晃議員「安倍首相が腹心の友と呼ぶ人物が理事長の、学校法人加計学園が、愛媛県今治市に獣医学部を新設することになった経過について聞きます。5月17日にマスコミが、政府部内での検討経過を示す文書を報道いたしました。菅官房長官は、日時も明らかでない怪文書だと言っておられましたが、翌18日には『H28年9月26日18時半~18時55分まで、打ち合わせ概要』という文書も報道されております。官房長官、このような会合開かれましたか?」
菅官房長官「えー、私は全く知りません」
小池晃議員「知りませんで済む話じゃないでしょ、文書が事実でないと言う風に言うんなら、それを反証する責任があるんですよ。それなのにね、知りませんで済ませると、こんなことが許されるわけないです。我々は、政府関係者から独自に文書、入手いたしました。それは全て、今まで報道されているものもありました。それ以外のものもありました。私どもが入手した9月26日の打ち合わせ概要には、対応した官僚の氏名も、明記されておりました。内閣府の対応者は、藤原審議官、佐藤参事官とあります。両者に直ちに問いただして頂きたい。昨年9月26日に、文科省との打ち合わせを行ったのか、そこで内閣府として、どのような主張をしたのか、調査して公表して頂きたい」
山本特区担当大臣「あのー、9月にですね、今治市の分科会をやっとりますので、それを踏まえて、事務的には、色んな打ち合わせ、やりとりがあったと承知しております。その、おー、日時がですね、はっきりと今、現時点では分かりませんけれども、そういう打ち合わせをしておりますが、しかし報道にあるようなことは全く違います」
小池晃議員「それ、おかしいじゃないですか、今資料がないのに、ここにあるのは違いますって。まったく矛盾した答弁ですよね。私は具体的に日時も示して、誰が出てるのかも言ったんですから、それをちゃんと調査して下さいって言ったんです。調査するかどうか、答えて下さい」
菅官房長官「小池委員が言ってることは、全くよく分からないんですけども。私どもは、民進党に示された、そこ、私のとこにも8枚紙来ています。それについて私が、出元も分からず、信ぴょう性も定かでない、ですから、少なくとも、この文書については、怪文書みたいな文書だってことを申し上げたんです。で、その、8枚紙の中に、私の部分と、私の、官房長官補佐官という部分があったんです。これについては、全く説明を受けた覚えもないし、私ども、補佐官を問いただしても、会ったことさえない、こういう風に言ってました」
小池晃議員「そこだけね、否定してるだけで、それ以外のこと、何も言ってない。逆に言ったら、それ以外は否定できないという事になりませんか?しかも、私は具体的に言ってるじゃないですか、9月26日に会合があったと。これは最初に出た8枚とは別ですよ。その翌日に一部マスコミで報道されたものですよ。それを私は持っています。そのことについて、ちゃんと調査して下さい。当然ですよ」
山本特区担当大臣「出元がハッキリしない、信ぴょう性も定かでない文書に基づいて、私どもが何らかのお答えをする立場にないと考えとります。ただ、あー、その頃に、各省の間で、色々やりとりがあったことは、それは私も承知しております」
小池晃議員「出元がハッキリしないからいい加減だって言うなら、その日に会議が無いってことを、ちゃんと言えばいいじゃないですか。調べもしないで、それを否定することは出来ませんよ。しかも、得たいの知れない文書だと言うけれど、私どもはメディアからじゃないんです、直接政府関係者から、資料をもらってるんです。これね、はっきりしてる、デタラメな文書でも怪文書でもないわけです。
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昨年11月9日の国家戦略特区諮問会議で、安倍首相が「獣医学部の設置を可能とするための関係制度の改正を直ちに行う」と宣言していましたが、それ以前の9月頃に文科省内で作成されたとみられる今回の資料には、まだどこの大学が獣医学部の新設するのにふさわしいか決まっていない段階で“今治市分科会”の予定が記されてるおり、まさに「加計学園ありき」と言えます。
"続きはここから"以降の5分02秒からは、文科省が平成30年4月の開学は無理だとして、わざわざ赤い字で3つの懸念を書き込み、内閣府に伝えていたようですが、“全て総理のご意向で一蹴され…内閣府が、来年の4月に開校だと言うことを押し進めた”と小池議員が喝破しています。
明日掲載予定の後半では、獣医学部を新設するのにふさわしい大学が意図的に排除され、「加計学園ありき」で推し進められた証拠が暴露されています。安倍政権には「平等」とか「公正」という感覚は全く無く、国家を私物化するために嘘で塗り固められた政権だと言えます。