イラン・イラク戦争の黒幕
イラン-イスラム革命の余波で、1979年末にソ連がアフガニスタンに軍事介入の一方、その翌年の
1980年にはイラクがイランに軍事侵攻し、イラン・イラク戦争が始まりました。
イラクも世界有数の産油国であり、第1次オイルショック以降は潤沢なオイルマネーが入り込んでいました。イラクのサダム・フセインはその潤沢な資金によって軍備を拡張させており、イラン-イスラム革命にて軍部に混乱が生じているイランに、ここが好機とばかりに軍事侵攻してイラン・イラク戦争が始まったのです。
世界中の国家が隣国との間に紛争の種を抱えています。イラクとイランの間も同様であり、特に中東の国々の隣国との紛争の種は深刻なものでした。国境が意図的人為的に作られたものだからです。
中東の国家群は、第1次世界大戦後にオスマン帝国が解体されて作られていきました。その主導者としてオスマン帝国を破壊していったのは、国家としてはイギリスです。このイギリスにフランスが協力して、オスマン帝国打倒後のアラブ分割について秘密協定(サイクス・ピコ協定)を結んだのです。
サイクス・ピコ協定におけるイギリスとフランスの勢力範囲
■ フランス統治領・■ フランス勢力圏:レバノン、シリアが独立
■ イギリス統治領・■ イギリス勢力圏:イラク、クウェートなどが独立
■ 国際管理地域
このあたり、独立を目指してオスマン打倒に協力したアラブを英国が裏切った様子などは、
特別編(アラビアのロレンス)で見ています。そうやってオスマン帝国の領地を線引きしていって、イエメン、サウジアラビア、イラク、シリア、ヨルダン、アラブ首長国連邦といった
中東国家が成立していきました。
意図的・人為的に引かれた国境線は部族を分断します。「分断して統治せよ。」です。宗教や民族、習俗といった違いを煽って被支配者どうしで対立させるやり口です。
1980年から始まり、1988年にようやく終結したイラン・イラク戦争も全体としてはその文脈上に勃発した戦争です。支配者たちはこの長々ダラダラと続いたイラン・イラク戦争も散々利用しています。
外伝63で見てきたことですが、
イラン・イラク戦争にてイラン・イラクの両国に大量の兵器を売却していたのが共産中国でした。その共産中国の兵器ビジネスのバックにあったのがショール・アイゼンベルグでした。
ショール・アイゼンベルグ
アイゼンベルグは、本業が兵器ビジネスの「死の商人」であり、「企業乗っ取り屋」であり、全米犯罪シンジゲートの継承者であり、イスラエルの帝王の座にあった人物ともいえました。全米犯罪シンジゲートは、イスラエルを世界犯罪王国の首都にしようとしていたのです。そして、アイゼンベルグに全ての企業を牛耳られているイスラエル自体が、イラクの侵攻によって窮地に陥ったイランに対して、大量の兵器販売を行っていました。
イラン・イラク戦争において、共産中国とイスラエルを通じての大量の兵器販売で、アイゼンベルグが莫大な収益を手にしたのは間違いがないでしょう。「死の商人」にとっては戦争が勃発し、その戦争が長引くことが「飯の種」なのです。1980年から1988年までダラダラと続いたイラン・イラク戦争は、アイゼンベルグなど「死の商人」にとっては「
願ったりかなったり」です。彼らが戦争の決着がつかないように操作していたのだろうな、とは容易に推測できます。
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記事の本文にある昆虫の日本語名は、
Mehlwürmer(Mehlwurmの複数形 )=ミルワーム(ミミズの種類)
Wanderheuschrecken=イジョウバッタ(イナゴ)
Hausgrillen(Hausgrilleの複数形)=コオロギ
Getreideschimmelkäfer=ガイマイゴミムシダマシ(カブトムシの種類)です。
記事の最後に "Klaus Schwab sagt: Guten Appetit!" とあります。
クラウス・シュワブ曰く、「召し上がれ!」
含有されている食品は私が思っていたよりも広範囲にわたります。mihoさんは購入時に分かるなら買わない、食品に表示されている含有物の名前が分からない場合は開封する前に調べて、昆虫が含まれているなら購入先にそのまま戻しに行く、など、こういった食品の不買運動をすべきだと提唱しておられますが、同感です。ただ、殆どの人が、昆虫が食品に混ぜられていることさえ知らないことが問題で、外食などで知らずに食してしまっている可能性が大きい。牛乳にまで混じりこんでいるとは本当に意外です。