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藤原直哉氏「ブロックチェーンについて学ぶ」国会議員のヒアリングから

 立憲民主党の郵政ワーキングチームが藤原直哉氏を講師に迎え、ブロックチェーンのヒアリングを行いました。日本の郵政事業を考える上での講座でしたが、ブロックチェーンは今や「仮想通貨」に止まらないシステムだということで一般的な関心も高く、ありがたいことに公開されたので、ネット上では多くの国会議員だけでなく一般市民も一緒に視聴することができました。
講義部分は3:25から42:00までの約40分です。とても面白く拝聴しました。興味深い部分を要約して書き起こしました。
 ブロックチェーンは改ざんが不可能という特徴があります。不正がやりにくいシステムで公文書の管理や選挙にも応用できることに期待してしまいます。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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2020年12月16日 立憲民主党郵政WT
配信元)
[ブロックチェーン技術の活用について、
藤原直哉氏(経済アナリスト)よりZoomヒアリング]


(3:30)
ブロックチェーンは、2018年頃から猛烈な勢いで実用化が進んだ。政府機関でも応用するところが増えている。
ブロックチェーンとは「分散型台帳技術」「分散型ネットワーク」、データをブロックに分けて、チェーンでつなぐ
これまでは大きな箱の中にデータベースを順番に詰めていき、箱の中で追加したり変更していた。
しかしブロックチェーンは小さな箱にデータベースを詰めていき、次のデータは次の箱に詰め、箱(ブロック)と箱(ブロック)を暗号の鎖(チェーン)で繋ぐ技術。
先に詰めたデータを修正したり消したりできない性質を持っている。訂正が必要な時は、後から訂正のデータを追加する。そのためこのブロックチェーンは「改ざんに強い」と言われる(5:25)。

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当然の権利として「生活保護制度に頼る」という選択肢を忘れずに 〜 申請の意思を明確にする「フミダン」という申請システムが便利

 コロナの影響で解雇や雇い止めにあう人々は7万5000人に及び、とりわけ20代から40代の女性の自殺者が急増していると報じられています。そしてその背後に生活困窮に陥る女性たちも急増していることがうかがわれます。先進国とは思えぬ非常事態にもかかわらず、政府の緊急経済対策は不十分で行き渡っていません。若い方々が自分を責めて絶望することのないよう「社会福祉制度に頼るという選択肢」を知ってほしいと思います。当然の権利として「公助」を十分に活用してほしい。生活保護を申請する際に最も大事なことは「申請をします」という意思表示をすることだそうです。福祉課での相談によってSOSが伝わっていても、申請の意思が認められなければ保護開始にならないそうです。
 ところが申請窓口によっては、意図的に生活保護の申請者を追い返したり、たらい回しにする「水際作戦」が問題になっています。そこで一般社団法人つくろい東京ファンドは、「フミダン」という独自の生活保護申請支援システムを開発しました。これならば否応もなく申請の意思を明確に示すことができます。行政側もスムーズな対応が可能です。本来は国が構築すべきものですが、厚労省の申請オンライン化への取り組みはまだまだ「未定」のようで、フミダンで入力した後はFAXでの申請となるそうです。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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配信元)

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流出した中国共産党員200万人の名簿に挙がっている日本企業の名前 ~ダントツは日立の566人 / 菅政権はトランプ大統領とQの側に立っている

竹下雅敏氏からの情報です。
 中国共産党員200万人の名簿が流出した事件ですが、“データベースに含まれていたのは、党内の地位、民族、生年月日など。電話番号が書かれている人もいた”ということで、データベースには民間企業も多数登場するようです。
 さっそく、日本企業の名前が挙がっています。“データベースファイルを開いて…例えば日立とか入れると名前、性別、ID、出身地、企業名、住所、電話番号とかがでてくる”とのことです。
 日立が566人で、今のところダントツなのですが、これらの事柄は主要メディアで報じられるのでしょうか。経団連壊滅との声も聴かれ興味深い所です。 
 ところで私は、菅総理になってから菅政権に対するコメントをほとんど出していないのですが、これには理由があるのです。個人的にこれまでの経緯からスガーリンは嫌いです。しかし、国の特別機関「日本学術会議」が推薦した新会員候補6人の任命を、菅総理が拒否した件もそうですが、「日本学術会議」に中国共産党員のスパイが潜入して居たら(その可能性は極めて高い)、どうでしょうか。
 昨日のNHK ニュースでは、“日本学術会議の在り方について、菅総理大臣は、政府から独立した組織にすることなどを求める自民党の提言を受けて…早急に検討を進める考えを示しました”というのですが、もしもこれが、“(中国)政府から独立した組織にすること”であれば納得ですよね。
 “菅政権はトランプ大統領とQの側に立っている”と見ているので、今のところ様子見です。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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豪メディアが世界の中国共産党200万人のデータ入手 各国公館や世界的企業で幹部などとして勤務(2020年12月14日)
配信元)
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在外公館、ボーイング、ファイザーにも? 「中国共産党の党員リスト」DB流出で波紋
引用元)
中国共産党員の名簿だとされるデータベースが流出したとして、その内容をめぐり波紋が広がっている。流出したのは、9200万人程度いるとみられる党員のうち、約195万人分。リストは7万9000ほどの「支部」ごとに分割され、その多くが個別の企業や団体と結びついているという。

その中には、防衛産業や情報通信産業など、各国の安全保障に関係する企業や、各国が上海に開設した総領事館も多数含まれる。こういった組織に中国共産党員が勤務することで、機密保持などの面で問題が生じる可能性が指摘されている。
(以下略)
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年末年始のGoTo停止が招く大混乱と医療逼迫、菅首相肝いりの「医療者処遇倍増」は結局パソナ優遇か 〜 現に追い詰められている医師看護師には待遇改善なし

 15日に行われた「持続化給付金+GoToトラベルキャンペーン+休業支援金」の野党合同ヒアリングは、わずか1時間でしたが重要な事実が次々と明らかになりました。
 11日(金)には「GoToキャンペーンを絶対にやめない」と述べた菅首相は、支持率低下へのショックか、いきなり14日(月)には前言撤回し、12/28〜1/11までの年末年始は止めると発表しました。「多くの人が移動する時期だから」という理由は、人の移動が感染拡大させていることを暗に認めていますが、だとすれば27日までの帰省ラッシュによる感染拡大が二週間後の医療の逼迫を招く危険を無視していることの説明がつきません。
 このGoTo停止により発生するキャンセルについても、異常なことが起きています。これまでは35%のキャンセル料を事業の予算内で設定されていたものが、急に旅行代金の50%もの補償を言い出したことで、国会への報告もないまま勝手に予備費を使うことになるのではないか。しかも感染防止のために自粛していた人や事業者には恩恵がなく、GoToに乗った人や事業者が50%もの利益をうるのは明らかなモラルハザードだと厳しい指摘が飛びました。本当に困っている事業者には50%の補償ではなく持続化給付金などの支援をすべきだという野党議員の指摘からも、政府の場当たり的な施策が見えてきます。さらに現場へ事前の通知や検討は無かったらしく、ホテルや旅館は寝耳に水の大混乱となっているそうです。
 また、菅首相がドヤ顔で宣言した「派遣医師や看護師への処遇倍増」の方針は、よくよく聞くと恐ろしいことに、今、コロナ病棟でボーナスもなく必死で働いている医師や看護師は対象ではなく、新たに看護協会などから、恐らくパソナ経由で派遣される人材に倍増の処遇が与えられるという内容でした。医療現場にトドメを刺すような悪質な政策です。
 そして、未だに行き渡らない持続化給付金について、経産省側は「理由なく申請を長期放置しているケースはない」という認識でしたが、実際に放置され困っている市民に日々対応しておられる野党議員には具体的な証拠となるケースが多数ありました。政府が机上で誤魔化すことはできません。休業支援金に至っては、未だに執行率は10%以下で、国が国民を支援する気の無さがありありとうかがえます。しかもこの給付条件の厳しさの裏には、多くの人々が「日々雇用」でしか働けない現実がありました。
(まのじ)
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ぴょんぴょんの「質問に答える」 〜野口晴哉の考え方

 野口晴哉が設立した、整体協会の月刊誌「全生」には、「質問に答える」というシリーズがあります。それが、なかなかにおもしろいので、いくつか抜粋してみました。
(ぴょんぴょん)
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ぴょんぴょんの「質問に答える」 〜野口晴哉の考え方


教育の前提として、人間の動きをていねいに観察し、そこから出発して導いていくのでなかったら、教育は単なる、知識の着物になってしまう。あくまで、人の本性を伸ばすことを考えねばならぬ。
(月刊全生 昭和57年3月号)


質問:小学校2年生の男子。学校の成績もよく、自動車についてとても詳しいが、口にしまりがなく、よくよだれを垂らし、食事の時はガツガツして、手づかみで食べる。この子の指導法を教えてほしい。
(月刊全生 昭和57年3月号)

頭はいいのに、ポカンと口開けて、よだれを垂らすって?

生理的な「よだれ」は1〜3歳までだから、この子はどっかおかしい。

体が原因かな? 胃でも弱いんだろうか?

いや、体じゃなくて、心の問題だと野口晴哉は言う。
赤ん坊でもないのに、よだれを垂らすのは、心の中に何か抑えてるものがあって、感情に出せなくなっていると言うんだ。
「子どもの感情を抑えつける度合いとよだれの量とは、かなり密接な関連を持っているのです。・・生理的な異常がなければ、これは感情の中に抑圧があるのです。一度感情にまで運んできてしまった心を抑えるという傾向が、よだれの分泌を多くしているのです。」(月刊全生 昭和57年3月号)  

まさか、よだれが感情に関係していたとは・・。

そして、発散できない感情が積み重なると、どこかで突然、爆発する。

そっか! それが「ガツガツ食べる」「手づかみで食べる」に現れているんだね。

対処法だが、貯めこんだ感情を大そうじしなければいけない。
思いっきり泣かせる、怒らせるなりして、相手の中にあるものを全部吐き出させればいい。(月刊全生 昭和57年3月号)


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