初代ロスチャイルドが示した25の行動計画書 ~フランス革命は計画の実現
「英国の革命の結果として得られた経済成果など、ここに出席された方々からの目的への協力、および入念に練り上げられた改訂(革命)計画の実行について賛同を得られた場合生じるフランス革命で獲得されることになる報酬に比べれば、まるで取るに足りません。」(『闇の世界史』101頁)
このような切り出しで始まったとされる
1773年フランクフルトでの秘密会合。
主催者は当時弱冠30歳のマイヤー・アムシェル・ロスチャイルド、
世界奴隷完全支配のための世界革命計画の会合です。
『闇の世界史』によると、マイヤー・アムシェル・ロスチャイルドは秘密会合を次のように続けたとあります。
「マイヤー・ロスチャイルドは自らの革命計画を明かした。自分たちの資産をまとめて巧みに利用すれば、大衆を失業させて飢餓寸前の状態に陥れる経済的悪化状況を生じさせることは可能であり、巧みに練り上げたプロパガンダを利用すれば、その経済的悪状況を、国王、その廷臣、貴族、教会、企業家、雇用者のせいにすることも可能である、と。
また、宣伝者を雇って、浪費やら不道徳行為、不正、虐待、迫害のからむ事件についてあることないことを言いふらさせれば、支配階級に対する憎しみ、復讐心を煽ることができ、汚名を着せるための事件をでっちあげれば、計画全体に干渉しかねない人々の評判を落とすこともできる、と。」
このフランクフルトでの秘密会合については他にも複数の情報源があり、実際にこの世界革命計画の秘密会合はあったと思われます。
この秘密会合で12名の参加者に対して、マイヤー・ロスチャイルドは世界革命計画25箇条を示します。そして
現実にその後の世界の歴史は、秘密会合で示された世界革命計画25箇条に沿って動いていったのです。
これは秘密会合がもたれた証拠にもなるでしょう。実際にすぐ実現したのは、
世界革命計画25箇条の16に「フリーメーソン内部に大東社の創設」とあり、現実に1773年同年に、フランスのフリーメーソンに大東社ロッジ創設が果たされているのです。計画の現実化です。そしてこのフリーメーソンロッジに、大東社が創設された意味は非常に大きいのです。
大東社のシンボル「マリアンヌ像」
もともとフランスのフリーメーソンの主流は、ポジティブなテンプル騎士団のジャコバイト派でした。
ところが、この大東社ロッジがフランスのフリーメーソンの主流となって、1789年勃発のフランス革命に繋がったのです。秘密会合の主題が現実となったのです。このことの一部は
外伝2で触れています。
さて疑問となるのが、
このような世界を揺るがす秘密会合を、当時弱冠30歳のマイヤー・ロスチャイルドがなぜ主催することが出来たのか?です。これについて『ロスチャイルドの密謀』の中で太田龍氏が、
その背景としてモーゼス・メンデルスゾーンとヤコブ・フランクの存在を指摘されています。そしてこの太田龍氏の見解はその通りだと思えます。
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ふと、こんな妄想が湧いてきました。