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独逸の伯林で見た、聞いた、感じた社会問題、教育問題 ~第102楽章 ドイツの3基の原発が廃止・L E D電球も怖い!

 あけましておめでとうございます。いつも読んでいただきまして、大変嬉しく思っています。本年度もどうぞよろしくお願いいたします。今年も、早く良い方向に向かうことを願いつつ、記事を書いてまいります。
 2022年になった瞬間から、今でも、竹下先生が時事ブログに書かれていた光がたくさん舞い降りてくることを意識してみています。12日正午まで楽しみます・・。
 12月31日にはドイツの原発3基が廃炉となりました。311がきっかけでドイツまでやってきた移住者にとっては、非常に嬉しいことです。今年の大晦日には、最後の3基が廃炉となり、ドイツの原発はすべて廃止となります。
 また、個人的には年末に電球が切れましたので、買いに行ったところ、スーパー、ドラッグストア、大型DIYセンターなど、どこにも白熱電球が売っていませんでした。すべてLED電球のみ。(なぜか電気屋さんは2Gで入店できない!)大型DIYセンターでは、LEDがガンガン光っていて、頭が痛くなりそう、目がチカチカしそうでした。1年前には、わずかですが、ドラッグストアで白熱電球が売っていましたので、まだ大丈夫だと思っていたのですが、全滅となり、従来の白熱電球はオンラインでしか購入できなくなりました。

 白熱電球を求めて昨年が終了して、元日から良い光を受けとる形で・・2022年の新しい年を迎えました。
(ユリシス)
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ドイツの原発3基が停止


ドイツでは12月31日原発が3基停止しました。核兵器解体には約15年かかるそうで、時間がかかりますね。1985年に稼働したニーダーザクセン州のグローンデ発電所は、世界で最も強力な原子力発電所の1つと言われていました。

参考記事
ドイツの原発地域と子供の白血病との関係
https://rief-jp.org/ct10/30101
http://cnic.jp/619
このたび廃炉となったニーダーザクセン州のグローンデ原発の位置
https://goo.gl/maps/9rq2KZHpjT9CDvsR8

年末にさらに3基の原発が稼働停止へ
ドイツの脱原発は最終局面。シュレスヴィヒ・ホルシュタイン州のブロックドルフ、ニーダーザクセン州のグローンデ、バイエルン州のグンドレミンゲンCの原子力発電所は、金曜日の夕方に送電網を停止。1年後には、最後の3基の原子力発電所も停止する予定。

原発反対派は、ブロクドルフ原発とグローデ原発に光を投影して、2つの原発の停止を成功として祝った。反原発団体は、ブロックドルフでの行動について「チェルノブイリや福島のようなメルトダウン、最悪の事態が起こらなかったことに安堵している」と言及。ドイツ政府は、福島第一原発の事故を受け、2011年に脱原発。
(DeepL翻訳・まとめ)

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まみむのメモ(41)〈しがらみのない市民の草の根政治(3)ティール組織とお金の過去・現在・未来〉

 腐るお金・・・お金にそんなイメージ持ったことなかったけれど、もともとお金は、知らない者同士が取引する時のツールとして生まれた、マーケットというのは知らない者同士が取引する場所で、マーケティングというのは、いかに有利に相手から奪うかということだと・・・。で、人って顔が見えない相手、知らない相手には無慈悲になったりモラルに欠ける傾向がある。お金の本質は循環させるための物だけど、貯めて循環しなくなるから、経済がおかしくなるので、一定期間で価値が消えてしまう腐るお金eumo(ユーモ)は、貯められないお金で、助け合いのコミュティー経済のツール。奪い合う経済から助け合う経済へ。
 大西つねきさんと武井浩三さんの本質を突いたお話は、経済だけでなく、会社形態、ひいてはこれからの社会や政治について、とても示唆に富む具体的なお話だと思います。
(まみむ)
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まみむのメモ(41)〈しがらみのない市民の草の根政治(3)ティール組織とお金の過去・現在・未来

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まぁ

水が流れないで滞っていると腐るのと同じで、お金も流通させないで貯め込むから、滞って腐るというのが本質で、その本質を形にしたのが、腐るお金ということなんだね。

(24:44)
武井:結局世の中の大金持ちって株主か地主のどっちかっていう、ただそれだけっていう・・・

大西:不労所得を得てるっていうそういうやつばっかりなんですよね、本当に。

武井:不労所得を得てるってどういうことかっていうと、労働者が生み出してる社会的価値を搾取して奪ってしまってるっていう、(中略)...なのでeumoって今株主が80人ぐらいいて、2億5千万円くらい資本金が集まってるんですけども、みんな出資した分だけしか株持ってないんですよ。

株価っていうものが、出資分しかない仕組みになっていて、で、非営利株式会社なんで、利益の配当をしませんってまず決めてしまってるんですね、定款上。それから残余財産の分配もしませんって決めちゃっていて、更に株価を上げませんっていう経営方針を打ち出してるんですね。

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むぅ

貧富の格差が広がる仕組みは不労所得が大きな問題なのですね。
そうじゃない会社をつくろうということで、非営利株式会社にされたのですね。


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まぁ

そういえばシャンティ・フーラは合同会社だったよね。知り合いの会社は自社株は社員が持っていて、上場はしないそうなんだ。株主が不労所得を得るのを避ける考え方は同じかもしれないね。


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むぅ

株や金利の不当性を竹下先生が以前から指摘されていましたね。
そもそも株式会社の始まりが、あの東インド会社
だそうで、その実態の恐ろしさはseiryuuさんの「ユダヤ問題のポイント」で詳しく教えていただいていたので、武井さんのお話がすぐに理解できました。

ロンドンにあったイギリス東インド会社本部
Wikipedia[Public Domain]

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ぴょんぴょんの「安部医師の冤罪」 ~薬害エイズ事件から学ぶこと

ある日、まのじ編集長からお尋ねのメールをいただいた。
薬害エイズ事件で極悪人とされた安部英(あべたけし)医師、
どうも真相は全く違うらしい、なにか知っていたら教えてほしいと。
その瞬間まで、安部医師は犯罪者と信じていた私はドッキリ!
果たして、真相はいかに? 
(参考:郡司篤晃著「安全という幻想」武藤春光・弘中惇一郎著「安部英医師 『薬害エイズ事件』の真実」
(ぴょんぴょん)
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ぴょんぴょんの「安部医師の冤罪」 ~薬害エイズ事件から学ぶこと


薬害エイズ事件の4つの検証


安部 英(あべ たけし、1916年 - 2005年)は、日本の医師。医学博士。元帝京大学副学長。 海軍軍医大尉として従軍し、1964年東京大学医学部第一内科講師。1971年に帝京大学に招聘され医学部教授に就任、1980年から1987年まで帝京大学医学部長、のち帝京大学名誉教授。1987年から1996年まで帝京大学副学長。

1985年5月〜6月、手首から出血した血友病患者に対し、非加熱濃縮製剤を計3回投与してHIVに感染させ、エイズを発症させ死亡させたとして業務上過失致死罪で逮捕・起訴された。2001年の1審で無罪となり、検察が控訴したが、心臓疾患や認知症を発症したため公判停止となり、2005年4月25日に88歳で死去した。
Wiki

てえへんだ! てえへんだ!

どした? どした?

まのじ編集長から、おれたちに調査の依頼がきたぞ。

わーい! ぼくたちに? なんだろう?

薬害エイズ事件について調査せよ、とのお達しだ。

へえ? 
安部英(あべたけし)医師だっけ?
良心をおカネで売って、多くの患者さんをエイズに感染させた。


果たしてホントにそうだったのか、検証してみよう。
事件の流れをまとめると、

1985年5月~6月  血友病患者の手関節内出血に、研修医と当直医が非加熱製剤を投与。
1991年12月    患者がエイズで死亡。
1994年 4月    弁護士らが、安部医師を殺人罪で告発
1996年 1月    患者の母が、安部医師を殺人罪で告訴
1996年 8月    安部医師、業務上過失致死罪で逮捕
2001年 3月    無罪判決

なんで無罪判決だったんだろう?
安部医師のせいで、たくさんの血友病患者がエイズに感染したのに。
なんで、安全な加熱製剤があるのに非加熱製剤を使ったんだろう?
加熱製剤の開発が遅れていた、ミドリ十字を助けるためらしいけど、
安部医師は、ミドリ十字からおカネをもらってそうだし。
さすが、ミドリ十字つながりの731部隊の生き残りだね。


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40年ほど前に厚生省(現・厚生労働省)に追放された、東風睦之博士の開発した「ベンズアルデヒド抗がん剤」は副作用がなく、安価で、広範のがんに効く! びわの粉末に関し、令和3年1月に更新されたのは何故? -その6-

 ベンズアルデヒドのがん細胞の増殖・転移を抑制する機序は、おもしろいことにイベルメクチンとも通ずるようです。現在、アルツハイマー型認知症など回復が困難と思われている病気にも大きな期待が持てそうです。東風博士の願いは、潰されていませんでした。
 これから始まる新たな年は、一部の者の利益のために人類が犠牲にされることなく、全ての人を救う本物の情報が明らかになる、そのような予感を感じたシリーズでした。
 良い年にしましょう!
(まのじ)
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40年ほど前に厚生省(現・厚生労働省)に追放された、東風睦之博士の開発した「ベンズアルデヒド抗がん剤」は副作用がなく、安価で、広範のがんに効く! びわの粉末に関し、令和3年1月に更新されたのは何故? -その6-
前回の続きです。)


ベンズアルデヒドは悪玉タンパク質の機能を阻害する


イベルメクチンも P13K/AKT/mTORC1 の経路を阻害し、がんの増殖を抑制し、細胞死を誘導します。RAS/PAK-1 と WNT/β-カテニン経路を阻害する作用によって、抗腫瘍作用を発揮しているようです。


がんに特異的に悪さをしているのは、アダプタータンパク質の一つである悪玉タンパク質であり、これを阻害できれば良いのですが、そういう薬は今のところ開発されていません。それを、ベンズアルデヒドの治療薬は実現してしまったというのです。しかも、正常細胞には悪玉タンパク質の発現が少なく、ダメージを与えることがないので、長期にわたって投与しても髪の毛が抜けるとか、強い吐き気や嘔吐などの副作用が一切起こらないのだそうです。いっぺんにいろいろな経路に機能することで、薬剤耐性も起こりにくいのが大きな特徴なのです。

さらに、悪玉タンパク質の機能を調べていくと、ベンズアルデヒド抗がん剤はがん以外の疾患にも関わっていることが明らかになってきて、ほかの疾患に対してもベンズアルデヒドが効く可能性が出てきました。

何らかの原因でタンパク質の合成と分解のバランスが崩れると、タンパク質のリン酸化が過剰に活性化して一部のタンパク質が凝集することにより、不溶性の構造物となって神経細胞などに沈着して変性を引き起こすのです。これが「神経変性疾患」と言われるもので、代表的な疾患にはアルツハイマー病やパーキンソン病などがあります。これらの疾患を患っている患者さんの脳を調べてみると、アミロイドβ-タンパク質やリン酸化タウタンパク質など異常なたんぱく質の沈着が観察されるそうです。この異常なたんぱく質がゴミとなって脳内に蓄積して引き起こされるのがアルツハイマー型認知症だそうです。このタウタンパク質のリン酸化の維持に関わっているのが悪玉タンパク質で、がんだけでなくアルツハイマー型認知症などの神経変性疾患でも悪玉タンパク質が高発現しているのです。


悪玉タンパク質の機能を阻害する作用を持つベンズアルデヒドは、アルツハイマー型認知症などにおいても神経変性の部分に作用し、進行を抑制する可能性が考えられるそうです。

21/11/2311/25の時事ブログにありますコロナワクチンによって発症するプリオン病も「神経変性疾患」でこれらのタンパク質(アミロイドβ-タンパク質やリン酸化タウタンパク質など異常なたんぱく質)が関与しているようです。ベンズアルデヒドがプリオン病の進行を抑える可能性も考えられるのでしょうか。

京都大学エネルギー理工学研究所の片平正人教授のグループはプリオンタンパク質の異常化を抑制する RNA分子を開発したという研究成果を発表されていますが、プリオン病も「神経変性疾患」であることが分かります。


プリオン病による「スポンジ状」の組織切片
Wikimedia_Commons[Public Domain]

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40年ほど前に厚生省(現・厚生労働省)に追放された、東風睦之博士の開発した「ベンズアルデヒド抗がん剤」は副作用がなく、安価で、広範のがんに効く! びわの粉末に関し、令和3年1月に更新されたのは何故? -その5-

 東風博士のベンズアルデヒド抗がん剤は冷遇されてきましたが、患者さんを救うという使命感のとも灯は消えることなく受け継がれ、長女の斎藤潤医師もベンズアルデヒドをめぐる新たな研究に取り組まれることになりました。東風博士と東風夫人の背中を見ていた潤医師の気持ちを想像すると胸が熱くなります。私財を投げ打ち、未知の研究分野へ踏み出していかれます。
そのことを知った読者さんも潤医師の想いに応えるように、丁寧に研究内容を解説して下さいました。
(まのじ)
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40年ほど前に厚生省(現・厚生労働省)に追放された、東風睦之博士の開発した「ベンズアルデヒド抗がん剤」は副作用がなく、安価で、広範のがんに効く! びわの粉末に関し、令和3年1月に更新されたのは何故? -その5-
前回からの続きです。)

引き継がれたベンズアルデヒドの研究


東風博士が設立した一条クリニックの院長である高橋亨医学博士の著書「進行がん患者を救う「奇跡の治療薬」への挑戦」の冒頭には、「約50年前、マスコミでも大きく取り上げられるほど注目を集め、効果を期待されながらも日の目を見ることなく葬り去られた“抗がん剤”がありました。あの時、横槍が入らず、研究が進められていたなら、現在のがん治療は大きく変わっていたかも知れません。あるいは今頃、がんも死に至る病ではなくなっていた可能性さえあります。それを研究者たちによって復活させようと取り組んでおります。」と記されています。嬉しいことに、ご家族や研究者の方々によって東風博士の遺志は脈々と引き継がれていたのです!

著書によると、東風睦之博士の長女斎藤潤医師は 2005年頃から、本格的にベンズアルデヒドの研究に関わるようになり、東風睦之博士の臨床を引き継ぐと、その効果を目の当たりにして改めて驚いたそうです。どう考えても延命治療が精いっぱいで、この状態で腫瘍の縮小が望めないと思われた患者さんでもベンズアルデヒド抗がん剤の投与によって著効が見られたからです。「そういう有効例がありますので、ますます世の中に出さなければいけない」と強く思われたそうです。


どんな妨害にあっても諦めることなく突き進んでこられた東風博士ですが、寄る年波には勝てず倒れてしまい、博士に代わって協力してくれる研究機関を求めて奥様の斡子氏と斎藤潤医師が奔走していると、誰に説明してもまず口を揃えて言われるのが「副作用がない、薬剤耐性もないなんて、そんな都合の良い物質が世の中にあるわけがない」という返答だったのです。作用機序が解明しない限り、誰にも信用してもらえない。それほど現代は安全性とともにエビデンスが重要とされ求められているというのです。1981年(昭和56年)には改正薬事法を中心に、医薬品の安全性・品質面への監視がさらに厳しくなりました。

大手製薬会社には見向きもされないので、当時、慶応大学の研究室の中にラボを持ち数名の研究員がさまざまな分析を行っていた中堅のベンチャー企業に、ベンズアルデヒドの解明を依頼することになり研究を続けていましたが、ベンズアルデヒドは確かに「ある細胞には効いている」のですが、揮発性の物質のため不安定で期待していたほどの進展が見られない状態であり、また経済的な諸事情のために、ここで外部に依頼しての研究を打ち切ったのです。その時の研究費はすべて奥様が負担されていたそうです。

ただ、この研究データーではベンズアルデヒドがmTOR(エムトール)の制御を有する経過に作用していることを突き止めていたのです。がんが活性化する経路はいくつか報告されていますが、その一つがPI3K/AKT/mTORで構成されているシグナル伝達経路で、ベンズアルデヒドもこのmTORの抑制が顕著にみられることが確認されたのです。分子標的薬に似た作用をベンズアルデヒドが持っていたということです。


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