竹下雅敏氏からの情報です。
注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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スベンマルク博士の異常な愛情が今ここに結実 :「雲の生成は宇宙線によるもの」という説が25年にわたる観測の末に「結論」づけられる。そして、太陽活動が長期の地球の気温のコントロールに関与していることも
転載元)
In Deep 16/8/29
(前略)
25年目の結論
私が、
「雲は宇宙線によって作られている」
という説があることを知ったのは、今から5年ほど前の 2011年のことでした。
そして、その結果がネイチャーに掲載されたものを記事にしたものが、今、日付けを見てみますと、まさにほぼ5年前の 2011年8月26日のことでした。
・「宇宙線が雲を作るメカニズム」の一部を欧州原子核研究機構 CERN が解明 2011/08/26
これは CERN によるクラウド(CLOUD)という大規模なプロジェクトによるものなのですが、なぜそんな大がかりな実験が行われ続けていたかというと、
「どうして雲が作られるのか、まったくわかっていないから」
ということです。
(中略)
CERN の科学者たちを、大規模実験に突き動かすほどの動機をもたらした「最初の主張」を起こした人物が、「孤高の宇宙物理学者」とでも呼びたいデンマーク工科大学のヘンリク・スベンマルク教授でした。
(中略)
スベンマルク博士は、このたび、自らの説を 25年にわたる観測でほぼ実証し、「雲は宇宙線から作られる」と結論付けたのです。
そして、さらに、
「雲は宇宙線によって作られ、その宇宙線をコントロールしているのは太陽活動」
だということも。
(中略)
これからの地球の状態を太陽と宇宙線の関係から見てみますと
(中略)
宇宙線量と雲の関係については、もともと、計測の上では非常にはっきりしていたものでもあります。
たとえば、下は、1978年から 1998年までの「雲の量の変化」と「宇宙線の量の増減」をあらわしたグラフですが、「完全に一致」しています。
1978年から1998年までの雲量と宇宙線量の関係
下のグラフは、1983年から 2006年までのもの。
この一致は偶然という範疇で片付けられるものではありません。
(中略)
「太陽活動(太陽フレアなど)は地球の宇宙線の量をコントロールするため、太陽活動の状態によって長期間の地球の気温と天候は影響を受ける」
(中略)
ここ数年何度も取り上げたことがありましたが、太陽活動はとても弱くなり続けていて、NASA の予測では、次の太陽活動周期である「サイクル 25」は、歴史的に弱い太陽活動となるとされています。
1749年から2040年の黒点数の推移
(中略)
・精度97%の「2030年までのミニ氷河期突入」予測は、その発表の元となったロシア人女性物理学者の「太陽活動の解析予測の実績」から実現確実な状勢に 2015/07/22
(中略)
ここから PHYS.ORG の記事です。
Solar activity has a direct impact on Earth’s cloud cover
PHYS.ORG 2016/08/25
太陽活動は地球の雲の被覆に直接影響を与える
デンマーク工科大学国立宇宙研究所(DTU Space)とイスラエルのヘブライ大学・物理学ラカー研究所の科学者たちのチームの研究は、地球が雲で覆われる事象と、太陽の爆発活動(太陽フレアなど)とが直接関係していることを示した。
(中略)
論文の筆頭著者であるデンマーク工科大学国立宇宙研究所のスベンツマルク博士は、以下のように述べる。
「地球は銀河宇宙線と呼ばれる空間からの粒子による一定の衝撃の下にあります。太陽の表面で発生する暴力的な爆発(太陽フレアなど)は、約1週間、地球から宇宙線を吹き飛ばす力があります。今回の我々の研究は、宇宙線がそのような太陽活動によって減少しているときに、地球の雲の被覆(覆われること)も、太陽活動と対応して減少していることを示しています」
(中略)
非常に高エネルギーの粒子である宇宙線
宇宙線の粒子は、地球の大気中の分子イオンを帯電して生成する。イオンは、エアロゾルの形成を促進することが実験室の研究では示されており、エアロゾルが雲を構成する「雲の滴」を形成するための種として機能する可能性がある。
(中略)
イオンの存在が雲の形成に影響を与えるのであるならば、太陽の爆発が宇宙線を吹き飛ばす事象の中で雲量の減少を観察することが可能であるはずだ。
(中略)
結果は、「イオンが雲の生成過程において重要な役割を果たしている」という提案を支持する。
(中略)
長期的な影響の可能性
(中略)
雲は、常に銀河宇宙線での短期的変動の影響を受けているが、それらはまた、年間〜数十年〜数百年のスケールで起こるゆったりとした太陽活動の変化の影響を受ける可能性があるのだ。したがって、銀河宇宙線は、地球の気温を決定する役割を果たしている。
過去と将来の地球の気候変動への太陽の貢献は、単にその太陽放射(太陽光線の熱など)による影響だけではなく、むしろ、太陽活動の中で発生する爆発現象に左右される宇宙線の変化によるところが大きいという可能性があるという結論に達する。
25年目の結論
私が、
「雲は宇宙線によって作られている」
という説があることを知ったのは、今から5年ほど前の 2011年のことでした。
そして、その結果がネイチャーに掲載されたものを記事にしたものが、今、日付けを見てみますと、まさにほぼ5年前の 2011年8月26日のことでした。
・「宇宙線が雲を作るメカニズム」の一部を欧州原子核研究機構 CERN が解明 2011/08/26
これは CERN によるクラウド(CLOUD)という大規模なプロジェクトによるものなのですが、なぜそんな大がかりな実験が行われ続けていたかというと、
「どうして雲が作られるのか、まったくわかっていないから」
ということです。
(中略)
CERN の科学者たちを、大規模実験に突き動かすほどの動機をもたらした「最初の主張」を起こした人物が、「孤高の宇宙物理学者」とでも呼びたいデンマーク工科大学のヘンリク・スベンマルク教授でした。
(中略)
スベンマルク博士は、このたび、自らの説を 25年にわたる観測でほぼ実証し、「雲は宇宙線から作られる」と結論付けたのです。
そして、さらに、
「雲は宇宙線によって作られ、その宇宙線をコントロールしているのは太陽活動」
だということも。
(中略)
これからの地球の状態を太陽と宇宙線の関係から見てみますと
(中略)
宇宙線量と雲の関係については、もともと、計測の上では非常にはっきりしていたものでもあります。
たとえば、下は、1978年から 1998年までの「雲の量の変化」と「宇宙線の量の増減」をあらわしたグラフですが、「完全に一致」しています。
1978年から1998年までの雲量と宇宙線量の関係
下のグラフは、1983年から 2006年までのもの。
この一致は偶然という範疇で片付けられるものではありません。
(中略)
「太陽活動(太陽フレアなど)は地球の宇宙線の量をコントロールするため、太陽活動の状態によって長期間の地球の気温と天候は影響を受ける」
(中略)
ここ数年何度も取り上げたことがありましたが、太陽活動はとても弱くなり続けていて、NASA の予測では、次の太陽活動周期である「サイクル 25」は、歴史的に弱い太陽活動となるとされています。
1749年から2040年の黒点数の推移
(中略)
・精度97%の「2030年までのミニ氷河期突入」予測は、その発表の元となったロシア人女性物理学者の「太陽活動の解析予測の実績」から実現確実な状勢に 2015/07/22
(中略)
ここから PHYS.ORG の記事です。
Solar activity has a direct impact on Earth’s cloud cover
PHYS.ORG 2016/08/25
太陽活動は地球の雲の被覆に直接影響を与える
デンマーク工科大学国立宇宙研究所(DTU Space)とイスラエルのヘブライ大学・物理学ラカー研究所の科学者たちのチームの研究は、地球が雲で覆われる事象と、太陽の爆発活動(太陽フレアなど)とが直接関係していることを示した。
(中略)
論文の筆頭著者であるデンマーク工科大学国立宇宙研究所のスベンツマルク博士は、以下のように述べる。
「地球は銀河宇宙線と呼ばれる空間からの粒子による一定の衝撃の下にあります。太陽の表面で発生する暴力的な爆発(太陽フレアなど)は、約1週間、地球から宇宙線を吹き飛ばす力があります。今回の我々の研究は、宇宙線がそのような太陽活動によって減少しているときに、地球の雲の被覆(覆われること)も、太陽活動と対応して減少していることを示しています」
(中略)
非常に高エネルギーの粒子である宇宙線
宇宙線の粒子は、地球の大気中の分子イオンを帯電して生成する。イオンは、エアロゾルの形成を促進することが実験室の研究では示されており、エアロゾルが雲を構成する「雲の滴」を形成するための種として機能する可能性がある。
(中略)
イオンの存在が雲の形成に影響を与えるのであるならば、太陽の爆発が宇宙線を吹き飛ばす事象の中で雲量の減少を観察することが可能であるはずだ。
(中略)
結果は、「イオンが雲の生成過程において重要な役割を果たしている」という提案を支持する。
(中略)
長期的な影響の可能性
(中略)
雲は、常に銀河宇宙線での短期的変動の影響を受けているが、それらはまた、年間〜数十年〜数百年のスケールで起こるゆったりとした太陽活動の変化の影響を受ける可能性があるのだ。したがって、銀河宇宙線は、地球の気温を決定する役割を果たしている。
過去と将来の地球の気候変動への太陽の貢献は、単にその太陽放射(太陽光線の熱など)による影響だけではなく、むしろ、太陽活動の中で発生する爆発現象に左右される宇宙線の変化によるところが大きいという可能性があるという結論に達する。
現在、太陽活動はとても弱くなっており、“精度97%の「2030年までのミニ氷河期突入」予測”もあるようです。
当てにはなりませんが、チャネリング情報では、今年の秋から寒冷化が地球を襲うと警告しています。
“CO₂で温暖化じゃなかったんかい?”と思われる方も多いでしょうが、アル・ゴアが広告塔となった“地球温暖化説”は、どうやらペテンのようです。これが本当だったとしたら、この温暖化と、これから来ると予測される“寒冷化”の中を取って、“ちょうどよくなる”という楽観主義はどうでしょうか。