放課後は子どもにとって特別な居場所
新学期が始まりました。小学生の子ども達が放課後をどのように過ごしているかご存じでしょうか?
放課後は子どもにとって自由な時間と、仲間と、居場所(空間)がそろっている特別な居場所です。これをサンマ(三つの間)といいます。
学校で思い通りにならない事があっても、そこで自分を取り戻せました。好きなことに没頭したり冒険する時間があったのです。そしてお腹がすいて家に帰ると粗食ですが、おいしいご飯と家族団らんがありました。喧嘩もしたけれど人と関わる経験を積みました。
教育は学校だけでするものではありません。日常の会話や生活そのものから学ぶ事の方が多いのです。特に
自分で体験する遊びは子どもの成長に欠かせないものです。
今急速に進化しているAIは人間の発達の過程を解明することによって創られています。
AIは様々な体験学習を重ねて重ねて日々進化しているのに、今の子ども達は体験を減らして減らしてどこに行くのでしょうか?
学童保育での問題点
現に、赤ちゃんの時は親子カプセルの中で過ごし、1歳前から保育園等に預けられ、車や自転車で送迎されて歩くこともありません。
6歳になったらいきなり学校まで歩いていき、45分間授業を5時限まで受けます。給食も20分間で食べて、放課後はそのまま学童保育に預けられます。
本当に夢中で遊ぶ体験も、ぼ~っとする時間も無いのです。
自由で楽しい学童保育なら喜んでいく事でしょう。でも決まりごとが多くて、ここでも指導される場所だったらどうでしょう?子どもにとって自由がないというのは無罪刑務所です。