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ユダヤ問題のポイント ― 特別編(黄金の流出から)10 ― ロスチャイルドの勃興 ―

ロスチャイルドの転向 〜ブラック・ロッジ組織から始末されたロスチャイルド氏


編集者註:1815年のウィーン会議において「スイスの永世中立国化」が承認され、スイスは世界革命の拠点としての機能を果たし続けることになる。
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メーソンの最高グランドマスターの一人、ロスチャイルド氏も、首を切り裂かれて死んでいるのを発見された。彼はそのとき24歳だった。(p.50)
イルミナティ最高幹部の女「夜の妖精」悪魔に愛された女 レビュー https://t.co/0HDb355K8F
— 青森の狸 (@aomorinotanuki) July 9, 2019

で、この「表のイルミナティ」に所属していた最高幹部である24歳のロスチャイルド氏が、組織から粛清・殺害されたということでやすね。


うーん、問題はそのロスチャイルド氏がなぜ組織から始末されたのか?
ブラック・ロッジ組織に一族のメンバーを始末されたロスチャイルド家が、そのままブラック・ロッジに所属していたのか?
でやすね。



『悪魔に愛された女』で登場するブラック・ロッジの首領は凄まじい超常的な力を見せつける。しかし反面シスター・マリー・エメリーに弱気な一面、部下のメイソン達の気質や出来の悪さに対する泣き言も述べている。ロッジ内で裏切りが横行してもいたようなんだ。


ただ一族のものを粛清始末されたロスチャイルド家が、ブラック・ロッジに居づらくなったのは確かだろうがね。


そう、ロスチャイルドは初代からホワイト・ロッジ闇組織と通じていた可能性もなくはないが、これも何とも言えないところだね。


さて、ロスチャイルドの力の伸展に話しを戻して整理していこうか。
初代ロスチャイルドの謎 〜莫大な資金調達はどこから?


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編集者訳:
赤い盾
赤い盾
・父の死後、バウアーは父親の事業を引き継ぐためにフランクフルトに戻ります。
・バウアーは赤い六芒星の意味を認識し、玄関ドアに掛けられた赤い六芒星や666を表すサイン("Rot "はドイツ語で "Red"、"Schild "はドイツ語で "Sign")にちなんで、バウアーからロスチャイルドに改名します。



実際にその後2007年の「天界の改革」が始まるまでの230数年間、この「世界革命計画25箇条」に沿って地上世界は動かされてきたと言えるだろうね。

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ただその前に、初代ロスチャイルドが「イルミナティ」の結成を計画したり、世界支配計画を作成したりすることを、そのような途方もない、だいそれた事をなぜ計画出来たのか?
アダム・ヴァイスハウプトに「イルミナティ」の結成を依頼するにも大変な資金が必要だったはず。
それに無名の家のぽっと出の30歳の若造が主催する世界支配計画を講ずる秘密会合に、実力者がなぜ出席したのか?
どうも合点がいきやせん。

確かに秘密会合時にはモーゼス・メンデルスゾーンとヤコブ・フランクの後ろ盾があったと思えるが、それだけで世界支配計画を披露し、それに協力してもらえるというのは無理がありそうだ。
それに 1769年に初代はヘッセン・カッセル方伯の御用商人となり、財産運営マネージャー役を担うことになるが、財産運営マネージャー役を担うのはだいぶ後年で、1770年にアダム・ヴァイスハウプトに命じた「イルミナティ」結成のための資金がどこから調達できたか?これまでの情報ではやはり不明だね。

幾つかの情報によると、初代が世界支配のための自己所有の種銭を手に入れたのは、ヘッセン・カッセル方伯が自領から逃亡する際に委託さた300万ドルの資産を横領して、でやすね。
その時期は『ユダヤ・ロスチャイルド世界冷酷支配年表』ではナポレオン戦争時の1806年、『ロスチャイルドの密謀』p54のコールマン博士の説では1794年「コブレンツの町がフランス将軍オッシュに占領」されたことによるとされてやすね。
てぇことは、いずれにしても初代は自前の資金もないままで1775年開始の米独立戦争、1789年開始のフランス革命の糸を操ったことになりやすね。


①「イルミナティ」結成をアダム・ヴァイスハウプトに命ずる。
②世界支配計画、世界革命会議主催。
③米独立戦争、フランス革命の世界革命の本格的始動。
こういった初代の業績は、
①1769年にヘッセン・カッセル方伯の御用商人となって、やがてカッセル方伯財産運営。
②カッセル方伯の財産300万ドル横領。
これだけでは説明がつかないということだね。確かにそうだね。
ロスチャイルドはダヴィデ王の頃まで遡る? 〜赤い六芒星の家紋

ところが『ロスチャイルドの密謀』p232では、コールマン博士によると「マイヤー・アムシェルが亡くなる直前、すでにその財は世界中の富豪の財産を合わせてもまだ及ばないほど蓄えられていた」ともありやす。
初代の躍進にはカッセル方伯の財産関係以外の要素があったとしか思えやせん。



彼らは桁外れの資産家なので、秘密会合で彼らの資産を初代が運営する運びになっていたならば、その後の米独立戦争、フランス革命などのコーディネート役を初代が果たした説明がつくのではあるが…、しかし…。

しかし、そうだとすれば、それ以前の問題が…。

アダム・ヴァイスハウプトへの資金提供者、秘密会合の出席者がゾロアスター13血流メンバーならば、彼らはそれ以前に初代のことをよく知っていて接触しているはずになるね。


ところで、初代ロスチャイルドの父はモーゼス・アムシェル・バウアーだが、『ユダヤ・ロスチャイルド世界冷酷支配年表』p40に
「モーゼス・アムシェル・バウアーは、両替商の戸口の上に赤い看板を掲げた。看板は赤い六芒星(図形的、数字的に666という数字に変換できる)で、この六芒星という図形は、これから2世紀後ロスチャイルド家の命令でイスラエルの国旗に配されることになる。」
とあり、p41にこの赤い六芒星の意味を知っていた初代はロートシルト「赤い盾」に変えた、とある。






だとすれば、ゾロアスター13血流が密かにアムシェルに注目し、接触していた理由の説明とはなるね。
まぁ今日はこれぐらいにしておこう。
初代ロスチャイルドをこの「神階」を用いて調べることにしました。「マイヤー・アムシェル・ロスチャイルドの神階(2000年元旦)」というカードと「欲界のせんぶ洲第5層」(編集者註:人類の大半はせんぶ州の第5層に神階がある)というカードを作り、2000年元旦時の彼の所属界層がせんぶ洲より上なのか?下なのか?を調べてみたのです。せんぶ洲より上ならばホワイト・ロッジ、下ならばブラック・ロッジに所属していることになります。私の感覚では彼はせんぶ洲より上だったのでホワイト・ロッジ、「裏のイルミナティ」に所属しているな、となったのです。前回お知らせした「ロスチャイルド初代が裏のイルミナティ」とした私の誤りの経緯です。
2000年当時は確かにロスチャイルド初代は既に「裏のイルミナティ」だったでしょうが、1780年頃の彼の神階も調べるべきでした。そうすれば当時はロスチャイルド初代がブラック・ロッジ所属だと分かっていたでしょう。ただロスチャイルド家は、ブラック・ロッジからホワイト・ロッジ闇組織に鞍替えしていることから分かるように厄介です。
他にも謎が多いのです。このユダヤ問題の連載を始めた当初は、1744年生まれのロスチャイルド初代がロスチャイルド家の始祖だと認識していました。それ以外の情報は無かったのでこれは当然です。ところが昨年の秋に「“ロスチャイルド”というのは、聖書のダビデ王の母方の子孫」との情報が提出され、目を丸くしました。
ただし、この視点を加味してロスチャイルド初代の周辺事実を見れば、合点がいかなかったところが納得できることも多いのでした。しかし、それでもいくつかの疑問点が残るのがロスチャイルドではあります。