かんなままの「ぴ・よ・こ・とライフ」(42)愛情要求 続編1

かんなままさんの執筆記事第42弾です。 
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かんなままの「ぴ・よ・こ・とライフ」(42)愛情要求 続編1

愛情要求がしっかり満たされている子は、絶対に問題のあるような遊びはしません。

甘えることに対して十分な愛情が与えられていない子どもは、この遊びが危険なものになります。

本当は愛が欲しいのだけれど、その見込みがなければ、叱られてでも親の関心を欲します。一番怖いものは、無関心です。自分がほっぽりだされたような無関心が怖いのです。叱られることでもいいから、親の関心が欲しいのです。

出典:「ぴ・よ・こ・と」竹下雅敏(著)


学級崩壊と問題を抱えた子ども達


20年前は学級崩壊という言葉が出始めた頃です。それは先生の力量のなさと評価され、出世に傷がつきました。一方で子どもや親に問題があると判断されることも多いのですが、カウンセラーなどの支援体制も法的支援もないまま親子が置き去りにされていました。ひどい場合は親が子どもに手を焼いて警察に連れていってくださいと言うケースもありました。親もまた不幸な育ちをしている人でした。これでは根本的な問題解決になりません。


さて、前回の続きですが、担任の先生は校長先生に話し、私はクラスの保護者ひとり1人に電話をかけました。当事者の親もいます。家庭の問題に介入することはできませんが、何か問題があることは確かです。でも、私はその親を責める気にはなれませんでした。問題を抱えた子どもを救うためにもその親を排除したり孤立させてはいけないと思いました。だから、その親にも同じように電話をして荒れていることを伝え、協力をお願いしました。まずは皆でお楽しみ会をしたいと思ったのです。

ほとんどの親は理解してくれて新たな情報も教えてくれました。その子が母子家庭であること。別の子も貧困であったり、家業が忙しくて親が放任であること等です。その中には我が家に遊びに来る子も何人かいました。親の顔は知りませんが、いい子です。その子があんな態度を見せるなんて信じられないくらいでした。だから子どものせいではないと確信していました。先生もまじめな先生で、話をすればわかる先生だと思いました。


お楽しみ会の開催


前もって参加できる親だけ集まり、趣旨を共有して何をするか決めました。先生も校長先生にお願いして日曜日に学校を開けてもらう許可を取りました。当事者の親も3人くらい参加してくれました。朝から子ども達と一緒に準備します。家にある材料を持ち寄り、皆でゼリーを作り、ゲームをして、本の読み聞かせもしました。「ラブ ユー フォーエバー」という絵本です。「どんなにヤンチャで不良のようなことをする子でも、親はいつでもいつまでも愛しているよ」というメッセージの本です。子ども達も真剣に聞いてくれました。



読んだ後にその子がやってきて「うちの母ちゃんはそんな事一回も言ったことない」と言いました。その日も不在でした。「それは寂しかったね。でも、大丈夫だよ。親は忙しいし、子どもにそんな言葉を言うのが恥ずかしいだけよ。子どもの事を好きじゃない親は1人もいないよ。きっと寝てしまってからこっそり言っているのよ。おばちゃんもそうだよ」と言いました。「うちの母ちゃんも言ってるかなあ?」「言ってるよ!」と言ったら嬉しそうに走って皆の所に行きました。

こんな時はみんな仲良く遊んでいます。説教するのではなく、親も関わり続けて「子ども達の事を大事に思っているよ」と伝えようと話しました。

その後、そんな会を何回かして、先生とも密に連絡を取り続けました。やはり先生は校長先生から指導が入り、毎日その子達の観察日誌をつけて、子どもの問題行動を徹底的に記録して、どう対処したか、反省点、次回に向けてどう取り組むかを毎日チェックされるようになりました。通常の仕事プラスこの作業で疲れ切っているようでした。子ども達にも毎日反省ノートを書かせます。これはきちんと対応していますという証拠であり、監視でもあります。校長先生の指導は、時として現場とのギャップがあり、子どもを信じていないと感じることが多々ありました。

もちろんその日誌等を見せてもらったわけではありません。でも、その観察日誌そのものに子どもへの愛を感じませんでした。向いている方向が1人ひとりの子どもの育ちではなく、自分達の保身のようです。私にはそんな組織に立ち向かう知恵も力もありませんので無視しました。ただ、先生は励まし続けました。その先生には愛を感じたのです。    

一番問題を抱えた子は時々喘息の発作を起こして入院していました。息子と一緒にお見舞いに行くと、いつも1人で寝ていました。病気になって親に構って!と言いたいのかなと感じました。親側に大いに問題があると思いますが、私が立ち入ることではありません。せめて子どもを守ってあげたいと思いました。嬉しかったのは誰も子ども達を責めませんでした。

やがて、その子達も落ち着いて前のようには騒がなくなりました。先生がその日誌を通して子ども達に優しい言葉をかけ続けたのも功を成したようでした。

pixabay[CC0]


5年生になりました。クラス分けがあり、その子達はバラバラになりました。もちろん、担任の先生も変わりました。その先生は1年間学校を離れて異業種体験研修(ほかの企業などで職場体験研修)に行くことになりました。その後復帰して、ずっと子ども達の成長を見守られて成人式にも出席されていました。もちろん私も先生との交流を続けています。


絶大な人気のある新しい先生


さて、新しい先生は男の先生で子ども達や保護者に絶大な人気のある先生でした。いつも子ども達の傍にいて、昼休みも放課後も日曜日も一緒に遊んでくれました。特にドッジボールとダンスが得意で、子ども達とチームを作ることになりました。

子ども達はまるで魔法にかけられたかのように、一気に先生の流れに乗りました。荒れていた子も楽しそうに仲間に入って踊っていました。授業も独特で発表の中身は手で合図します。できた子は自由に教室を動き回ってわからない子に教えます。授業参観でも皆が積極的に授業に参加していました。ハキハキ発表して、やじる子はいません。同じ子ども達?と目を疑う様でした。保護者も安心しました。

やがて秋の文化祭が近づいてきました。このクラスではダンスを披露することになりました。ロック調の音楽で振り付け指導は先生です。放課後はクラス全員で練習。土日も先生と遊園地に行ったりダンスをしたりしていました。


その頃からです。あんなに楽しそうにしていた息子が朝になると食欲がなくなり吐き気を催すようになったのです。

つづく

Writer

かんなまま様プロフィール

かんなまま

男女女男の4人の子育てを終わり、そのうち3人が海外で暮らしている。孫は9人。
今は夫と愛犬とで静かに暮らしているが週末に孫が遊びに来る+義理母の介護の日々。
仕事は目の前の暮らし全て。でも、いつの間にか専業主婦のキャリアを活かしてベビーマッサージを教えたり、子育て支援をしたり、学校や行政の子育てや教育施策に参画するようになった。

趣味は夫曰く「備蓄とマントラ」(笑)
体癖 2-5
月のヴァータ
年を重ねて人生一巡りを過ぎてしまった。
かんなままの子育て万華鏡はこちら


FBIと民主党にとって致命的な、FISAメモ公開に対する激しい抵抗 ~悲鳴を上げているディープステート~

竹下雅敏氏からの情報です。
 FISAメモの公開は、FBIと民主党にとって致命的で、彼らはメモ公開に対して、“激しい抵抗”をしているようです。なんでもFBIは、“メモの正確さに…深刻な懸念を持っている”と声明を発表していますが、どうやら、メモに書かれている事実ではなく、“文法上の誤り”を問題にしているようです。
 FBIは当初、メモの公開には“安全保障上の懸念がある”と言って公開を拒んでいたのですが、今では“メモの正確さ”を問題にしており、彼らの主張にはまるで一貫性がありません。
 要は、何としても公開を阻止したいという状況で、引用元では、“今ディープステートは悲鳴を上げている”という言葉が見られます。
 藤原直哉氏のツイートよると、どうやら日本時間の今晩、このメモは公開されるとのこと。今後の展開が楽しみです。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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FBIと民主党はパニック、FISA乱用メモ公開に対する激しい抵抗
引用元)
FISA乱用メモに関して、(中略)...
ニューネス議員の報道官であるジャック・ランガー氏は(中略)...
「メモの公開を阻止しようという試みは、ますます奇妙なものになっており、委員会の少数派(訳注:民主党)は今、メモの些細な校正に対して不満を訴えている。それらの変更点には文法上の修正、そしてFBIと少数派自身の要求による修正が含まれている」

(中略)

FBIは、「メモの正確さに根本的な影響を与える重要な事実の欠如に関して、深刻な懸念を持っている」と声明を発表した。

(中略)

下院監視委員会のメンバーでフロリダ州の共和党下院議員、ロン・デサンティス氏は、次のように語った。「FBIは日曜日にメモを検証する機会が与えられたが、事実に関する間違いを一つも認めることができなかった。そういうわけで、私にはFBIの声明は少し奇妙に思える。なぜその機会があったときに間違いを指摘しないのだ?」

(以下略)
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配信元)

レイプ疑惑の山口敬之氏の仲人までしていた安倍総理 ~年がら年中、嘘ばかりついているあべぴょん~

竹下雅敏氏からの情報です。
 希望の党の柚木議員が、レイプ疑惑の山口敬之との関係を質問。あべぴょんは、山口との親密関係を“ムキになって否定”したとのことです。
 ところが、軍事アナリストの小川和久氏によると、何とあべぴょんは、山口の仲人をしていたとのこと。あべぴょんが、“取材を受けたことがあるだけ”と山口との交友関係を否定したため、小川氏はこのツイートを削除したようです。ところが、しっかりと魚拓が取られていたらしい。
 仲人までやっていて、都合が悪くなると、取材を受けたことがあるだけと言えるのは、さすがあべぴょん。年がら年中、嘘ばかりついているあべぴょんだからこそだと言えます。絶対に政治家にしてはいけないタイプの人間です。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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国会で色をなし否定 安倍首相と“元TBS記者”の本当の関係
引用元)

 よほど触れられたくないのだろう。30日の衆院予算委で希望の党の柚木道義議員が、安倍首相ベッタリのTBS元記者・山口敬之氏の準強姦“逮捕もみ消し”問題を追及。山口氏との関係を問われると、安倍首相は顔を歪めながら「週刊誌報道を基に質問するな」と牽制し、「私の番記者だったから取材を受けたことはある。それ以上でも以下でもない」と、ムキになって“親密関係”を否定していた。

 しかし、山口氏の著書「総理」を読めば、2人が“特別な関係”なのは明白だ。

(以下略)
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配信元)
 
 
 

[Twitter]蛍光に光るカメレオンを発見、原因も解明
皮膚を通り抜けて骨が光っていた、初めて報告

読者からの情報です。
骨が光ってるっって
(メリはち)
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配信元)

【報ステ】再生エネ普及を阻む大手電力会社の“壁”

 電磁波シールド生地でお世話になった「電磁波からいのちを守る全国ネット」の運営委員をボランティアとして活動されている古本公蔵氏から情報(報道ステーション「再生エネ普及を阻む大手電力会社の“壁”」)をいただきました。

『東日本大震災の後、福島の飯館村においては飯館電力が立ち上がり、会津などの被災地でも会津電力が立ち上がり、風力・太陽光・地熱・バイオマスなどの再生可能エネルギーを使った新電力が計画されましたが、東北電力の送電線には空きがないという理由でつないでもらえない、もしくは新たな送電線の増強に莫大な費用が掛かると言われ、事業を断念せざるを得ない事態となってしまっています。
 しかし京都大学が検証したところ驚くべきことが判明しました。送電線には十分な空き容量が有ったのです。それを東北電力に指摘したところ、なんと、それは原発の再稼働用に空けているというのです。
 また、送電線増強の費用は電力会社の言い値ですが、妥当かどうかもわかりません。山口県のNPOが手がける太陽光発電では、送電線の増強費用が4億5千万円かかると中国電力に言われましたが、山口市が介在して交渉すると70万円に下がったとのこと。なぜ方針が変わったのかと訊ねると、中国電力からは"個別の案件には答えられない"とまるで政治家の言い逃れのような回答が返ってきたのです。
 しかも、電気料金の内訳表をみると「再生可能エネルギー発電促進賦課金」というのがありますが、これは新電力から電気を買い取る料金は、実はエンドユーザーが支払っているとのことです。そしてその金額は各家庭で支払う全体料金のなんとおよそ10%ほどをも占めています。ですから電力会社は新電力への送電線の供給に関して、前向きな相応の社会的責任があるはずなのです。』(報道ステーション「再生エネ普及を阻む大手電力会社の“壁”」より)

 こうしたことからもわかるように、電力会社というところは、原発をなんとか再稼働させようとしていて、再生可能エネルギーはそれを邪魔するものくらいにおもっているようです。
 自然にやさしい再生可能エネルギーへのさまざまな試みの前に、今の電力会社は障壁となって立ちはだかっているのです。 電力を国民に供給している現在の電力会社という組織は、国民により良いエネルギーを供給する!という公的な意識で国民に寄り添っているわけではないのです。会社組織としての利潤、そして原発の利権のために動いているとしかおもえません。ですから、再生可能エネルギーが普及すると困るのでしょう。
 種子や水道も民営化されてしまったら同様の事態が予測されます。インフラ等においては、安心、安全に安定供給するというのが運営目的といえますが、その目的が利潤追求となってはなりません。国民の税金で、国民のために、国民により一任された国営の組織が運営すべきなのです。この基本に立ち返れば、電力会社が民営であることは危険なことであるともいえましょう。現に日本のエネルギー政策は原発利権でがんじがらめの様相です。いわゆる民営である限り、野心が暴走すると、そして私欲にまみれた政権とズブズブの関係になってしまうと、手がつけられなくなってしまいます。
 こうした事態を正し根本的な理念に立ち返る政治家、そして政権がのぞまれるところです。
 お隣の中国では習近平主席が、2050年までに再生可能エネルギーをなんと国内電力の8割にまで拡大させていくことを宣言しました!お見事です。日本も高らかに宣言してほしいものです。
 そもそも国のインフラにおいて利潤追求を実質的な目的にする!というのは、支配者が奴隷から搾取するかつてのあくどい植民地主義とまるで同じです。現代の多国籍企業によるグローバリズムも然り、いつまでそんな優生思想にしがみついているのでしょう。
 地球人はもうそろそろ"地球と共生する"ローカリゼーションを、そして本来の"地球と共生した"グローバリゼーションをのぞんでいるのではないでしょうか。
(しんしん丸)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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【報ステ】再生エネ普及を阻む大手電力会社の“壁”

引用元)
(前略)
東日本大震災の後、被災地などの地域で再生可能エネルギーを使った新電力がいくつも立ち上がったが、送電線につないでもらえない事態が多発している。日本の再生エネはわずか8%。再生エネの普及に電力会社の壁が立ちふさがっている。電力会社は、送電線の空き容量を公表しているが、軒並み“ゼロ”という数字が並ぶ。空きが全くないということだが、本当に空きがないのか、検証したところ驚く結果となった。
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再生エネ普及を阻む大手電力会社の“壁”

引用元)

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日本の基幹送電線 本当はガラガラなの?/「満杯で自然エネルギーは入らない」というが、実は…実潮流で見ればまだまだ余裕

引用元)
(前略)

「満杯」という東北電力ショック


(中略)
「送電線の容量は満杯で、全く空きはありません」といい、自然エネルギー事業者は諦めざるを得ない。これは日本で今起きている状況だ。例えば、東北は自然エネルギー発電の適地だが、東北電力は昨年5月、青森県、岩手県、秋田県などで「基幹(太い)送電線が満杯になった」として50kW以上の発電設備の送電線への接続を停止した。(中略)

業界で「東北電力ショック」といわれる事件だ。(中略)
本当に満杯なのか。京都大学大学院経済学研究科再生可能エネルギー経済学講座の安田陽、山家公雄両特任教授は、昨年9月から今年8月までの1年間について、東北の太い送電線の実際の利用状況を調べた。(中略)
 

実潮流で見ればまだまだ余裕


両教授の分析では、驚くような結果が出た。送電線はほとんど使われていないのである。(中略)
(中略)

まだ新しい送電線がいるの?


(中略)
自然エネルギーの潜在力は大きく、やりたい事業者がまさに列をなしている。しかし、議論はおかしな方向に向かっている。形の上で「空き容量ゼロ」となった場所に発電所をつくろうとする事業者には、「新たな送電線の建設」を求めているのである。(中略)
「送電線は、既存の発電事業者を過度に優遇し、新規参入の発電事業者を強く拒んでいる」ということだ。(中略)「空き容量はゼロ」という送電線の状況の異常さに経済産業省も気づき、「もっと接続できる新ルール」を考え始めた。(中略)

本来、送電事業は中立で公平でなくてはならず、特定の新規発電方式に対して送電線への接続を制限したり、送電線の増強費用を転嫁したりする現在の方法は、技術的にも経済的にも合理性がないといえる。」

(以下略)
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