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ユダヤ問題のポイント(日本 昭和編) ― 第49話 ― 統一教会の創設(上)

 統一教会がアベシ銃殺事件以降の大きな話題となっています。通常は、私達が統一教会と聞いてただちに連想するのは、「霊感商法」「合同結婚式」といったところでしょう。
 統一教会について、日本国内ではその不法な活動によって莫大な資金を獲得していたことが明らかになってきていますが、日本だけでなく、世界で統一教会はその活動を拡げていました。2022/08/25のまのじ編集長の記事では、八木啓代さんの報告を取り上げながら、
1990年代から統一教会は、文鮮明教祖の「地上天国を築くプロジェクト」の号令で、パラグアイ、ブラジル、ウルグアイなどの大規模な土地を買収し、それだけでなく企業やメディアをも莫大な資金力で買収していました。
との記述をされています。
 このような統一教会の世界に拡大した活動の背景には、統一教会創設後の日米の政治家の動きなどもありましたが、実は統一教会創設以前の段階での下地が大きかったはずなのです。
 それは『聖書』です。『聖書』の内容は「神聖にして侵すべからず」「聖で真実である」との長期間の世界民衆に対する仕込みという下地があり、その上に統一教会の活動が成立しているのです。
 具体的には、教祖の文鮮明が説く教義の大前提として『旧約聖書』の「アダムとエバ(イブ)の楽園追放の物語」と「人類の原罪」があったのです。この神話が「聖にて真実だ」と世界民衆の内部の深くに埋め込まれているからこそ、これを大前提とする統一教会の活動が世界で展開できたのは、間違いないところでしょう。
 実際にこの「アダムとエバ(イブ)の物語」の埋め込み・刷り込みは根深いものだと感じます。寺に生まれ育った私であっても「アダムとエバ(イブ)の物語」は首を傾げながらも、心のどこかでは「もしかしたら本当なのかも?」との思いが15年ぐらい前にはあったのですから…。
(seiryuu)
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ユダヤ問題のポイント(日本 昭和編) ― 第49話 ― 統一教会の創設(上)

統一教会で認識しておくべきこと


1945(昭和20)年: 第2次世界大戦終了。日本はGHQの統治下に。
1947(昭和22)年: 米ソ冷戦が始まる。
1948(昭和23)年: 韓国と北朝鮮が建国。イスラエル建国宣言、中東戦争に。
1949(昭和24)年: 共産中国が建国。中国国民党は台湾へ。
1950(昭和25)年: 朝鮮戦争が始まる。1953年まで激しい戦闘。
1951(昭和26)年: サンフランシスコ講和条約・日米安保条約。日本は形式上独立。
1953(昭和28)年: スターリン暗殺。
1954(昭和29)年: ビキニでの米水爆実験で「第五福竜丸」被爆。統一教会創設。
1955(昭和30)年: 自民党結党(CIAの手引による)。

1954年、韓国で世界基督教統一神霊協会(以下「統一教会」と表記)が文鮮明により創設されました。

文鮮明(1982年)
Wikimedia_Commons [Public Domain]

統一教会でまず認識しておくべきが、2022/07/15の竹下さんの記事の題名の中にある統一教会や国際勝共連合などはCIAの工作組織でしょう。CIAとは米国の諜報機関ではなく、米国支配のためのイギリス諜報機関の米国支部であるのを踏まえた上で、これは明瞭な事実と見るべきです。

文鮮明」のウィキペディア記事には、

1968年に(統一教会の)下部組織として、「国際勝共連合」を設立した

とあり、その「国際勝共連合」のウィキペディア記事の中には、国際勝共連合について、

統一教会(現:家庭連合)を母体として韓国の文鮮明を教祖としKCIAによって組織育成された

とあるぐらいです。KCIAは一口言えば、1961年に創設されたCIAの韓国支部、でよいでしょう。

また、1976年から1978年に開かれたアメリカ下院の委員会であるフレイザー委員会の報告もあります。同ウィキペディア記事では以下のようにある通りです。

この報告書は大韓民国中央情報部(KCIA)による、アメリカの関係機関への秘密工作活動について報告した。同委員会は中央情報局(CIA)機密文章を紹介し、1954年に文鮮明によって設立された統一教会は、1961年に大韓民国中央情報部(KCIA)部長の金鍾泌の指示で「韓国政府機関」として再組織され、アメリカや日本で政治工作を行っていることを明らかにした。

「統一教会や国際勝共連合などはCIAの工作組織 」は基本知識として認識しておくべきですが、このところ半ば常識になっているのが、トレンドとなったハッシュタグ「#自民党って統一教会だったんだな」、統一教会と自民党がズブズブの関係にあることです。これに伴って、次のような事柄も認識しておくべきでしょう。

  • 日本に統一教会を招き入れたと言えるのが岸信介であり、岸信介、安倍晋太郎、安倍晋三は3代に渡り統一教会とは切っても切れない仲。


  • 文鮮明の日本での盟友と呼ぶべきは岸信介は当然として、その他に笹川良一、児玉誉士夫となる。彼らが統一教会の下部組織ともされる国際勝共連合連合発足に深く関与。
  • つまり、文鮮明も彼らと同様に裏天皇グループに属していて、統一教会は白龍会に所属していた。2022/07/19の竹下さんの記事にて、創価学会と共に統一教会も裏天皇グループから既に排除されている、とあります。)

    裏天皇に仕える五龍会直属の秦氏系企業(一部)

  • また文鮮明、岸、笹川、児玉、彼らはCIA工作員として名を連ねている。


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ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 外伝71 ― ケネディ大統領暗殺1

 7/25のフルフォード情報記事「スイス銀行の金庫にあるすべての金塊がアジアの王族(ゴールドの所有者)に返還」との見出しに「ほほ〜」と唸りました。本当に金塊が返還されたとすると、その金塊の多くは、1930年に設立されたBIS(国際決済銀行)に移されてあった金塊のように思います。この金塊は主には裏天皇の日本軍からの掠奪をおそれたアジアの王族たちがアメリカに移送したもので、FRBで管理されていたのがBISの設立に伴い、その金塊は(他の使用もあったでしょうが)スイス・バーゼルのBISに移されていったようなのです。
 コールマン博士は『99年度版 300人委員会』のp365に、1933年に米国下院銀行委員会の議長を務めていたルイス・T・マクファデンの次の言葉を引用します。
「アメリカの権利を奪った1931年7月のロンドン七大国会議調印以来、連邦準備銀行制度は国際決済銀行の支配下に...(以下略)
「1933年3月5日、ほかならぬその彼(註:時のルーズベルト大統領)がアメリカ国民の財産を奪った…彼は連邦準備銀行と、金貨あるいは同額の金を本位とする合法的通貨とを切断したのだ。アメリカ国民は今、金と交換されないただの紙切れの「お金」を使っている。財務省はその紙を、金にも銀にも交換することができない。」
この上でp365~366に以下の内容を指摘しています。
1931年9月30日に英国が金本位制を停止させ、それでアメリカ内の欧州からの投資は精算され証券市場は恐慌が深まった。アメリカの金の備蓄が大量に流れ出し、それをBISが吸い上げた。
 コールマン博士の説によれば、アメリカFRBが発行するドルは、1933年時点で既に金本位制を喪失した不換紙幣になっていたとのことです。見せかけのお金です。このような状況下、ケネディ大統領は莫大な金塊の管財人でもあるスカルノ大統領との協定で、金を本位とする政府紙幣発行の準備を進めていました。
 金兌換の本物の政府紙幣と私有中央銀行発行のFRB不換紙幣、どちらに信用あるかは一目瞭然です。FRBの所有者たちはケネディを生かしてはおけなかったでしょう。
(seiryuu)
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ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 外伝71 ― ケネディ大統領暗殺1

ケネディ大統領暗殺令が発動


1963年11月22日12:30、テキサス州を遊説中のジョン・F・ケネディがダラス市内をパレード中に銃撃され死亡。

視聴注意※ログインして視聴する場合はこちら

白昼衆人注視の中の公開処刑ともいうべきケネディ大統領暗殺、これへの最後のトリガーとなったのがへンリー・キッシンジャーのホワイトハウスからの追放だったようです。『新版 300人委員会』には以下のような記述がされています。

何がキューバ・ミサイル危機における大失敗につながったのか。ケネディは再調査を命じた。その結果、元凶は側近、とりわけへンリー・キッシンジャーだと判明した。のちにケネディは、「キッシンジャーは狂人だからホワイトハウスから追放した」とジャクリーン夫人に告げている。キッシンジャー追放は、300人委員会の計画に重大な影響をおよぼした。キッシンジャーは300人委員会の最高執行機関であるRIIAからの“助言”を装った指示を大統領に伝える主要なパイプだったからだ(ついでながら、キッシンジャーがのちのリチャード・ニクソン大統領失脚で主役を演じたことも付け加えておく)。キッシンジャーの追放は、明らかにイギリスとアメリカの間の「特別な関係」に亀裂を走らせるもので、300人委員会が許容できるものではなかった。
(p207〜208)

「ケネディを暗殺せよ」との命令がくだったのは、キッシンジャーがホワイトハウスから追い出された直後であり、またベトナムへのアメリカの関与を終わらせ、連邦準備銀行による(米国通貨発行権の)独占を打破する意志をケネディが明らかにしたあとだ。
(p222)

ヘンリー・キッシンジャー(1973年)
Wikimedia Commons [Public Domain]

“闇の権力”の地上世界での実行部隊主力が300人委員会でした。300人委員会の「指示」を米国大統領に伝える役割であったのがキッシンジャー(キッシンジャー自身がどこかの時点で300人委員会のメンバーになっている)で、キッシンジャーのホワイトハウスからの追放は、300人委員会がケネディ大統領のコントロール機能を完全に失ったことを意味します。これが最後のトリガーとなって「ケネディ暗殺令」が出されたようです。

この暗殺令を発したのは、300人委員会の長であるエリザベス女王でしょう。ただし、その前の時点でエリザベス女王は、ロスチャイルドからのケネディ暗殺の司令を受けてのものだったでしょう。コールマン博士が記しているように、ケネディ大統領は連邦準備銀行、つまりFRBの通貨発行権独占を米国政府に取り戻す決定を行っていたのです。ケネディ大統領が1963年6月4日に署名した「行政命令11110」がそうで、これは事実上のFRBの解体を意味します。

ロスチャイルド一族、そして国際金融家にとってFRBはアメリカ支配の命綱、これを失えば権力の全てを失うのです。ロスチャイルドたちがこれを許すはずがないのです。しかし、ケネディは本気だったのでした。

連邦準備制度の創設(オルドリッチ法案)を非難する風刺漫画


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ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 外伝70 ― ケネディ大統領暗殺前夜4

 日本が独立国家でなくなったのが1858年、明治維新の10年前でした。第2次アヘン戦争とも言われるアロー戦争で、イギリス側が中国を蹂躙した返す刀で江戸に向かい、「日英修好通商講和条約」を結ばせ日本は英領となったのです。実態的には、日本はイギリス東インド会社のシマとさせられたということで、以来170年近くになります。最近はようやく自民党と統一教会とのただならぬ関係が認識され、日本民衆も日本が傀儡国家であったことの気づきが広がりつつあるでしょう。
 戦後の日本はCIAの支配下にあってアメリカの姿が前面に押し出され、私たちは日本を支配している者の姿がいよいよ見えないようにされていました。実はCIAの支配下にあったのは日本だけでなく、米国もそうだったのです。CIAはイギリス情報局の支配の道具だったのです。
 米国は、イギリス東インド会社からの支配から自由になるべく、革命(独立)戦争を1775年に起こすところからその歴史が始まっています。その米国は1913年に独立を失い、傀儡国家にさせられてしまいます。1913年にFRB法にサインし、憲法違反の第1次世界大戦に米国を参戦させたウッドロー・ウィルソン大統領以来、米国大統領はロスチャイルド一族らの操り人形となっていました。その中、再び米国を独立国家にすべく動いていったのがケネディ大統領だといえるでしょうが、ケネディ大統領は暗殺され、米国はやはり“闇の権力”の道具に…。
 国家が独立するには、その民衆が自分達の現実をあるがままに認識していくことが肝要なのでしょう。
(seiryuu)
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ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 外伝70 ― ケネディ大統領暗殺前夜4

「暗殺局」パーミンデクスの創設


前回、CIAもモサドも、MI6のサー・ウィリアム・スティーブンソンの手によって創設や再編集されたイギリス情報局の別働隊であったことを見ました。ド・ゴール大統領とケネディ大統領の暗殺の実行本部となることになったPERMINDEX(パーミンデクス)も、MI6ウィリアム・スティーブンソンの采配によって創設されたようです。

ジョン・コールマン博士は『新版 300人委員会』のp215に「ケネディを抹殺する仕事を与えられたのはイギリス超秘密情報機関MI6の元北米局長サー・ウィリアム・スティーブンソンだ。」と指摘した上で、続くp217〜219に以下のように記しています。

ケネディ暗殺を実行するにあたり、スティーブンソンはOSS時代の右腕で、自分と同じカナダ人のルイス・モーティマー・ブルームフィールド少佐という人物を起用した。ブルームフィールドは第2次世界大戦が終結するまで、これまた同姓のブルームフィールドに任命されて、防諜活動を行うFBI第5課を運営する任務に就いていた。(中略)スティーブンソンとブルームフィールドは互いに密接に協力しあいながら、ケネディ暗殺とその後の隠蔽工作を綿密に計画し、実行に移した。(中略)1956年、ブルームフィールドはモントリオールに再び配置され、秘密工作をになう新しい機関を立ち上げた。組織の名称は、常設産業提示社(パーマネント・インダストリアル・エキシビション=PERMINDEX)だ。ブルームフィールドはPERMINDEXをニューオーリンズのワールド・トレード・センターに設立し、同センターを所有・運営するクレイ・ショーを同社の役員にした。

PERMINDEX(パーミンデクス)を創設し、その理事長であったのがルイス・モーティマー・ブルームフィールドであったことは、『ユダヤの告白』『ケネディとユダヤの秘密戦争』の両方でも指摘され、その詳しい情報が記載されています。

ルイス・ブルームフィールド

ユダヤの告白』では、1982年初春のイスラエルによるレバノン侵攻の直前、この計画を実行に移すための一連の秘密会議が開催され、そのメンバーとしてアリエル・シャロンやヘンリー・A・キッシンジャーらと共にルイス・モーティマー・ブルームフィールドの名を挙げ、彼を以下のように紹介しています。

ブロンフマン一家の利権を代表してこの会議に出席したモントリオールの弁護士。

第二次世界大戦中は極秘の英国特殊工作部隊(SOE)のスパイで、戦後設立された北米におけるイギリスの情報工作用出先機関ブリティッシュ・アメリカン・カナディアン・コーポレーションのパートナー。彼は一九五〇年代後半にパーミンデックス(「パーマネント・インダストリアル・エクスポジション(常設産業博覧会)」)・コーポレーションを設立。同社はジョン・F・ケネディ大統領暗殺と、シャルル・ドゴール仏大統領暗殺未遂の両事件に関与したとして非難された。

彼はエドガー・ブロンフマンの弁護士であるほか、国際信用銀行のオーナーであるタイバー・ローゼンバームとも親しい関係にあり、またパーミンデックス社の取締役会を通してユダヤ・ギャングの弁護士ロイ・コーンともつながっていた。


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ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 外伝56 ― 乗っ取られた米国 〜 暴力支配3

 北米を暴力支配していく全米犯罪シンジケート、これをそのバックから一体となって育成したのがADL、ADLの母体はブナイ・ブリスです。ブナイ・ブリスは1900年台の初め、米国ではADLを通してギャング・シンジケートを育成すると同時に、中東ではジャボチンスキーを用い青年トルコ運動を蜂起させてオスマン帝国を破壊してました。近・現代編 第17話で指摘したことです。
 そこでは、ADLとブナイ・ブリスに悪魔教フランキシズムが絡んでいることを示唆しましたが、ADLとブナイ・ブリスの正体は既に明瞭です。サバタイ=フランキストです。ロスチャイルドがその一員として資金提供し、世界を席捲していったハルマゲドン計画の実働部隊です。つまりは、サバタイ=フランキストが北米を暴力支配する全米犯罪シンジケートを育成したわけで、結局は米国を乗っ取り、①金融 ②情報 ③暴力の3つで支配の体制を完成させた主体者は、やはりロスチャイルドに行き着くわけです。
 ただし、ロスチャイルドの出現以前の段階もあります。結論的にはサバタイ・ツヴィをメシアとして誕生させ、一大ムーブメントを起こさせたのはブラック・ロッジの「黒い貴族」であり、その実働隊がイギリス東インド会社の諜報員だったようです。
 当時と主人は異なっていますが、イギリスの諜報部隊が今回のウクライナ騒動を操作していた情報が出てきています。歴史の舞台裏で様々な世界破壊の実働部隊だったイギリス諜報部隊が、とうとう表面に出てきたということです。
追記)スコティッシュ・ライトは表のイルミナティと見なしましたが、一概にはそうとは言えないようです。イギリス情報部を掌握もしていたシェルバーン卿は、ジョン・コールマン博士の『300人委員会』のメンバーにありました。パーマストン卿のパーマストン家もそうです。こうなるとスコティッシュ・ライトは表裏のイルミナティの高位者の集まりだったようです。いずれにしても悪魔崇拝に変わりはないので、スコティッシュ・ライトはカバール組織と表現するのが無難でした。(2022/04/19)
(seiryuu)
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ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 外伝56 ― 乗っ取られた米国 〜 暴力支配3

米国犯罪シンジケートに協力の上海阿片ネットワーク


米国の暴力支配体制が完成は、メイヤー・ランスキーの設立した殺人株式会社と全米犯罪シンジケートによって、ただし、これは「古株のギャング団が自分たちの代行者として若いギャング組織を育てて利用している」との見解を前回に示しました。

『ユダヤの告白』第7章にはこれに関わる次の記述があります。

1920年、アーノルド・ロススタインとメイヤー・ランスキーは、彼らの代理人ジェイコブ(ヤシャ)・カッツェンバーグを上海へ送り、中国産アへンの北米における販売権を手に入れるべく交渉させた。カッツェンバーグが交渉した相手のイギリスのアへン王の中には、香港上海銀行とジャーディン・マゼソン・トレーディング・カンパニーのケズウィック卿がいた。ケズウィックは、スコティッシュ・ライトの団員だった。このスコティッシシュ・ライトは、グランド・マスターのパーマストン卿のもと、中国における麻薬取引の権益をイギリスの手に入れるべく、19世紀後半にアへン戦争として知られる戦争を仕掛けた団体であった。

上記の記述について先にアーノルド・ロスタインについてですが、彼も(ハザール)ユダヤ・ギャングで、マイヤー・ランスキーの親分格でした。


アーノルド・ロススタインはニューヨーク暗黒街を裏賭博などで仕切っていたボスでしたが1928年に暗殺され、マイヤー・ランスキーがそのシンジケートのボスの地位に就いたのです。アーノルド・ロススタインの築いた犯罪シンジケートについては、彼のウィキペディア記事には以下のようにあります。

人種やローカリズムに固執せず国際的な地下ネットワークを構築し、「弁護士、金融プロ、暴力団」の3点セットを常備するシンジケートタイプの犯罪集団を作り上げた。血縁や因習に囚われるシチリアマフィアとも、狭い縄張りに甘んじる従来のストリートギャングとも異なる犯罪スタイルは、ロススタインという「現実のモデル」を通じてルチアーノやランスキーに受け継がれ、その後のアメリカンギャングの方向性を決定づけた。

暴力の実力行使に金融をセットさせ、しかもその犯罪行為を合法化すべく弁護士もセットにした国際的な地下ネットワーク、これがロススタインが築き、ランスキーが継承した犯罪シンジケートのスタイルということのようです。

『ユダヤの告白』の記述内容に戻りますが、そのロススタインとランスキーが代理人をたて、「中国産アへンの北米における販売権を手に入れるべく」上海のイギリスの阿片王と交渉した、これは事実と見て間違いないでしょう。ロススタインのウィキペディア記事に以下にある通りで、彼のシンジケートは上海の阿片ネットワークとコネクションを築けたようです。

麻薬密輸にも手を広げ、輸入雑貨店やアートギャラリー、アンティークショップを買収して合法偽装のフロントにすると一味のヤーシャ・カッツェンバーグらをヨーロッパに、ジョージ・アフナーをアジアに派遣してヘロインを輸入した。

問題は、ロススタイン、ランスキーの犯罪シンジケートに北米でのアヘン売買を許可したイギリスの阿片王たちです。このイギリスの阿片王たちが、ロススタイン、ランスキーたちアメリカのユダヤ・ギャングのシンジケートを育成したことにもなるからです。


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ユダヤ問題のポイント(日本 昭和編) ― 第37話 ― 戦後史のスタート

 1945(昭和20)年8月30日、占領地日本の最高権力者となったダグラス・マッカーサー元帥が厚木飛行場に降り立ちます。同9月2日、東京湾上のミズーリ号で降伏文書の調印式。ここから日本の戦後史が刻まれていきます。日本の戦後は連合国の占領下からのスタートでした。
 日本への進駐軍GHQは、実質上米国による日本国占領機関でした。こういった関係から、必然的に日本の戦後史は米国との絡みを無視して見ていくことはできません。しかし…「日本国は未だに米国の属領…」、これは事実で大事ではあるのですが、一方こういった「国対国」という視点からでは本質的な肝腎部分が見えてはこないのです。
 戦後の日本の最大の問題、それは壊滅的な打撃を受け敗戦となった「戦争の総括」、これが全くなされなかったことです。全てが「有耶無耶」にされ誰も責任を負わない、これだと同じ過ちは繰り返されることになり、これが現在の情けない日本の姿に繋がっているのです。
 名目上は、戦後日本は「国民主権・民主国家」となりました。しかし、日本国民は日本の本当の支配者が誰? 戦争が何の目的で行われたのか? こういった本質部分は全く知らされずにいます。今後、日本国民が主体的に歴史を創造していくには、以下のようなことは把握しておく必要があるでしょう。
★ 日本の支配者たち、そして米国の支配者たちは誰?
★ 彼らの狙いは何だったのか?
★ それで彼らはどう動いたのか?
(seiryuu)
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ユダヤ問題のポイント(日本 昭和編) ― 第37話 ― 戦後史のスタート

日本の裏の真の支配者の行動指針


八咫烏・裏天皇グループは、古い時代(主に応神天皇の時代)に日本に定住するようになった古代イスラエルの末裔たちで、彼らが目指してきたのは日本を中心とするNWOです。具体的には、明治以降大陸に進出していった彼らの計画では、満洲の新京(長春市)を新エルサレムとする世界を構築するものだったと推測できます。彼らのハルマゲドン計画です。

そのような彼らが、太平洋戦争末期からその行動の指針としたのが「日月神示」のようです。秘密結社の人間の特徴は、(神と信じる)霊存在や宇宙人グループの指示に従うところです。従って秘密結社の人間にとって非常に重要なのが霊能者なのです。ウィキペディアの「日月神示」の記事は以下のように記されてあります。

日月神示(ひつきしんじ、ひつくしんじ)は、神典研究家で画家でもあった岡本天明に「国常立尊」(国之常立神)という高級神霊からの神示を自動書記によって記述したとされる書物。昭和19年から27年(昭和23・26年も無し)に一連の神示が降り、6年後の昭和33、34年に補巻とする1巻、さらに2年後に八巻の神示が降りたとされる。

「日月神示」を降ろした岡本天明は大本教の関係者です。大本教の出口王仁三郎は裏天皇堀川辰吉郎と深い関係にある霊能者ですが、彼は上田サンカの血流であると同時に有栖川家の血流、つまり宮家の関係者でもありました。

参考:時事ブログ 2016/04/0804/10

そして「日月神示」は大本教の出口なお・王仁三郎が降ろした「神示」に関連する啓示となります。岡本天明のウィキペディア記事が以下のように記すとおりです。

紆余曲折を経て大本教と出会ったのは1920年(大正9年)で天明が22歳の時だった。

1944年(昭和19年)に千葉県印旛郡公津村台方(現・成田市台方)の麻賀多神社の末社である天日津久神社を参拝する。その直後、同神社の社務所で大本系の関連啓示となる『日月神示』(別名:『ひふみ神示』、『一二三神示』)を自動書記する。 この自動書記現象は約17年間にわたって続き後に全39巻(本巻38巻、補巻1巻)にまとめられた。

裏天皇に大本教・出口王仁三郎、日月神示…、改めてですが、2014/12/23の記事で竹下さんは次のコメントを出されている通りということになります。

裏天皇、大本教・出口王仁三郎、日月神示は、一連の流れの中にあるものです。日本を中心とするNWO(新世界秩序)が彼らの野望でした。

「日月神示」を私自身は読んだことはありませんが、幾つかの情報からまとめると、「日月神示」の主要な部分は次のようなところとなるようです。

★ 神界、幽界、顕界(現界)も含めた世の建て替え建て直しが起きる。
★ 世の建て替えにあって日本は一度ほぼ破滅の状態となる。この時に「神一厘の仕組み」が作動する。
★ 「神一厘の仕組み」の作動が「神の世」の扉を開かせ「ミロクの世」を到来させる。

以上、結局は日本の破滅が「ミロクの世」の到来に繋がるから、日本の役割は極めて重要だということを「日月神示」は示していると言えるでしょう。

ちなみに、ミロクとはマイトレーヤのことで、マイトレーヤは未来仏であり救世主と位置付けられてきました。「日月神示」ではハルマゲドン・救世主降臨計画に日本が重要な役割を果たすと示しているのです。


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