(前略)
Jay Greenberg
September 29, State of the Nation
捕虜になったISIS戦士が、イスラム国のテロ集団は、実は
アメリカ政府のために働いている、と警告し告白した。
(中略)
彼のビデオによる告白は、米‐ISIS 癒着についての、ショッキングな新しい詳細を、いくつか明らかにした。
ISISの警告者 Muhammed Moussa al-Shawwakh は、
アメリカと“シリア・民主軍”(SDF、反政府側)は、シリア・アラブ軍(SAA、政府軍)とその同盟軍からの
保護を、彼らに保証したと明かした。プロパガンダ・ビデオを制作するために、
ガス田と油田をこの地域に引き込む作業が交換条件であった。
LAVの報告によると、Al-Shawwakh は、
このような協力は、SDFが占領したといわれるコンゴのガス田でも行われていたと話した。またこの戦士によると、
協約によってISISテロリストは、デルエゾルのクルド人を攻撃することは禁止されていた。
(中略)
それだけでなく、al-Hamad によると、
SDF軍は、アメリカ製の武器をISISテロリストにしばしば分配していた。
https://youtu.be/AMGtwdGbUuc
https://youtu.be/sCrAFtTZukQ
これらの声明はまた、アメリカの支援する編隊が、ユーフラテス左岸に沿って、デルエゾルに向かって盛んに進軍していることなどを説明している。(数行略)
関連資料:「 アムネスティ・インタナショナルは、アメリカが 2016 年、10 億ドル分の武器をISISに与えたことを確認」
http://www.neon-nettle.com/news/2211-amnesty-international-confirms-us-gave-isis-1billion-of-weapons-in-2016
多くの
シリア専門家によれば、ワシントン政府と米軍の援助する軍隊は、意識的にISISテロリストと協力して、シリア政府軍(SAA)がデルエゾルの油田全域に支配権を確立するのを、阻止しようとしている。
しかし、政府軍を覆そうとするアメリカのすべての試みにもかかわらず、
SAA軍は自信をもって、ISIS に占領された領土を次々に、解放し防衛しつつある。
シリアにおける非常に危険なエスカレーション
The Saker
September 27, 2017, Information Clearing House
すでに読者の多くはこのニュースを聞かれただろう:――
ロシアの陸軍中将 Valery Asapov
と2人の大佐が、非常に正確に狙ったモルタル砲攻撃らしいものによって
殺された。ロシアの憲兵部隊が最近、デルエゾル近傍で攻撃されたときと同じく、
ロシアは、米政府がこの攻撃の背後にあったとして非難している。事態をさらに悪くすることに、
ロシアは今、アメリカ政府がISISと積極的に協力していると、公式に非難している。
http://thesaker.is/russian-special-forces-repel-a-us-commanded-attack-in-syriadenounce-the-usa-and-issue-a-stark-warning/
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/
米特別工作部隊は、米支援による“シリア民主軍”部隊が、ISISの陣地内を支障なく通れるようにはからった。ISIS 戦闘軍からの抵抗に直面することなく、シリア民主軍は、ユーフラテス川左岸をデルエゾルに向かって進撃している。
ISIS陣地を上空から 9 月8-12 日に
空中撮影した写真は、アメリカの“シリア民主軍”が使うための、大量のアメリカの Hummer車両を記録している。何枚かの写真は、ISISテロリストが設けた要塞に拠っている、“アメリカのシリア軍”を明瞭に示している。
しかし、攻撃や戦闘や米主導の連合軍空襲が、
テロ集団を追い出そうとした証拠は見えない。ISIS占領地内部にアメリカの要塞があるにもかかわらず、彼らを防衛するパトロールは組織されていない。
このことは、米軍部隊が、テロリストの支配する領域内で、全く安全だと いうことを意味する。
これらは、ロシア政府の提供する地図と空中写真である(より高度な解像度はここをクリック)。
https://colonelcassad.livejournal.com/3701634.html
(中略)
今かなり
明らかになったことは、“よいテロリスト”も“悪いテロリスト”も、シリアの内戦に負けたことである。
簡単にいえば、アメリカが負け、シリアとロシア、イランと ヒズボラが勝って、イスラエルが今、発狂している。
2番目に、クルド族を、歩兵とか大砲の餌として使おうとする、アメリカの目論見は失敗した。クルド人たちは明らかに、こんな負け戦の呼びかけに乗ってくるほど馬鹿ではない。
3番目に、アメリカのプランBの選択である
シリア分割は、今はそれ自体が、
シリアの軍事的成功によって直接、脅かされている。
最後にして最小でないが、
アメリカ政府は今、深い屈辱を与えられ、
ロシアのシリアでの成功に怒り狂っている。
そこで
彼らは今、明らかに、ロシア軍人に直接ねらいを定めることにした。そして彼らのかなり優秀な偵察能力を、特別地上軍と組み合わせ、“よい”テロリスト、“悪い”テロリストと一緒になって、ロシアの軍人を狙い撃ちしようとしている。
(以下略)
ところが、今起きている状況はそうではないようです。アメリカがダーイッシュ(ISIS)を使ったシリアのアサド政権転覆に失敗し、次善の策として、クルド人独立国家「クルディスタン」を作る計画に移行したため、米軍は、現地のシリア人を虐殺するという戦争犯罪を行っています。
また、このようなことをすれば、クルド人とトルコ、イラン、イラク、シリアとの戦争になるため、米軍はダーイッシュを救出し、“クルドSDFとISISを合体”させようとしています。
中東にいわば、アメリカ・イスラエルの傀儡国家である満州のような国「クルディスタン」を作ろうとしているため、その計画の邪魔になるロシア軍人すら殺すという暴挙に出ています。
今、ロシアは公然と、“米軍がISISを支援している”と発言し始めました。冒頭の記事によると、ダーイッシュの指令拠点をロシア軍が攻撃し、“60人の外国人傭兵部隊を掃討した”とあります。この中に米国の軍人が居たのは、間違いないでしょう。
今の状態は、ほとんど戦争の1歩手前です。非常に危険な状態で、明らかにヤラセの北朝鮮危機よりも、こちらの方がずっと問題です。ところが、大手メディアで報じられる事はほとんどありません。
今回の危機の、戦争犯罪の責任をマティス米国防長官は問われたようです。神々が、彼に対する処罰を実行しました。具体的なことは差し控えますが、今後、彼の表情はこれまでとは全く異なったものになっているはずです。