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ドネツク市民を猛攻撃するウクライナ軍、それを命がけで取材するフリージャーナリスト達、そのジャーナリストを迫害するドイツ政府、そしてラブロフ外相のスパイシーなメッセージ

 残虐なウクライナ軍が親露ドネツク市に牙をむいています。敗北が決定的でその報復か、最期の巻き添えにする気か市民に向けての攻撃が激化していることをフリーのジャーナリスト達が必死に報じています。「生きていることが奇跡」というほど最前線をレポートされる米国海軍退役軍人のパトリック・ランカスターさんの動画を、これもまた有志の方々が字幕をつけて下さっています。Jano66さんは、ウクライナからの砲撃を受ける一般市民の動画に字幕をつけるうち憤りを抑えることができず「市民攻撃を必死に隠して日本人の血税を戦争にぶち込んでいる日本政府と、人を騙すメディア」「日本の自称ジャーナリストはクズ」とツイートされ、激しく同意しました。これらを伝えないで「ロシア悪」を口走る者はジャーナリストではない。指を吹き飛ばされた少女、迫撃弾を受けた出産予定だった女性、娘達を失った母、、。
 ウクライナ紛争を早くから中立的にレポートされていたドイツ人アリナ・リップさんは、ドイツ政府から異常な迫害を受けています。記事が削除されるだけでなく、家族も含む銀行口座を凍結され、あげくにアリナさんを犯罪行為で告訴すると脅されています。何が犯罪かというと「ロシアの軍事作戦を支持すること」がこれに当たり、「脱ナチ化が始まった」「ドンバス地方の人々はロシアの軍事作戦を支持している」「ウクライナ軍がこの8年、ここドンバスの人々を殺害している」など事実を発信したことです。しかも彼女からの聴取はしないというドイツ政府は人権侵害を隠そうともしていません。こうしてドイツ国内では、「ウクライナ軍がドネツク市場を砲撃」という事実が「ロシア軍がドネツク市場を砲撃」となって報じられます。「そうすれば地位も収入も安定する」。ドイツだけではなかった、日本も地位や収入が安定したメディアだらけだ。
 Jano66さんは「パトリックさんがこういうレポートができるのは、西側に雇われていないからです。 人々には情報を選ぶ権利があります。」として、さり気なくパトリックさんへの寄付のサイトを貼っておられました。
 最期の、ラブロフ外務大臣のメッセージはスパイスが効いています。
(まのじ)
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ロシアのプーチン大統領は、サンクトペテルブルク国際経済フォーラム(SPIEF)で、“クレムリンが「極めて重要」とする演説”を行う ~21世紀は各国の主権が尊重される多極化の世界になることを宣言

竹下雅敏氏からの情報です。
 ロシアのプーチン大統領は、サンクトペテルブルク国際経済フォーラム(SPIEF)で、“クレムリンが「極めて重要」とする演説”を行いました。
 昨日のNHKニュースで、プーチン大統領の演説のことを知り、“おそらく勝利宣言だろう”と思ったのですが、RTの記事でそれを確認するとともに、想像以上の「極めて重要」な内容に驚きました。
 プーチン大統領は、「新しい権力の中心が出現し、一極的な世界秩序は戻ってこない」と語ったのです。「新しい権力の中心」がアメリカからロシアへと変わったという意味に取るのが普通かも知れませんが、私は違うと思っています。
 昨日の記事で、“ウクライナでの戦争と世界規模での「経済戦争」のいずれもが、ロシア側の勝利に終わりました。この結果は、私の直観では早くも7月1日に現れます。何が起こるのかはここでは触れませんが、いずれ映像配信にて明らかにします。”とコメントしたのは、まさにこの「新しい権力の中心」が7月1日に正式に発足するからです。
 プーチン大統領は、「国際関係のシステム全体における真に革命的な地殻変動」は避けられないとし、“21世紀には、主権は部分的であってはいけない…ロシアが経済発展において守るべき原則は5つある。開放性、自由、社会的公正、インフラ、技術的主権である。”と言っています。
 プーチン大統領の演説は、21世紀は各国の主権が尊重される多極化の世界になることを宣言したものです。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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旧世界は終わった。プーチン大統領、ウクライナでの軍事攻撃後初の主要演説の要点
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ロシアの指導者は、重要な演説の中で、古い世界秩序を葬り去り、ロシアと世界の将来についての見解を示した。


ロシアのサンクトペテルブルクで開催された第25回サンクトペテルブルク国際経済フォーラム(SPIEF)の全体会議で演説を行うロシアのウラジーミル・プーチン大統領。© Sputnik / Pavel Bednyakov
 
ロシアのプーチン大統領は金曜日、サンクトペテルブルク国際経済フォーラム(SPIEF)で、クレムリンが「極めて重要」とする演説を行い、新しい権力の中心が出現し、一極的な世界秩序は戻ってこない、「植民地」的な考え方は失敗した、と語った。
 
1 古い世界秩序は風と共に去る
 
冷戦でアメリカが勝利を宣言したとき、アメリカ人は自分たちを「地上の神の使者」と位置づけ、神聖視すべき利益と義務を持たなかったと、プーチン大統領はSPIEFの聴衆に語った。その後、新しい権力の中心が出現し、自国のシステム、経済モデル、主権を守る権利を持つようになった。
 
このような「地政学、世界経済、技術分野、国際関係のシステム全体における真に革命的な地殻変動」は、「基本的で、極めて重要で、避けられないもの」だと、プーチンは述べた。「そして、激動する変化の時を待っていれば、物事が正常に戻り、すべてが以前のようになると考えるのは間違いである。そんなことはない」。
 
2 反ロシア制裁は西側諸国に裏目に出た

米国とその同盟国は、ウクライナ紛争をめぐるロシアへの「制裁」キャンペーンを開始したとき、ロシアの経済と社会を崩壊させ、弱体化させることを望んでいた。しかし、この制裁は、社会的、経済的問題を悪化させ、食料、電気、燃料のコストを引き上げ、西側諸国、特にヨーロッパでの生活の質に打撃を与えるという、作成者のブーメランとなった。
 
「EUは政治的主権を完全に失い、官僚的エリートは他人の曲に合わせて踊り、上から言われたことは何でも受け入れ、自国の国民と経済に害を与えている」とプーチンは言った。
 
EU市民は「現実から切り離され、常識に反した決定」の代償を払うことになる。制裁による直接の損失だけでも、1年で4000億ドルを超える可能性がある、と彼は付け加えた。
 
3 エネルギー価格とインフレは自業自得
 
西側諸国のエネルギー価格の高騰やインフレをロシアのせいにすること、つまりホワイトハウスが言うところの「プーチンの値上げ」は、「愚かさ」であり「読み書きのできない人たちのために作られた」ものだと、ロシア大統領は述べた。
 
「我々を責めないで、自分たちを責めなさい」と、プーチンは言った。
 
EUが「再生可能エネルギーを盲信」し、ロシアとの天然ガスの長期契約を放棄したことが、昨年のエネルギー価格の高騰を招いたと、ロシアの指導者は言う。一方、米国とEUは、何兆ドルものドルやユーロを印刷して、Covid-19の大流行に対処した。

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撤退したマクドナルドを買収したロシアの新ハンバーガーチェーンが始動 〜 100%国産、安心安全安価なファストフードに

 経済制裁の一環でロシアからマクドナルドが撤退したことは、かなりの話題になりました。ロシアっ子はマックが大好きらしく、西側からすれば「ザマミロ」な感じだったのでしょうか。ロシアの若き実業家が、マックチェーン全店舗を引き受けて買収し、全ての雇用、全ての負債も請け負ったという爽快なニュースがありました。新しいお店の名前は「ひたすら美味しい」みたいな意味だそうでおちゃめです。NHKのニュース解説では喜んでいるお客さんの反応を受けて「大事なのは質が変わっていないこと」と報じ、さらに、旧ソ連時代にマックが入った時には新たな西側流のサービスをソ連にもたらしたが、今回の新展開ではロシアが欧米ビジネスを自前でできるのかというテストケースだと、どこまでも上から目線のイジワルな解説をしていました。しかし!ロシアのバーガーは「質が変わらない」どころか、国産100%の安心食材で断然美味しくなったらしい。もともとロシアは有機農業大国です。何が食材になっているかわからない上に、10年経っても腐らないような本家マックのバーガーよりも、自前の安価で美味しいバーガーを食べられるロシアが羨ましいぞ。
最後の改名したらしいケンタッキーにも笑いました。KFCからKGBへ!
(まのじ)
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食糧不足の切り札となる「ダーチャのモデル」 ~ロシアのダーチャ農家が実証したように、家庭菜園は化学肥料やガソリンを大量に消費する機械がなくても成立する

竹下雅敏氏からの情報です。
 世界経済フォーラム(WEF)の創設者であるクラウス・シュワブは、食糧危機を含め様々な危機を意図的に演出し、「我々の世界を省み、再構築し、リセットするための稀であるが狭い機会の窓」であると宣言しているのですが、逆にこうした危機は、人々の「偉大なる目覚め」をもたらすことにもなります。
 時事ブログでは、将来的に予見される食糧危機に対して、「ダーチャのモデル」を推奨して来ました。2015年3月8日の記事では、“賢明な資産家は、すでに金貨、最高クラスのダイヤモンド、有名絵画などの現物に換えて、資産を保全しています。私たちのような資産の無い者は、食糧を備蓄しておくこと、ロシアのダーチャのように、適切な距離の田舎に菜園付別荘を所有することは、非常に有効な投資です。以前から、いざという時に役に立たない保険よりも、確実な保険として、このダーチャの方式を勧めています。”とコメントし、2015年6月3日の記事では、「ロシア人の51%が庭、ダーチャ(郊外の別荘)、宅地付属菜園を持ち、さらに14%がそれらを持つことを希望している。」というスプートニクの記事を紹介しました。
 今回の記事によると、食糧不足の切り札は、やはりダーチャのようです。ロシアは、“50%以上の農産物を家庭菜園区画から得ている…ロシアのジャガイモ全体のおよそ92%、果物全体の87%、野菜77%、ロシアの肉全体の59%を占めている”と言うことです。
 また、“ロシアのダーチャ農家が実証したように、家庭菜園は化学肥料やガソリンを大量に消費する機械がなくても成立する。…1990年代に集団農業の生産高が減少し、家庭での生産に取って代わられたとき、農薬による環境汚染(特に流域の汚染)の著しい軽減が観察された。”とあります。
 アメリカの場合、“米国には4千万エーカーの芝生がある…芝生は地球上で最も破壊的なモノカルチャーであり、他のどの作物よりも多くの資源と農薬を吸収し、収穫は得られません。…もしアメリカの芝生が占めるスペースをフードガーデンに転換すれば、現在の4倍の果物や野菜を生産することができる”というのです。
 日本には大きな土地はありませんが、過疎化が進み耕作が放棄された土地がたくさんあります。兵庫県明石市の泉房穂市長は、本気で「子育て政策」に取り組んでいましたが、今後は「飢餓対策」に取り組む自治体が出てくるかもしれません。
 記事の最後の所をご覧ください。“食品に裏打ちされたコミュニティ通貨や暗号通貨で、地域のフードガーデンに資金を供給することができるのだ。今購入する暗号「コイン」は、将来の生産性に対する前渡し契約として機能し、収穫時に農産物と交換することができる。”としたら、そうした取り組みは、「権利を奪われた私たちが、略奪された資産と自分たちのお金を発行する力を取り戻し、人々のために経済をアップグレードし、フードシステムと自分たちの土地を、たとえ小さくても再構築するための、稀で狭い機会でもある」ことが分かると思います。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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食糧不足の解決策は、あなたの家の裏庭にある
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(前略)
私たちが依存しているグローバルな食糧システムにますます大きな負担がかかる一方で、拡大する危機に対する解決策は、ほとんどのアメリカ人が自分の家の裏庭、あるいは前庭の芝生で見つけることができます。
 
ロックダウンや事業閉鎖、義務化と労働者不足、サプライチェーンの混乱とインフレ、制裁と戦争など、さまざまな危機が重なって食糧不足を引き起こしており、食糧庫に保管されている食糧よりも長く続くかもしれないと警告されています。どうすればいいのか?
 
Food Forest Abundanceの創設者であるジム・ゲイルは、デル・ビッグツリーとの最近のインタビューで、米国には4千万エーカーの芝生があると指摘しました。芝生は地球上で最も破壊的なモノカルチャーであり、他のどの作物よりも多くの資源と農薬を吸収し、収穫は得られません。もし、その芝生の30%をパーマカルチャーに基づいたフードガーデンに変えることができれば、輸入品や化学薬品に頼ることなく、食料自給が可能になるとゲイルは言います。
(中略)
ダーチャのモデル
 
ダーチャとは、600mほどの小さな土地に建つ小さな木造家屋のことである。ソビエト連邦では、土地は人民のものという考えから、無償で提供された。ダーチャを与えられなかった家庭は、野菜を栽培するための区画を割り当てられ、定期的に訪れて家庭菜園の手入れをしたり、作物を集めたりすることができた。
 
ダーチャはもともと、主に田舎の別荘として使われていた。しかし、1990年代に入ると、ダーチャは憩いの場から、生きるための大きな手段へと進化した。それは、ジャーナリストのアン・ウィリアムソン氏が議会証言で「ロシアへのレイプ」と呼んだロシア経済の苦境に陥った時である。経済が破壊された後、金融オリガルヒによって略奪され、特売価格で資産を買い叩かれたのである。
 
その結果、ロシアの家庭は、ダーチャで食料を栽培するようになった。シャラスキン博士によると、1990年に32%だった家庭菜園が、2000年には50%以上になった。2004年には、ロシア連邦の農業生産高の51%を占め、発電産業全体よりも、林業、木材加工、紙パルプ産業よりも、石炭、天然ガス、石油精製を合わせた産業よりも大きな貢献をしているのです。
 
ダーチャは、今やロシア国民の権利として成文化されている。2003年、政府は「私有地法」を制定し、国民に1〜3ヘクタールの土地を無償で提供することになった。シャラスキン博士は2009年、「3500万世帯(ロシア人口の70%)がロシアの農業生産の40%以上を生産しており、これは工業先進国の中で最も大規模な小規模食料生産の実践である可能性が高い」と見解を示している。
 
2014年の "Dacha Gardens-Russia's Amazing Model for Urban Agriculture "という記事で、Sara Poolは、ロシアは「50%以上の農産物を家庭菜園区画から得ている」と書いています。裏庭園芸モデルは約3%の耕作地を使用し、ロシア連邦国家統計局によると、「ロシアのジャガイモ全体のおよそ92%、果物全体の87%、野菜77%、ロシアの肉全体の59%を占めています。」

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ウクライナでの戦争は善と悪の戦い 〜 ドンバス地方の一般市民に多連装ロケット砲を用いているウクライナ軍、このような卑劣な虐殺行為をウクライナの傀儡政権にやらせているアメリカ

竹下雅敏氏からの情報です。
 NYタイムズの社説で、“ロシアは強すぎる。バイデンは、ゼレンスキーに対して、米国とNATOの武器、資金、政治的支援に限度があることを明確に伝えるべきだ。…世界195ヵ国中165ヵ国が、対ロシア制裁への参加を拒否。ロシアではなく米国が世界で孤立している。バイデンが「瓦礫になる」と言ったルーブルが、侵攻前の水準に戻っただけでなく、2年ぶりの高値である。ロシアは豊作を見込んでおり、世界はその小麦と肥料、石油、ガスを熱望している。すべてがロシアの大きな収入源になる。”として、ロシアとの和平を勧めているとのことです。
 もはや大手メディアも、ロシア勝利を認めざるを得ない状況に追い込まれているということです。
 スティーブン・トウィティ元米国欧州軍副司令官は、“ロシアはウクライナよりとんでもない戦闘力を持っています。ウクライナがロシアを破壊したり倒したりすることはありえません。また、ウクライナがロシアをウクライナから追い出すだけの戦闘力を持つことはないでしょう。”と発言しています。
 時事ブログでは、当初からウクライナでの戦争は善と悪の戦いであり、ロシアの圧勝であると解説して来ましたが、ようやく誰もがこのことを認める段階に入って来ました。
 これが善と悪の戦いだということが分からない人は、“続きはこちらから”の動画をご覧ください。ウクライナ軍がドンバス地方の一般市民に対して、多連装ロケット砲を用いている様子が、ウクライナ政府軍の映像から見て取れます。このような卑劣な虐殺行為を、ウクライナの傀儡政権にやらせているのがアメリカです。
 また、格闘家ジェフ・モンソン氏は、“この戦争が2014年から始まっているのを知っていますか?… 僕は2016年から10回以上ドンバスを訪ねた。毎回行くたびに砲弾が頭上を飛んで住宅地に落ちるんだ。ショッピングモールや学校も病院も空港も団地なんかも。メディアでは聞こえないよね。でも8年間続いているから。
 今ロシア軍がドネツクとルガンスクに居る。ウクライナの攻撃から人々を救うためだ。そう、解放だ。東側のドネツクとルガンスクは8年経って初めて、爆弾が落ちるのを気にしなくて良くなった。
 んじゃ、8年前どうやって戦争が始まった? 2014年CIAが仕掛けたクーデターがウクライナで起こった。当時「民主的」に選ばれていた大統領を追いやったんだ。ビクター・ヤヌコビッチ大統領だ。代わりに欧米のパペットを大統領にした。…2014年5月、ドネツクとルガンスクは住民投票を行い、その結果、自分たちを自由な共和国だと名乗った。…ウクライナはそれを無視して代わりに始めたのが市民への爆撃だ。一万人以上が死んだ。想像して欲しい。毎日子供を学校に送り出すときに、その日に子供が帰って来なかったら? ウクライナの砲弾が飛んできて学校が破壊されて。
 西側のメディアはロシアが侵略していると流している。質問させてくれ。8年の恐怖の日々から、他の誰が救えたって言うんだ?”と言っています。
(竹下雅敏)
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2022.6.11【ウクライナ】NYタイムズの社説が急変!ロシアとの和平の勧め【及川幸久−BREAKING−】
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