シーズン3、エピソード9
DW: 今回はマイケル・テリンガーにも来ていただいています。彼は秘密プログラム同盟が指名している人物です。
彼が提唱するウブンツ貢献主義システムは地球上に調和をもたらすまったく新たな方法の青写真となるとのこと。
もし競争のある資本主義システムがなければ、人間の身勝手さ・強欲はとどまるところを知らないだろうと。この信念にあなたはどう対処します?
MT: その発言は資本主義の発想なんです。すべて何千年も洗脳されてきたものです。
資本主義、民主主義、競争、貨幣制度-- これらはすべて無くさねばならない。これを排除しないうちは、協力し合う共同体を 創ることはできません。ですが、いったん心を開いてこういう概念を理解し、そこに共鳴し始めたら、もう元に戻ることはありません。
DW: ちょっと待って。相手はスマホをいじっている人達ですよ。こちらの目さえ見ない。じっと座って待ってる人達ですよ。現実的とは思えないんですが。
CG: 移行の期間は必要です。きっかけとなるイベントは必要です、
世界レベルの経済崩壊です。人々はとても動揺するでしょう。そして、これまでずっと犯罪者に大がかりな仕組みの中で騙されてきたのだと気付くのです。眠れる大衆がこれに気づいたら、もっと知りたいと思うでしょう。こうなった時に、大量文書のダンプを起こすのです。そうなると人は新たな概念を受け入れようとするとは思いませんか?
MT: いま、私達はとても興味深い時代を生きています。この惑星に住んでいるほとんどの人達は、何かがおかしいとわかっています。
町で普通の人に聞いたとします。いまの世界のあり方に満足していますか? この人生を生きるために生まれてきたんだって思えますか?
答えは100%、NOです。
明らかに何かが劇的におかしい。いまは新しいシステムを提示してゆく時です。大都市や首都エリアのシステムを変えるつもりはありません。困難ですから。小さな町や小さな村に普及させるのがよいと思っています。
どうやるか? 小さな町に多額のお金を持ち込めばできます。もう一つ重要なのは、私達はお金から解放されるためにお金を使わねばならない、ということ。
この体制は少なくとも6000年の間、お金を使って私達を奴隷化してきたんです。これからの私達はこの体制を逆手に取り、変えてゆくべきです。
ウブンツ貢献主義のベースは、小さなコミュニティ内で町の利益となるあらゆるコミュニティ・プロジェクトを確立させることです。私達が作るのは自立コミュニティではありません。周りのすべての人が利用できるものばかりを創ってゆきます。それを売るか、もしくは無料で提供するのです。
DW: 宇宙プログラムには、どんな原料の品、もの、食物でも欲しいものを作り出す技術があります。ボタンを押すだけで手に入るんですが、この技術はどう取り入れていきますか?
MT: とても良い質問です。そうなった時こそ、一人一人の人間らしさが活かされる時です。私は実際のところ料理するのがとても楽しいんです。木製の棚を作るのも楽しい。生まれ持った才能、特技を気に入っているので、それを表現したい場合があります。でなければ、自分は何をすればいいんだろう?
だから、ズボンが欲しければレプリケーターを使ってもよい。けれど、あなたが皆と一緒に麻や生分解性の生地を作り、お母さんやおばあちゃん、もしくは仕立屋さんにお願いして新しい素敵な服を作ったらもっと楽しいのではないでしょうか。
私達はまったく新しいことを実際に発信する政党を立ち上げました。連邦準備制度をシャットダウンさせ、暫定的に人々のためにお金を発行する人民銀行(People's Bank)を立ち上げるつもりです。非課税、無利子です。税金もインフレもありません。私達に必要なコミュニティ・プロジェクトや公共事業などを整えれば、大都市部の人々は自分の小さな町や村に戻ればよい。
DW: ものごとはすでにそのように向かっているとは思いませんか? YouTube動画を作っている人達がどれだけいることか。記事を書いたり。それでお金を貰うことはまずない。皆、なぜそういうことをしているか? それは、自分は社会に役立つ存在と見られたいからです。
MT: デイヴィッド、あなたが言っていることは本当に重要なことです。
コミュニティで働き始めると、必要なものはすべて供給されるとわかっています。それが私達コミュニティの行いだから。食糧もテクノロジーも布地も、
何もかも溢れるほどあります。すべきことと言えば、ただ週に数時間だけコミュニティ・プロジェクトのために働くこと。あとの時間はあなたのものです。その先どうなってゆくか、それは私にはまだわかりません。ただ結果として、ほとんどの時間はあなただけのものになります。
そうすればあなたの才能を発揮すればよい。画家であろうと彫刻家であろうと、音楽家、馬のブリーダー、エンジニア、科学者、なんでもいいんです。
CG: 素晴らしいですね。
MT: 朝目覚めると、もうニッコリと笑顔になります。起きてスーツやネクタイを身につけなくていい、雨や寒い日や強風の中を電車やバス、自転車に乗ってひどい仕事場に行かなくてもいいんですから。
どのコミュニティに住むか、自分で選びます。あなたが何をしたいか、強制はされません。すべて無料で手に入ります、コミュニティ・プロジェクトのために週に数時間の労働で貢献するのですから。あっという間に、どんな企業・地方自治体、政府も敵わないものとなります。これが具体的なステップです。
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しかし、新幹線などにみられる立派な転落防止柵はかなり高価なのか、地方ではほとんど見られません。そう考えると、この大阪のものはかなり安上がりなのではないかと思いました。要するに人の命を守るためというよりは、列車を停めることによる損失の方が問題なのです。常に命よりも経済(お金)が優先。それが現代の社会です。完全に狂っています。