事業主として心がけていること
新年度から始まる
子育て支援の事業がことごとくキャンセルになりました。
子育て広場も閉鎖中です。家の中で孤立しているママや子ども達はどうしているのでしょうか?とても気になります。
家業も心配です。一般の開業医は感染者の窓口。いつそれがやってくるのか?その予防や対応に追われて緊張しています。でも
現実は患者さんが来ません。普段の3分の1でしょうか、これがいつまで続くのか?給料を払えるのか?不安になります。
でも、
事業主として心がけていることがあります。先ずは仕事の本分である
患者さんの健康を守る事。次に
従業員の働く環境を整える事(これには健康管理も含まれます)です。これが我が家の仕事であり、
これができている限りいい仕事をしていると思っています。今は感染の面でも経営の面でも危機的状況ですが、皆の健康を守るために耐えて待つ時なのだと腹をくくりました。
夫は医師会の理事をしていますので緊急会議が増えました。県の会議はテレビ電話会議です。地域の医師会は少人数で集まって会議をしています。まずは
医療崩壊を起こさないためにも病院の役割分担を明確にする事、院内感染を防ぐ事に気を付けなければいけません。そのためにも発熱外来の入り口や待合室を分離する事になりました。
でも、我が家のように玄関が1つの古い診療所は物理的に不可能です。発熱の患者さんは受け付けない、すべて電話で対応というところも出てきました。オンライン診療ができる診療所は少数です。
さて、
どうしたらいいのかスタッフと考えました。まず
患者さんにネットで時間予約をしてもらう。
発熱の患者さんは駐車場に着いたら連絡を頂いて、こちらから車に出向いて受付をする。車の中で待ってもらう。順番が来たら迎えに行って誘導する事にしました。他の患者さんはいつものように受付をしますが、
待つ部屋を分ける事にしました。
普段はおもちゃを出していますが、全部片づけました。絵本もカバーをかけています。でも子ども達が退屈するので折り紙を配ることにしました。折り方をテーブルに貼り、作った折り紙は持ち帰ってもらいます。
受付はオープンカウンターでしたが、
ウイルス対策用の透明シートを貼りました。ドアのノブ、椅子などいつも
消毒しています。スタッフはウイルス対応のマスクをしています。もちろん
ビタミンCは毎日。休みの日も支給していますので消費量が4キロに突入です。夫はピッタなので自分の調子に合わせて飲んでいます。ヴァータの私は調子いいようです。
このような対策はそれぞれの診療所に任されています。全て個々で調達しなければいけないので温度差が出てきます。医療用のマスク、特にN95を備蓄しているところはどのくらいあるでしょうか?
医療機関でさえ普通のマスクや消毒液も手に入らない状況が続いています。
最近、県からサージカルマスクが1箱支給されました。市からはサーズの時に備蓄していたウイルス対応のマスク
(N95ではない)を従業員の数に合わせて支給されました。
それで感染を防げるのか・・・笑えない状況です。
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