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ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 外伝22 ― 薔薇十字の果たした役割

 左の挿絵は『ヘブライの館』「薔薇十字団の謎」とウィキペディアの「薔薇十字団」の記事にでているものです。これは薔薇十字文書『至高善』の表紙扉絵のようで、この薔薇十字文書自体は、薔薇十字団が17世紀初頭に出した文書の一部でしょう。
 薔薇十字団は伝説の(そのモデルになる人物はいたでしょうが、実在していたとは到底思えない)クリスチャン・ローゼン・クロイツを創始者だとする謎の団体です。挿絵の薔薇の説明文字は「薔薇は蜜を蜂に与える」となっています。これは非常に象徴的です。
 薔薇の蜜、薔薇十字の蜜を求めて吸い寄せられたのは一匹の蜂だけではなく、様々な蜂もそれを求めて集まったと見受けられるのです。薔薇十字が近代フリーメーソンを構成する雑多なメンバーを集合させた、という意味です。近代フリーメーソンは薔薇十字団を経由し、雑多なメンバーを集合させて発足しているのです。
 その雑多なメンバー、前回見たオルムス派を源流とするテンプル騎士団の流れ、それと今回取り上げる古代メーソン「秘密の力」の流れ、そしてプロテスタントなどその他、これらを合流して結合させる役割を薔薇十字が果たしたと思えるのです。
 薔薇十字の名の下に「オカルティスト、錬金術師、学者、文人、貴族、新思想に傾倒する宗教者が加入した」わけです。そのことによって、結社近代フリーメーソン発足になっているのです。改めてですが言い方は不適切かも知れませんが、薔薇十字によって有象無象が集結したのです。
(seiryuu)
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ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 外伝22 ― 薔薇十字の果たした役割

キリスト教抹殺が目的の古代メーソン ~「秘密の力」の儀礼が現在のフリーメーソン儀礼


『ヘロデの呪い』によると、イエス磔刑後も勢力を伸ばすキリスト教を抹殺する目的で、ヘロデ・アグリッパ王と宰相ヒラム・アビウデを中心に、9名のメンバーで古代メーソン「秘密の力」が結成されます。紀元43年創設の「ユダヤ教とユダヤ民族を守るため」との建前による秘密組織です。

総合的に見て、彼らが一体というか気脈を通じていたのは、イエスが「蝮のすえよ」と呼び捨てたパリサイ派です。彼らには、イエスに対して「ペテン師」と呼び捨て非常に強い憎悪と敵愾心があったこと、そしてイエスの磔刑の殺害に関わっていたであろうことも『ヘロデの呪い』から窺えます。

さて、彼らはキリスト教を抹殺する目的で創設した「秘密の力」の実態を秘匿するため、様々な隠蔽工作を施します。紀元43年に創設した「秘密の力」の創設をソロモン神殿の完成時に見せかけようと、ソロモン神殿建設の偉大な建築家棟梁「ヒラム・アビフ」なる人物をでっちあげます。そしてそれに関わる(定規やコンパスなどを用いた、下らないイミテーションの)様々な儀礼を設けます。

セント・ジョンズ教会のヒラム・アビフ

ところが、それらの隠蔽工作の多くが、現在のフリーメーソンにそのまま繋がる儀礼となっているのです。そしてそれらの儀礼の中心は、「死と再生」の儀式だといってもいいでしょう。つまり、この当時ではミトラ教で盛んに行われていたであろう「死と再生」の儀礼を彼らは良く解っていたということです。

ただ、これはある意味当然かも知れません。当時の「紀元1世紀ごろのアレクサンドリアは秘儀活動のまさに温床で、そこではユダヤ教やミトラ教、ゾロアスター教、ピュタゴラス派、ヘルメス思想、新プラトン学派の教えが蔓延し、そのほかの無数の思想と結びついていた。」(『レンヌ=ル=シャトーの謎』146頁 )状況だったのです。

「ユダヤ教を守る」を建前とした「秘密の力」のメンバーも、アレクサンドリアとは繋がりが深かったでしょうし、そこでミトラ教などとは接触していた筈だからです。

ともあれ、ここに近代フリーメーソンに繋がる主源流の組織「秘密の力」が、9名の創設メンバーで紀元43年に結成され活動を始めたのです。
そしてもう一つの主源流が、テンプル騎士団の流れとなる、紀元46年に7名の創設メンバーで結成された「オルムス派」です。

近代フリーメーソン結成は紀元1717年です。「秘密の力」が紀元43年、「オルムス派」が紀元46年、奇しくも異なった2つの源流がほぼ同時に起き上がり、それが約1700年後に合流し近代フリーメーソンとなったわけです。

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ぺりどっと通信30 小屋と断熱と私

 寒さがますます厳しくなってまいりました。コチラ"ぺりどっとの棲み処"では、外気温-3℃を記録し、早くも初雪が降りました。
(ぺりどっと)
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アイガイ!ぺりどっとです。カナダ先住民イヌイットの人たちが話すイヌクティトゥット語の"こんにちは"です。挨拶の時には、自分の鼻先と相手の鼻先をこすり合わせる(左右に首を振る感じ)ようです。ちなみに、ニュージーランドのマオリ族も同じジェスチャーをするとのこと。

pxhere[CC0]


ぺりどっと通信1で暖房を使わない生活をご紹介させていただきました。その後、読者の方々から、

「寒さが苦手なので、アレだけは真似できない」
「洗腸と寒さだけは無理無理ー!マジ勘弁してほしい」

などなど、クレーム心温まるような生の声を有難く頂戴いたしました。

そこで、
暖房や断熱などについて追及してみました。

pxhere[CC0]


人類は、大地での外敵や雨、雪、風、寒さなどから逃れるために、その大地に家なるものを作って対処し過ごしてまいりました。

pixabay[CC0]


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メキシコ便り(26):メキシコ大改革スタート!!!

 メキシコ大改革、始まっております!とにかくものすごいスピードで進んでいる感じがします。popoちゃんの旦那さまもびっくり!メキシコ便り毎日書けちゃうかもと思うくらい、いろんなことが起こっています。なのでいつも長くなっちゃってすみません。

 ロペス・オブラドール大統領は12月1日の就任から、まだ一度もお休みしていません。朝6時から16時間働いています。世の人々はそろそろ定年退職するお年頃、65歳のロペス・オブラドール大統領は人生これからが本番!って感じ♪ ゴルフなんてやってる暇ありません。海外出張はできる限り避けたいといい、メキシコ国内を普通の飛行機で飛び回っています。常に現場にいます。任期6年でメキシコ再建は難しいかもですが、日々、全身全霊、全力投球のロペス・オブラドール大統領!なるほど、どおりで2004年世界第2位の市長に選ばれたわけだ、納得!今度は世界第一位の大統領に選ばれる?!と思うほどのお仕事ぶり!綿密に計画し、国民と常に正直にコミュニケーションし、透明性200%、そしてとにかく即実行!早い早い!(やっぱり5種かなぁ〜?!)就任式で国民に約束した100の公約、サクサクこなしています♪

 今回は、まず、ロペス・オブラドール大統領の著書から、どんなにネオリベラリズムがメキシコを破壊したかを少しピックアップ。その膨大な借金を背負ってスタートしたロペス・オブラドール政権が、先日出した2019年の予算案では、汚職完全撲滅、新たな借金ゼロで、すでに1%の黒字見込み!市場も予算案が実行可能だと受け入れ一安心。。。次に、一部に集中していた富を、貧しい人たち(高齢者、若者)に分配する正義の味方、ロペス・オブラドール政権、そしてそれを拒む醜い最高裁判官たちの模様を。。。そんな中、ロペス・オブラドール大統領は立ち止まることもなく、新たな雇用を生む投資案の一つ、トレン・マヤ(鉄道)の工事開始を前に、母なる地球さまから工事の許可を得る儀式に参加。ロペス・オブラドール大統領のお人柄を感じます。最後にメキシコの新しいメディア誕生?!視聴率No.1、朝の大統領プレスコンファレンスのお知らせ。ロペス・オブラドール大統領は、毎朝7時から8時、メディアと質疑応答。そしてそれはロペス・オブラドール大統領のツイッター、ユーチューブ、フェイスブックで生で観れるようになっています。もちろん後からでも再生可能。これがテレビの朝番組の視聴率を低下させ、また政府からの賄賂ストップのダブルパンチでメディアが危機に直面!今、メキシコでは、毎朝、一番新しい情報で、一番正確な情報をだれもが観れる嬉しい環境ができました♪ メキシコ人、メキメキと目覚めています✨
(popoちゃん)
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メキシコ便り(26):メキシコ大改革スタート!!!


ネオリベラリズム(新自由主義)の爪痕


12月1日大統領就任式で、ロペス・オブラドール大統領は、1983年から始まったメキシコのネオリベラリズムの終わりを宣言。前回のメキシコ便りにも書きましたが、ロペス・オブラドール大統領の著書によると「ネオリベラリズムのモデルとは、民営化することが、国の経済・社会問題などのすべてを解決するための、唯一、完全な解決策であるという独断的な考えをマントラのように主張すること。」引用元:著書:A New Hope For Mexico,8ページ、8〜11行, 著者:Andres Manuel Lopez Obrador, OR Books出版 )

photo by popoちゃん
ロペス・オブラドール大統領の本


このネオリベラリズムは、メキシコの貧富の差を拡大、治安の悪化を生み出し、メキシコをめちゃめちゃにしてきました。では、どうめちゃめちゃにされたのか、ロペス・オブラドール大統領の本から少しだけ具体的に取り上げてみました。

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ぴょんぴょんの「「ウ◎コ」フルコース」

 あべぴょんのウソ、振り返るだけでもウンザリしますが、ウソというのは、かように重たく疲れさせるものであったか。
 一時的にウソで逃げ切り、解決したごとく終わらせていますが、うやむや感は、どんどん増すばかりの安倍政権。
 あべぴょん・ウソ語録のフルコースをご堪能ください。
(ぴょんぴょん)
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ぴょんぴょんの「「ウ◎コ」フルコース」


息吐くようにウソをつく


フムフム・・・「ウソ」と「ウン」は、よく気をつけねえと読みまちがえる。
たとえば、「ウソコ」と書いてあるのを、「ウ◎コ」と読むのは、いともたやすい。

くろちゃん、なにむつかしい顔して、ブツブツ言ってるの?

いやな、あべぴょんの「ウソ」集めてたら、「ウ◎コ」集めてる気分でさ。

集めて、どうすんの?

みんな、すぐに忘れっちまうだろ?
だから、「ウ◎コ」の盛り合わせを作って、どうぞって提供しようと思ってな。


「ウ◎コ」の盛り合わせ???

ちがった・・・「ウソ」の盛り合わせだった。
そしたら、どんなに美しく盛りあわせようと思っても、しょせん「ウソ」は「ウソ」。
臭くて臭くて、食欲がなくなっちまった。

まさに「ウ◎コ」の盛り合わせ? 

ブツブツ・・・(しかし、関東にいたときは「ウ◎チ」って言ってたが、九州ではだれも「ウンチ」て言わねえで、「ウンコ」って言うのはなんでだ? 
関東のやつらは、やわらかめで「チ」なのか? 九州は固めで「コ」なのか?)

なに、ブツブツ1人で考察してるの?

おお、おれ、いつのまにか、あべぴょんの「ウ◎コ」の毒気に当てられちまったみてえだ。

なにそれ!! 
ぼくなんかさっきまで、「禁戒(ヤマ)と勧戒(ニヤマ)」をおさらいしてたとゆうのに。

ちょっと待て!・・・ヤマ・ニヤマ だと?
おめえ、何かいやなことでもあったのか? だいじょぶか? 熱はないか?

なに、その反応! 
くろちゃんだって、ちゃんと実践してるでしょ? ヤマ・ニヤマ。

う・・うん・・まあ・・・・。
(してると言えば、「正直」に反するし、してないと言えば、しろにバカにされるし・・・)

ちゃんと、してるでしょ?

えっへん・・・ええ〜〜〜してると言えばですねえ、え〜〜してると言えなくもありません。
があ〜、してるというのは〜、どの程度をしてるというのかあ〜、はっきりと、定義されていないわけでありましてえ〜、それをしてると言うことによってえ〜、さまざまな誤解を招くことになりい〜、そうなることは〜、わたくしとしましてもお〜、はなはだ不本意に思うわけでございます〜。よってえ〜、してると言うわけにもいかず〜、かといって、してないということも言えないわけでして〜、どちらなのか〜、判断に迷うわけでありましてえ〜、ご質問に対する答弁は、控えさせていただく〜という結論に至ったわけでございます〜。

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ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 外伝21 ― 薔薇十字の由来

 外伝19で記した通り、近代フリーメーソン結成には大きくは2つの流れがありました。即ち、約2000年前にヘロデ・アグリッパ王と宰相ヒラム・アビウデを中心に、9名のメンバーで結成された古代メーソン「秘密の力」、それとテンプル騎士団です。
 ただし、テンプル騎士団の流れには、実働部隊としてテンプル騎士団を作ったシオン修道会の存在、そしてテンプル騎士団自体も、悪魔主義グループとそうではないグループもあります。更には、近代フリーメーソンにはその中心にプロテスタントのメンバーが入っていて、また「黒い貴族」も関わっています。
 近代フリーメーソンには異なる色々な組織のメンバーが入り込んでいて、まさに複雑なごった煮状態の組織だったのです。共通項といえば「反カソリック」の「秘伝者・秘密主義者たち」、これだけでしょう。
 この近代フリーメーソンというごった煮の組織結成に大きな役割を果たしたのが、『ヘロデの呪い』で訳者林陽氏の解説通り薔薇十字団、薔薇十字運動だったようです。
 しかし、この薔薇十字が全くもって厄介なのです。確かにバラ十字会日本支部が解説する大元と見られる薔薇十字団があります。しかし、一口に薔薇十字といっても、その後に地域や時代を異なったそれぞれが「薔薇十字」を名乗る幾つもの団体が出てきていているのです。おまけにそれらの内容は要領を得ず、実像は分からないのです。
 薔薇十字を検索して調べると「多くのオカルティスト、錬金術師、学者、文人、貴族等」が参入している様子は見えますが、彼らは秘密主義者で、彼らの発表する薔薇十字の文献等はわざと「煙に巻き」実態を見せないようにしていたのです。
 このように複雑怪奇な薔薇十字ですが、それらが発生する源流となるだろう組織がありました。実はこの組織はどうもシオン修道会のルーツ、つまりテンプル騎士団の流れの原点であり、同時に古代メーソン「秘密の力」も関わっている様子なのです。
(seiryuu)
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ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 外伝21 ― 薔薇十字の由来

シオン修道会の最古のルーツ ~オルムスによる秘教宗団



近代フリーメーソン発足には大まかには2つの流れがあり、その一つが古代メーソン「秘密の力」で、もう一つの流れがテンプル騎士団です。テンプル騎士団からの流れには、1099年にゴドフロワ・ド・ブイヨンがテンプル騎士団に先立ち創設したシオン修道会も含められます。

このシオン修道会の発祥について、ブログ「レンヌ・ル・シャトーの謎」では以下のように見ています。

シオン修道会の最も早いルーツはオルムスと名のる人物のある種のヘルメス、グノーシス組織です。この人物は異教とキリスト教をひとつにしたと言われています。」

オルムスという人物の秘教組織が、シオン修道会の最初のルーツだと指摘しているのです。次いで以下のように記述しています。

「シオンが姿を見せるのは中世になってからです。1070年にウルサス王子率いるイタリアのカラブリアからやってきた僧侶の集団がフランスのストネイ近くにオルヴァル修道院を設立しました。これらの僧侶たちがシオン教会の基礎を造り、1099年にゴドフロワ・ド・ブイヨンがそれを取り込んだと言われています。」

どうも、オルムス派の僧侶たちが、1070年にウルサス王子という人物に率いられて、シオン修道会の前身となるオルヴァル修道院を設立した、とのことです。

さて、オルヴァル修道院を検索すると、この修道院はシトー修道院に属しているようです。シトー修道院といえば外伝17で記述しているベルナールです。

聖ベルナルドゥス(聖ベルナール)と聖母
Wikimedia Commons [Public Domain]

ベルナールはシャンパーニュ地方の貴族出身で、シトー修道会に入会し、シトー修道会を発展させた人物です。そしてベルナールは、ゴドフロワ・ド・ブイヨンやシャンパーニュ伯、ユーグ・ド・パイヤンたちとの仲間で、彼がカソリック教会との仲介など、テンプル騎士団のプロデューサー役を勤めました。それによってテンプル騎士団が絶大といえる強大な権力を得たのです。

このような関係から、オルヴァル修道院がオルムス秘教組織から来ていて、それを1099年にゴドフロワ・ド・ブイヨンが取り込み、シオン修道会を設立したとすると、その後のオルヴァル修道院自体はシトー修道院に属すようになった。このこと自体は全く自然なことになります。

ただし、オルヴァル修道院がシトー修道会に属するようになったのは頷けても、オルムスの秘教宗団からオルヴァル修道院への流れがジャンプしてしまっていて、確認できないので何ともいえません。
しかし、オルムスについては著書『レンヌ=ル=シャトーの謎』とバラ十字会日本支部も言及していますので、そこからも探ります。

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