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ままぴよ日記 133 「私がなぜメディアの授業を?」

 暑い暑い夏がやってきました。メディアの規範授業で小中学校に行くのですが、最近、子ども達の元気な声が聞こえません。毎日熱中症警戒アラートが発表されて運動場で遊ぶことができない。体育の授業も外で出来ない。体育館もクーラーが付いていないので使えない。プールは水温が35度以上になり禁止です。
 仕方がないので昼休みはクーラーが付いた教室で過ごすことになります。「子ども達は何をしていますか?」と先生に聞くと「タブレットで遊んでいます。静かですよ」との事。
 その上、スクールバスで通う子は「体力低下が深刻です」と言われました。

 子どもの育つ環境に緊急事態のアラートが鳴り続けています。
 今回から3回に分けて子どもたちが住んでいるメディアの世界の話です。
(かんなまま)
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衝撃を受けた中学生の実態


20年前、自宅の敷地に小さな家を建ててお母さん達の居場所作った私は、高山静子さん(子育て中に保育士の資格を取り、先進的に子育て広場を立ち上げた方)のお話を聞きたくて子育てセミナーに申し込みました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E5%B1%B1%E9%9D%99%E5%AD%90

でも会場を見回しても知らない顔ばかり。予約していた分科会を間違えたことに気が付きました。ステージには下田博次教授(群馬大学院社会情報学部)が中学生の学校裏サイトの話を始めていました。


しまった!と思った私は受付で変更を申し出ましたが、行く予定だった分科会は定員オーバーで入れないとの事。あきらめて元の席に戻りました。でも話を聞くうちに私の知らない中学生の実態に衝撃を受けて動けなくなってしまいました。

そもそも機械音痴の私。ケータイ電話も持たず、パソコンも苦手でした。いちばん避けたい分科会でしたが、そこで聞いた子ども達の事が気になって落ち着かなくなりました。

その会場に知り合いが1人だけいたので、詳しく教えて欲しいと頼みました。すでに子どもの実態を危惧して集まった大学教授や小児科医、子育て支援者、放送関係者が子どもとメディアの問題を考える任意団体を作っていると教えてくれました。
https://komedia.or.jp/

早速、家に帰って中学生の息子に聞きました。「うちの学校にもあるよ」と当たり前のように言います。

学校裏サイトとは、ケータイ電話を持っている中学生が、部外者が入れないようにパスワードを設定して学校のHPの裏サイトを立ち上げたものです。その掲示板に生徒や先生を実名を挙げて誹謗中傷し、猥褻画像をあげたいじめが横行していました。2008年に文部科学省が発表した「青少年が利用する学校非公式サイトに関する調査報告書」によると4733サイトが存在していました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E8%A3%8F%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%88

私は市の教育委員でもあったので、子どものメディア問題を考える団体に入れてもらい、裏サイトの実態と、小中学生の現状を学び始めました。

当時、仕事で授業参観する機会が多かったのですが、小学生までは元気だった子ども達が中学生になると急に荒れてくるのが気になっていました。授業中に堂々と眠っている子もいました。私語をして授業の邪魔をする子も数人います。先生はひたすら授業を続け、他の子ども達はじっと耐えています。教室が暗くて重たい空気に包まれていました。


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ぴょんぴょんの「ヴォルィーニの悲劇」 ~第二次大戦中、ウクライナ・ネオナチはポーランドの村で何をしたのか

 ポーランドシリーズ、今回が一番ヤバイかもしれません。
 「呪われた兵士」が戦った相手は、ナチス・ドイツやソ連だけじゃなかった。3つ目の凶悪な敵がいた。それが、ナチスと組んだ、ステバン・バンデラ率いるウクライナ民族主義組織(OUN−B)、現在、ロシアが相手にしているウクライナ・ナチスだったのです。
 今回は、閲覧注意のオンパレードです。
(ぴょんぴょん)
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ぴょんぴょんの「ヴォルィーニの悲劇」 ~第二次大戦中、ウクライナ・ネオナチはポーランドの村で何をしたのか

ウクライナを支援するポーランド


また、ポーランド? なんで、ポーランド?

ポーランドにはかわいい女子が多くてな・・じゃなくて、今も続くロシアのウクライナ侵攻と関係あってな。

へえ、ポーランド、かわいい女の子が多いんだ。

そっちしか、耳に入らねえようだな。じゃ、クイズだ。ロシアのウクライナ侵攻が始まった時、EUの中で唯一逃げ出さなかった大使は、どこの大使だ?

さあ?

ポーランド大使だ。もいっちょ、ウクライナ難民をもっともウェルカムで迎えた国はどこか?

ポーランド

そうだ。

お隣りだもんね。

Wikimedia_Commons[Public Domain]

ポーランドは、ロシアの侵攻開始直後、2022年3月12日にウクライナ人救済に関する法律を制定して、国を挙げて避難者をサポートした。この法律で、ウクライナ人にポーランドのマイナンバー(PESEL)を与えた。そのおかげでウクライナ人は、公的医療を無料で利用でき、教育も受けられ、労働もでき、給付金も受給できるようになった。東洋経済オンライン

なんという、好待遇!

それだけじゃない。NATOがウクライナに供給する、軍事装備と弾薬の80~90%の物流拠点も、ポーランドが提供している。

へえ〜。なんでこんなにポーランドは、ウクライナに親切なの?

ポーランドとウクライナは言語、食事、文化がよく似ている。ロシア侵攻前から、ポーランドには100万人のウクライナ人が住んでいた。過去には、ソ連に侵略された歴史も共有しているし、ポーランドがナチスとソ連に分断された時も、戦後にソ連共産党の支配になった時も、ウクライナはポーランドと苦しみを分かち合った仲だ。(東洋経済オンライン

ナチスやソ連にいじめられた者同士だからね。

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ぴょんぴょんの「昭恵の涙」 ~誰が、何のために、安倍昭恵を動かしているのか?

 モディと会う。トランプと会う。プーチンにも会った。そして頼清徳にも。
 最近の安倍昭恵さんは、立て続けに世界の要人と会っています。
 特に2025年5月29日、プーチンから大きな花束を受け取って涙ぐむ昭恵さんには、賛否両論の嵐が吹き荒れました。
 森友問題以来、「私人」と閣議決定された昭恵さんを動かしているのは誰なのか?
 はたまた、要人と会うための旅費や経費はどこから出ているのか?
 実は、あべぴょんが残した政治資金、パーティー券収入など約3億4000万円は、あべぴょんの死後、「寄付金」という名目で、資金管理団体「晋和会」に集められ、そのまま昭恵さんが非課税で引き継いだそうです。「私人であり、国会議員に立候補する意思もない人間が、政治資金をそっくり相続して、しかも、税金が原資となっている政党交付金を勝手に使いまわしていたわけだ。さすが、昭恵夫人ですね!という皮肉しか出てこない(MAG2NEWS)。」
(ぴょんぴょん)
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ぴょんぴょんの「昭恵の涙」 ~誰が、何のために、安倍昭恵を動かしているのか?

まるで国賓待遇だったプーチン大統領との面会


安倍昭恵さんプーチン大統領と面会

安倍昭恵さんがプーチンと会った。あれ、驚かなかった?

驚いたさ。日露のために尽力しているムネオならまだしも、なんで昭恵なんだ?

そうそう、鈴木宗男氏と言えば、6月20日、昭恵さんがプーチンに会って3週間後に、晴れて自民党復帰したね。YAHOO!ニュース)もしかして、つながってる?自民党も、昭恵さんに先を越されて、プーチンにアピールしたのかな?

鈴木宗男氏
Author:連邦院[CC BY]

いや、今度の参院選で自民党の負けが見えてるから、一人でも増やしたいだけだろ。

それにしても、どうやったら、プーチンと1対1で会えるの? プーチンと27回も首脳会談をした、あべぴょんの功績? プーチンが「彼は素晴らしい政治家だった」と言った時、昭恵さんも涙ぐんでたよね?

あれは、本物のあべぴょんが亡くなってから、それを隠し続けるつらい日々を思い出して、涙が出たんだよ。

それに、プーチンの待遇もすばらしすぎた。昭恵さんをプーチンの専用車に乗せたりして。まるで、国賓待遇だよね?

よっぽどの権力者が、よっぽどのカネを積んで、土下座でもしたんだろ。

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ぴょんぴょんの「どうした?R・F・K Jr.」 ~4年以内にアメリカ国民にウェアラブルを義務化する?

 時事ブログのおかげで、トランプさんがおかしいことはわかりますが、まさか、ロバート・F・ケネディ・ジュニアまでおかしくなるとは。
 トランプを推したアメリカの皆さんは、どんなにガッカリされたことでしょう。
 政界に入って、要職に着いて、いろいろプレッシャーもあるとは思いますが、「らしくない」と思いました。
 むしろ、「こんな脅しを受けているので、この職には留まれない」と公表して、いさぎよく辞めるのが本筋じゃないでしょうか。
(ぴょんぴょん)
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ぴょんぴょんの「どうした?R・F・K Jr.」 ~4年以内にアメリカ国民にウェアラブルを義務化する?

予防接種実施諮問委員会(ACIP)の新メンバーを任命


ねえねえ、すごいよ! ロバート・F・ケネディ・ジュニア氏。トランプ大統領が彼を、アメリカの最高保健機関「保健社会福祉省」の長官に指名したのは知ってるよね。

Wikimedia_Commons[Public Domain]

うん。

彼、着々と改革を始めたよ。6月9日に突然、米国疾病予防管理センター(CDC)の予防接種実施諮問委員会(ACIP)のメンバー17人を全員、解任しちゃって、2日後、8人の新メンバーを任命したそうだよ。ars TECHNICA

スゲえな! 全とっかえかよ!

たぶん、クビにしたメンバーは、製薬会社からおカネをもらうような人たちだったんじゃない? でもね、新しい8人は、気骨のありそうな人ばかり。

ほお、どんなヤツらか知りたいな。


Author:Thérèse Soukar[CC BY-SA]

スウェーデン人、生物統計学者、感染症疫学者。21年間、ハーバード大学の医学教授をやっていたけど、2024年に解雇された。

解雇された?

そのワケを話すね。そもそも、コロナが流行りだした2020年3月頃、学校は対面授業をやめて、オンラインに切り替えたよね。でも、クルドルフ氏の故郷、スウェーデンは学校閉鎖しなかったんだ。それでも2020年7月時点で、1歳〜15歳のコロナによる死亡者はゼロ。教師の死亡率は、他の職業の平均と同じだったのに。(City Journal

つまり、ロックダウンしなくても、子どもはコロナで死なない。

クルドルフ氏は、スウェーデンを支持する論文を書いて、アメリカでも同じようにすることを提案した。ところが、その論文はアメリカで発表されなかった。

これからロックダウンの実験だ!ってのに、ロックダウンしなくていいのがバレたらマズいわ。

そこでクルドルフ氏は、2人の学者とともにロックダウンや学校閉鎖に反対する、「グレート・バリントン宣言」を発表したんだけど、バッシングがひどかった。/CITY JOURNAL


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ぴょんぴょんの「呪われた兵士」 ~ナチス・共産主義に抵抗するために戦った市民たち

 ポーランドの新大統領、ナヴロツキ氏について調べていた時に、気になったことがあります。
 ナヴロツキ氏は歴史学者で、これまでに「第二次世界大戦博物館」館長、「国家記憶研究所」所長を務めた経歴があります。そんなナヴロツキ氏が、「『呪われた兵士』をポーランドの国民的英雄と称し、彼らを記念する『国家記憶の日』を制定した〈法と正義党〉を称賛した」というのです。(Wikipedia
 「呪われた兵士」って何?
(ぴょんぴょん)
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ぴょんぴょんの「呪われた兵士」 ~ナチス・共産主義に抵抗するために戦った市民たち

最後の「呪われた兵士」と呼ばれるジョゼフ・フランチャク


むか〜し、むかし、「呪われた兵士」という一団がおったそうじゃ。

へえ? 今日は暑いから怪談かな?

いや、これは、「呪われた」と言っても怪談じゃない。実際に起きた話じゃ。

なあんだ、で、どんな話?

1963年、共産党支配下のポーランドの話だ。ある農家の納屋を、軍事警察が取り囲んでいた。中にいるヤツに、投降するよう呼びかけている。だが、中のヤツは「地元の農民だ」と言って出てこない。身分証明書の提示を求めると、そいつが発砲したので、銃撃戦が始まった。そして、そいつは死んだ。彼は、最後の「呪われた兵士」と呼ばれる、ジョゼフ・フランチャク(1918年 – 1963年)だった。Wikipedia

ジョゼフ・フランチャク
Wikimedia_Commons[Public Domain]

カッコいいなあ。ポーランド版ラスト・サムライだね。

そう、45年の生涯のうち、24年間を抵抗運動の戦士として生きたフランチャクの人生は、まるで映画を見るようだ。

どんな一生だったの?

フランチャクは憲兵学校を卒業して、ポーランド軍に入隊した。その後、ナチスの捕虜になったが、脱走してAKに入隊した。

AKって何?

ポーランド語で「アーミア・クロヨーヴァ(Armia Krajowa)」、略してAK。日本語では「国内軍」「地下軍」、英語では「Home Army(ホーム・アーミー)」とも呼ばれる。

Author:Topory[CC BY-SA]

ポーランド軍に戻ったんじゃないの?

ポーランド軍はとっくに国外に出て、連合国側について戦ってたの。

ええ?! 国を見捨てたってこと?

う〜ん、しかたない、最初っから話してやるか。

お願いします。

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