竹下雅敏氏からの情報です。
注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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逃げ場を失ったダーイッシュの指揮官たちを米軍がヘリコプターで救出しているとイラン系メディア
アメリカ、サウジアラビア、イスラエルを中心とする国々がリビアやシリアで始めた
侵略戦争の傭兵グループ、つまりアル・カイダ系武装集団やそこから派生したダーイッシュ(IS、ISIS、ISILとも表記)は崩壊寸前にあるようだ。
西側の有力メディア、「人権擁護団体」、あるいは国連などは侵略軍を攻撃している
シリア政府軍やロシア軍などを激しく批判しているが、戦況を変えることは難しいだろう。
そうした中、
アメリカ軍はイラクのモスルやシリアのデリゾールでダーイッシュの指揮官たちをヘリコプターで救出しているとイランのメディアは伝えている。ここにきて侵略軍は逃げ場を失っているので、そうせざるをえないのだろう。
(以下略)
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イラン外相、「サウジアラビアの安定を望んでいる」
イランのザリーフ外務大臣が、「イランはサウジアラビアやそのほかのペルシャ湾岸諸国の安定を望んでいる」と語りました。
IRIB通信によりますと、ザリーフ外務大臣は1日水曜、イランの戦略的な見解によれば、地域は協力と協調を必要としているとして、情勢が不安な地域においては、イランも安全ではないだろうと述べました。
(以下略)
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イラン外務次官、「シリアのテロリストは終わりに近づいている」
イランのアミールアブドッラーヒヤーン国会議長国際担当特別顧問が、「歴史的な都市パルミラの解放は、テロリストが終わりに近づいていることを示している」と語りました。
(中略)
また、イランはシリアへの支援を続けると強調し、「シリアの聖地解放への支持は揺るぎないものだ」としました。
(以下略)
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「アメリカ軍特殊部隊がISIS指導者の脱出に向けて努力」
イラク義勇軍の報道官が、アメリカの特殊部隊・デルタフォースが、テロ組織ISISの指導者、アブバクル・バグダディをイラク北部モスル西部から脱出させようと努力しているとしました。
アルアーラムチャンネルによりますと、この義勇軍の報道官は、「アメリカの飛行機がこの1週間、モスルのある地区に着陸し、ISISの幹部2人をこの地域から脱出させた」と語りました。
この報道官はまた、アメリカの特殊部隊も、一部のISISの幹部や、ISISの作戦を立案したアラブ諸国などの諜報員を地域から脱出させているとしました。
(以下略)
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記事を下からご覧になると、米軍はイラクでイランの防衛隊と平行して行動しており、ダーイッシュとの戦いにおいて、“イランとサウジアラビアの2国と協力できる”としています。この記事の後、ダーイッシュの指導者が敗北宣言とあり、米軍の特殊部隊は、ダーイッシュの指導者を救出しています。要するに、米軍が救出しているダーイッシュの指導者というのは、CIAの工作員だということです。米国がイラン、サウジアラビアと協力出来るといった関係からか、イラン外相は、“サウジアラビアの安定を望んでいる”と発言しています。何らかの話し合いが行われている可能性が高いと思います。
オバマ政権の時とは全く違うアプローチになっていますが、要は米軍の思惑とは異なり、米軍がダーイッシュをコントロール出来なくなったことで、米軍はロシア、中国よりも、ダーイッシュをより大きな脅威と認識し始めたという事なのです。
トランプ政権を支えているのは米軍であり、政権の中枢はSSP同盟の軍人だと思います。彼らは自分たちがカバールに騙されていたことに気づいています。米国は自らダーイッシュを生み出し、彼らを用いて覇権を拡大する意図だったわけですが、ダーイッシュは米国のコントロール下にはなく、深層国家のコントロール下にあることを悟ったのです。このままでは、ダーイッシュによってアメリカ自体が滅ぼされてしまいます。トランプ政権での急激な方向転換はこのためです。
ただ、米軍のトップであるダンフォード将軍の過去の発言では、ロシアの脅威を何度も口にしていました。イランを敵視し封じ込めようとする意図は、今でも変わっていないのではないかと思えます。そうしたことから、いわゆる良識派と言われる米軍部の人たちも、本当の意味で良識的であるとはとても思えないのです。彼らがパワー志向である事は間違いありません。現在は離脱しているとは言え、かつてカバールであった人たちが、それほど簡単に善良な人間に変化するわけではありません。嫌な言い方をすれば、彼らは状況が不利になったので、新しい時代に少しでも良いポジションで生き残るために様々な模索をしていると言えるでしょう。そうした者たちは、いずれどこかの時点で滅ぼされることになると思います。