注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
スプートニク日本
「ラインスは妄想性の精神分裂病だ。偏執病を負ってる。」 スカラムッチ広報部長はこう述べ、プリーバス氏は辞任することになると断言した。
スカラムッチ広報部長はニューヨーカー誌からの電話インタビューでブリーバス首席補佐官以外にも戦略問題担当のスティーブン・バノン大統領上級顧問を辛辣に批判し、このポストで働きながら個人的な利益追求に終始しているとこき下ろした。
ニューヨーカー誌によればスカラムッチ広報部長とプリーバス首席補佐官の軋轢はすでに数か月に及んでいる。スカラムッチ氏が広報部長に任命されたことからプリーバス氏を支援していたショーン・スパイサー広報官は辞任に追い込まれた。
スカラムッチ広報部長は自身のツィッター上で自分の発言には時として度を越した感情的表現があることを認めた。またジャーナリストを信用したのは間違いだったとも書いている。
I sometimes use colorful language. I will refrain in this arena but not give up the passionate fight for @realDonaldTrump's agenda. #MAGA
— Anthony Scaramucci (@Scaramucci) 2017年7月27日
I made a mistake in trusting in a reporter. It won't happen again.
— Anthony Scaramucci (@Scaramucci) 2017年7月28日
(中略)
トランプ氏はツイッター(Twitter)投稿で「たった今、ジョン・F・ケリー大将/長官を大統領首席補佐官に指名したことをお知らせする」と発表。「彼は偉大な米国人で、偉大な指導者だ。ジョンはまた、国土安全保障省で素晴らしい仕事をした。わが政権の真のスターだ」と書き込んだ。
ともに共和党全国委員会(Republican National Committee)に所属していたプリーバス氏とスパイサー氏は、トランプ氏と同党との橋渡し役を担っていた。今回の交代人事により、トランプ政権と共和党主流派との間の緊張が高まることは必至だ。
スプートニク日本
米国研究家のアレクサンドル・ドムリン氏はスプートニクラジオの放送で、遅かれ早かれこのような調査は始まるはずだったとの見方を示した。
ドムリン氏は「神話のように疑わしいロシアとの『繋がり』への批判、そして、繋がりのおかげでトランプ氏は大統領になれたのだという批判に応えることを、トランプ氏はついに決意した。もちろん大統領自身は調査を行えないが、トランプ氏は彼の政敵(クリントン氏)が選挙運動中に非難してきた内容を忘れていない。また、彼には実際に、クリントン氏にお返しすることがある」と述べた。
「当然、(クリントン氏への)この非難は共和党からの支持を受ける。共和党は下院でも上院でも多数派であるため、遅かれ早かれこの捜査は起こるはずだった。他方でこれは、ヒラリー・クリントン氏に対する、特に汚職的な性格の差別的な状況が見つかると自動的に意味するわけでは全くない。しかしいずれにせよ、このような捜査がすでに始まり得るという事実そのものは、私の見るところ、非常に正しいものだ。」
(一部)
7月28日付け
(中略)
牧師は、共和党幹部からトランプをホワイトハウスから排除する計画が進行中であることを耳にしました。
(中略)
トランプを排除しようとしているのは、ディープステートの作戦部隊、民主党、民主党全国委員会、共和党、共和党全国委員会、ワシントンDCのシンクタンクや顧問団です。さらには、資産家エリート、シリコンバレーのサルタン(暴君ら)、ハリウッドの権力者や俳優、東海岸の知識階層、主要メディアの有力者もトランプを排除しようとしています。
(中略)
その中には以下の通り、諜報機関の元トップも含まれます。
・ジョン・ブレナン元CIA長官
・元DNIのジェームズ・クラッパー
・マイケル・ヘイデン元NSA長官
・ジョン・マクローリン元CIA局長代行
・マイケル・モレル元CIA局長代行
ディープステートが企んでいるクーデターは、オバマ政権時代にオバマが任命した人々、クリントンに忠実な人々、ソロスが資金を提供している政治活動委員会、リベラル派の共和党議員、軍産複合体、ロビイスト、そして影の政府に忠実な政治工作員らからの協力を得ています。さらには、ピザゲートの支配機構の命令に従っている隠れ政府職員なども含まれます。
(以下略)
こうした発言もあって、プリーバス首席補佐官は退任となり、後任としてジョン・ケリー元海兵隊大将が就任することになったようです。もちろん、このジョン・ケリー氏はオバマ政権時代のジョン・ケリー国務長官とは別人です。
すでに、スパイサー広報官は辞任に追い込まれ、副報道官サラ・サンダース氏が昇格することになっています。
2つ目の記事を見ると、プリーバス氏とスパイサー氏は共和党全国委員会に所属しており、“トランプ氏と同党との橋渡し役を担っていた”とあります。スカラムッチ氏は、“政府からの情報流出が続く責任もプリーバス氏にある”と言っているようで、彼らは情報流出の責任を取らされた形になると思います。
トランプ大統領は、どうやら反撃を開始したようです。記事からは、どうもクリントン財団の関係者に対し、特別検察官が調査を行うよう要請したとあります。ここを突かれると、ヒラリー・クリントン側はひとたまりもありません。以前の記事で、チェイニー、ラムズフェルド、パパ・ブッシュなどの悪党どもは、どうやら2ヶ月後にはこの世には居ないらしいとコメントしましたが、これはロックフェラー派に対する壊滅作戦が近いうちに始まると予測していたからです。
最後の記事にある、トランプを排除しようとしているグループの中の諜報機関の元トップの全員も、私の感覚では2ヶ月後にはこの世に居ないように思えます。なので、この戦いは比較的簡単に決着がつくと思います。