竹下雅敏氏からの情報です。
注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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【日本語訳】JAL機と海保機の”衝突事故前後”の交信記録【緊急事態/日本語字幕/ATC】
配信元)
YouTube 24/1/6
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UPDATE: JAL Crash ENHANCED VIDEO: Coastguard Plane Was On The Runway For 40 SECONDS Before Crash.
配信元)
YouTube 24/1/5
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管制官が海保機に「ナンバーワン」と告げる…離陸順1番を意味、進入判断への影響調査
引用元)
東京・羽田空港の滑走路上で日本航空と海上保安庁の航空機が衝突した事故で、当時の担当管制官が調査に「他の航空機に優先して海保機を出発機1番目とした」と説明したことがわかった。C滑走路周辺で複数の民間機が待機する中、管制官は被災地支援に向かう予定の海保機側に、離陸順1番を意味する「ナンバーワン」と告げていた。国の運輸安全委員会は、海保機長らの進入判断への影響を詳しく調べる。
関係者によると、管制官は海保機に対し、「ナンバーワン」の文言とともに、C滑走路手前の誘導路C5上の停止位置への移動を指示。北向き出発時には滑走路を長く使うために南端の誘導路C1から進入することが多く、この時も複数機がC1への走行を先に指示されていた。
しかし、海保機はより短い滑走距離での離陸が可能で、滑走路途中の数百メートル北側地点からの出発(インターセクション・デパーチャー)を希望した。このため、管制官は海保機の優先が可能と判断したという。
関係者によると、管制官は海保機に対し、「ナンバーワン」の文言とともに、C滑走路手前の誘導路C5上の停止位置への移動を指示。北向き出発時には滑走路を長く使うために南端の誘導路C1から進入することが多く、この時も複数機がC1への走行を先に指示されていた。
しかし、海保機はより短い滑走距離での離陸が可能で、滑走路途中の数百メートル北側地点からの出発(インターセクション・デパーチャー)を希望した。このため、管制官は海保機の優先が可能と判断したという。
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羽田衝突事故で海保機長が証言「エンジン出力を上げて離陸走行中に衝撃を受けた」
引用元)
日刊スポーツ 24/1/8
羽田空港で日航と海上保安庁の航空機が衝突、炎上した事故で、海保機の機長(39)が「エンジン出力を上げて離陸走行中に衝撃を受けた」との趣旨の説明をしていることが8日、関係者への取材で分かった。管制官から滑走路進入や離陸の許可は出ていなかった。事故発生から9日で1週間。なぜ海保機は進入し、飛び立とうとしたのか。疑問な点も多く、関係機関の調査や捜査が続く。
(中略)
国土交通省が公表した交信記録によると、管制官は海保機に離陸の順番が最初という意味の「ナンバー1(1番目)」と伝え、C滑走路手前まで地上走行するよう指示。海保機側も同じ内容を復唱したのに、停止位置を越えて進入した。
海保の機長は事故後の聞き取りに「許可を得た上で進入した」と説明した。海保には管制官とのやりとりを機長と副機長で相互確認する決まりがあり、何を許可と認識して進入、離陸しようとしたのか分かっていない。
海保機は進入後、約40秒間停止。管制官は海保機との交信後、他の航空機とやりとりを続けていた。管制塔では誤進入防止の注意喚起機能が作動していたが、管制官は海保機の動きに気付かなかったとみられる。
日航の乗務員は「許可を認識し、復唱した後、着陸操作した」と説明。「海保機は視認できなかった」としている。
(以下略)
(中略)
国土交通省が公表した交信記録によると、管制官は海保機に離陸の順番が最初という意味の「ナンバー1(1番目)」と伝え、C滑走路手前まで地上走行するよう指示。海保機側も同じ内容を復唱したのに、停止位置を越えて進入した。
海保の機長は事故後の聞き取りに「許可を得た上で進入した」と説明した。海保には管制官とのやりとりを機長と副機長で相互確認する決まりがあり、何を許可と認識して進入、離陸しようとしたのか分かっていない。
海保機は進入後、約40秒間停止。管制官は海保機との交信後、他の航空機とやりとりを続けていた。管制塔では誤進入防止の注意喚起機能が作動していたが、管制官は海保機の動きに気付かなかったとみられる。
日航の乗務員は「許可を認識し、復唱した後、着陸操作した」と説明。「海保機は視認できなかった」としている。
(以下略)
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この40秒の停止は安全確認の最終チェックと、「短い滑走距離での離陸」のためにエンジンの出力をあげていたためではないかと思われます。海保機の機長は「エンジン出力を上げて離陸走行中に衝撃を受けた」と説明をしていることから、離陸のために動き始めた直後に衝突事故が起きたようです。
最大の謎は、羽田管制官が「こんばんは、海保機。1番目、誘導路C5上の滑走路停止位置まで地上走行してください。」と言ったのに、海保機は停止位置を越えて滑走路に進入し、海保機の機長は「許可を得た上で進入した」と説明していることです。
「管制塔では誤進入防止の注意喚起機能が作動していたが、管制官は海保機の動きに気付かなかった」ということなので、海保機の機長が「ナンバー1(1 番目)」という言葉の意味を取り違えた可能性があります。
しかし、停止が必要なことを赤い光でパイロットに知らせる「ストップバーライト(停止線灯)」が設置されていれば、この事故は防げた可能性が高い。ストップバーライトがどのようなものかは、こちらの動画をご覧ください。この動画の中で台湾の現役パイロットは、「滑走路誤進入防止のストップバーライト(信号機)がある。…私はストップバーライトを頼ってる。…滑走路に入って行けない時、ストップバーライトが赤く光る。…羽田空港のお知らせで、ストップバーライトが機能しない。…2023年12月27日から(2024年)2月21日までストップバーライトが機能しない。もし海保機長が、聞き間違いがあったとしてもストップバーライトが赤く光ってれば機長が疑問に思う。侵入前にもう一回、管制官に確認するはず。メディアはこれを報道していない。」と言っています。
時事通信は、“滑走路への誤進入を防ぐため導入されている「ストップバーライト(停止線灯)」が事故当時、保守作業中で運用を停止していたことが7日、国土交通省への取材で分かった。…このシステムは濃霧などで視界が600メートル以下、または管制官が必要と判断した場合に使用される。国土交通省の担当者は「事故当時は視界が5000メートル以上だったため、仮に運用していても点灯していなかった」と説明した”と報じています。
また共同通信は、“海保機が事故直前に管制官から待機を指示された地点には、停止が必要なことを赤い光でパイロットに知らせる「ストップバーライト(停止線灯)」が設置されていなかった…設置は義務ではなく、悪天候時などに使われる約15メートル手前の停止線には整備済みだった”と報じています。
要するに、海保機が事故直前に管制官から待機を指示された地点には、「ストップバーライト(停止線灯)」が設置されておらず、悪天候時などに使われる約15メートル手前の停止線のストップバーライトは保守作業中で運用を停止していた、ということのようです。
海保機の機長は管制官の指示を勘違いした可能性があり、管制官は誤進入防止の注意喚起機能が作動していたことに気付かなかった。そして、JAL516便の機長は滑走路上にいた海保機に気付きませんでした。こうしたミスを防ぐために必要なストップバーライトは、そもそも設置されていなかった、という悪夢のような事故なのです。
“続きはこちらから”のスーパーJ チャンネルの動画をご覧になると、JAL516便の機長が海保機に気付くのは無理だと分かります。
超人的な忙しさの管制官のミスを責める気にはなれません。深田萌絵さんは、「ギリギリの人数で2分以下ごとに離発着する飛行機を少人数で回す極限状態です。そのうえ、事故後にレーダーを見る人員増やす金はないから、持ち回りで見ろという、政府の残酷さ。台湾企業に1.4兆円、ウクライナに6000億円プレゼントして、日本人が死んでも知らんぷり政権です。」とツイートしています。
5人の仲間を失った海保機の機長を責める人は鬼でしょう。必要な安全対策を怠り、先の共同通信の記事で、“(ストップバーライトの)設置は義務ではなく…誤進入の予防策として効果的だとの指摘もあり、国交省は今後、有識者を交えた委員会で整備や活用の可否を検討する”などと、白々しい言い訳ばかりしている国土交通省を責めるのが筋ではないでしょうか。
最後に一言。この大事故について、そもそも衝突すら起こっていなかったのではないか、と考えている人も居るようです。しかし、この事故をテロ、あるいはヤラセだと考えるには無理がありすぎます。
JAL516便の機首には、ハッキリと衝突の跡があります。もしもこれが爆弾か何かによるものだとすれば、このような凹み方にはならないでしょう。また、こちらのツイートの疑問は、「水では無く泡で消火しているからでしょう。機体左側からの消火活動の動画がYouTubeにあるので、それを見ると泡であるのが良く分かりますよ。」という書き込みが正解でしょう。