2025年5月28日 の記事

必要なお金が足らなければ、通貨発行権を用いて政府通貨を発行すればよいだけなのに、なぜ利子を払って借金(国債発行)をしなければならないのだろうか ~キャサリン・オースティン・フィッツ氏の本質を突いた指摘

竹下雅敏氏からの情報です。
 ShortShort Newsさんの動画を先にご覧ください。ジョージ・H・W・ブッシュ大統領の時代に住宅都市開発省の住宅担当次官を務めたキャサリン・オースティン・フィッツ氏は、“では、政府における最大の金融詐欺を見てみましょう。…私たちは36兆ドルの負債を抱えています。何故だか分かりますか? なぜなら、私たちは債務ベースで通貨を発行しているからです。通貨を発行すればいいだけですよね?”と言っています。
 この簡単で当たり前のことを、なぜ経済学者は誰も指摘しないのでしょうか? 政府は通貨発行権を持っています。なのに、なぜ利子を払って借金(国債発行)をしなければならないのでしょうか。
 必要なお金が足らなければ、通貨発行権を用いて政府通貨を発行すればよいだけです。株式市場がバブルであるならば、そこから税金をとればよいのです。一般庶民からではありません。
 それなのに、なぜ国債を発行して銀行家に利益を与えるのでしょうか? ここに全ての本質があるのです。キャサリン・オースティン・フィッツ氏は、“だから、私たちのドルの問題はそれが不換紙幣であることではないと思います。世界の歴史の中で最も偉大な通貨は、優れた統治システムを持つ不換紙幣でした。私たちの問題は、それが債務ベースであることだと思います。そして、私たちの問題は、秘密の統治システムがあり、それが一般大衆とは大きく乖離していることだと思います。”と話しています。
 この発言がいかに本質を突いており、重要であるかが分かりますか? 日本では、消費税減税とその財源の問題が議論されているわけですが、消費税減税を支持する人たちは「国債を発行すれば良い」と主張し、消費税減税に反対する人は「これ以上の借金をすべきでない」と言います。
 政府通貨を発行すれば、直ちに問題は解決します。ただし、無制限に政府通貨を発行すればパイパーインフレになるので、歯止めとしてインフレ率を定めるなどの法的な整備が必要でしょう。こうした事を指摘しているのは、私が知る限り大西つねき氏だけだと思います。
 冒頭の動画は、経済の基本をキチンと説明しています。とても分かりやすい内容なので、是非ご覧ください。
(竹下雅敏)
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【森永康平が日本経済をぶった斬る】日本人の9割が知らない2つのインフレの正体。日本経済復活のカギ「スペンディングファースト」とは?
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[Instagram]ニャンコズはペット以上

ライターからの情報です。
指圧猫希望!
(メリはち)
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ぴょんぴょんの「ルーマニア大統領選挙」 ~モルドバに続いて、ルーマニアでも不正選挙の疑いが濃厚

 この記事を書いている5月19日は、ルーマニア大統領選、決選投票の翌日です。
 去年11月のルーマニア大統領選で、国連を「悪魔的」と呼び、ルーマニアが加盟するEUやNATOに批判的なカリン・ジョルジェスクが、23%の票を集めてトップに立ちました。ですが、この選挙は無効にされ、5月4日にやり直し選挙が行われることになりました。
 そこら辺は、ここにも書きました。
 3月、ジョルジェスクは、やり直し選挙に立候補を申し出ましたが、中央選挙局は却下。さらに、ジョルジェスクの立候補が禁止されます。その後、前回の選挙で4位だったジョージ・シミオンが、ジョルジェスクの意志を次ぐ形で立候補。
 5月4日の選挙結果で、シミオンは前回のジョルジェスクを上回る41%の得票でトップに立ちました。が、2位のブカレスト市長ダンも過半数に満たなかったため、5月18日に決選投票が行われました。そして、予想した通り・・・。
(ぴょんぴょん)
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ぴょんぴょんの「ルーマニア大統領選挙」 ~モルドバに続いて、ルーマニアでも不正選挙の疑いが濃厚

立候補禁止を言い渡されたジョルジェスク


終わったぞ。

なにが?

去年の11月に無効にされた、ルーマニア大統領選挙のやり直しだよ。

ああ、アンチEU、アンチNATO、アンチ国連のジョルジェスク氏が最多票を集めたことで、無効になった選挙のやり直しね。で、ジョルジェスク氏はどうしてるの?

カリン・ジョルジェスク
Author:Focus Creștin[CC BY]

元気だよ。寒中水泳をやるぐらいだからな。

じゃなくて、やり直しの大統領選に立候補したの?

それがだな、今年の2月、ジョルジェスクは「反憲法行為」「ファシスト、人種差別的、または外国人排斥的な思想の扇動」など、6つの刑事罪で起訴された。本人はすべての容疑を否認し、これはルーマニアの「ディープステート」が仕組んだキャンペーンだ、と主張している。RT

だろうね。

3月7日、ジョルジェスクは、やり直し大統領選挙に立候補を届け出たが、中央選挙局に却下された。さらに3月11日、ジョルジェスクは立候補することを禁止された。5年間の立候補禁止を言い渡された、フランスのルペンにそっくり。

じゃ、ジョルジェスク氏に期待した国民は? 投票する人がいなくなったよ。 

実は、前回の大統領選で4位に終わった男がいた。ジョージ・シミオン(38歳)。選挙後、シミオンはジョルジェスクの支持に回り、選挙が無効になった後は、「民主主義が否定された」として、抗議活動を呼びかけた。彼は、やり直し選挙でジョルジェスクが立候補するなら、自分はジョルジェスクを応援し、立候補しないと表明した。それが、ジョルジェスクの立候補が禁止になったもんで、自分が立候補することにした。

ジョージ・シミオン

良かった、ジョルジェスク氏に代わる人が出てきたんだね。で、結果は?

5月4日のやり直し選挙で、シミオンは、前回のジョルジェスクの23%をはるかに超える、41%の得票率でトップに立った。

すごい!

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