注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
「首都圏にそびえる広大な横田空域 羽鳥慎一のモーニングショー(2018年10月9日)」
わかりやすいのに、とっても深く掘り下げたとても良い放送でした。
何しろ45分以上の時間を割いています。
「横田ラプコンなんか、知ってるよ。」という方も是非。
(中略)
こんなにわかりやすい説明は初めて見ました。
やっぱり動画の威力にはかないません(汗)。
これが沖縄の民意だ。翁長前知事の県民葬で罵声を浴びる菅官房長官と与党政治家たち。 pic.twitter.com/rtl2QQiCFR
— 🏕インドア派キャンパー 📣ⒻⒸⓀⓁⒹⓅ🔥 (@I_hate_camp) 2018年10月9日
政府関係者「4年前は知事選と直後の衆院選で敗れた自民県連の意向があったとはいえ翁長前知事に会わなかった反省がある」
— 奈良児楢 (@hakatafuku) 2018年10月9日
「会談もせずに対抗措置をとればさらに批判される。今回は就任あいさつ。お互いに大人の政治家としての対応だ」
>大人の対応と自負する自民の幼稚さ。https://t.co/wiN3lfFLxX
玉城知事 菅官房長官と初会談へ https://t.co/cGntwGcwnb #Qプラス
— QAB琉球朝日放送Qプラス (@QAB_QPlus) 2018年10月10日
東京五輪に向けて安倍政権は羽田空港の新ルートを計画しました。ところが新ルートは米軍の管制権下にある横田空域を通過することになりアメリカは認めないという姿勢です。日本の空は日本のものではなかった、つまり占領下にあるということを改めて自覚することになりました。
主権国家の、しかも首都圏の領空に他国軍の管制権があるということは、他の国ではあり得ない異常なことで、その根底にあるのがご存知、日米地位協定です。「基地の管理権は米軍が持つ」「税は免除する」など徹底して米軍に便宜を図るものです。ドイツ、イタリアを例にとり、戦後アメリカとの交渉によって主権を取り戻してきたことを日本と比較しています。翁長前知事は「日本政府にはアメリカと交渉する当事者能力が無かった」と言われたそうですが、前泊教授はその言葉を受けて「日本政府は解決できない問題をまず先送りする、先送りしても解決できない時は無かったことにする」、このような状況を国民が知って変えていかなければ、と指摘されました。沖縄ではすでに管制権について、嘉手納空域での苦い交渉モデルがありました(37:27〜)。沖縄を見て、沖縄問題を解決することが日本の占領状態を見直すことに繋がる、政権を持っている人達が当事者能力を持って、国民ファーストを実現できるかどうか、その政策運営能力を問われているのが横田空域問題だと締められました。
横田空域の解説だけでなく、今、この番組の持つ意味は、まさにこれまで沖縄が背負ってきたものをようやく日本全体の問題として意識されるようになったということかと思います。
折しも沖縄での翁長氏県民葬で「うそつき!」「帰れ!」と怒声を浴びた安倍総理代理の菅氏ですが、沖縄の存在が一気に高まる中、政府は玉城デニー新知事に対して早期の会談を決定という、これまでにない動きを見せています。
沖縄県民の怒りを日本国民の怒りとして感じられるか、葬儀の動画が問うています。