アーカイブ: 辺野古移設問題

[IWJ] 岩上安身による故翁長雄志・前沖縄県知事の妻 翁長樹子さんへのインタビュー

 ざっとチェックするつもりで動画を見始めたのですが、グイグイ引き込まれてしまって、一気に1時間あまり観てしまいました。故翁長前知事夫人、樹子さんのインタビューです。優しい声なのに早口で的確な発言に、さすがのIWJ岩上氏がタジタジな様子も面白いです。
「続きはこちらから」以降で、主な点を抜き出しました。
IWJのご好意でフルオープンで視聴できます。ご支援のご協力も!
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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岩上安身による故 翁長雄志・前沖縄県知事の妻 翁長樹子さんへのインタビュー 2018.9.4
配信元)

動画は引用元でご覧ください(画像をクリックすると引用元に飛びます)



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「デニーのDはデモクラシーのD」玉城氏が沖縄県知事選出馬を正式表明

 29日、玉城デニー氏が正式に沖縄県知事選出馬を表明しました。
自民、公明両党の推薦候補との一騎打ちになります。争点はもちろん、名護市辺野古移設の是非です。
 出馬表明会見の席、デニー氏の隣には、故翁長知事の帽子と飲み物が置かれていました。
政治家が心に届く言葉を語ることが本当に少ない中、デニー氏のひと言ひと言は、確かな意志とともに胸に迫ります。
「翁長知事が誰よりも望んでいた(沖縄の)心を一つにすることへの心無い攻撃があることを強く指摘しなければなりません。」(6:58〜)こう、厳しい目で語られたのは「民意を、地方自治を踏みにじる形で辺野古新基地建設を強行するこの国の姿」でした。同じ日本に住み、安倍政権をのさばらせてしまった国民の一人として恥じ入る気持ちです。
 しかしデニー氏は、これらの攻撃を沖縄が毅然と跳ね返し続け、これまで翁長県政が取り組んできた子どもの貧困対策や経済政策が確かな成果をあげていることを誇り、翁長カラーとデニーカラーを併せた「新時代の沖縄」を自分たちで作り上げたい、と高らかな希望を表明されました。
4:20から14:30までの約10分の会見、ぜひご覧ください。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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配信元)



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玉城氏が出馬表明=翁長氏後継、自公と一騎打ち-沖縄知事選
引用元)
自由党の玉城デニー幹事長(58)は29日午後、那覇市で記者会見し、沖縄県知事選(9月13日告示、30日投開票)への出馬を正式に表明した。自民、公明両党が推薦する前宜野湾市長の佐喜真淳氏(54)との事実上の一騎打ちの構図が固まった。米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設の是非を争点に、激しい戦いが展開されそうだ。
(以下略)
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<沖縄県知事選>玉城デニー氏出馬表明会見 2018-8-29
配信元)

映画「沖縄スパイ戦史」を観た 〜 沖縄戦から現代の辺野古につながるキーワードは「軍隊」「秘密」「スパイ」

 映画「沖縄スパイ戦史」を観ました。
三上智恵監督は、これまで高江を追った「標的の村」、辺野古の反対運動を追った「戦場ぬ止み」など沖縄をリアルに映すドキュメンタリー作品で高い評価を受けています。今回のテーマは、例えば「ひめゆり」のような沖縄の知られざる悲惨な過去を取り上げたものかと思っていました。
 しかし、そのような安易な予想はバッサリ裏切られました。
三上監督は、「不幸の再現に加担する者たちを焼き尽くす火炎放射器」を放つようにこの映画を作ったそうです。その照準の先には、過ぎ去った過去ではない、今、まさに辺野古を脅かす者も入っています。翁長知事死去の後、映画に関するツイッターのコメントも熱が増したようです。かつてなく上映館も増えているそうです。
 今、私たちの日本が置かれている危機的な状況を浮き彫りにし、同時に歴史を俯瞰する、恐ろしくも価値の高い力作です。お近くの方はぜひ観るべし。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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映画「沖縄スパイ戦史」を観た〜 沖縄戦から現代の辺野古につながるキーワードは「軍隊」「秘密」「スパイ」
『沖縄スパイ戦史』劇場予告篇


陸軍中野学校出身者によって組織された「裏の沖縄戦」があった


 映画は、沖縄戦を丁寧に追うところから始まります。これまで語られてきた「表の沖縄戦」とは別に、沖縄にはゲリラ戦やスパイ戦という「裏の戦争」がありました。その一つは驚いたことに10代半ばの少年達からなるゲリラ部隊「護郷隊」による秘密裏の戦いでした。子供と思って油断した米軍に相当の打撃を与え、また沖縄で合流した日本軍ですら護郷隊の勇敢さ、機敏さに感心したそうです。

 その組織を作り、彼らにスキルをつけたのは、1944年、陸軍中野学校から沖縄に送り込まれた若きエリート達でした

中野学校から沖縄に身分を隠して送り込まれた工作員は42名。生き残った少年兵の証言とその周辺の人々の記憶、そして資料の綿密な調査を通じて見えてきたことは、国家によって周到に準備された惨劇でした

絶望的な白兵戦で「こちらがパン、パン、パンと打つ間に、敵はババババッと凄まじい銃を打つ」ような中、埋めきれない仲間の遺体が積み上がり、自らの負傷、飢餓に苛まれ、奇跡的に生き残った少年兵も、戦後PTSDの発作のため座敷牢に閉じ込められる悲惨な人生を送ります。戦死と思っていた少年兵が実は、上官に射殺されていたという証言も出ます。少年達だけでなく軍服を着せ誇らしく送り出した家族達にも、心身を狂わせるほどの衝撃を与えます。
中野学校のエリート将校は、負け戦の捨て石となることが分かっていて、少年達を利用したのでした。

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訃報 沖縄県の翁長雄志知事が死去 〜 オール沖縄の要だった「沖縄の保守」

 8日、翁長沖縄県知事が亡くなりました。
夕刻、入院先の翁長知事の容体が悪化したとの報が流れ、ネット上に大きな動揺が走りました。
すい臓がんの治療を受けながら、6月沖縄慰霊の日の鬼気迫る平和宣言や、先般の辺野古埋め立ての承認撤回を表明された姿が頭をよぎり、「命がけ」という言葉を飲み込みました。多くの方々が衝撃を受けながらも、知事の回復を真っ先に祈ったと思います。
 その後、訃報が入りました。
田中龍作ジャーナルでは、誤報を願ってギリギリまで発信を控えておられました。
 翁長知事は、保守系の政治家の家に育ち、順調にキャリアを重ね、安楽な政治家の道を選ぶこともできた方でした。しかし、度重なる沖縄の苦難から目を背けることを止め、「沖縄の保守」として、保守、革新をまとめる「オール沖縄」の象徴として戦う道に進まれました。
 喪失感の中、9月に前倒しで実施される県知事選を控え、これまで辺野古新基地反対の要となって支えて来られた知事の影響を思わざるを得ません。
私利私欲を排し、沖縄のために、ひいては日本のために「討ち死」された翁長知事の遺志を継ぐ方が、どうか立たれんことを。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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沖縄県の翁長雄志知事が死去 辺野古移設に反対貫く
引用元)
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設計画に反対し、膵(すい)がんの治療を受けながら公務を続けてきた沖縄県の翁長雄志(おなが・たけし)知事が8日、同県浦添市内の病院で死去した。67歳。今年5月にがんを公表し、治療を続けていたが、7日に容体が急変した。
 知事選は11月から9月へ
 知事選は任期満了に伴い11月18日投開票の予定だったが、9月中にも実施される見通し。葬儀日程などは未定。7月27日に前知事による辺野古の埋め立て承認を撤回すると表明するなど、一貫して移設計画に反対してきた翁長知事の死去は移設計画の行方にも影響しそうだ
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配信元)




政治家の差別発言、憲法否定発言が相次ぐ一方で、沖縄を巡る画期的な動き 〜 辺野古賛否を問う県民投票実施へ、さらに全国知事会では全会一致で日米地位協定の抜本改定を提言

 杉田水脈議員のLGBT差別発言に続き、稲田元防衛相の「憲法教という新興宗教に毒されずに安倍総理を応援」という開いた口が塞がらないような発言が登場し、あべぴょんに気に入られるためとは言え、政治の場に居てはいけない人間性が露わです。稲田氏、さすがにさっさとツイートを削除したようですが、過去の悪事とともに消せるわけなし。
 あまりの政治の荒廃に失望と諦めを感じそうになりますが、ふと正気になるツイートを見ました。
「本来、政治は国民が利用する道具」であって「政治が国民を利用するものではない」というものでした。この政治という手段を諦めてはアカンのでした。
 沖縄を巡り、政治を諦めない人々の確かな躍動があります。翁長知事の辺野古承認の撤回と並行して、これまで「辺野古埋め立ての賛否を問う県民投票」を求める署名を募っていましたが、30日、投票の実施に必要な人数の4倍を超える10万1千筆が集まりました。若者を中心に様々な立場の人が集まって署名を集めた会の代表は、「私たち沖縄県民が民主主義の原理に基づき、主権者としてしっかりと『民意』を明確に示すことが重要だ」と述べ、日本政府には投票実施まで工事を中止するよう強く申し入れました。
 さらに目を引いたのが、全国知事会が全会一致で、日米地位協定の抜本改定を提言したという驚きのニュースでした。平成16年時点での全国の都道府県知事にとっては「外交・防衛は国の専権事項」だとして基地問題などは論外だったのです。
ところが今回初めて、米軍基地負担を沖縄県だけの問題ではなく、全国各地自らのことと認識し、日米地位協定の改定に踏み込んだ提言を採択したのです。画期的。米軍が駐留するドイツやイタリアでは、自国が基地の管理権を確保し、自国の法律を米軍に適用するなど当然の主権を行使しています。日本の異常な不平等を、ここにきてついに抗議する機運です。
 沖縄が、日本を正気に戻す起爆剤になってくれたようなニュースでした。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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