今、新型コロナウイルスから目が離せません。海外に住んでいる子ども達からの危機感溢れる情報が次々に送られてきて日本とのギャップに戸惑う日々です。
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3月20日 ボストン在住の娘からのメッセージ
世界中がCOVID-19で非常事態となっていますが、私たちの住むアメリカボストン近郊でも非日常的な日々が続いています。
3月12日の午後に急に明日から休校と通告があり、その後4月6日まで休校延長となりました。遊具のある公園は閉鎖され、図書館や美術館や動物園なども次々に閉鎖、レストランもテイクアウトやデリバリー以外は営業中止、10人以上が集まること自体が禁止となりました。
Playdate(お友達と遊ぶこと)も禁止です。スーパーと薬局だけは営業を認められていますが、パスタや缶詰、冷凍食品、そしてトイレットペーパーやハンドウォッシュなどは陳列棚から見事に無くなっています。
アメリカでは昨日24時間で患者数が40%増えたと報告がありましたが、もともと医療アクセスが悪い国なので、実際の患者延べ数ははるかに多いはずです。私たちのように勉強や研究を目的に渡米している人の医療保険は心許ないので、病院を受診しても門前払いされることもあります。
アメリカには低所得者向けの保険もありますが、私たちは経済的な条件をクリアしているので(クリアしていないと留学が許可されません)そのサービスも利用できません。先日の医療費が無料になった話に関しても、ある人が感染した友人と同じ症状が出たからあらゆる病院を受診したけれどその都度検査を断られて100万くらいの請求が来た挙句、検査してもらえないまま自宅安静になったという話を聞きました。
そういうわけで、私たちも含め、多くの人たちが発熱しても医療機関を極力受診しません(できません)。私たちにとって、予防対策を講じることは、我が身、我が家族を守るためにとても大切なことなのです。
手洗い、顔を触らない、咳エチケット、他人と2m以上離れるなどの標準予防策に加え、情報の収集も必要です。昨日までの情報が今日には古くなるので、毎日何度もCNNニュースやCDCやローカルホームページをチェックしています。
子供たちはというと、この非日常を比較的楽しんでいます。生活リズムを整え、ホームスクーリングを行っています。
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