注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
(中略)
黄色いベストたちが22日、国営放送「フランスTV」に押しかけた。口々に「政府寄りの報道が目立つ国営放送に受信料を払いたくない」と言って。
国営放送が彼らを怒らせているのには、さらに理由がある。国営放送がテレビ受像器ではなく、インターネット利用者からも受信料を徴収しようとしているのだ。
(中略)
国営放送の受信料は年間130ユーロ(約1万6千円)。低所得者には決して軽くない負担だ。
国営放送に押しかけた人々は放送内容に憤る。
パリ郊外から参加した技術者の男性(40代)は「御用コメンテーターしか使わない。黄色いベスト運動を支持するようなコメントは載せない」。
パリから南西に800㎞も離れたボルドー地方に住む男性(30代)は、このデモのためにわざわざ駆け付けた。「(国営放送は)政府寄りの識者の分析しか載せない。しかもアメリカ寄り、イスラエル寄りだ」。
2人とも「受信料を払わないと言ってるんじゃない。公平な放送をしてくれれば払う。今のような政府広報では払えない」と強調した。
(以下略)
おいNHK!誰もが自由に視聴できるインターネット上に、誰も望んでいないのに勝手にTV番組を流し、PCやスマホを利用している全国民から一方的に受信料を徴収すると言うのなら、当然、日本だけでなく世界中の人たちからも同じように徴収するんだろうな?そうじゃなければNHKは安倍晋三と同じ詐欺師だ!
— きっこ (@kikko_no_blog) 2018年10月12日
安倍政権にとってマイナスな内容は国会中継ですら放送せず、日々のニュースでも安倍政権の利益になることばかり優先的に報じていれば、安倍政権はNHKに自動的にカネが入る法案を積極的に進めてくれる。安倍政権とNHKはウィンウィンの関係で、バカを見ているのはあたしたち国民だけだ。
— きっこ (@kikko_no_blog) 2018年10月12日
NHKが現在の衛星契約の月額2280円を仮に半額の1140円に引き下げたとしても、現在のスマホ利用者、約7500万人から一律に徴収すれば、総額で8000億円超える巨大利益になる。年間でなく毎月9000億円だ。NHKはコレを狙っているわけで、それに加担しているのが安倍政権なのだ。
— きっこ (@kikko_no_blog) 2018年10月12日
しかし、このような無差別徴収は、御用放送に不満を持つ国民には納得できません。「公平な放送をしてくれれば受信料を払う」という黄色いベストたちの意見は、多くの日本人も共感できるものと思います。こうした声がフランスTVやNHKに届く日が来るだろうか。
「メキシコ便り(26)」の中に、最高裁判事たちが高給を手放したくないとごねている記事がありました。大変印象的で、既得権を自発的に手放すことはこれほど困難なものだと教えてくれます。
ならば最終的には国営放送の利権も、フランスやメキシコのように車を取り囲むほどの怒りで国民が強制的に取り上げるしかないのかも。