○お米・キュウリの腐敗試験(11:58)
自然栽培は半年経っても変わらない、キュウリは漬物になった。
有機栽培JAS法認定は2週間で黒く腐り始め、キュウリはドロドロに腐った。
一般栽培は米は2週間で黒く腐った。キュウリはスーパーの要望で1年無農薬・無肥料・無除草剤で育てられていたので、かなり形が残った。
○世界の農薬の使用量の比較(17:00)日本がダントツで1番多い。
○世界のお米を生産するのに使われる除草剤使用量(19:23)日本がこれもまた世界で1番飛び抜けて量が多い。
○田んぼの代かき(33:00)よく乾燥した土を荒く耕す、丁寧な代かきをしないで荒くゴロゴロの代かきをする方が稲が喜ぶ。これまでやってきたことの逆。
○代かきの違いによる雑草発生の比較(42:52)丁寧な代かきと粗末な代かき=粗末な荒い代かきの方は1本も草が生えていない。
○田んぼの実例(36:36)田植え後、初期には一般栽培(肥料、農薬、除草剤使用)が良く育っているが根は小さい。自然栽培(何も入れていない)は初期生育は良くないが、地下部・根の充実を優先しているので、3倍くらい根が張っている。
途中からは(43:52)一般栽培は稲熱病の対策に追われた。自然栽培は一般栽培と遜色のない生育で、いもち病も発生しない。
○田んぼや畑に施した肥料はどこへ?(23:02)作物=10〜15% 雑草=10〜15% 土=20〜30% ガス化・大気へ=40〜50%
○アメリカ大気圏局がこのまま肥料、農薬、除草剤を使い続けていくことは、地球の破壊につながると発表。(24:00)国際的に肥料、農薬、除草剤、土壌改良資材を使わない栽培を続けない限りこの地球温暖化は止まらないと発表した。
○たんぽぽの生育の違い(26:30)農薬を使うところに虫がいて、使わないところにはいない。一般栽培の肥料がいっぱいの畑では小さく、自然栽培の畑では大きい。
○オオバコの大きさ(27:53)柔らかい土=大きく育つ。硬い土=小さい。草が肥料じゃないよといっている。
○畑の場合は50センチ穴を掘って10センチ毎の温度を測る(45:30)山の土、地表と50センチ底の温度の違いは1度あるかないか。
○ドイツ、オーガニックとして世界の中心、環境にやさしい農業、80年農薬、除草剤、堆肥を使わない畑のジャガイモはピンポン玉くらいの小さな芋(46:30)巨大なトラクターで15センチの穴に植える。木村さんが同じ畑で、深さ10センチに植えたら、倍の大きさのジャガイモができた。畑の深い場所は温度が低く、植物も低い温度を嫌う。
○一般農地(畑)の土の中=農機具重量、肥料、農薬、土壌改良資材等で硬盤層がつくられる(51:10)硬い層を壊す(田んぼではしてはいけない、ザル田になる)。(52:50)硬い層の下には一杯養分がある。
○硬い層を壊すには何を使うか(53:30)岩手県遠野市のリンゴ畑の事例:麦の根を利用して硬盤層を壊す。まめ科の植物利用し空気中の養分固定、カラスノエンドウを植えた。
○木村さんのリンゴ畑(54:50)リンゴの葉っぱの穴はリンゴの木が病気になった部分を自ら落とした穴だった。リンゴの木が自分で病気を治して実らす努力をしている。
○てんとう虫はアブラムシをほとんど食べない(56:20)アブラムシを食べていたのは、ハエ、アブの幼虫。小学校の教科書がまちがっている。
○木村さんの畑(58:25)麦:硬い層を壊すとともに肥料農薬を吸ってくれる。
トマトの間に大豆を植え、虫、病気全くない。トマトを横に寝かせて植えると10メートル伸びる。
トウモロコシの間に大豆を植える、アブラムシがこない。
トウモロコシのヒゲのところに真っ黒にアブラムシがつくのは、肥料を与え過ぎた結果。
○未熟堆肥が生み出す硝酸性窒素の危険性。(1:00:30)病気の主たる原因。
○牛舎に敷かれているのは?(1:01:10)(株)ラボジェネタの取り組み:牛のウンチを牛舎に敷いている。ハエがいない。側に行っても臭くない。食べ物を変えるとこんなに変わる。1年貯めてみたら35センチ溜まった。これでもまだ完熟堆肥ではない。さらに3年切返ししながら置くと硝酸体窒素がない完熟堆肥になる。
○20年くらい前にアメリカ・ヨーロッパで1歳くらいの赤ちゃんが、離乳食に含まれる硝酸体窒素で次々に死んだ。(1:03:45)
その計画予定地は隣県の熊本県山都町東竹原で、そちらではすでに2021年の秋に処分場計画が浮上し、22年1月には地下水の汚染を心配する住民が反対運動を始めていたそうです。処分場付近の環境だけでなく、広範囲に及ぶ下流域の環境への懸念は当然で、これまで宮崎県側が知らされなかったことにも不信感が募ります。
産廃業者は熊本市内の「星山商店」という事業者で、2028年の稼働開始に向けて、8月22日から環境アセスメント(事前調査・予測・評価)に入っており、9月21日まで一般の意見を募っています。星山商店は「排水は、高千穂峡などに悪影響が出ないように、基準以下に処理してから放流します。また、遮水シートは、破れても自己修復するタイプなどを候補に挙げており、どんな構造のシートが最適か環境アセスメントを行ってから決めます」と述べていますが、将来にわたって有害物質の危険を全て除去できるのか、保証はあるのか気になります。
自然豊かな東竹原で、産廃計画の現地見学会と講演会に参加した方がレポートを出しておられました。30人も集まるかと思われていたところ、約100名もの人々が詰めかけ、いかに多くの人々が関心を寄せているかに驚き、その後の講演会では、かつて水俣で産廃施設計画に粘り強く反対し、ついに計画を止めさせた方の実際の体験が語られたそうです。「必ず止められる」、市民が安全な生活と貴重な自然環境を守ると覚悟すれば叶うのだと励まされます。