ぴょんぴょん村のポンポコさん議員

いつも静かな
ぴょんぴょん村は、今だけ、にぎやかだね。

そういやあ、
今度の日曜は選挙だったな。

ここに越してきたばかりのとき、お隣りの人が話してくれたんだけど。
「
ぴょんぴょん村には、ポンポコさんちゅう議員がおってのぉ。
そん人ぁ、
かれこれ40年くれえ、ここの村会議員をしとるが、いつもトップ当選なんじゃ。」

なんか、「日本昔ばなし」みてえな語り口だな。
ポンポコさんは、共産党の議員さん。

へえ? ぴょんぴょん村は、共産党がトップ当選か。
なんでそんなに人気があるの? って聞いたら、
「
ポンポコさんは、みんなの意見を聞いちくれるんじゃ。
たとえば、ほれ、
ここいらは夜になるとまっ暗になるじゃろ?
ポンポコさんに相談すっと、議会に掛けあっち、街灯をつけちくれるんじゃ。」

懐かしいな、大分弁の「ち」連発。

そんなこんなで、みんながお世話になってるって。
議員てのは、選挙の時だけ頭を下げるが、通った途端に知らんぷりと思ってたが。
民の意見を汲み上げて実行に移す、議員としての役割を実行してきたんだな。
自分を応援してくれる人だけに、手厚くする人が多いのにね。
あべぴょん!

しかも
雨が降る日も、嵐の日でも、近くの道端に立って演説してるポンポコさん。

ここいら、家はパラパラしかねえのに?
議会の前は、ぼくたちに言いたいことはないかと聞いてるし、
議会が終わると、報告のためにまた、道端に立つ。

そういう
地道な活動を、議員になって以来40年、続けてるのはスゴイ。

実は最近、
演説してるポンポコさんを間近で見てたら、ジェレミー・コービンを思い出した。
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ISのテロリストになった二人の息子が、シリアで戦死した、という母親の話でした。
息子二人を失うだけでもくずおれそうな現実なのに、「テロリストの母」と呼ばれ、ふる里は「テロリストの温床」のレッテルを貼られ、誰も訪れてこない。
美しい自然を背景に、それでもなお戦い続ける、母親の強さと弱さがありのままに描かれていました。
しかしなぜ、こんなに美しいところがテロリストの温床になったのか?
調べるうちに、チェチェン戦争、ジョージアとロシアの関係、サウジ・アラビア発の「ワッハービズム」など、知らないことが芋づるみたいに出てきました。