竹下雅敏氏からの情報です。
注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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最先端:COVIDスパイクタンパク質を含む循環エクソソームは、BNT162b2(Pfizer-BioNTech)ワクチン接種により、抗体ができる前に誘発される。mRNAワクチンによる免疫活性化の新しいメカニズム
SandhyaBansal, Sudhir Perincheri, Timothy Fleming, Christin Poulson, BrianTiffany, Ross M. Bremner, Thalachallour Mohanakumar
キーポイント
BNT162b2は、SARS-CoV-2スパイクタンパクを含むエクソソームの放出を誘導する。
SARS-CoV-2に対する抗体は、循環するエクソソームの検出後に発現する。
SARS-CoV-2スパイクタンパク質を含むエクソソームは、マウスにおいて免疫原性を示す。
概要
重症急性呼吸器症候群の原因となるSARS-CoV-2(SARS-CoV-2)は,SARS-CoV-2スパイクタンパクを標的としたmRNAワクチンにより誘導抗体(Abs)が発現し,防御免疫が獲得できる。このメカニズムを解明するために、健康な人にワクチンを接種し、SARS-CoV-2スパイクタンパク質と抗体が循環エクソソームに誘導される動態を解析した。その結果、
ワクチン接種後14日目にスパイクタンパクを発現した循環エクソソームが誘導され、2回目の接種から14日後に抗体が誘導された。 ブースター接種後、スパイク蛋白質を含むエクソソーム、SARS-CoV-2スパイクに対するAbs、IFN-γおよびTNF-αを分泌するT細胞が増加した。また、
エクソソームの透過型電子顕微鏡では、その表面にスパイクタンパクの抗体が検出された。 スパイクタンパク質とAbsを含むエクソソームは、4カ月後には並行して減少した。これらの結果は、mRNAベースのワクチン接種後の効果的な免疫に、スパイクタンパクを含む循環エクソソームが重要な役割を果たしていることを示している。さらに、スパイクタンパクを含むエクソソームを免疫したマウスでは、体液性および細胞性の免疫反応が誘導されることが証明された。
(以下略)
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スパイクタンパクはエクソソーム上で4ヶ月以上血中を循環する:The Journal of Immunologyに掲載された論文から
(前略)
細胞膜から切り離されたスパイクタンパクの一部が血液中に存在している事は
Ogata らの研究 で指摘されています。
スパイクタンパクは 膜タンパクであり、
通常はウィルスや細胞の「膜上に生えている」タンパクです。 膜タンパクの発現には細胞膜かそれに類似したものが必要ですが、膜上でしか安定ではないはずの完全長スパイクタンパクも循環している事が論文中で示唆されています。ではこれはどういった機構によるものなのでしょうか。
細胞やウィルス以外で膜タンパクの発現や輸送を媒介し得るのが「エクソソーム」です。
(中略)
「The Journal of Immunology」より
上の画像はワクチン接種者の血漿から分離されたエクソソームです。
(中略)… 著者らはさらにエクソソームをスパイクタンパクに対する抗体で染色し、透過型電子顕微鏡で確認しました。ワクチン接種を受けた人のエクソソームはスパイクタンパクに陽性です(図1)。
(中略)
ワクチン接種者の血中を4ヶ月以上の長期間にわたってスパイクタンパクを持つエクソソームが循環しているという事が判明しました。エクソソームは細胞間輸送小胞で、細胞と融合する事によりその内容物を受け渡す事ができます。 エクソソームを受け取った細胞は表面にスパイクタンパクを発現する可能性がありますが、そうした細胞はスパイクタンパクに対する抗体の攻撃対象となり、特殊な自己免疫疾患の発症へとつながります(抗体依存性自己攻撃(ADAA、antibody-dependentauto-atack) )。全身の血管を循環するエクソソームは至る場所での血栓の原因ともなり得るでしょう。
この研究ではエクソソームの内容物が何かまでには触れられていません。
エクソソームは細胞の中身を取り込んだものですので、mRNAワクチンの一部を含んでいる事も十分考えられます。 mRNAワクチンを含んだエクソソームが細胞に融合すると、その細胞でもスパイクタンパクの生産を開始し、またさらにスパイクタンパクを持つエクソソームを量産しかねません。
例えば汗や母乳は血液から作られるものであり、血液から赤血球などを取り除いた血漿を原料としています。この論文が示すように
エクソソームが血中を循環するならば、汗や母乳などに含まれて漏れ出す可能性も否定できません。 著者はコロナワクチンのいわゆる「シェディング」については触れていないのですが、
エクソソームはシェディングに関わる機構の一つではないか と考察されます。
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ロバート・マローン博士も、「残念な現実は、人々が目覚める前に、私たちは多くの子供が死亡するのを見るに違いない」と言っています。
「家の中でも性能の良いマスクつけるほうが家庭内感染減らせる」という信じがたいツイートがあります。ウイルスは弱毒化しており、さほど警戒する必要はありません。マスクを長時間にわたって着けることの弊害の方が大きいでしょう。家の中でのマスク、人ごみでなければ外でのマスクは必要ないでしょう。
「マスクはほとんど役に立たない」と思い込んでいる人が多いのですが、これは違います。“マスクの網目はウイルスの100倍以上も大きい。空気中を漂うウイルスをマスクだけで防ごうとするのは無理”と言う勘違いが多いようです。
Youさんのツイートの動画で、「N95レスピレーターを使って顔にフィットさせれば、同じ部屋で25時間過ごしても保護される」と言っているように、マスクは繊維の網目の細かさでウイルスを遮断しているのではありません。“マスクは静電気の作用により超微粒子を捕捉するように製作されており、粒子が小さくなるほどフィルターに捕集されやすくなる”のです。
また、マスクの効果として優れているのは、「保湿効果」なのです。こちらのPDFには、「ウイルスは冷たく、乾燥した環境を好みます。外気の通り道である口や鼻、のどなどには空気中にウイルスや細菌などの異物がいても侵入されないよう内壁の粘膜には繊毛という目に見えないくらいの細かい毛が生えています。…しかし、外気の湿度が下がって粘膜が乾燥すると繊毛運動は低下し、異物の排泄は困難になります。さらに粘膜には異物と戦う免疫細胞が存在しますが、粘膜が乾燥した状態では十分な働きができなくなります。このようなことからマスクによる保湿効果が役立ちます」とあります。
このようにマスクは正しく装着すれば、ウイルス対策として効果があります。しかし、間違った使い方をすれば、逆に免疫力を損なってしまいます。今後、ブースター接種によるシェディングの影響を最小限に抑えるためにも、人ごみの中でのマスクは必要だと思います。シェディングによって、スパイクタンパクあるいはmRNAを含むエクソソームが放出されている可能性があり、“マスクは粒子が小さくなるほどフィルターに捕集されやすくなる”のですから役に立つはずです。